• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2017年11月18日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その5・イベント&VR編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その5・イベント&VR編)2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
今回は 「参加したイベント&体験したVR編」 です。



◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編
◎「その4」 は こちら → その他のカーメーカー編


■ホンダ ブースにて
スーパーカブとモンキー125が展示されている横で、動画製作体験イベントが開催されていました。体験者は、スーパーカブを模した木製のバイク(椅子)に座りながら、眼前のモニター画面の指示通りに前掲姿勢を取ったり手を振ったりします。

すると、その様子がまるでスーパーカブを運転しているかのような動画として合成されて、頭上の大スクリーンに映し出される・・・というものです。朝一番に参加したので、順番の待ち時間は10分間ほどでした。


<↓モニターの指示通りのアクションを取ると、それがカブに乗った動画として頭上の大スクリーンに放映>


私自身は大学生の頃、新聞配達(朝刊)のアルバイトでスーパーカブを使っていたことがあります。スーパーカブは人々の生活を縁の下で支えている、小さいけれど本当に偉大なバイクだと思います。

■DENSO ブースにて
DENSO のVR体験ブースは大変な人だかり。整理券を手に入れた上で、時間が来るまで待つことになります。最大で6人まで同時に参加可能で、参加者同士がお互いに協力しあいながらエリア内を歩き回り、与えられたミッション(課題)をクリアしていく・・・という、約10分間のゲーム型VR体験ブースになっています。

<↓参加者はヘッドセットや武器?アイテムを身に付けて、互いにエリア内を歩きながらゲームを進める>
 

<↓VR体験用のヘッドセットと、会場にセットされたスピーカー。公称インピーダンスが16Ωとなっていた>
 

サテライトスピーカーは瞬間最大で500W(常時最大125W)のようで、重量が見かけによらず3.2kg、インピーダンスは16Ω仕様となっていることが印象的でした(>私にとっては)。VRヘッドセットの4本の角(ツノ)は、本当に必要なのか単なるデザイン上の造形なのか、私には不明でした。

ところで、この DENSO のVRは「空間共有型 次世代VR」 と銘打っており、センサー装着で五感に訴える、というもののようです。


<↓「Future Tech Lab」 と書かれたパネルには、CGが初めて登場した頃の画風で博士が描かれていた>


この博士、最初は私が勝手に 「Dr.ラボ」 とか呼んでいたのですが、会場のナレーションをよくよく聞いてみると、どうやら 「フラットマン博士」 というようです。

<↓フラットマン博士の顔と後ろ姿のアップ>
 

この画風を見ると、真っ先に思い起こすのが、Dire Straits(ダイアーストレイツ)の Money for Nothing(マネー・フォー・ナッシング) という曲のPV。

♪ You play the guitar on the MTV
  That ain't workin' that's the way you do it
  Money for nothin' and chicks for free…

<↓1985年にリリースされたアルバム 「Brothers in Arms」 (全世界で3千万枚の売り上げ)に収録>


<↓DENSO のVR体験ブースのフラットマン博士を見て、ダイアーストレイツのこのPVが思い起こされる>
 

DENSO の、このフラットマン博士の 画風の意図 は何なのか。
気になるところです。


■TS Tech ブースにて
部品メーカー系ブースで、力が入っていたのが TS Teck。ここでは様々な体験イベントが展示されていました。

<↓まずは、「まるで浮遊している」 ような 「やすらぎ体験」 ができるシート>
 

次に体験したのは、走行シーンに応じて姿勢を制御するバイク用のシート。最初は、単に自動で上下するだけのシートかと思ったら違っていて、例えばコーナリング時は、シートに内蔵されたアクチュエータが、コーナーに合わせてライダーの腰周りをサポートするように動かす、というコンセプト製品でした。

