• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2005年12月26日 イイね!

ペットチューブ買いました(犬用ポータブル車載小屋)

ペットチューブ買いました(犬用ポータブル車載小屋)レガシィに犬を乗せて 「東京←→札幌」 間を
往復する際のアイテムを購入した、という話。

我が家では室内犬を2匹飼っている。どちらもプードル(※1)である。私が実家(札幌)に帰省する際には、旅のお供としてレガシィの荷室に乗って移動する。2匹のうちの1匹は道産子なので、私といっしょについて行くということは、犬にとっても帰省するということにもなっている。

(※1):普段は(私と同様に?)みすぼらしいナリをしている
     ことが多いが、それでも立派な血統書付きである。

さて、このワンちゃんたちの指定席(荷室)だが、通常はフロアに荷物を積み、その上に足場を安定させるためのダンボールを載せ、さらにオプションのカーゴマットを敷いた上に、(フチが立って濡れモノがこぼれない)大型のウレタントレイを載せる。2匹の犬はリード(ひも)でつながれたまま、その上に鎮座することになる。もちろんBGレガシィ(GT-B)に標準装備のカーゴネット(※2)は使用する。

(※2):犬に対してはドッグガードの役割を果たす。余談だが、たとえ犬を飼っていなくても、ブレーキング
     などの際に積載物が室内に飛び込むのを防ぐ安全ガードであるから、この装備がBGでは
     標準装備だったのにBPレガシィでは省かれてしまったことは、個人的には非常に残念だと
     思っている。あるいはレガシィは街乗りカーで、ワゴンであっても荷物を載せずに使う人が
     圧倒的多数であると判断された結果なのか?

話を元に戻す。
リードでつながれている(多少拘束されている)とは言え、2匹の犬たちは荷室内で互いに位置を入れ替えるなど、適度に動くことはできるから、結果としてリード同士が絡み合ってしまうことが多々ある。そのため従来は1~2時間おきの休憩時間のたびに、絡まったリードをほぐす必要があった。

そこで登場するのが、今回購入したアイテム : 「ペットチューブ」 である。その名の通り、ポータブル(持ち運びが可能)な車載用の犬小屋と考えても良いだろう。サイズは S と L の2種類が用意されており (つまり M サイズはなぜかラインナップに無い)、このうち L サイズは使用状況に応じて横幅 (つまりは内容積) を3段階に切り換えることが可能となっている(左上画像の説明欄 参照)。

リードから犬を切り離し、まずこの小屋の中に入れてから小屋ごと車載すれば、リードが絡みつくという悩みから解放される (小屋自体はシートなどに固定可能)。また、犬にとっても小屋内を動き回れる自由度が与えられていながら、小屋の中から逃げ出してしまう心配はほとんどない。従来は、もしもリード(ひも)がハーネス(犬の身体にくくりつける胴輪の類)から外れてしまっていた場合は、そうと知らずにテールゲートを開けた瞬間、犬に逃げ出されてしまう恐れもあったのだ。

この 「ペットチューブ」、ヤフオクでもいくつか出品されていたが、スバル用品扱いの正規オプション品としてスバルのディーラーで購入することが可能であるから (詳細は → こちら)、私はあえてオークションではなく、いつもお世話になっているディーラーから購入した。サイズはもちろん L である。プードル2匹には少々サイズが大きいが、大は小を兼ねること、容積が可変であること(荷物の積載状況に応じて変えられること)、などの理由により L サイズとしたのだった。

正月に実家に帰省する際には、早速この 「ペットチューブ」 をレガシィで使ってみるつもりだ。使ってみてのインプレッションは、後ほどお伝えする予定です。
Posted at 2005/12/28 02:50:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2005年12月25日 イイね!

