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調布市のKAZのブログ一覧

2017年01月23日 イイね!

[CBR250Four] エンジン始動せず!を解消する_その1・コネクタ清掃とプラグ点検

[CBR250Four] エンジン始動せず!を解消する_その1・コネクタ清掃とプラグ点検愛機・ホンダCBR250Four(昭和61年式)は、新車で購入以来、私のワンオーナーで現役31年目を迎えています。

そのCBR250Fourが、昨年末、突然エンジンがかからなくなるというトラブルに見舞われました。結果としてDIYで解消できたのですが、その点検整備の過程について、備忘録として数話に分けて記録します。


■冷態始動後のエンストの巻
2016年12月。その日の朝、私はいつものようにCBRのキーをひねってエンジンを始動させました。

この時期は外気温度が低いため、4気筒エンジンは始動時のフリクションが大きめで、セルスタータを何度か回しながらの始動になります。初爆が来て、スロットルをやや開け気味に保ちますが、油水温が低いのでアイドリングを保てずに数秒後にストールします。

またセルを回し、初爆が完爆になり、スロットル開度に呼応してエンジン回転速度もついて来る(上昇する)ようになれば、始動後のアイドリングも安定します。ここから先は、暖機運転状態になります。

ところがこの日は、いつもと少々異なりました。暖機促進のため、スロットルを約3000rpm(※注1:CBR250Fourの暖機後のアイドルは約1500rpm。ちなみにレッドゾーンは1万7000rpmから)に開けたところ、そのままエンジンストールにより停止。以降、セルを何度も回しても、エンジンがかからなくなってしまいました。

今の今まで、エンジンがかかっていたのに、突然かからなくなるとは・・・。この時点では、点火プラグがカブってしまったのだろう(※注2:CBRはキャブレター。PRG-FI (インジェクション車)ではありません)と思っていました。ガソリンの残量も十分あるし、セルも回るからです。


■ハーネスコネクタの清掃の巻
その日はバイクの使用を諦め、自転車で所用をこなします。時間が取れる週末になるのを待って、車両を点検します。

まずは定番の点火プラグの点検から・・・としたいところですが、250cc4気筒(inline-4)の点火プラグの脱着は少しだけ面倒です(手が奥まで届きにくいという意味で)。そこでまず、すぐにできる簡単な作業として、CDIやレギュレータなどハーネス端子の清掃(電気接点の確認)から行うことにしました。


<↓レガシィを前方に移動して、地下ピットに保管してあるクリーナ(ヤフオクで箱買い)を取り出します>
 

<↓左右のセンターカウルとサイドパネルを取り外します。この日は小さなアシスタント 兼 見学者あり>
 

<↓おぉ!結構、汚れていました。こんなに汚れているとは思わなんだ。洗浄後、端子摩耗無しも確認>
 

ハーネスコネクタを離脱させて、各端子に振動による接点摩耗が無いことまでを確認し、再勘合します。この時点で、エンジン始動を試みましたが、いくらセルを回しても始動しませんでした。そこで、ブースターケーブルでエクシーガの車載バッテリにジャンプし、エクシーガのエンジンをかけながら、CBRの始動を試みましたが、やはり始動しません。恐らくプラグがカブったままなのでしょう。

■故障モード推定(FTA)の巻
エンジン始動せず、の原因として 「点火プラグのカブリ」 が怪しい・・・とは思いつつも、この愛機は経年31年目選手です。もしかすると、電気部品のハンダ割れとかコンデンサ異常などもあり得るかもしれません。

そこで、DIYでトラブルシューティングを進めるのに先立ち、ごく簡単ではありますが、自分なりに故障モード推定(FTA)をしてみました。以下がその推定図です。


<↓CBRは経年31年目選手のため、予期せぬ原因があるかも。それを漏らさないために、FTAを作成>


上記FTAにより、事象: 「エンジン始動せず」 に対して、原因 : 「点火プラグ」「バッテリ」 が可能性として挙げられます(ピンク色のセル)。次いで、「レギュレータ」 「CDI」 「点火コイル」、さらに 「キャブレター」 なども可能性として挙げられます(黄色のセル)。青色のセルは問題無しを確認済み、となります。

■点火プラグ確認の巻
FTAに沿って、(作業の難易度ではなく)推定原因の優先順位に従って、点検を進めていくことにします。まずは点火プラグの現状確認から。

<↓CBR250Fourに標準装備の車載工具一式。点火プラグの脱着には、純正プラグソケットが必要>


<↓車両左端(#1)のゴムキャップをシリンダヘッドから取り外し、点火プラグを取り出そうとするところ>


<↓取り出した#1プラグ。横置きの直列4気筒エンジンなので、1番気筒のプラグ脱着が一番、楽です>


<↓そこそこガソリンでウェットになった状態。やはりカブっており、電極にもデポジットが堆積している>
 

<↓続いて#2 のプラグ点検の様子。さらに奥に位置する#3 になると、次第に手が入りにくくなっていく>


<↓こちらもウェットである(カブっている)が、電極の根元に、比較的多めのデポジットが堆積している>
 

#1~#2 の点火プラグを見ると、「プラグがカブっていること(ガソリン過剰によりウェット)」 「プラグ先端にデポジットの堆積があること」 が確認されました。目視観察上、プラグギャップが開いているように見えたのですが、新品購入時に撮影してあった画像と較べても、それほど差があるようには見えませんでした。

<↓経時劣化で拡大したように見えるプラグギャップ。しかし、新品時とあまり変わっていない模様です>
 

残る #3~#4 についても、点火プラグの状態を確認します。


(その2)に続く
 ↓
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2017-01-25(Wed.) : 更新
[CBR250Four] エンジン始動せず!を解消する_その2・プラグ清掃と電気系交換 をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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