<↓単に乗車時に 「アンコ抜きシート」 の機能を電動で行うだけではなかった>


<↓走行状態に応じて、シートそのものがライダーをアシストするというコンセプト>


<↓VRライドは私も体験。攻峠のときは別として、ロングツーリングでは疲労軽減効果が得られそう>
 

ニッチな感じのする製品ではありますが、製品自体の完成度は高いと思いました。
ただ、製品ではない別の部分で残念なところが・・・。

「TS Tech」 のロゴ、読めねーですよ(※右上画像を参照)。 「T」と「S」と「T」ech がつながっているんですね。「S」 だけ抜き文字扱いで白色、しかも背景色の白と混ざっている。最初に見たときに、先頭の文字は漢字の「下(した)」で、2番目はアルファベットの「F」の崩し文字かと思ったよ。


■トヨタ紡織 ブースにて
トヨタ紡織=TB(略語。通称:トヨボー)のブースでもVR体験コーナーがありました。ラリーカーの運転の模擬体験です。TBはトヨタ系のスポーツシートも造っていますので、GRシートに座ってのVR体験になります。

<↓VR画像は恐らく国内のローカルラリーステージ。TB製のスポーツシートに座って体験する>
 

<↓VRヘッドセットの装着前に、恐らくTBのブースのみが、使い捨ての保護シートを用意していた>
 

ここでトヨボー(TB)の細かな配慮に気がつきます。

他のメーカーのVR体験ブースでは、VRヘッドセットは前体験者が頭に装着したものを、そのまま使い回しで次の体験者が装着します。他人の肌に触れた緩衝パッドが、そのまま自分の肌に当たります。ところがTBでは、一人一人に使い捨ての保護シートを配っており、あらかじめこの保護シートで顔を覆ってから、VRヘッドセットが自分の肌に直接、触れないように装填するのです。

たった一回の装着のために、保護シートを捨てることになるのは惜しい気もしますが、来場者の肌ケアまで配慮する企業姿勢は評価されても良いのでは、と思いました。


■コンチネンタル ブースにて
コンチネンタル(通称:コンチ)のブースでも、何だかよく分かりませんがVR体験ができたようです。「~ようです」 というのは、たまたま子供が休憩用の座椅子に座って体験できたからであって、順番待ちで並ぶ場所が不明、体験する場所(エリア)が不明、終わったあと次に誰に渡せば良いのか不明・・・という、何だか混沌とした状態での体験だったからです。

<↓たまたま前体験者からヘッドセットを手渡しされて体験できただけ>


ちゃんと係員が説明しつつ現場を統率すれば、希望する人々にもっと効率よくVR体験する機会を与えることができたでしょうから、その点が残念ですね。企業として積極的なアピールをしないのか、あるは現場任せになってしまっているのか。来場者は混乱します。


「その6」 に続く予定。
(あともう少しで TMS2017 シリーズブログは終了予定。)
 ↓
 ↓
 ↓
2017-11-20(Mon.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その6・部品用品ブース編) をアップロードしました。
2017年11月16日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その4・その他のカーメーカー編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その4・その他のカーメーカー編)2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
これまでの 「バイク編」、「スバル編」、「マツダ編」 に続き、今回は 「(スバル、マツダ以外の)カーメーカー編」 です。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編

■プジョー ブースにて
プジョーは私が好きなメーカーの一つです。「205ターボ16」 や 「405」 などが好きでした。BGレガシィに10年間乗ったあとの買い換え候補に、プジョーも挙げていたほどです(当時は結局、縁が薄くて購入までには至りませんでしたが)。

<↓プジョーブースも、なかなか見物人が多かったです>


車名が3ケタの数字から4ケタに増えたあとのモデルは、あまり観察する機会がありませんでしたが、今回のモーターショーでは 5008 と 3008 に触れてみました。

<↓欧州車のブレーク(ワゴン)のリヤシートは、中央席も独立していることが多いように思います>


3人掛けの後席(セカンドシート)が、それぞれ独立してリクライニングやスライドする形式は好ましいですね。サードシートも、左右独立して床下に完全格納&フラット化できるデザインが主流になっているようですが、乗り心地(座面の厚み:クッション性の確保)との両立が難しそうに見えます。

その他、フロントシートの背面に可倒式テーブルが備わっているなど、使い勝手にも配慮されています(この手の装備は、日本車では軽自動車やコンパクトカーに多いですね)。プジョー車全体として、日本でのシェアがもっと伸びてほしいところです。