レガシィの冬支度・その4(雪の付着緩和措置)の巻

レガシィの冬支度・その4(雪の付着緩和措置)の巻年末年始の帰省に向けた、レガシィの冬支度の話。
◎その1(2005年12月13日付けブログ)は → こちら
◎その2(2005年12月23日付けブログ)は → こちら
◎その3(2005年12月24日付けブログ)は → こちら

(「その3」 からの続き)
雪国の方々なら実際に苦労された人も多いと思うが、降雪時、フロントウィンドウでワイパーの かき上げた雪が右ピラー部分にどんどん溜(た)まっていき、ついには視界が遮(さえぎ)られてしまうことがある。

信号待ちのときや、あるいは走行中であってもすぐに路肩に停止できるような場合は、ドア(あるいは窓)を開けて右手で固まった雪を払いのけて対処することになる。ところがすぐに停車できない場合は、暖房温度を 「HIGH(風量:大)」 にしてもピラー部に付着した雪はなかなか溶けない。それどころか中途半端に溶けた雪が(車速風で)氷結してしまい、かえって視界を遮るガンコな障害と化する場合さえある。

そのまま対処できずにいると、ワイパーの動きが途中で止まってしまい、モーターに過負荷をかけてしまうことにもなる。輸入車や一部のワンボックスカーのように、ワイパーが観音開き方式 (フロントウィンドウの中央から左右方向に両ワイパーが開く方式) の場合、運転席側のみならず、助手席側のピラーにも雪が付着して視界の妨げとなってしまう恐れもあり得る。

レガシィなどに装備される 「ワイパーディアイサー」 は、基本的に収納状態におけるブレードの凍り付きを防止するものであるから、Aピラーに平行するように付着する雪(氷)に対してはまったく役立たずだ。まぁ もともと法規上、そのような部分に熱線をプリントすることはできないと思うのだが、それにしても吹雪のたびに、毎回クルマを止めてピラー部に積もった雪氷を手払いすることが かえって危険行為になってしまう場合もあるかと思う。

実は私自身もそのような 「ピラー部分のガンコな雪」 に悩まされていたことが多々あった。結局のところ、フロントウィンドウのガラス面とピラー部とに 「段差」 があることがネックとなっていることは明らかであるから、対策としては、その 段差を緩和 させて、なるべく 雪が留まりにくくなるような措置 を施せば良いことになる。

具体的には、ガラスとピラーの段差部分をまたぐように 幅広タイプの透明フィルムテープ を上から貼り付けてみるのが、コストもほとんどかからないので良いかと思う(左上の画像参照)。段差部分の断面形状が [凸形] だったものを [⊿形] のスロープ形状として緩和させ、ワイパーで押し集められた雪がピラーの右側方(外側)に流れ去りやすくするのだ。もちろん、雪だまり そのものを防ぐことはできない が、多少なりとも 緩和させる(または、手でハネ除けやすくする)ことはできるだろうと思う。

段差の大きさによっては、単にフィルムテープ(またはセロハンシート)を貼り付けただけでは うまく テンションを保持 できない(テープが だらんとする)ことがあるので、その場合には直径3~4mm程度のスキマ用 発泡ストリング(ヒモのようなもの)を挿入するなど工夫すれば良いだろう。パテのようなもので挿入部材を成型させるとバッチリだろうが、私はそこまで手間・ヒマ・カネをかけるつもりはない。

ちなみに私は、100円ショップで購入したストローをフィルムテープの下(段差の間)に噛ませて、ガラス面とピラー面との段差がなるべくなめらかにつながるようにしている。ストローは蛇腹部分が伸縮するので、フロントウィンドウの上下長にフィットするように長さを微調整することもできる。

念のため・・・もともとフィルムテープは視界外のデッドスペースに貼り付けることになるため、室内からその存在が目に入ることは全くない。また、テンション保持用のストローは中空なので、万が一フィルムテープのスキマに水が入り込んでしまっても、最終的にはその水は中を流れ去るだけである。・・・ただ、あまりにチープな材料で済ませているため、見た目にこだわる人には向かないことが、難点と言えば難点かもしれない。

Aピラー部分の「雪だまり抑制効果」のほどは、「東京←→札幌」 往復の旅 でじっくり試す予定。


《追記 (2006-01-01) 》

その後、このアイディアには実際に効果があることを確認できました。
詳しくは こちらをご覧ください。
◎2005年12月27日付けブログ → 大成功!「Aピラーへの雪だまり付着」 の緩和措置
Posted at 2005/12/27 01:29:17 | コメント(4) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2005年12月24日 イイね!

