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調布市のKAZのブログ一覧

2006年01月11日 イイね!

[洗車] 雪道走行後の車体汚れはひどいよぅ・・・の巻

[洗車] 雪道走行後の車体汚れはひどいよぅ・・・の巻札幌から東京に戻ってきたレガシィの
激しい車体汚れ(融雪剤)の話。

東京から札幌にレガシィで帰省したとき、現地に着いてすぐに行ったのは洗車であった (→ 2005年12月28日付けブログ:冬のコイン洗車(ロングコース300円@札幌)の巻)。そして札幌から東京に戻ってきたときも、すぐに行ったのは洗車である。融雪剤(塩カルなど)がボディに付着したまま放置するのは、さすがに忍びない。

札幌へは洗車用具までは持参していないこと、また料金も200~300円で済むこと、そしてその後も雪が何度も降ることから、(手抜きで)コイン洗車場で済ませた。だが東京に戻ってきてからは、状況が全く異なるので そうもいかない。

まず、融雪剤が付着したボディや下回りは手洗いしたいところ。最低でも(洗車機による)ブラシ洗車が必要だ。いくらコイン洗車場のノズルが勢いのあるジェット噴流であっても、単にボディに吹きかけただけでは汚れが十分落ちないのは体験済み。それに東京のコイン洗車料金は高すぎだ(>私見)。屋根にはキャリアやルーフBOXを装着しているので、ガソリンスタンドなどに併設されているドライブスルー型の洗車機も使えない(いや、利用はできるがルーフ回りはブラシ洗車されない、の意味)。結局、自宅前の駐車場で洗車するのが一番、ということになる。・・・あぁ、当たり前のことを長々と書いてしまった。(^^;)

で、結局この日は とりあえずシャンプー洗車をすることに(温かくなってきたらガラス系のコーティングかポリマーでもするつもり)。実はこのBGレガシィ、こう見えても過去に業者によるポリマー加工を2回行っている(新車時と、数年経過した時点で)。その後も何度かは自分でボディメンテしたことはある(最後に行ったのは数年前にもなってしまうが)。そのせいか、キチンと洗車すれば、年式の割にはキレイな光沢を保っている方だと思う。・・・これこれ、もちろん 「年式の割には」 という前提付きでの話だってば。(^^;)

話を洗車に戻すと、毎度のことながら、雪道を走ってきたあとの汚れの激しさに驚かされる(画像参照)。関越トンネルの前後など高速道路も走ったので、融雪剤による白い汚れ跡が、まぁ至るところに付いている。キャリアに載せていたスキー板(滑走面とバインディング・・・Marker製)へのダメージも懸念されるほどだ。

車体に丹念に水(シャワー)をかけ、スポンジで汚れを浮かせ、その汚れを含んだスポンジでボディをこすってしまわないよう注意する。適度に汚れが落ちた時点で、改めてシャンプー洗車。ルーフ・ガラス・ボディ・タイヤハウス・下回りなど、部位に分けて洗車。キャリアとルーフの間が狭かったが、手を伸ばせば何とかOK。車高調も、外筒(シェル)のネジ切り部分を中心に手の届く範囲で丹念に洗う。ロックナットのゆるみなど異常は無し。忘れてはならないのはワイパーブレードの汚れの拭き取り。いくらガラス面をキレイにしても、ブレードが汚れていると拭き残しやビビリの原因になってしまう。

レガシィの洗車が済んだのは、夕方5時過ぎ。日没になっているが、ついでなので家のインプレッサもいっしょにシャンプー洗車することに(旧年式のレガシィがキレイで高年式のインプレッサが汚いのも気が引けたので)。ワゴンに較べると、セダンボディは洗いやすいねぇ。サクッと済ませる。

こうして、家の前に洗車を済ませてキレイになった2台のスバル車が並んだ。が、その翌朝(1/10(火))、東京地方には雪が降り、2台は また汚れることになった と付け加えておこう。

これではまるで 「洗車をすると、その翌日は雨になる」 とおっしゃる方(※)と同じような気が・・・。
(※)レガシィから、インプレッサやストリームなどに乗り換えされた方とか(>失礼!)。おいらも 「お仲間」 なのか?
Posted at 2006/01/11 19:20:36 | コメント(1) | トラックバック(1) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2006年01月10日 イイね!

