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調布市のKAZのブログ一覧

2012年12月20日 イイね!

[CBR250Four] 4.修理完了 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)

[CBR250Four] 4.修理完了 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(4)です。
                                    ↑
<これまでの経緯>                      完結編
 ◎その(1)・手旗信号 編は → こちら
 ◎その(2)・.部品調達 編は → こちら
 ◎その(3)・.作動確認 編は → こちら

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト

(前回からの続き)
格安の500円で落札した中古の左ハンドルスイッチAssyが、ちゃんと機能することの確認が取れたので、今度は(ウィンカーレバーが破損した)車両側の左ハンドルスイッチを取り外す作業に取りかかる。

<↓左:スイッチAssyは上下モナカ割り  右:バックミラーも取り外しておく(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓筐体の右側、回転式チョークレバーからワイヤー端部のピンを取り外す(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

左ハンドルスイッチAssyは、アッパーケース(上側筐体、ハイビームスイッチ内蔵)、ロアケース(下側筐体、ウィンカースイッチ内蔵)のほか、チョークレバーから成り立っている。上下それぞれのケース内部には内溝が形成されており、その溝の中に回転式のチョークレバーがハマる構造となっている(=スラスト方向に鍔(つば)が付いた状態)。チョークレバーはハンドルグリップを外さないと脱着できないため、チョークワイヤともども再利用し、上下のケースだけをセットで落札品と交換する。

取り外し時の具体的な作業内容は次の通り(装着時は下記の逆)。

(1)左ハンドルスイッチAssyを固定しているネジ2本を+ドライバで外す(ネジの長さが違うので注意)。
(2)左バックミラーの取付部のフランジがスイッチAssyのアッパーケースと干渉するので、ミラーを外す。
(3)左ハンドルスイッチAssyのケースを上下に分割し、ロアケース側にネジ固定されている板金を外す。
(4)チョークレバーからワイヤーを外す(端部のピンを抜く : 右上の画像参照)。
(5)ロアケースにネジ込まれている、チョークワイヤーガイド(金属製スリーブ)を緩めて外す(下の画像参照)。

(6)ガソリンタンクを外す(浮かしてズラせばOK)。
(7)イグニッションコイルを外す(浮かしてズラせばOK)。
(8)左ハンドルスイッチAssyから生えているハーネスは、車両の所定位置で固定されているので外す。
(9)スイッチAssyのカプラーを、車両側ワイヤハーネスのカプラから分離する。

<↓チョークワイヤーガイドはネジ込み式なので、回転させないと抜けない(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓交換直後の様子。グリップとの相対位置を微修正して操作性を確認(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

スイッチAssyは固定する際、ハンドル上で回転させることができるので、ハンドルグリップ部との相対距離(つまり、左手の親指からウィンカーレバーまでの距離)や操作角度を微調整して、自分の手になじむ位置でFIXさせる。その後に再度、ウィンカーやハイビーム、ホーンやチョークレバーの各スイッチを操作して、機能上の問題がないことを確認できれば、今回の交換作業は終了・・・ということになる。

<↓念のため、夜になってからもスイッチが正常に作動することを再確認した>
  

<↓その他、フロント&リヤの灯火類も異常無しを確認。仕業点検ヨシ!(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

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古いバイク(昭和61年式、初年度登録から丸26年が経過)には、古いバイクなりの つきあい方 があります。

私のCBR250Fourは、「ビンテージバイク」 と言うには まだまだ年式が若いバイクではありますが、故障の多くは経年劣化によるものです。修理方法も、バイク本体の程度を考慮すると、新品への交換ばかりがベストであるとは言い切れません。現物を補修するも良し、中古品に交換するも良し。DIYで修理するも良し、プロに依頼するのも良し。

オーナー(ここでは私自身)が、自分で納得できる手法で修理するだけです。

そのためには、普段からバイクの状態を把握しておく こと(そうでなければ、異常発生時に異常と気づけない/気がつかない)。また、なるべく 自らの手で直せる領域・分野を広げたい (出先でトラブルに出くわしても、冷静に対処できる知見や判断力を持っているべき)。

かつては、(万が一、切れた場合に備えて)予備用のクラッチワイヤをバイクに常備していたりしましたが、これがなかなか切れません。まぁ、切れない方が断然ありがたいのですが・・・。「予防安全」 という意味では、あらかじめ故障に至る前に部品交換しておくことも手ではありますが、故障していないのに何でもかんでも交換してしまうのも効率が悪いし、もったいない。場合によっては資源のムダにもなりかねない

そこで今後は、私自身に課す課題として、各部品の寿命を精度良く予見できるスキルを高めたい と考えています。そのためにも、日々、今まで以上にバイクと対話しようと思っています。バイクも生き物ですからね、えぇ。

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以上で 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 シリーズのブログは終了です。
相変わらずの長文にも関わらず、最後までお読みいただいた方々に感謝いたします。
なお最後に・・・CBR250Fourに関する、過去のDIYでの修理履歴やメンテナンス例を以下に紹介します。ご参考まで。

<修理履歴(みんカラ内のブログ)>
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ
 ◎過去事例 : サビで朽ちた冷却水回路をワンオフでレストアする → まとめ

<メンテナンス例(teacup内のブログ)>
 ◎ステアリング ハンドル ウェイト → こちら
 ◎低温始動性改善(リボンヒータの取り付け) → こちら
 ◎イリジウムプラグへの交換 → こちら

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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