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調布市のKAZのブログ一覧

2013年07月31日 イイね!

[BPレガシィ] ユーザー車検本番(Vol.8 ブレーキ・排ガス・下廻り の検査)

[BPレガシィ] ユーザー車検本番(Vol.8 ブレーキ・排ガス・下廻り の検査)3回目の車検をユーザー車検で通した BP5D型レガシィを例に取り、車検にまつわる諸情報を体験談を通じて紹介するシリーズ・その8です。

今回は、実際の検査ライン@多摩自動車検査登録事務所(ブレーキ・排ガス・下廻り)の様子についてお伝えします。

<ユーザー車検シリーズ(関連ブログの前半 : 準備編)>
◎その1 → 準備編・ドライブシャフトブーツからの にじみ
◎その2 → 保証延長で事前にドラシャブーツ無償交換
◎その3 → ネットで検査予約の巻・・・注意点など
◎その4 → 光軸調整とXVハイブリッド試乗 の巻


<ユーザー車検シリーズ(関連ブログの後半 : 現場編)>
◎その5 → 車検本番(Vol.5 書類手続 編、検査登録事務所にて)
◎その6 → 車検本番(Vol.6 灯火類・室内・近接排気騒音 の検査)
◎その7 → 車検本番(Vol.7 サイドスリップ・速度計・光軸 の検査)

(前回ブログからの続き)
(7).ブレーキ検査
ブレーキ検査は、動的な検査(フットブレーキの利き具合)と静的な検査(サイドブレーキの利き具合)の2通りで実施されます。ここでは、ギヤをニュートラルにして4輪ドラム上で待機します。

ドラムにより自車のタイヤが逆駆動された状態になり、電光掲示板には 「ゆっくりとブレーキを ふむ」 などと表示されますので、その指示にしたがってフットブレーキを踏みます。・・・ここでの注意点は、当たり前のことなのですが、「しっかりと、強くブレーキペダルを踏み込む」 ことに尽きます。

どういうことか? と言いますと、電光掲示板の 「ゆっくりと(ブレーキを)ふむ」 などという表示に気を遣いすぎて、本当にゆっくりとジワ~とだけ踏んでしまうと、4輪ドラムの単位時間あたりの回転速度低下量(ΔN rpm)が鈍くなり、「制動力不足」 と誤判定されてしまう恐れがあるのです。ですから、ブレーキペダルの踏み始めこそ、ゆっくりと操作しても問題ありませんが、最後はペダルを床に踏む抜く覚悟でいた方が良いと思います。

同様に、サイドブレーキもしっかりと操作する必要があります。状況によっては、「サイドブレーキを引く」→「はなす(離す)」→「引く」→「はなす」 ・・・などという具合に、繰り返し操作が求められる場合もありますが、指示に従って操作すれば問題ありません。 なお足踏み式パーキングブレーキの場合は、「ブレーキを引く」 という表示は 「パーキングブレーキを踏む」 という意味にとらえます(念のため)。

ブレーキ検査に合格すれば、次はいよいよ排ガス検査に移ります。
(不合格となっても、傍らに検査官が控えていて 「その場でのやり直し検査を認めてくれた場合」 には、わざわざラインオフして検査待ちの列の最後尾に並び直し、再検査しなくても済む場合があります。※毎回とは限りません。)

(8).排ガス検査
4輪ドラムから離れ、車両を前方の所定の位置に止め、サイドブレーキを掛けた状態であることを確認のうえ、エンジンを切らずにアイドリングさせます。受審者(ドライバー)は車両から降りて、自分で排ガス用のプローブ(排ガス検出棒、成分分析用のセンサー)をマフラーの適切な位置まで挿入します。

<↓検査ラインの様子。この場所に停車して、排ガス検査をセルフで実施(クリックで800×600に拡大)>


<↓別のアングルから(排ガス検査の実施工程) (クリックで各々800×600に拡大)>
  

<↓排ガス成分の測定装置はホリバ製だ (クリックで800×600に拡大)>


測定に要する時間は数十秒程度、といったところ。検査の結果(合否判定)は、リアルタイムで電光掲示板に表示されます。ここで、持参している自動車検査票を記録機に通して、これまでの工程での検査結果を記入します。

<↓自動車検査票を記録機(下の画像で青色部分)に通して結果を記録する(クリックで800×600に拡大)>


<↓もしも各検査工程でNGがある場合は、不合格項目が表示されます(クリックで800×600に拡大)>


(9).下回りの検査
排ガス検査が終わると、次は検査ラインの最終工程となる下廻りの検査に移ります(多摩自動車検査登録事務所の場合)。排ガス検査用のプローブを所定位置に戻し、クルマに乗り込み、微速前進させて指示された位置(右前輪が、前後方向の凹みにハマる位置)まで進みます。

<↓地下ピットをまたぐ(あるいは横断する)ような形で停車させる(クリックで各々800×600に拡大)>
  

「ハンドルから手を離す」 などと表示されますので、その指示に従います。すると次の瞬間、前輪が大きく左右の回転方向に揺すられます(が、驚いてはいけません)。あるいは、サスペンション構成部品の装着状態や、ボルト・ナット類の締結状態(緩みが無いかどうか)、車体が大きく左右または前後方向に揺れるほどの入力条件を加えることによって、不適合部位の有無が検査されます(大きく揺すられるので、乗っていてあまり良い気はしませんが・・・)

余談ですが、フロントに装着している圭オフィスの車高調(のスプリングかピロアッパあたり)から、車体が大きく揺すられるタイミングに同期して 「パッキ~ン!」 と音が鳴ってしまいましたが、特に緩んでいる部位もありませんので、不合格にはなりませんでした。このことから、下廻りにどれくらいの入力が加わるのかを理解いただけるでしょうか?

<↓下廻りの検査に合格すると、次の画像のような表示が現れます(クリックで800×600に拡大)>


下廻りの検査に晴れて合格すると、電光掲示板に上記のような結果が表示されます。
画像の右側に写っているモニタには、自車の様子が写し出されていることが分かります。
クルマを所定の場所(総合判定室の横)まで進めて停車させ、自動車検査票を記録機(2回目)に通します。
排ガス検査工程以後の検査結果が、追記で記録されます。


(Vol.9 に続く)
次回は最終話になる見込み。
 ↓
 ↓
車検本番(Vol.9 最終話・新しい車検証 交付の巻) に続く。
Posted at 2013/07/31 07:09:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ユーザー車検 | クルマ

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何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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