当選!スパナくんトートバッグ(東京モーターショウ)

当選!スパナくんトートバッグ(東京モーターショウ)新年早々ツイている、という話(その2)。

2006年1月2日付けのブログ ([J'ms(ジェームス)にて] 今年も強運を引き当てたか?) にて、店頭クジで巨大ぬいぐるみを引き当てたという話を紹介した。そのブログの最後の部分で私は次のように述べている。

> このような場合、「新年早々、ここで大きな運を使い果たして
> しまったかも?」 とは考えず、「こいつは新年早々、縁起が
> よいぞ!今年の運勢を象徴するような出来事だ!」 と前向き
> に考える方が良いと思う。

実は今回、そのような前向きな考え方がツキを呼び込む効果を象徴するかのようなラッキーな出来事があった。ズバリ、去年秋の東京モーターショウで参加・応募した、実物大 「スパナくんを探せ!」 の賞品に当選したのだ。

先日、帰省先から帰宅すると、荷物の宅配があったことを知らせる不在通知が入っていた。差出人は「富士重工業(株)」。この時点では心当たりはまったく無かった(すっかり忘れていた)。再配達していただき、開封したところ、当選のお知らせ(通知書)とバッグが入っていた・・・というものだ。

なお、このイベントの詳細・・・「実物大のスパナくんを探せ」・・・については、東京モーターショウについて書いた 2005年10月30日付けのブログ (スパナ君を探せ!東京モーターショウ編(と雑感)) で述べていますので、そちらをご覧下さい。

当選者数は、全国で確か100名ほどだったように思う。モーターショウ来場者は数百万人レベル、そのうちスバルブースに立ち寄った人は(たぶん)数十万人?、そして 「スパナくんを探せ」 というイベントに参加した人のうちで、実際に画像をカートピア編集室に添付して送信(つまり応募)した人は数百人~千人?レベルではなかろうか。少なく見積もっても、競争率は数倍~数十倍はあったのかもしれない。

そう考えると、やはりこれは 「こいつは新年早々、縁起がよいぞ!今年の運勢を象徴するような出来事だ!」 と前向きに考える方が良いと思う。
Posted at 2006/01/11 07:17:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ
2006年01月09日 イイね!

[東京←→札幌 往復] 備えあれば憂い無し・・・の巻

[東京←→札幌 往復] 備えあれば憂い無し・・・の巻BGレガシィでの [東京←→札幌] の帰省旅行を
振り返っての感想。

2005年・年末~2006年・年始 は東京(調布)を離れて実家の札幌で過ごしたのだが、道中、何もトラブルなく、無事にまた戻って来られた。

今回は新潟発着のフェリー航路を使ったため、BGレガシィでの自走距離はそれほど多くなかった (それでもトータルの走行距離は1000kmちょっと) ためか、トラブルは皆無であった。唯一の?不安材料だった燃料ポンプ(8万km超を走って未交換)についても、結果として何ら不調は発生しなかった。強いて言えば、TERZO の ルーフBOX のキーシリンダが凍結により抜け落ちるというマイナートラブル (2度目。詳細は割愛。) があったくらいだ。

私のBGレガシィは、今年でいよいよ新車購入以来10年目を迎える。「同じクルマに10年間乗っている」 と聞くと、すごく長いような感じがするが、私本人からすると、いつの間にか10年目に突入した・・・という感じだ。その間の大きなトラブルは、例の 「走行中にオルタネータが故障して、えらい目にあった件」 と 「エアコンの故障かと思っていたら実は駆動ベルトの滑りだった件」 くらいなものだ。まぁ、そのどちらも今だから笑い話で済むのであって、渦中にあるときには決死の覚悟を強いられていたのだが(苦笑)。

今回の帰省に際しては、事前準備として油脂類(エンジンオイル・ミッションオイル・デフオイル)を新品に交換。ウィンドウには撥水処理と、運転席側Aピラー側の雪だまり付着緩和措置を実施。念のための予備の燃料ポンプ(GT-Rポンプだけど)を持参。そしてブログではまったく触れていなかったが、ラジエーター・ロアホースへの遮熱帯(サーモバンテージなど)取り付け (←これは帰省とはあまり関係無いが) などを実施し、またいつものごとく全自動バッテリチャージャを持参して北海道入りしたのであった(画像参照)。

