去る10月27日(金)~29日(日)、三重県四日市市で開催された 「全日本シニア体操競技選手権大会」 に出場しました。
この大会は社会人(=シニア)向けの体操競技の全国大会で、シニア1部ではセントラルスポーツ、コナミスポーツ、朝日生命や徳洲会などに所属する有名選手が出場します。私はシニア2部(出身大学のOBチームとして)に出場しました。
前編は、東京からエクシーガに乗って現地入りし、大会に出場するまでの様子を備忘録として記します。
■エクシーガでの事前準備
器械体操のシニア大会(旧称:社会人大会)は、開催地が毎年変わります。去年は東京都(八王子市)で開催でしたが、今年は三重県の四日市市で開催されました(来年2018年は、北九州市とのことです)。
今年は三重県なのでクルマで現地入りすることにします。まず、大会前日の10/27(金)に私がエクシーガで東京を出発して単独で現地入りし、前泊します。私の試合本番は翌10/28(土)です。応援してくれる家族は、夜行バスで10/28(土)当日の早朝に現地入りし、私と合流したあと一緒に演技会場に行くという計画です。
<↓(左)片道約370km、所要時間を6時間強と見積もり (右)純正ナビは古いのでポータブルナビも併用>
エクシーガtSのナビは、前車(A型エクシーガGT)からの引継ぎ品のため地図が古く、まだ新東名が画面に反映されていません。そのため、レガシィ用のポータブルナビを移設して万一に備えます。
出発の前々日は、家族がエクシーガの洗車と室内清掃、給油をしてくれました。出発前日は、私が車載バッテリーの満充電と、万一の際に備えての用品準備(牽引ロープ、ブースターケーブルなど)を行いました。
<↓(左)燃費効果も狙ってバッテリを満充電に (右)自車は不要でも他車の救援で必要になるかも?>
その他、発煙筒代わりのLED灯や、東京スバルさんから査定プレゼントとしていただいたマグネット付き3WAYライト(作業灯代わり)も助手席に備えておきました。車両準備を終えて、大会に出場するための荷物を積み込んで、いよいよ三重県に向けて出発します。
■無事に現地入り
10/27(金)のお昼過ぎに東京を出発し、同日夜に試合会場に到着しました。ちょうどシニア1部の最終班の演技が終わった頃だったのですが、駐車場にエクシーガを駐めて、入口に向かってビックリ! そこには、有名選手の 「追っかけ」 集団が待機していたのです。
恐らく、彼ら・彼女らも学校やクラブで器械体操を学んでいるのでしょう。TV局でタレントの出待ちをしている追っかけのごとく、演技終了後に会場から出てくる有名体操選手をナマで見ようと、雨の中を待っていたようでした。
すると、「あっちだ!」 ・・・表口ではなく裏口から選手が出てくるのを見つけた一人の号令とともに、集団で移動する(恐らくは)高校生たち。いやー、一部の選手の人気はスゴイですねぇ。何せ、この日は一般入場料は2000円ですから(私たちシニア2部は入場料無料)。
会場の雰囲気を肌で感じ取ってから、宿泊予定のホテルへと向かいました。
四日市市には初めて来たのですが、コンビナートの夜景がキレイなようです。
<↓(左)四日市は市政120周年だそうで (右)「コンビナート夜景カレンダー」なるものがありました>
■家族と合流して会場へ
翌朝、定刻通りに高速バスが四日市市に到着し、家族と合流します。みんなそろってエクシーガに乗り、会場入りします。出場選手である私は1階から、家族は2階から会場の中に入るのですが、この日は入場無料なので、事実上は入場区別はありません(中に入れば同じ)。
<↓(左)看板の前で記念撮影 (右)本会場の正面。2017プレミアム体操三重、と銘打っています>
本会場では、記念Tシャツやグッズ、あるいはプロテクター(手具)やレオタードなどの販売コーナーもあります。記念Tシャツなどは数量限定品ですので、欲しい場合は早い者勝ちですね。
<↓記念グッズの展示即売会ですが、プロテクターなど手具の出張販売的な側面もあります>
私の演技開始はお昼過ぎからなので、それまでの間、本会場の隣のサブ会場で着替えやアップ(準備運動や最終調整)をします。ところで女子の試合着はレオタードですが、実は 男子のユニフォームも、お腹と背中が股下で連続してつながっているレオタード型 をしています。その上に短パンや長パンを履くので目立たないだけですが(>豆知識)。
そしていよいよ演技開始・・・私の今年度の体操競技のスタート時刻となりました。