■三菱 ブースにて
あやうく三菱ブースは素通りするところでしたが、「はっ!義兄が三菱車ユーザーだった!(つい先日、パジェロを購入したばかりだった。)」 と思い起こし、立ち寄ることにしました。会社としての勢いは(かつてほど)感じられませんが、それでも見物人はそこそこいました。

<↓カタログ配布嬢を後ろから写してみるの図。(ステージモデルさん以外の)立ち仕事も、案外きつそう>


<↓オレンジを部分的な加飾として配色した例>


特別仕様車が展示されていましたが、サイドデカールなどはディーラーオプションで、オレンジの加飾パーツすべてが標準装備というわけではありませんでした。

上の画像に示す通り、リヤスポイラー下部をオレンジ色に色分けする手法には目新しさを感じませんが、ホイールのスポークの一部分のみに 「オレンジ色を挿す」 というチューニング(ワンポイントでコントラストを与える色彩設計手法)は参考になりそうです。


■VW ブースにて
VW の実車展示では up! GTI が目立っていました。個人的には、軽量コンパクトなスポーツ(スポーティ)モデルは歓迎です。国産車ではスイフトスポーツくらいしかなくなってしまいましたが・・・。

<↓フロントグリルのデザインなど、他の GTI モデルに倣った手法でまとめられているエクステリア>


<↓こちらはプラグインハイブリッド(1.4 L)のエンジンAssy説明パネル>


<↓そのエンジンAssyのモックアップ。良く見ると、何か意図を以てデザインされたとおぼしき部位もある>


電制アクチュエータ(>恐らく)から伸びているロッドの先端が、スイングバルブのリンクアームと接続する部分で 「丸棒から平板」 に形状がいったん変換されていました。なぜだろう?

リンクアームとバルブボディの間にはクリアランスが残されているので、薄板による省スペース化が目的ではなさそう。ということは、ロッドとアームの摺動による摩耗(→ 経年によるガタつき拡大)を嫌っているのだろうか? いやいや、アームとの接続部が円柱ピンである時点であまり影響は無さそう。とすると、単に製造性の向上が目的か。表面処理はしていないのか?

・・・といった具合に、構成部品のひとつひとつを観察しながら 「なぜなに」 を繰り返し、その形状に至った目的・意図・相反するであろうデメリットなどを(あくまで個人的な視点からですが)想像していくことにより、展示物も違った形で楽しめると思います。


■その他のブースにて
上記以外のブースで目に留まったものを、簡単に紹介してみます。まずはイケヤフォーミュラから。

<↓日本の登録申請(保安基準)をクリアして、ナンバープレートが付けられていた点はすばらしい>


良く見ると、エンジンカウルとサイドパネルの 「チリ(パネル間のスキマ)」 が均一ではないように見える・・・などというのは置いておいて。まずはナンバー取得しているという事実が、その重みを証明していることでしょう。

次はDS3。フロントドアパネルの造形が、日本車にはないデザインで試みされている点で目を引きました。キズが付いたり凹んだ場合の修理はどうするのだろう? ・・・と思うのは野暮か。


<↓帯状にボスが浮き出たようなデザインが与えられたフロントドアパネル>


最後にいすゞ。いすゞの展示場では 「6×6」 の車体展示手法(床下に、岩場や瓦礫などのラフロード的なイメージを持つ造形を集めたスタイル)が飛び込んできましたので、その 「一体感」 をカメラに納めようとして、私は何度かデジカメで撮影していました。

<↓このような演出手法を捉えるべく、最初はクルマ(と床下)だけを撮影していたのですが・・・>


そのうち、クルマだけを撮影している私を見つけたコンパニオンさんが、恐らくはサービス精神からなのでしょう、クルマの横にピッタリと立ってポーズを取ったまま離れずに、ジッとこちらの様子を伺っています。

その眼力に 「ハイ、分かりました。クルマといっしょに写すことにしますよ・・・。」 私は心の中で、そのようにつぶやきながらカメラを構えて撮った画像が、すぐ下の1枚(だけ)です。撮影後に、軽くお礼のお辞儀をしたところ、そのコンパニオンさんは満足そうな笑顔を浮かべます。まぁいいか。


