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2014年12月31日 イイね!

[エクシーガtS] ビッグバルジの取付け・その4(作業上の注意点などについて)

[エクシーガtS] ビッグバルジの取付け・その4(作業上の注意点などについて)エクシーガtS(EJ20型・ターボエンジン搭載車)にCyber R の ビッグバルジ(インナーカーボン) を取付けしました。今回のブログは、同梱の説明書には記載されていない注意点などについて、私なりの視点で述べてみます。

<ビッグバルジ 関連ブログ>
◎その1 → 行き違い→打開策→受取 の巻
◎その2 → FRPとカーボンの接合部 詳細
◎その3 → ワンポイント・アクセントの付加

(※以下、各画像はクリックで800×600サイズに拡大します。)

■ビッグバルジの同梱物について
大きめのダンボールからビッグバルジを取り出すと、同梱物(付属品)が現れます。内訳は、取付説明書・両面テープ・純正クリップの3点セットになります。純正クリップが同梱されているのは親切ですね。私見ですが、ショップや業者さん、あるいはDIYに慣れた者にとってはクリップは車載品を再利用するので不要だと思うのですが、慣れない者が作業するとクリップを破損させてしまうこともあるでしょうから、Cyber R さんとしては、そういった人々も視野に入れて、純正クリップ同梱での製品展開を決定したのでしょうね。

<↓ビッグバルジの同梱物。取付説明書、両面テープ、純正クリップ>


<↓スバル純正のクリップを同梱する点は、アフターパーツメーカーとしては親切ですね>
  

これまた私見ですが、いくら作業に慣れた者であっても、経年劣化したクリップは硬化して強度も低下しますので、経年車で作業する場合は予期せず破損してしまうこともあるかと思います。もしかすると、そういった場合も考慮しての同梱措置かもしれません。

私の場合は、装着に当たっては車載クリップを 問題無く再利用 しました。が、将来(・・・って8年とか10年後くらい?)、クルマを買い換えする際にノーマル戻しをするでしょうから、その時こそ、同梱クリップの出番が来るかもしれません。クリップは、来るべきノーマル戻しの時のために取り置き保存 することにします。

■取り付け準備(注意点・その1)
説明書にしたがって、ビッグバルジの裏側、ボンネットフードとの接触面に両面テープを貼り付けます。その際、ちょっと考えるのが 「貼り付け範囲」 と 「貼り付け方法(分割ライン)」 です。バルジの車両前方側はボルト止めですから、ボルト止め部分には両面テープは不要のはず。とすると、どこまで(あるいはどこから)両面テープを貼るのか、その境目が不明のような気がしました。

次に不明な点は、両面テープを分割で貼る際にどこで分割させるか? という分割ラインです。その他、両面テープを貼り付けするバルジ面が意外と幅広ですので、両面テープを外寄りに貼るか?内寄りに貼るか?という点も、考えどころです。ボンネットとバルジのスキマに水や埃が入らないようにするためには、なるべくバルジの外寄りに両面テープを貼った方が良いでしょう。しかし、あまり外側のキワに貼り付けてしまうと、両面テープがスキマから見えてしまうことになり、美観上は避けたいところです。

結局、私の場合は 「ボルト止め以外の面の全体に貼る(風圧対策)」 「バルジの外寄りに、2mmくらいのスキマを開けて貼る(接着強度と見栄えのバランス)」 「分割ラインには2~3mmのスキマを開ける(水切り対策)」 ことにしました。今、改めて考えると、水切りを考えた場合の分割ラインには改善の余地がありますが(汗)、実用上は問題ないと思うのでコレでいくことにします。

<↓案外ラフに貼り付けた両面テープ。画像のシワは剥離フィルムで、テープにシワが生じているワケではない>
  

■純正ダクトの取り外し
以下、ダイジェスト風に画像を載せます。

<↓純正ダクトの取り外しは、添付の説明書に従えばOK>
  

<↓「クリップ外し」 が無くても取り外しは可能。ある程度のスキマを作ってから、裏側に手を入れて引く>
  

<↓取り外したクリップ(俗称:クリスマスツリー型クリップ)は損傷ないので、問題なく再利用しました>
  

<↓純正の遮熱吸音シートを取り外すと、ダクトを固定しているフランジナットが現れます>
  

<↓養生テープで仮固定しているのは、ボンネットフードの開閉に伴う脱落を防止するため>
  

<↓純正ダクトと Cyber R ビッグバルジの比較>


  

  

<↓純正ダクトを取り外したあと、ボンネットフードや周辺汚れをキレイに落としておく>
  

■取り付け時の注意点・その2
両面テープの剥離フィルムの端部のみ、外側に折り曲げておいて、ビッグバルジをボンネットフード上に仮置きします。

<↓両面テープの剥離フィルムを外側に出しておかないと、あとから剥がせなくなってしまう>
  

さて、ここからがこのブログでお伝えしたかった 「注意点」 になります。以下はあくまで私の個人的な視点によるものですから、絶対的なものではありませんが、「やらないよりやった方が、より安全」 という類のものになります。

<↓ビッグバルジに付属のスプリングワッシャ付きのボルトと、ワッシャ(各4個)>


<↓基本的にスプリングワッシャ付きなので、しっかりと締め付けていれば緩むことがないが・・・>
  

<↓私は「念のための措置」として、万が一のボルト脱落防止のため、ボルト全体をテープで止めました>




添付のボルトは スプリングワッシャ付き ですから、経年により締結力が多少下がったとしても、スプリングの抗力によってボルトは 踏ん張る構造 です。しかし、このボルトはスバル純正部品ではなく、あくまでも 「社外メーカーが用意した社外品」。ユーザーとしては、ボルトが緩んだときのリスク管理まで考慮した上で、DIY作業を行う必要がある と考えます。こうした点は、社外メーカーが用意した取付説明書には決して書かれていない部分です。

たかがボルト、されどボルト。
車体には様々な振動が加わり、夏は熱気、冬は冷気でヒートサイクルが加わります。
しっかりと締め付けていても、緩まないという保証はないかもしれません。
何かあったら、それはユーザーの責任になります。
社外品の取り付けをDIYで行う者としては、こういった点まで考慮したいものです。


■フィッティングはバッチリ
さて、ボルト脱落防止策(と書くと大げさですが・・・)を独自に加えたあとは、フィッティングの確認です。結論から書くと、Cyber R のビッグバルジはエクシーガのボンネットフードに対して、ピタリと合致しました。どこかが干渉したりとか浮き上がったりとかすることもなく、フィッティングはバツグンに良い と感じました。このへんは、型取り車(東北のエクシーガユーザーさん)と Cyber R さんの綿密なやりとりの賜によると思います。

<↓フィッティングはバツグンであると感じます。どの部分をどの角度から見ても、浮き上がりなどは無し>
  

<↓両面テープの実効力が発揮されるまでの間、適当な重りを載せておく>


■完成へ
所定の時間が経過すると、いよいよ完成です。貼り付けてすぐに走り出しても、実用上は問題ないと思いますが、なるべく取付説明書に沿ってからの方が無難でしょう。

<↓取り付け後の全景>
  

<↓両端部の拡大>
  

<↓完成形>






このビッグバルジは、製品化に向けたエクシーガユーザーさんの働きかけと、Cyber R さんの営業判断があってのものだと思います。まずは先人に感謝いたします。また、これからビッグバルジの取り付けを検討される方々に対しては、このブログが何らかの参考になれば幸いです。

以上、長文にも関わらず、最後まで目を通していただいた方々にもお礼申し上げます。
Posted at 2014/12/31 12:02:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

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何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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