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2021年03月03日 イイね!

[BPレガシィ] 続・サンルーフ動かず(開かず/閉じず)をDIYで解消する:後編

[BPレガシィ] 続・サンルーフ動かず(開かず/閉じず)をDIYで解消する:後編愛車のBPレガシィは2006年式なので、経年14年が過ぎて今年で15年目に突入。昨年5月にサンルーフが不動となりましたが、このときはDIYで完治。

ところが今年に入って同じ症状が再発。今回もDIYで復旧はできるのですが、ただ単に「復旧」させるだけなら再々度の再発が懸念されます。そこで少々の「お手当」を加えて、再発防止を図ることにしました。


<関連ブログ:ご参考>
◎前回の対応状況(@2020年5月)
  → [BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その3(最終話)
◎今回の対応状況(@2021年2月)
  → 前編はこちら

■現物を良く見てみよう
前編 からの続き。)
「同じ症状が2度続けて起こる…ということは、何か原因があるはず」と考えて、現品を良く観察することにします。具体的には、所定の位置から外れてしまった樹脂製のローケートピン(>正式名称不明)になります。

<↓受け手側(凹部のホルダー?キャッチャー?)に対し、樹脂ピンの噛み合い長さが少ない印象>


見ると、樹脂ピンの掛かり代(噛み合い長さ)が少ないように見えます。念のため、いったん所定の位置にハメた樹脂ピンをもう一度、取り外してみました。

<↓樹脂のピン先は、根元側に較べると少しだけ痩せて(摩耗で細くなって)いるように見えます>


樹脂ピンの、ちょうど中央あたりに摩耗の段差(の兆候)が確認できます。とすると、この「サンルーフ動かず(開かず/閉じず)」の故障形態は、経年変化による摩耗型故障だと言えるでしょう。仮にこのまま復旧させるだけに留まると、より早いインターバルで症状が再々発するリスクがあるでしょう。

■暫定対策してみよう
樹脂ピンが摩耗すること自体は、仕方がありません。しかし今回は、手持ちのものを使って「軽くお手当」を加えることで、次の3項目を狙います。
 ・(痩せた)樹脂ピンを太らせて、抜けにくくする
 ・ホルダー?キャッチャ?(>正式名称不明)との
   掛かり代(噛み合い長さ)を稼ぐ
 ・(可能ならば)今後の樹脂ピンの摩耗を抑制する


<↓ここで、手持ちのアルミテープを取り出します>


<↓樹脂ピンの幅よりも、アルミテープの幅を少しだけ長めにカットしておく>


<↓樹脂ローラーに対して、アルミテープを均一に貼り付けて(巻いて)いく>


<↓アルミテープの端部は、(オーバーライドした状態で)均等に内側に折り曲げておく>


<↓樹脂ピンの外周にアルミテープを巻き付けて「少しだけ太らせた」状態>


<↓「樹脂ピン surrounded by アルミテープ」を、元の位置に戻した状態(今度は外れにくいです)>


■作動確認してみよう
樹脂ピンはアルミテープで巻かれた(貼り付けられた)状態であっても、シャフト(支柱)に対しては自由に回転します。リンクアームのスライドを妨げる状態にはなっていません。念のため、実際にサンルーフを稼働(可動)させて問題ないことを確認します。

<↓「全閉←→全開」を何度か繰り返してみますが、動作に引っかかりなどは生じていないことを確認>


いったん全開(ワイドオープン)状態にして、再度、樹脂ピンの状況を確認します。

<↓ホルダー(キャッチャ)の凹部分にしっかりと収まっている状態であることを確認できました>


アルミテープは暫定的な「お手当」ではあるものの、有効に機能する(であろう)ことが伺えます。今後は、時折サンルーフを開けた際に定期的に樹脂ピン(今はアルミ巻き付けピン)の表面状態を観察すればOKでしょう。

もしも巻き付けたアルミテープにキズが生じていた場合は、アルミテープそのものを新たに巻き付け直せば良いだけの話。ほんの暫定対策のつもりでしたが、意外に長持ちするかもしれません。


# 恒久対策としては、
# ・樹脂ピンの自作(円柱状の樹脂にドリルで穴あけ
#  してマカロニ状に改修)して置換
# ・いっそのこと、樹脂ピンをアルミ材に置換(これ
#  も棒材の中心に穴あけするか、パイプ材で置換
# を検討するところでした。これらの場合は長さがキモかな。

■フロントガラスルーフの装着
現在の摩耗状況に応じて、DIYでの「ひと工夫」と言いますか、適度な「お手当」を加えることで作動信頼性を向上(というよりも、元の状態まで復元か)させることができたように思います。

<↓あとは、取り外した際の逆順でフロントガラスルーフを組み付けしていきます>


<↓ガラスルーフを可動ブラケットに載せて、固定ナットは均等に仮止めする>


ガラスルーフは案外、前後左右にズラすことが出来てしまう(スタッドに対して可動ブラケットの穴が広めに出来ており、いわゆる「遊び」が設定された状態である)ため、いったん全閉(Close)にします。

するとガラスを覆っている防水パッキンの反発力により、ガラスルーフは「自ら落ち着きの良い位置に収まろうとします」。その状態を確認できたら、固定ナットを本締めします。


<↓仮締めした理由は、ガラスルーフ自体が落ち着きの良い位置に自ら収まるようにするため>


<↓さらに開閉操作を繰り返し与えて、アルミ巻き付けピンに問題が無いことを再々確認>


<↓最後に樹脂カバー(トリム)を左右の可動ブラケットにハメると修理完了>
 

巷では、
 ・同じような年式のBPレガシィで、
 ・経年によるサンルーフの故障が発生し、
 ・開くことを諦めた(単なるムーンルーフに)。
という事例がチラホラあるようですが、今回の当方の処置が何らかの参考になれば幸いです。


■おまけ
サンルーフの機能が完全復活したあとは、ルーフキャリアを設置しました。以下はつい先日までの様子です(※その後にスキーキャリアは取り外し済み)。

<↓フット:RV-INNO BPレガシィ用 低タイプ IN-XR、バー:SUBARU純正エクシーガ用、キャリア:IN-653>


以上、自分の過去記録から当時の対処法を参考にしつつ、現状の経時変化を加味してDIYでトラブルを解決させた…という事例の紹介でした。
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2021-06-10(Thu.) : 更新
[BPレガシィ] サンルーフの故障を再びDIYで修理する・前編 をアップロードしました。

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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