レガシィの冬支度・その3(ガラス撥水加工編)の巻

レガシィの冬支度・その3(ガラス撥水加工編)の巻レガシィの冬支度・その3(ガラス撥水加工編)の巻

年末年始の帰省に向けた、レガシィの冬支度の話。
◎その1(2005年12月13日付けブログ)は → こちら
◎その2(2005年12月23日付けブログ)は → こちら

今回と次回のブログで紹介する作業は、次の2項目である。
 ◎各ウィンドウやミラーへの撥水処理
 ◎雪が右ピラーに付着しにくくする措置
いずれも ちょっとした工夫または小細工 を伴う内容となっている。

最近ではトヨタディーラーやマツダディーラー、スバルディーラーの中でも、「ワンコインサービス」 などと称するメンテナンス作業をお客様に展開する販社が多くなってきたようだ。例えばエアコン消臭加工やウィンドウガラス撥水加工など、比較的簡単な作業が500円で依頼できるようにメニュー化されている。

こうしたサービスは、販社にとっては 「(言葉は悪いが)浮動客の獲得+その後の定期点検入庫への勧誘」 を狙うことができるものであるが、我々ユーザーにとっても 時間をかけずにお手軽に確かな効果が得られるという点で、なかなか魅力的なサービスだと言えよう。

私がいつもお世話になっているディーラーでも、12/25(日)までならば撥水ガラス加工が500円で依頼可能だったのだが、いろいろ考えた末に、今回は依頼はしないで自分で撥水加工することにした。「自分でできる作業を他に依頼してお金を払う」・・・ということに対して、少々の 抵抗感 (いや、私にとっては500円が もったいない という感覚の方が近い) があったのは事実だが、実は施工に関してちょっとした こだわり を持っていたので依頼するのをやめた、というのが真相だ。

そのこだわりとは、ズバリ、
 「サイドガラスでは、ガラスの 上端 2~3cm には、わざと撥水加工しない」・・・(★)
ということだ。以下、その理由を順を追って説明する。

皆さんご存知の通り、レガシィなどスバルの小型車にはサッシュレスウィンドウが採用されている。つまり、窓枠がない。運転席・助手席はもちろん、後部座席の左右ウィンドウにも窓枠がないということだ。そこで皆さんにはちょっと考えて欲しいのだが、このような上下に昇降する(=固定式ではない)サイドウィンドウの全面に撥水加工処理をしてしまったら、一体どうなるだろうか?

サイドガラスに滴下した雨水は、ガラスの曲面に沿って上方向にも風圧で流され、ウェザーストリップ(天井部分のゴム)にも入り込んでしまうのだ。ところが上記(★)で示したように、ガラスの上端の 2~3cm に わざと撥水加工をしていないとどうなるか?

風圧で流された雨水は、いったんガラス曲面に沿って上方向に上がってきたとしても、上端 2~3cm は撥水処理していないので、そこで 後方(横方向)へと流れる向きを変えていく のだ。つまり、窓を開けても雨水がダイレクトに室内に浸入しにくくなる のだ(左上画像の下側参照)。

雨天時であっても、室内の換気のためにちょっとだけ窓を開けたいとか、あるいは高速道路を走行中に、眠気防止のために窓ガラスをちょっとだけ開けたい、というシーンは多々ある。そういった場合であっても、ガラス上端 2~3cm に わざと撥水加工をしていない場合には、雨水の進入をあまり心配せずに窓を 数cm 開けることができる。

(★)のカラクリはこのような意図によるもので、ちょっとした裏技だと言えよう。もちろん、固定式のサイドガラス(ワゴンのサイドクオーターやセダンのシックスライトなど)の場合は、この限りではない。

以上が、私がガラスの撥水加工を自分で行う場合の ちょっとしたこだわり である。私がどうしてディーラーにワンコイン加工を依頼しなかったのか、ここまで読んでいただいた方々にはお分かりいただけたのではないかと思う。

こうして私は、ガラス8面の撥水加工作業を無事に終えた。左上の画像の通り、リヤウィンドウは気持ち良いほどキレイになった。クルマのボディの洗車はめったにしないが、視界確保のための窓ガラス清掃には、結構気を遣っているつもりの私であった。

(次回のブログは、雪が右ピラーに付着しにくく
 するための、窓ガラスの小細工編です。)
Posted at 2005/12/26 19:14:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2005年12月23日 イイね!