冬場は電装品の使用頻度が高く、バッテリも元々厳寒状態では電圧出力が低下しがちになるので、その消耗は予想以上に激しいと思う。ところが今回は夜間の(=消費電力が大きくなる時間帯の)走行が少なかったためか、バッテリチャージャによる充電をほとんど必要としなかったのは意外であった。日頃の行いバッテリとオルタネータの充放電バランスが良かったためだと思われるが、Yahoo!オークションで激安で購入したバッテリ (しかも小型のB24サイズで、純正のD23サイズよりも小さい) がここまで(3~4年)持ってくれるとはありがたい。また、今回の帰省で初めて使用した ペットチューブ(犬用の車輌運送用具) も、なかなか好印象 (しっかりと ”使い物” になった) であった。

こうして考えると、事前準備や事前のメンテナンスがトラブルフリーに利いているように思う。もちろん、これまでにも そうしてきたつもりであるが、「車齢10年目に突入」 という潜在意識が、知らず知らずのうちに 「クルマをいたわりながら整備し、運行させる」 という意識を強めたのかもしれない。そして今回ラッキーだったことは、天候が味方したということもあると思う。例えばネットニュースを見ると、「関越自動車道で雪崩!のために通行止めとなった」 ことが報じられている(※)。同じ場所を私も数日(数時間?)違いで通っているが、確かにその区間は雪が激しかった。私もそのような状態に遭遇する危険性が無かったとは言えないだろう。
(※)以下はその例。
◎asahi.com → http://www.asahi.com/national/update/0108/TKY200601080138.html
  関越道わきで雪崩 下り月夜野―湯沢IC間が通行止め
  2006年01月08日19時27分
◎Sankei Web → http://www.sankei.co.jp/news/060108/sha031.htm
  新潟の関越自動道で雪崩 約140メートルの間2カ所
 (01/08 15:27)
◎YOMIURI ON LINE → http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060109i101.htm
  関越道・月夜野―湯沢間の通行再開…雪崩で通行止め
  2006年1月9日10時56分 読売新聞

人の力で天候を変えることはできないが、天候を事前に読んで(予測して)、早めの出発を心がけたり、あるいはいっそのこと回避行動を取ることはできる。ふだんからの車輌整備に加えて、その場面・その状況に応じた適切な状況判断ができるように、今後も心がけていきたい。トラブルフリーで無事に戻って来られたからこそ、逆に (今後に向けて) その想いが強くなっている。

なお、2005年12月27日付けのブログ (大成功!「Aピラーへの雪だまり付着」 の緩和措置) の続報については、プライマリーサイトの掲示板でチラッと述べましたが(→ こちら(の後半部分) )、「雪だまり」 が風圧でAピラーから吹き飛んでいく様子 (デジカメの動画モードで撮影) を、機会を見て上げようと思っています。気長にお待ち下さいませ。
Posted at 2006/01/10 01:58:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2006年01月08日 イイね!

[スタッドレスタイヤ] 選択と寿命についての雑感の巻

[スタッドレスタイヤ] 選択と寿命についての雑感の巻タイヤの使い方で、こういう事例もある、という話。
(ほとんど私的な雑感)

根拠に乏しい印象だが、レガシィユーザーにはスキー好きが多いように思う。いや、レガシィユーザーにスキー好きが多いのか、あるいはスキーヤーにレガシィ好きが多いのか不明だが、とにかくスキー場の駐車場ではレガシィを始めとするスバル車を見かけることが多い。そのようなレジャー指向の人々も含め、レガシィユーザーたちは一体どのような基準でスタッドレスタイヤを選んでいるのだろうか?

スタッドレスタイヤのニューモデルは、発売当初はサイズこそ限定で市場にリリースされることがほとんどだが、最近では日本各地で地域差によるタイムラグ無しに手にすることができるようになってきたと思う。というのは、かつては北海道や東北地域のみの [地域限定] で試験販売された後、細部の仕様を煮詰めたりサイズのバリエーションを拡大するなどして、改めて翌シーズンに全国展開されるパターンが多かったからである(現在でも一部製品はそのような市場導入方式を採っているのだろうけど)。

そのようなスタッドレスタイヤは、地域限定販売から全国展開される際に、「北海道で性能を実証」 だとか 「東北地区売り上げNo.1」 などといった宣伝文句で販売されてきたように思う。そのような宣伝文句を目にすると、首都圏に住むレジャー指向の人々は 「北海道で評判が良いのだったら安心だ」 などと思い、疑いなくその銘柄のスタッドレスタイヤを購入するパターンが多かったのではないかと想像する。・・・が、私に言わせると、そのようなタイヤ選びには、落とし穴がある と思う。

