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調布市のKAZのブログ一覧

2020年07月30日 イイね!

[エクシーガtS] 前編・O-リングの装填(→エアバルブキャップfor SUBARUへ)

[エクシーガtS] 前編・O-リングの装填(→エアバルブキャップfor SUBARUへ)先日、アルミホイール用のエアバルブキャップ(社外品)を購入したこと。しかし、「そのままでは使えない」と判断したこと。そして、使えるようにするためO-リングの購入手配をかけたこと。

以上については、当該パーツレビューにて既報です(下記参照)。今回のブログは、「その後」の状況について詳細に記します。


◎パーツレビュー(2020年05月31日)
こちら → Qingtech エアバルブキャップ for SUBARU(4個入り、アルマイトブルー)

■振り返り
パーツレビューで紹介済みの Qingtech エアバルブキャップ for SUBARU(4個入り、アルマイトブルー) については、キャップの長さ(ねじ深さ)が STI ホイール用の純正キャップに対してかなり長く(深く)なっているため、
 ・バルブ先端がキャップに内蔵されているパッキンに到達する前に
 ・ねじ部分の噛み合い代を食い潰してしまう
という状態であったため、改善すべきだと自己判断していました。画像で示すと次のような相対関係です。


<↓STI ホイール純正のエアバルブキャップに対し、社外品のキャップは一言で言うと ”長すぎる” 仕様>


■O-リングの手配
上記の状況を改善するため、キャップの内側に内蔵可能なO-リングを手配していました。サイズは、内径5mm×外径8mm×太さ1.5mm(>規格モノ)。

材質としては、FKM(フッ素系)、NBR(ニトリルゴム)、シリコン系などがありますが、フッ素系は高価でオーバースペック。シリコン系は耐寒性にも優れますが機械的強度に懸念があり、何度も開け閉めを繰り返すバルブキャップには避けたいところ。ニトリルゴムはオゾンや日光に弱い弱点がありますが、キャップとして使用する分には問題ないと考えられること、そして圧縮永久歪みが小さいという特徴を持つこと、さらに安価であることから、これに決定。

よって、サイズは「5mm×8mm×1.5mm」、材質はNBRにこだわって探したところ、50個入りを570円で手配することになった次第です。


<↓結局、中国製を台湾経由で輸入という扱いに…。それでも1個あたり12円未満でコスパに優れる>


# いずれ、このO-リングについてもパーツレビューで紹介する予定。

■数値で現状把握・その1(全体編)
STI ホイールの純正キャップと今回入手した青キャップでは、目視上でも次のようなサイズ差があります。

<↓青キャップはそのまま使えないことはないが、内蔵パッキンが無意味になり、ねじ部を痛める懸念もある>
 

青キャップにO-リングを追加装填するあたり、きちんと数値で状況把握する(判断根拠を持つ)ところから始めることにします。そこでまず最初に、手持ちのデジタルノギスを用いてキャップ両者の寸法差を計測しておきます。

<↓STI ホイールの純正キャップに対し、社外品の青キャップは 外形で5.13mm長い ことを確認>


デジタルノギスは小数点以下2ケタまで表示されますが、各部の数値を計測し終わった段階でそれぞれ四捨五入して、小数点以下1ケタで処理(→ 数値の整合性を確認)することにします。

■数値で現状把握・その2(STI キャプ編)
ここから先は、それぞれのバルブキャップについて寸法計測していきます。

<↓まずキャップを付けない状態で、 STI ホイールのバルブ(雄ねじ)側のねじ長さを計測します>


<↓バルブ側の ねじ長さ(=先端からねじ終わりまで)は10.52mm と表示されました>


次に STI ホイール純正のキャップを取り付けた(締め込んだ)状態での、バルブ側の残存ねじ長さ(余裕代)を計測します。

<↓純正キャップをしっかり はめ込んだ状態でも、バルブ根元には 3.50mmの未使用ねじ部が残る
 

今度はキャップ内側(雌ねじ側)の ねじ長さを計測します。キャップ内側の底面にはパッキンが内蔵されていますので、「キャップの口元」から「パッキンに接するところまで」の長さ(=深さ)とします。

<↓純正キャップ内側の寸法(口元から内蔵パッキンまでの距離)を計測>


<↓内側の寸法(パッキンまでのねじ深さ)は6.70mmと表示される>


<↓キャップに内蔵のパッキンまでの位置(=深さ)を、バルブの外側から当てはめてイメージしてみる>


■数値で現状把握・その3(青キャプ編)
社外品の青キャップについても同様に、口元から内蔵パッキンまでの長さ(深さ)を計測します。

<↓青キャップの口元から内蔵パッキンまでの長さ(深さ)を計測。パッキンの肉厚は薄めですねぇ…>


<↓現時点での、青キャップの口元から内蔵パッキンまでの長さ(深さ)は 11.84mm と表示される>


■計測数値の検証(確からしさの確認)
ここまでで一通りの寸法計測が終わりましたので、得られた数値を小数点以下1ケタにそろえつつ、相互関係に矛盾が無いかどうかを確認します。

<↓得られたナマ値(青文字)を四捨五入したものが赤文字の数値。相対的に矛盾がないかどうか確かめる>


「数値に矛盾がないかどうか」という意味は、
 ・大小関係が(明らかな目視と計測値で)逆転している
 ・外寸比較と内寸比較で数値がかけ離れている
 ・個別の計測値を四捨五入したことで、合算値が合わなくなる
などといった不整合が生じていないことを確認する…という意味となります。


「後編」につづく。
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2020-07-31(Fri.) : 更新
[エクシーガtS] 後編・O-リングの装填(→エアバルブキャップfor SUBARUへ) をアップロードしました。
Posted at 2020/07/30 01:05:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

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何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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