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調布市のKAZのブログ一覧

2013年11月20日 イイね!

[新型オデッセイ] スバルユーザーがホンダディーラーに行ってみた(その7)

[新型オデッセイ] スバルユーザーがホンダディーラーに行ってみた(その7)フルモデルチェンジしたホンダの新型オデッセイに試乗してきました。今回はスバルユーザーの目線で雑感を書くシリーズの「その7」です。

<関連ブログ(ディーラー訪問・1回目)>
 ◎「その1 (ホンダディーラーの対応状況) 編」 は → こちら
 ◎「その2 (想定ライバル車はエスティマ) 編」 は → こちら
 ◎「その3 (新型オデッセイの外観の印象) 編」 は → こちら
<関連ブログ(ディーラー訪問・2回目)>
 ◎「その4 (CS向上策とその後のフォロー) 編」 は → こちら
 ◎「その5 (査定依頼と試乗車のウラ話) 編」 は  → こちら
 ◎「その6 (試乗前の室内チェック・前編)」 は  → こちら

前回ブログ:その6(前編)からの続き

■試乗前の室内チェック(後編)
営業チーフから 「プレミアム・クレードル・シート(2列目の左右独立席)」 の操作方法について一通りの説明を受けたあと、実際に室内に乗り込みます。まず目に付いたのは、ルーフサイドに設けられた専用ルームランプと空調グリルです。2列目だけでなく、3列目の左右天井にも室内灯とエアコンの吹き出し口(開閉可能なベントグリル)が備わっている点は、エクシーガにはない美点だと思いました。

<↓2列目、3列目のそれぞれに専用の室内灯と空調グリルが備わっています>


エクシーガのセンターコンソール上端には、「スカイ空調」 と呼ばれる後席用のエアコンダクトがありますが、もはや見た目だけでなく空調効率の面からも、オデッセイのような 「天井吹き出し式のダクト」 を備えていないとユーザーの安心感が得られないような気がします(エクシーガの 「スカイ空調」 が有利になるシーンは、3列目にエアコンの冷風直撃が苦手な女性が乗ったときくらいか・・・)。

想定ライバル:「T社のE車」 の ”リラックスキャプテンシート” を意識して作り込まれたであろう 「プレミアムシート」 については、座り心地は快適 でした。ただ欲を言うと、座面がフラットに近いため、サイドサポート性がもう少しあっても良かった ように感じました。低床技術で低重心を誇り、走りの面でも頑張れてしまうオデッセイでしょうから、コーナリングのたびに左右に振れそうになる身体を 「アームレストで踏ん張る」 のではなく、「座面のホールド性そのものを向上させることで根本的な解消を図る」 というアプローチがあっても良かったのでは? そもそも独立シートなのですから、コスト以外の設計的制約はないはずです。

次に、営業チーフ推奨(>前回ブログ参照)の 「2列目の中央からウォークスルーで3列目へアクセス」 する方法を試してみましたが、大人の私でも、ごくフツーに移動できました。ムリな姿勢を強いられることもありませんでした。

3列目は、想像以上に広さがありました。2列目の乗員がリラックスできるポジション(シートスライド位置)を取っても、3列目の乗員の脚元(レッグスペース)には余裕が残っています。個人的には、2列目の背もたれで 「シートバック中折れ機能」 を使った場合、細かなことですが、以下の点が気になりました(画像で説明します)。

<↓2列目の乗員がリラックスできる 「シートバック・中折れ機能付き」 だが・・・>


<↓3列目からは、中折れ後の シートバックとシェルとのスキマ が目立ってしまう>


■荷室について
サードシート後方の荷室は、スペアタイヤが装備されない(パンク応急キットで対応する)ため、深さ・幅がある上、平らな形状なので使いやすそうです。ベビーカーの搭載にも困らないでしょう。なお、床面を延長して、収納スペースを上下2段に仕切る 「デッキボード」 はオプション設定でした。