<↓せっかくクルマの前でポーズを取っていただいたので、写したショット。これはこれで記念撮影ですね>


今回はコンパニオンさんよりもクルマ(6×6)の方が遙かに大きい(カブらない)ので、個人的にはまったく問題ありませんが、オートサロンでは 「オレはクルマを写したいんだ、頼むからクルマの前からどけてくれ!」 と思うようなモデルさんの場合もあり、「良かれと思うサービス精神」 と 「要らんからジャマだという要望」 の折り合いは、実は難しいこともありますな。


「その5」 に続く。
(以降のモーターショー雑感ブログは、「イベント&VR編」「部品用品ブース編」「会場で目についたもの編」 の3話分で終了する見込みです。)
 ↓
 ↓
 ↓
2017-11-18(Sat.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その5・イベント&VR編) をアップロードしました。
2017年11月12日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その3・マツダ編、私見 炸裂ご容赦!)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その3・マツダ編、私見 炸裂ご容赦!)2017年の東京モーターショーを見てきての雑感ブログです。「その3」 はマツダ編です。

思ったことを素直に文書に起こしますが、あくまで個人的な視点に基づく雑感であり、他意はございません。お気を悪くされませんよう、お願いいたします。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編

■独自路線のマツダ
巷では、マツダはスバルと並んで個性的なクルマ造りをするメーカーだと認知されています。私もそのように思っています。最近の例では、SKYACTIV-X。何より、量産を見据えて技術的な見通し立てをした上で、技術発表や試作車でのマスコミ試乗イベントにこぎつけた企業努力に対し、(素人の個人が偉そうに言うものではありませんが)敬意を表したいと思います。

個人的には、SPCCI(火花点火制御による圧縮着火)はハード構成よりもソフト構築・・・ロジックと定数設定がキモだと思っています。テストベンチでの定常運転とは異なり、実際の市場では 「過渡運転状態」 が支配的 ですので、狙いの燃焼設計が成立する範囲を広げつつ、それ以外の運転領域との 「つながり」 をいかになめらかにセッティングするか。どこまで実世界を網羅した制御を尽くせるか。

そこに技術的なチャレンジがあると思っています。


# (個名を出してすみませんが)鳴り物入りで三菱のGDI が
# 登場したときの二の舞にならなければ良いな、と思います。

■KAI CONCEPT
マツダブースに着いたら まず SKYACTIV-X の展示を見よう!と思っていた のですが、コンセプトカーのデザインを目の当たりにして、そんな思いをすっかり忘れてしまうインパクト に出くわしました。最初に見たそのコンセプトモデルが、ターンテーブル上で回っている 魁(KAI) でしたので、以下、その ”インパクト” について順を追って説明します。

<↓魁のリヤビュー。コンセプトモデルながら、リヤの造形は十分に量産(現実性)を考慮したデザイン>


ターンテーブル上の魁(KAI)は、最初にリヤを私の方に向けていました。リヤは、現実味のある造形です。量産反映モデルもこれに近いのでしょう。そして、時計回りに回転しながら リヤ→右側面→フロント→左側面・・・と順番にその姿を私に見せていきました。

<↓回転が進むにつれてその全景を見せていく魁。リヤと較べるとフロントはショーモデル的要素が残る>


ターンテーブルの回転が270°に達したところで、魁の左側面が現れます。今まで真正面から見ていたフロントが、真横から観察可能なアングルに変わるのですが、その瞬間に違和感が! ボンネットフードの先端が長すぎる のです。

<↓私にとって、魁のデザインで一番の違和感のある部分


ここで瞬時に、私の頭の中でシミュレーションが始まります。

現実世界においては、道路を走っているときの両脇だけでなく、駐車スペース周辺にも、電信柱(電柱)が立っていることが多いです。下の画像は、その実例です。


<↓リアルワールドでは、クルマを走らせたり止まらせたりする場面で、近くに必ず電柱が立っています>
 

この広い世の中では、万一の事故の際に、不注意でクルマを電柱にぶつけてしまう事例もある ことでしょう。そんなとき、このコンセプトモデル:魁(KAI)は、いったいどんな状況となるのか、予測してみましょう。

<↓人間、誰でも不注意というものはある。以下は電柱にフロントから突っこんでしまう場合のイメージ図>


<↓魁が電柱に突っこむ場合の直前の状態(※ボンネットの長さに注目)>


<↓魁が電柱にぶつかってしまった場合の予想図(最初に凹む部分は明らか)>


このクルマは、ボンネットがバンパーなのですか?

