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調布市のKAZのブログ一覧

2011年06月29日 イイね!

[CBR250Four] サビで朽ちた冷却水回路をワンオフでレストアする・(2)確認編

[CBR250Four] サビで朽ちた冷却水回路をワンオフでレストアする・(2)確認編 新車で購入してから25年間、ワンオーナーで乗り続けているホンダ・CBR250Four SE に関するDIYトラブル克服記。今回は 「サーモスタットのニップル・サビで朽ち果て編」 の紹介・その2(確認編)。

◎その1(症状編)は → こちら

車輌から漏れ出た液体が冷却水であることの 念押し確認 をするため、エンジンが冷えた状態でラジエータキャップを取り外し、注ぎ口から少しずつ水を入れてみた。すると、確かに注いだ分の水が床下に垂れてくることが確認できた。これで、冷却水回路にトラブルが生じたことは、ほぼ100%確実 となった。

目視上、ラジエータ本体にはダメージは無いようなので、まずはガソリンタンクを上方に浮かし、次に左右のサイドカウルを取り外して車体内部の状態を観察する。今回に限ったことではないが、トラブルの原因究明をする場合、むやみやたらに部品を取り外してはいけない。少しずつ段階を踏んで、現状把握を重ねていく のが鉄則だ。

たとえば、冷却水で濡れているのはどの範囲か?どの方向からどの方向に向かって濡れているか?異物(飛び石など)が侵入した痕跡は無いか?・・・などという具合に注意して見ていけば、得られる情報量も増える。もしも焦って部品を取り外してしまうと、自分で 「原因に至る証拠」 を消してしまう恐れもある のだ。

<ラジエータ本体にダメージは無いようなので、他の冷却水回路にアクセスするため、タンクとカウルを取り外す>
ガソリンタンクを上方に浮かし、内部を観察する    左右のサイドカウルを取り外して状態を観察

すると、今回は意外なほどあっさりと故障部位が判明した。
ゴムホースだ!
ゴムホースの一端が「抜け落ちて」いたのだ!

<冷却水漏れの故障部位は簡単に判明した。フレームの内部にレイアウトされているゴムホースが抜けていた>
ゴムホースの一端が抜け落ちていた    見るとこのような状態であった

ラジエータ以外で冷却水ホースの引き回しがある部品として、サーモスタットが挙げられる。サーモスタットの状態を直接確認するため、その上に位置している点火系の部品を取り外す。目的の部品にアクセスするために、その妨げとなる他の部品を先に取り外さなければならないことは、よくあることだ。そして水温センサなどのハーネス類を脇に寄せると、以下の画像に示す通り、サーモスタットの全体像が姿を現す。

<左:赤い囲み部分がゴムホース。右:現れ出たサーモスタット。一見すると、特に異常は無いように見えるが?>
赤い囲み部分に、抜け落ちたゴムホースがある    現れたサーモスタット。一体どこに異常があるのか?

あれ?
一見すると、サーモスタットには異常が無いように見える。
ゴムホースが抜け落ちているなら、その接続口が見えるハズだが。
どこにニップル(=ゴムホースの差し込み口)がある のだろう?


その3(把握編) に続く。
2011年06月28日 イイね!

[CBR250Four] サビで朽ちた冷却水回路をワンオフでレストアする・(1)症状編

[CBR250Four] サビで朽ちた冷却水回路をワンオフでレストアする・(1)症状編新車で購入してから25年間、ワンオーナーで乗り続けているホンダ・CBR250Four SE に関するDIYトラブル克服記。今回は 「サーモスタットのニップル・サビで朽ち果て編」 の紹介・その1(症状編)。

その出来事は、2りんかん(バイク部品のチェーン店。クルマで言うオートバックスのような店)へフロントタイヤの交換をしに行ったときに起こった。
その日、私は事前にブリジストンの BATTLAX BT45(タイヤの銘柄) の在庫を確認したうえで2りんかんに向かったのだが、店舗まであと数百mの距離まで近づいたときに、一瞬だけ、走行中にガソリンタンクの下から白い煙?のようなもの?が立ちこめた(ような気がした)。

が、エンジン音に異音は認められず、また水温計の針の位置にも異常は無し。冷却水特有の臭いも感じられなかったことから、そのまま残り数百mを走って2りんかんの駐輪場に入れてエンジンを停止した・・・瞬間に・・・コンクリートの床に垂れ落ち始める液体があることを確認した。

<ケータイで撮影した当時の画像。オイルのような色をしていたが、実際にはエンジンオイルではなかった>
エンジン停止した瞬間に、何やら液漏れあり    手で触れてみると、オイルではなかった

漏れた液体が バッテリ液ではないことを確認 したのち、手で触れてみると、エンジンオイルのような粘性はないことが分かった。とすると冷却水か? ・・・などと 症状の全体像把握に努めている 作業中に、今度は明らかに目視で確認できるレベルでガソリンタンク下から もくもくと 水蒸気が立ち上がってきた。

冷却水漏れだ!
ラジエータのブローか?!
はたまたラジエータホースの劣化による亀裂か?
(※冷却水と主要なホース類は、約2年前に総交換しているのだが・・・)

恐らく、エンジン停止により→走行風がラジエータに当たらなくなったことで→冷却が追いつかなくなり→どこかの部品が昇温し(あるいはシール機能が失われて)→水蒸気が露出したのであろう。本来の目的であったタイヤ交換の作業依頼は即中止し、取り急ぎバイクを家まで戻して詳細観察することにした。

せっかくバイク店(2りんかん)にたどり着いたのに、どうしてそのまま点検整備を依頼しなかったのか? については、
  (1)オーナー自ら(つまり私本人)が症状全体を把握しないうちから、修理依頼をしたくない
  (2)CBR250Fourともなれば、低年式(20余年落ち)のため、業販店では修理できないかも
  (3)故障が簡単な内容ならば、自分でメンテナンスして直したい(修理費を節約したい)
といった理由からである。根が貧乏性 なもので。えぇ。

だが実は、この時点ではまだ、症状の深刻さ・・・パーツ欠品によりワンオフで部品をDIY製作することになろうとは・・・思ってもみなかった。


その2(確認編) に続く。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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