レガシィの冬支度・その2(リヤデフオイル交換)の巻

レガシィの冬支度・その2(リヤデフオイル交換)の巻年末年始の帰省に向けた、レガシィの冬支度の話。
◎その1(2005年12月13日付けブログ)は → こちら

前回までの準備ですでに終了している作業は、次の4項目。
  ◎スタッドレスタイヤへの交換
  ◎ルーフBOX & スライダーの設置
  ◎エンジンオイルの低粘度油への交換
    (エネオス・プロレーシング 0W-50)
  ◎トランスミッションオイルの交換
    (スバル純正油 75W-90)

必須(MUST)作業で未着手だったもの
  (1)スノーブレード(冬用ワイパー)への交換
  (2)スキーキャリア(斜め積みタイプ)の装着

可能であれば実施しておきたい(WANT)作業
  (3)マーシャル補助灯 の追加
  (4)各ウィンドウやミラーへの撥水処理
  (5)ウィンドウウォッシャー液の点検補充
  (6)リヤデフオイルの交換
  (7)降雪時、ワイパーの 掻き上げた雪が右ピラーに
    固まって視界が狭くなるのを緩和させる措置

今回着手した作業は、(1)のスノーブレードへの交換と、(6)のリヤデフオイルの交換である。

■スノーブレードへの交換
装着前に、まず昨シーズンまで使っていたものの状態を子細観察することから始まる。春・夏・秋を越すうちに、拭き取り部分のゴムに細かな亀裂が入ってしまっている (つまり経時劣化している) 恐れがあるからだ。事前点検の結果、今回は助手席用ブレードに一部に小さな亀裂が認められたため、それを使わず、手持ちの予備用を使うことにする。なお運転席用とリヤ用は継続使用可と判断したので、そのまま装着することにした(後ほど「モリワイパー(製品名、モリブデン)でも塗布しておこうと思う」)。

ブレード3本の交換作業自体は、ものの1~2分で済んでしまう簡単なものであるから、ここでは作業風景については割愛する。だが、あえて1つだけ・・・「1~2分で済んでしまう簡単な作業であるなら、出発の直前に交換しても間に合うのに、なぜ1週間以上前から交換してしまうのか?」・・・について述べておこう。その大きな理由は2つある。まず第一は、ブレードの姿勢をガラスの曲面に慣らしておくためだ。そして第二の理由は、実際の作動具合を点検するためである。

前者については、春・夏・秋と3シーズンに渡って保管してあったので、ブレードは多関節を持つとはいえ保管時には脱力した姿勢を取る。その状態でいきなり装着して雪かきをさせると、ブレードのガラス曲面への追従性が悪い(拭き残しのスジが付く)場合があるのだ。

そんなバカな・・・と思うなかれ。雪道では零下5℃とか零下10℃などの場面もある。外気温が氷点下では、長距離を走っているとブレードとガラスの 「なじみ」 がその後の視界に微妙に影響することもあり得るのだ。だから私は、前もってスノーブレードを装着しておくのだ。もちろん、東京のように冬でも日中の気温が意外なほど上昇することもあるが、そのような場合は逆にワイパーアームを立てて、ブレードが熱を持ったガラスに張り付くのを防止するよう心がける。

後者(第二の理由)については、実際にウィンドウウォッシャーを作動させて拭き残しが生じていないかどうかを点検できる時間を取っておくためである。

■リヤデフオイルの交換
エンジンオイル交換、ミッションオイル交換・・・と来れば、次はリヤデフオイルも交換しておきたくなるのは人情というものだ。まぁ、オイルを新しくして新年を迎えたいという気持ちが、私を作業に駆り立てたのが真相であるが・・・。実際、リヤデフオイルは、新車購入後の初回1000km点検時だったかに1度交換したのみで、実はそれ以外はこれまで1度も交換していない(参考:サービスマニュアル上では、4万kmごとに交換と記述されている)。私のレガシィの走行距離は現在約8万3千kmで、推奨交換距離のほぼ倍であるから、リヤデフオイルには、通常よりも2倍時間相当の負荷履歴が与えられていることになる。