(※この2ヶ月で体重を約8kg絞りました。)
今年の種目は平行棒からスタートです。
大会運営上、全6種目を7チームでローテーションする班編制となっていますので、途中で1回、休憩が入ります。具体的には、我々は 「平行棒」→「鉄棒」→「休み」→「床運動」→「鞍馬」→「吊輪」→「跳馬」、の演技順になります。
(※器械体操では、演技する種目順(正ローテ)は決まっており、床の次は鞍馬、鞍馬の次は吊輪、吊輪の次は跳馬・・・というように定められています。ですので、もしも吊輪からスタートするチームがあれば、そのチームの最終種目は鞍馬になります>豆知識。)
それでは以下、画像によるダイジェストで。
(※ゼッケンの番号は分からないように画像処理してあります。)
<↓最初の種目は平行棒。このあと宙返り後の着地で乱れてしまう(翌年度への課題です)>
<↓次は鉄棒。ほぼ練習通りの成果を発揮できた種目(演技構成が学生の頃とほぼ同じ)>
<↓床(画像は前宙)。脚力が落ちてきていることを実感。筋トレと柔軟を強化しなければ・・・>
<↓4種目めは鞍馬。旋回途中で何度も停止してしまった。姿勢欠点もあるだろうな~(反省)>
<↓(左)十字系の静止技 (中)脚前挙後の倒立 (右)跳馬・・・去年よりも脚力が落ちた>
こうして全6種目をケガなく無事に終了。
シニア1部(職業選手も参加)とは異なり、我々がエントリーしているシニア2部の採点方法は 10点満点方式 です。結局、全6種目の中で私の最高得点種目は、吊輪の8.800点(種目別シニア2部エントリー267人中98位)でした。混戦なので、着地の1歩2歩で得点が0.1点~0.3点ほど変わると、順位も数10位くらいは一気に変わってしまいますね。なお、次点種目は平行棒の8.400点(/10点満点中)でした。
終わってみれば、練習通りにできた種目が半分、練習通りできなかった種目が半分、という感じ。毎年、社会人向けの全日本体操競技選手権に出場していますが、なかなか 「すべてをやり切って満足」 という境地までには達しませんね・・・。この 自己採点(反省点)が、翌年への原動力 にもなっている面もありますが。
年齢を重ねると、体力は確実に(20代や30代の頃に較べると)落ちていますので、「毎年が自分自身との戦い」 です。ケガもしないように注意も必要です(>そもそも仕事を持っている社会人ですので)。
■オマケ
すべての演技を終えたら、選手には大会スポンサーからフリードリンクが与えられます。今年はサプリメントウォーターとコーヒー(無糖)でした。
<↓以前はアミノサプリだった時代もありますが、最近はこのような組合せ(右端は選手用フリーパス)>
出場選手は、本番会場とは別のサブ会場でも事前練習や調整ができます。私は自分の演技が終わり、そして最終班の選手たちも本会場で演技している最中(つまりは他の人々の迷惑にならない時間帯に)、子供たちをサブ会場に連れてきて 「本物の競技用の床や器具」 に触れさせてみました。
子供たちも、体操教室で体操を習っている(or習っていた)ので、サブ会場で練習してみたいという希望がありましたので、それを叶える良い機会です。
<↓しっかりと柔軟運動をさせてから、他の選手の妨げにならない範囲でフロアを体験させる>
なお、女子のシニア2部には、内村航平選手の母=内村周子選手も出場しており、当然、私もナマでその演技を見ています(同じ10/28(土)に演技する班編制だったため)。
<↓内村周子選手の跳馬の演技>
(※基本的に、写真撮影にはクラブ単位などで事前申請が必要)
以前は、私が会場練習していた同じフロアで内村航平選手(本人)が鞍馬のアップをしている姿をナマで見ることがありました。さらにもっと以前は、私も有名選手からサインをいただいたり、子供と一緒に写真を撮らせていただいたこともありました(※当時は今と異なり、おおらかな時代でした)。
「後編」 に続く。
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2017-11-02(Thu.) : 更新
[東京~四日市] 2017年・全日本シニア体操競技選手権大会 参戦記(後編) をアップロードしました。
Posted at 2017/10/30 23:14:24 | |
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