スタッドレスタイヤに限らず、夏タイヤを選ぶ場合でも、まず重要なことは 「目的や用途に見合っているか」 であると考えている。夏タイヤの場合は、もともと路面のグリップ力が低くないのでそれほど失敗することは少ないと思うが、スタッドレスタイヤの場合は、目的や用途(クルマの使用状況)にマッチしていないと、「あれ?こんなハズじゃなかったのに」 と期待を裏切られることになりかねない。具体的な例で言うと、「首都圏から高速道路を長距離 走り続け、ゲレンデの直前だけ雪道を走るような」 使い方では、氷上性能を最重視したスタッドレスタイヤではあまりマッチしないだろう。逆に高速性能に振ったスタッドレスでは、水分を多く含んだ豪雪地帯では物足りなく思うかもしれない、ということだ。

私の場合、東京から自走で北海道入りすることが多い。走行パターンの比率で分類すると、純粋な雪道よりも雪の無い高速道路を走る比率の方が高い。しかし、雪道自体は北海道の雪道(交差点はテカテカ)を走ることになり、氷上性能も軽視できない。ということで、これまでの使用遍歴を以下に述べてみる。

(1)BS ブリザック PM-10 (初の発砲ゴム) 205/60R15 (初代レガシィRSにて)
   グリップはあったが、当時のトレッドパターンはショルダーが角張っており、
   ワダチの乗り越え時に違和感があった(ワンダリングが強い印象)のが難点。

(2)YH ガーデックス PROFUSE 215/60R15 (初代レガシィRSにて)
   知人から格安で買った(売りつけられた?)ものの、サイズが適合外で
   1シーズンで売却。氷雪のグリップはブリザックの方が好印象。

(3)BS ブリザック PM-30 205/55R16 (二代目レガシィGT-Bにて)
   YM での反省から、イザという時の雪道でのグリップ力を重視。実際に
   氷雪性能に不満は無かったが、やはりワンダリングが強く感じられた。

(4)YH ガーデックス F600 205/55R16 (二代目レガシィGT-Bにて)
   BS のワンダリングの強さに懲りてラウンドショルダーモデルを購入。
   雪道では総合的なバランスに優れたが、高速走行時の腰砕け感は
   いかんともしがたく、次のスタッドレスでは17インチ化を決意。

(5)YH ガーデックス K2 215/45R17 (二代目レガシィGT-Bにて)
   高速安定性を17インチの扁平率45サイズで まかない、氷雪グリップ性能は
   コンパウンドの最新化(当時)で まかなった。氷上路とシャーベット路にやや
   弱いが、総合的なグリップは現在でも全然不満を感じない。

こうして振り返ってみると、実はスタッドレスタイヤを語ることができるほど豊富な経験は持ち合わせていないのだが、金欠時代だった上記(2)以外は、その当時の自分なりの確固たる視点(サイズを含む)でスタッドレスタイヤを選んでいるつもりだ。結局、値段を含めて考えると、すべての面で万能なスタッドレスタイヤは(未だに)存在しないと考えられ、したがって 求める性能に優先順位を付けたタイヤ選び をすることになる。私の場合は、現時点では 高速安定性>雪上性能>氷上性能>コスト、の順になっている。

最近のスタッドレスタイヤは、かつてとは異なり、ひとつの性能に特化する傾向は薄れ、オールラウンドな性能を確保したモデルが多くなったと思う。そしてその総合性能は日進月歩で進化していることは疑いないので、余裕があれば (安全をお金で買うという意味で) 毎年スタッドレスを最新モデルに買い換えたいところだが、現実にはそうもいかない。

結局、現在も上記(5)・・・驚くなかれ、実は製造年は2000年!であるのはナイショ・・・を使い続けているのだが、保存状態が良いためなのか、豪雪の新潟を走っても 札幌に来ていても 何らグリップに不満はない。それどころか、まだまだ余裕で使えそうな感じさえする。いや、きっとミゾが減るよりもゴムの劣化の方が先に来てNGになりそうだ(本来はすでに来ていても不思議ではない製造年のハズだが、現実には危険性は感じられない)。

摩耗によらない場合の寿命の適切な判断の仕方・・・は、やはり硬度や微細な表面亀裂の有無や実際のグリップ力で判断することになるのだろうか。このぶんだと、将来最新スタッドレスに買い換えた時には、その性能向上代に驚くことだろうなぁ。
Posted at 2006/01/10 00:07:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ
2006年01月07日 イイね!