せっかくなので、リヤデフオイル交換作業時に撮影した画像数枚を左上に公開しておく。
まず画像の上段(簡易型計量カップが2個写っているもの)は、左側の黒いものが抜き取った純正リヤデフオイル(走行距離8万km超)で、右側の飴色のものが比較用の純正新油(スバルギヤオイル75W-90)。画像下段の左側は、オイルをドレンさせながら計量カップでキャッチしている最中のもの。もちろん一人作業ですので、この画像の中で左手でカップを持っているのも、右手のカメラでそれを撮影しているのも私です。実は今回もこの 「ドレンオイルが流れ出ている間(短時間)に、そのオイルをカップに漏らさず補足しつつ、その様子をデジカメで写す」 という作業が最も緊張しました。何せ、シャッターチャンス的には(ほぼ)やり直しが利きませんから。そして画像下段の右側は、ドレンプラグの先端マグネットに付着していた鉄粉を撮影してみました。走行8万km分のギヤ摩耗粉だと考えられます。

とにかくこれで、エンジンからトランスミッション・リヤデフまで一連のオイルが新油に交換されたことになります。ブレーキフルードは(前回のミニサーキット走行以来)未交換ですが来春の交換を予定しています。冷却水とクラッチフルードはちょっと前にディーラーで交換してあるので心配はしていません(今回は交換しません)。

■残りの作業
明日は(4)各ウィンドウやミラーへの撥水処理と、(7)降雪時、ワイパーの 掻き上げた雪が右ピラーに固まって視界が狭くなるのを緩和させる措置、を実施しようと思っています。(2)のスキーキャリア(斜め積みタイプ)の装着については、ワンタッチタイプのため片側30秒で(ホントに30秒、1分もあれば楽勝で前後とも)装着が可能なので、大変楽です。(3)のマーシャル補助灯は・・・気が向いたら装着します(このままでは多分装着しない可能性の方が大)。まぁ今回の報告は、そんなところです。
Posted at 2005/12/23 23:26:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2005年12月22日 イイね!

クルマヲタ14万人(技術系、Dアップ系、レストア系)

クルマヲタ14万人(技術系、Dアップ系、レストア系)クルマにお金をかける人々の話。

少々旧聞に属するが、野村総合研究所が日本の 「オタク」 市場について分析したデータがある。それによると、いわゆる 「オタク」 の人数は172万人で、その市場規模は4110億円に達すると試算されている(左画像の囲み部分を参照)。

いったい何をどうサンプリング調査してどのような統計的処理を施せば、そのようなデータが得られるのか・・・については全く不明であるが、ここではそのようなツッコミは抜きにして話を進めることにする。

同研究所によると、172万人のうち、クルマ関係のオタク(クルマヲタ)は14万人で、その市場規模は540億円だという。私見だが、この数字では全オタクに占めるクルマヲタの割合はわずか8%に過ぎず、やや少ない気もする。ただし市場規模では13%を占めることになるから、クルマ関係のパーツや維持費は案外お金がかかるものだと読み取れる。

ところでクルマヲタの中には いくつかの系統があり、代表的なものを挙げると次の3つの分類があるという。
◎技術系(47%)
  チューンナップや運転技術向上に心血を注ぐタイプ
◎ドレスアップ系(27%)
  パーツの取り付けや塗装にこだわるタイプ
◎レストア系(15%)
  絶版旧車の整備に熱中するタイプ

クルマヲタを細分するのは良いとしても、技術系が47%だとかドレスアップ系が27%だとかいう数字は、どうやってはじき出したのだろうと不思議になるが、まぁここでは置いておく。ちなみに人数に換算すると、技術系は約6万6千人、ドレスアップ系は約3万8千人、レストア系は約2万1千人・・・ということになる。おいおい本当かよ?
・・・いやいや、そういった論議は置いといて。