<↓サードシートの格納は2アクション(背もたれを前方に倒す→座面ごと回転させる)で可能>
  

サードシートをフロアに格納させると、広く平らな荷室が現れます。その荷室を見ると、3列目の乗員向けの空調ダクト(暖房の吹き出し口)が、サードシートの座面の真下に位置していることが分かります。こうした空調ダクトの床下ビルトイン構造は、空調設計とシャシ設計のそれぞれが机上検討の初期段階から構想していないと成り立たないのでは?と思いました(先にフロアを作ってから樹脂ダクトを床上に後付けする方が容易ですが、見栄えが悪い)。

※(注): 営業チーフさんから 「これは空調ダクトです」 と説明を受けたので、
      ここでは空調ダクト(温風吹き出し口)であるとして雑感を書いています。

<↓フロアにビルトインされ、かつサードシート座面の真下まで引き込まれた空調ダクト>




参考までに、エクシーガの3列目乗員向けの空調ダクトについて、構造を比較してみましょう。

<↓エクシーガのサブトランク(標準装備)とサードシート(左右で2人分)を取り外してみます>


<↓エクシーガでは、サードシートを取り外してフロアを確認しても、空調ダクトは見えません>


上記画像に示す通り、実車で確認してみましたが、3列目の乗員向けの空調ダクト(暖房の吹き出し口)は3列目に位置していません。実は2列目シートの座面下方(前寄り)に位置しているのです。つまり、温風が拡散してしまうため、3列目の乗員はつま先を2列目の座面下(奥深く)まで潜らせないと暖かみを感じ取りにくいと思われます。

<↓念のため、エクシーガのパーツリストとサービスマニュアルでも構造を確認してみる>




やはり、空調ダクトは2列目の座面下までしか引き込まれていません。
(ちなみに2列目の乗員用の足元暖房ダクト(の出口)は、1列目=フロントシート下に位置しています。)
エクシーガと新型オデッセイを直接比較する人は少ないと思いますが、ご参考まで。

話を新型オデッセイに戻します。
荷室は深さがあって使いやすいですが、車載工具 はどこに収納されているのか? といいますと。
リヤバンパーの近く、リヤゲート開口部の下の側面にビルトイン されていました。私見ですが、デッドスペースをうまく活用していると思います。他車でありがちな、フロア最下部に位置していませんので、工具を出すために荷室の荷物をすべて降ろす・・・といった作業を強いられることもあまりないかと思います。

<↓車載工具の収納場所はココ。パンタジャッキもここに収納されています。>
  

今回のブログの最後は、リヤゲートの操作性について。
開いたリヤゲートを閉じるとき、スバル車では当たり前の 「手を引っかける凹み」 がオデッセイにも設けられていました(他車では、未だにこの凹みが無いハッチバック車もあります)。ただし、地面から凹み(取っ手)までの高さは約183cmもの高さに達してしまいます(数値はカタログによる)。

この試乗車(ディーラーのデモカー)には 「テールゲート・ストラップ」 も併設されていたため、地面からストラップ下端までの高さは約169cmまで短縮されることになり、身長が高くない人々でも手が届きやすいようになっていました。

<試乗車には 「テールゲート・ストラップ」 が備わっていたが・・・>


・・・が、帰宅後に改めてオプションカタログを見ると、この 「テールゲート・ストラップ」 は全タイプに後付可能なオプション部品設定となっていました。その一方、本カタログの装備一覧表に記載を見つけることができず、アブソルートEX(試乗車のグレード)には最初から標準装備だったのかどうか については、残念ながら私には不明です。


(その8)・走行インプレッション編 に続く。
       ↓
       ↓
       ↓
2013-11-22(Fri.): 追記
「その8」・スバルユーザーの試乗インプレッション・前編 に続く。
(変速ショックと応答性、ボンネット先端の見切り、発進性と加速性能 などについて)
Posted at 2013/11/20 22:29:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【新型オデッセイ試乗記】 | クルマ

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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