[雪道走行] ご自由にお使い下さい、「砂袋」・・・の巻

[雪道走行] ご自由にお使い下さい、「砂袋」・・・の巻凍結した峠道にまつわる私的な話。

世の中、すべてにおいて生活が楽になってきている。それまで(人々に対し)多大な労力の負担が必要とされてきた場面が、技術革新により次々と減ってきているのだ。例えば融雪ダクトは人々を屋根の雪下ろし作業から開放し、各部屋ごとに設置されたパネルヒータによる集中暖房方式は石油ストーブへの灯油給油作業を過去のものとした。

クルマにおいても、かつてはジープタイプ車のみにしか設定されていなかった4WDという駆動方式は、今では軽自動車から大型トラックまで幅広く採用されている。タイヤの性能も日進月歩で向上し、道路の整備も進み、冬にクルマが走行できない道 や、走行する際に極度の緊張を強いられる道 は、確実に 減ってきている

地元ローカルな話で恐縮だが、札幌から函館方面に抜けるルートのひとつに、「中山峠」 越えがある。私が乳幼児だったころ、父は私をクルマに乗せてこの道を良く通った。父は事故に遭ったことは無かったが、冬の中山峠ではよく他の車輌のスリップ事故を目撃したものだった。当時のクルマは絶対的な走行性能も低く、道路の整備状況も決して良くなかったから、峠越えには決死の覚悟が必要だったかもしれない。

そのような峠道では、ほぼ必ず目にしたのが、スリップ事故防止のための 「砂袋」 である。「砂袋」 って何?という人のために簡単に説明すると、雪道でタイヤがスリップして空転、クルマが前に進まない状況では、路面とタイヤの間に砂を撒くとグリップ力が回復し、スタック状態から復帰できることが多いのだ。だから主要な国道の峠道(のコーナー)では、脱出用の砂袋が入った 「非常箱」 が配置されていたのだ。

現在では、冬の事故防止策としては、道(=北海道)や市町村、あるいは道路公団などが重機でタイミング良く除雪作業をしたり融雪剤を撒(ま)いたりしていると思う(場所によってはロードヒーティングもあるが、ごく一部に限られるだろう)。さてその融雪剤は通称 「塩カル」 と呼ばれ、今では一般の人もごく普通にディスカウントストアやホームセンターで 手に入れることができる。塩カル=塩化カルシウムの融雪効果には目を見張るものがあるが、自動車のボディ(腐食)には大変よろしくない。私のBGレガシィでも、純正の[通称]フロントパイプ は塩カルによってヤラレている(参考 → こちら(の第6章))。

今回、札幌に帰省(滞在)している間に、区役所に立ち寄る用事があった。ふと見ると、区役所の入口の脇には 「非常箱」 が設置されているではないか(画像参照)。ハロウィンを真似た格好をしているのか、あるいはピエロを模したものなのか、あるいは春を待つ森の妖精なのか、はたまた別のものなのかは不明であるが、「すべり止め用砂が入っています。ご自由にお使い下さい」 と書かれている。

恐らく市民税か道民税でまかなわれているものなのだろう。この非常箱は歩行者用であるが、老若男女が出入りする公共の区役所には欠かせず、実際にも区役所前の道路(凸凹していて危険な箇所もある)には砂が撒かれている。砂があると滑りにくいので歩きやすい。

私はこの非常箱を見て、あのときの緊張感・・・かつて事故が多発していた頃の中山峠が、幼心の私にも与えていた緊張感・・・を思い起こしたのだった。現在では道路もしっかりと管理され、AWDのレガシィでは鼻歌まじりで走破できてしまうが、慢心は事故の元。どんなに技術革新が進み、峠越えに必要となる労力が減ったとしても、事故は人災 であることが多い。雪道では常に気を引き締めていたいと思う。

プロフィール

「[整備] #モンキーR [モンキーR改] 路上復帰への道43_マフラー本体その1(水洗い・ペーパーやすり掛け)の巻 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8270872/note.aspx
何シテル?   06/21 00:04
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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