で、この野村総合研究所のデータを元に、現場での取材を織り交ぜて書かれたと思われる新聞記事があるので紹介する。それは、2005年12月16日付けの日刊工業新聞(左上画像)だ。同紙の論調は、「車オタクが衰退し、市場に影響を与える時代は過ぎ去った」 というものであるが、ことスバヲタ(※)に限っては、私はそうとは思わない。
(※)スバル車に興味のあるオタク。
   新聞記事の中に出てくる「Z氏(36歳、都内在住)」や、「SE(35歳、埼玉県在住)」 は、
   案外 「みんカラ」 メンバーだったりして・・・?

記事の内容は、左上の画像をクリック(拡大表示)して読んでいただくとして、私が自分なりに思うことは 「歴史は繰り返される」 ということだ。そしてまた、そのように 「歴史を繰り返している者」 たちが、現在のアフターパーツ市場の動向に 多大な影響を与えている と思うのだ。

私自身、まだまだスバル車暦が深いわけではない(10数年間)のだが、かつてのパソコン通信(NIFTY-Serve、会員制)のスバル会議室などを経て一般のネットの世界に上がってきた者として 「みんカラ」 も見渡せば、いつの時代もパーツ(だけ)にお金をかける人もいれば、整備マニアのような人もいる。結婚して子供ができてもDIY作業にいそしむ人もいれば、オリジナリティあふれるモディファイ(改修)をする人もいる。

そうかと思えば、怪しげな商品(オカルトグッズ)に手を出して懲りない人もいるし、若気の至りでかつては 「痛い」 ことも経験したが、今ではすっかり悟って落ちつき、最近の若者たちの 「痛さ」 加減や 「暴走」 具合を苦笑いしながら見守っている人もいるだろう。いくらクルマがモデルチェンジして新型に変わっていき、クルマを取り巻く環境も変わっていったとしても、手に入れたクルマを何とか 「自分色に染めよう」 とする人々が出現することは、いつの時代も必至なのだ。

もちろん、クルマのパーツ(アフターマーケットで手に入れられる製品や商品)も、時代に合わせて変化する。が、中には昔 流行った物のリバイバルのような商品もある。少し前に流行った点火系を強化するという商品は(値段は全然異なるが)ガンスパーク似だし、いわゆる 「ガックン(通称名)」 なども、失礼ながら私にはそこらの小僧が乗り回している原チャリの折れ曲がったナンバープレートの心理と同じに見える(注:くどいようですが私見です)。未だに 「○○専用オイル」 の効能をありがたがっている者もいる。

ただ、誇大な広告による刷り込み効果であろうとなかろうと、プラシーボ効果であろうとなかろうと、結果として、いつの時代も上記のような人々が真っ先にアフターパーツを手に入れ、それをネットで公開し、オフ会で自慢し、周辺の人々に影響を与えていく。そういった人々はリーダーシップを持つ(発言力が絶大である)ことが多いから、ひいてはアフターマーケット市場を左右することにもなる(いわゆる 「都市伝説」 が生まれることもある)。

「いも虫(通称)」 「赤汁・青汁(いずれも通称)」 なども、そういったプロセスを経て流行ったものではないだろうか。同じ商品であっても、他メーカー用は売れないのにスバル用だけが突出して売れる こともある。だから私は、「車オタクが衰退し、市場に影響を与える時代は過ぎ去った」 とは思わないのである。

さらに付け加えると、どうせ?市場に影響を与えるのだったら、アフターパーツメーカーだけでなく、自動車メーカーそのもの(のクルマ造りの姿勢)にも、良い影響を与えるようなユーザーが増えて欲しいと思っている。世の中、「ニーズ(必要性)のあるところにシーズ(開発のネタ)あり」。ユーザー側からも、メーカーに届くような声を発したいものである。それは、いろいろと 「痛い」 ことをやって来た(かもしれない)私の今の素直な気持ちである。
Posted at 2005/12/22 18:25:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation