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2017年01月25日 イイね!

[CBR250Four] エンジン始動せず!を解消する_その2・プラグ清掃と電気系交換

[CBR250Four] エンジン始動せず!を解消する_その2・プラグ清掃と電気系交換新車購入から31年目を迎えた現役選手・ホンダCBR250Four(昭和61年式)について、「エンジンが(急に)始動しなくなった」 というトラブルをDIYで克服するまでの備忘録です。

今回はその2・「点火プラグの清掃と電気系部品の交換(FTAに沿ったトラブルシューティング)」 です。


◎「その1」は こちら → コネクタ清掃とプラグ点検


■点火プラグ確認の巻(後編)
CBR250Fourの点火プラグを外すためには、事前にいくつかの部品を取り外す必要があります。取り外す(または緩める)部品は順に、「センターカウル(純正)」→「ラジエターの固定ブラケット(下)」→「ラジエターの固定ボルト(上)」 が標準工程になりますが、私の場合は社外のフルカウルキットをアドオンしているため、このフルカウルの固定ボルト&ナット(エンジン本体の捨てボスに固定)も取り外す必要があります。

ここまでの部品を取り外して、ようやくプラグキャップを素手で取り外して、プラグレンチが入るに足るだけのスキマが得られます。


<↓点火プラグにアクセスするためには、ラジエターを前方に揺動させて、工具スキマを作る必要あり>
 

上記画像が、物理的にいちばん取り外しにくい#3気筒(カムギヤトレインの手前側)の点火プラグです。中心電極がガソリンで完全にウェットになっているだけでなく、外側電極も表面にデポジットが堆積していることが確認できます。

最後に残った#4気筒の点火プラグは、以下の画像に示す状態でした。


<↓こちらも電極表面にデポジットが付着していることが分かります>
 

記録によると、現在の この点火プラグ(DENSOイリジウムプラグ、型番:IUH24)に交換したのは、2003年3月頃(→ こちら)。自分でも驚いたのですが、年間走行距離が少ない(高々3000km弱)とはいえ、約14年間も 持ちこたえていたことになる・・・のですか! 摩耗性が懸念されるイリジウムプラグですが、十分に長持ちしていました。

■プラグ清掃でエンジン始動なるか?の巻
#1~#4のそれぞれの点火プラグが燃料で濡れていた(カブっていた)こと、また電極(特に外側電極)の表面にはデポジットの堆積も見られたことから、まずは点火プラグの清掃(>交換ではない)にて、エンジンが始動できるかどうかを確かめることにしました。

<↓中心電極は「カブリ」を取り除き、外側電極はペーパー掛け(#180→#320程度)で堆積デポを除去>


電極を清掃した点火プラグを、取り外し時と逆順で取り付けます。これでエンジンが始動できればラッキーです。

結果は・・・点火しません。押し掛けも試みたのですが、エンジンが始動しませんでした。ところが、最後にセルによるクランキングをいつもよりも長めに取ってみたところ、初爆が来たではありませんか! そのまま何度かクランキングを試したところ、ついにエンジンが始動して息を吹き返しました。

ところが、アイドリングによる暖機ののちブリッピングしてみたところ、たちどころにエンジンが停止してしまいました。そしてそのまま、再び始動困難に。


■FTAを再確認の巻
点火プラグの清掃は、「エンジン始動せず」 というトラブルに対して若干の効果はありましたが、不十分と考えられます。そこで、既述の故障モードを再度、検討してみます。

<↓(再掲)事象:エンジン始動せず、に対する主な要因のFTA>


原因究明を確実なものとするため、今度は少々アプローチを変えることにします。「原因として考えられる要因」 のひとつひとつについて、確実にツブしていく手法を採る ことにしました。消去法により、残ったものを原因としてあぶり出す、というパターンです。

■点火系部品の入手の巻
そこでまず、電気系部品として 「レギュレータ」 および 「CDI」 を交換してみることにします。・・・とは言っても、経年30年超の部品ですから、恐らく新品はホンダのパーツセンターにも無いはず。そのため、ヤフオク! で程度の良い中古部品を手配するところから始めます。

<↓MC14型ホンダCBR250Four用のレギュレータ。無事に見つかり、安価に入札→落札→入手しました>
 

◎参考データ
<MC14型用レギュレータ>
 ・ホンダ純正型番 31600-KT7-000
 ・名称        レギュレーター レクチファイアーAssy
 ・参考価格     9,500円(※平成元年1月時点)
 ・取引価格     落札1,980円+定形外送料400円=合計2,380円
 ・備考        走行距離 約12,000kmの品

<↓次はCDIユニットの探索。こちらもヤフオク!で発見→入札→落札→無事入手することができました>
 

◎参考データ
<MC14型用CDIユニット>
 ・ホンダ純正型番 30400-KT7-000
 ・名称        スパークユニット
 ・参考価格     23,100円(※平成元年1月時点)
 ・取引価格     落札2,149円(税込み)+送料1,188(税込み)=合計3,337 円

とりあえず、これで電気系の2大部品が(中古ではありますが)無事にそろったことになります。旧車のメンテナンスには焦りは禁物です。「時間がかかっても当然」 というくらいの心構えでいたいものです。それにしても、新品のCDIユニットは平成元年当時で2万3千円以上もするんですね(驚)。安価に入手できて良かった・・・(※あくまで中古品というリスクは、ついて回りますが)。

■交換してみよう、検証してみよう、の巻
さて、それでは早速、入手した2大電気部品を順番に交換して、エンジンが始動できるのかどうかを試してみます。FTAの要因分析の 「つぶし込み」 作業=トラブルシューティングの一環です。

その前にまず、車載バッテリを満充電させておきます。


<↓FTAに沿った部品交換前に、手持ちの全自動バッテリ充電器で車載バッテリを満充電させておく>
 

それではいよいよ、レギュレータからの交換です。
果たしてレギュレータ交換でエンジンは始動できるのでしょうか。


<↓車載レギュレータをヤフオク入手レギュレータに交換した結果→エンジン始動せず、を確認しました>
 

◎参考データ : MC14型用レギュレータ
 ・選別   SH538-12 6.5(車載品)
        SH538-12 6.5(ヤフオク!入手品)
 ・どもに同じ選別番号


次に、CDIユニットを交換してみます。
果たしてCDIユニットの交換でエンジンは始動できるのでしょうか。


<↓車載CDIユニットをヤフオク入手CDIユニットに交換した結果→エンジン始動せず、を確認しました>
 

◎参考データ : MC14型用CDIユニット
 ・ロットNo.  No.6617(車載品)
         No.6X21(ヤフオク!入手品)
 ・製造ロットは近い

この場合、「入手した中古部品自体が故障品」 というリスクはゼロではありませんが、この段階では対象外としておきます(トラブルシューティングを進めるため)。エンジンは未だ始動できていませんが、この確定作業によって、原因が次第に絞り込まれてきました

さぁ、どうしてくれようか。



「その3」 に続く。
 ↓
 ↓
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2017-01-31(Tue.) : 更新
[CBR250Four] エンジン始動せず!を解消する_その3・根拠を持ってプラグ交換 をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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