私がボンネットフードの長さに 「違和感がある」 と述べたのは、上記の理由からです。ここで、ふと更なる疑問が浮かびます。「そう言えば、もう1台、サメ(鮫)みたいなモデルがあったな~。」 と。サメブース(>失礼!他意はございません)に移動することにします。

■VISION COUPE
サメ(鮫)ブースに到着。正式名称は VISION COUPE とのこと(すみません、魁 も VISION COUPE も、まったく 予備知識なし に見に来ています)。予備知識がないので、逆に言うと、先入観も無く、その場でありのままに感じたことを、この雑感ブログで備忘録として再現しています。

<↓VISION COUPE にたどり着く。実車を見ると前後に長い!果たしてフロントはどんなデザインなのか>


<↓このテーブルも、時計回りにゆっくりと回転している(・・・フロントが現れるのはまだか?!)>


<↓ようやくフロントビューが来た~! 個人的には、やはり○印の部分に違和感あり>


この広い世の中では、万一の事故の際に、不注意でクルマを電柱にぶつけてしまう事例もある ことでしょう。そんなとき、このコンセプトモデル:VISION COUPE でも、どんな状況となるのか予測してみます。

<↓比較的 低車速ながらも止まりきれずに VISION COUPE が電柱にぶつかってしまう場合のイメージ図>


<↓VISION COUPE が電柱に突っこむ場合の直前の状態(※ボンネットの長さに注目)>


<↓魁が電柱にぶつかってしまった場合の予想図(最初に凹む部分は明らか)>


このクルマも、ボンネットがバンパーなのですか?

いわゆるバンパーは、どこにあるのでしょう。一般的にバンパーとは、それ以外のボディの凹みを守るために存在する(だから、その名=bumper の通り緩衝器の役割)のではないでしょうか。

<ご参考:バンパーに対する当方の考えを示した過去ブログ>
◎2005年08月24日 → ダンプvs軽、二輪vs四輪・・・衝突コンパチビリティについて(前編)
◎2005年08月25日 → ダンプvs軽、二輪vs四輪・・・衝突コンパチビリティについて(中編)

■CX-5
ここで、ひるがえって考えてみた。「ショーモデルは、あくまでショーモデル。今後のデザイン方向性を世に示すためのコンセプトモデルであるから、量産時にはデザインがリファインされることも多い。」 ・・・ということで、「ならば、量産車を見てみよう。」 と。

<↓コンセプトモデルではない、量産車の CX-5 のボンネット先端を観察してみた結果・・・>


変わらんやんけ~。

ボンネット先端が、ノーズコーン(フロントグリル上端の ”ひさし”)になってるだけで、ボディの中でここが一番、前方に突き出たデザインやん。バンパーはどこにあんねん?

上記一件があってから、私の中では 「マツダ→独自技術でかんばっている」 というイメージから、「デザインアイデンティに、逆に縛られていないのか? デザインする前に、機能との紐(ひも)付けを忘れていないか?」 との疑問が湧くことになったのでした(ので、SKYACTIV-X を見ることをすっかり忘れてしまった次第です)。

■ロードスター
マツダブースでは、実車に自由に触れてシートに座れる展示車として、ロードスターがありました。個人的には、「ロードスター」 と聞くと、未だに 「マツダ」 というよりも 「ユーノス」 のイメージが強いです(就職したての頃、知人がいっぱい働いてNAロードスターを買ったので、「労働スター」 というイメージもあります)。

我が家では以前、「ヴィヴィオGX-T」 というスバルの4人乗りオープンカー(タルガトップ、スーパーチャージャーの軽自動車)に乗っていましたので、オープンカーの爽快感は身を以て体験しています。そこでせっかくですので、子供たちをロードスターに乗せて、屋根を収納したオープン状態を体感させます。


<↓オープンエアの雰囲気を味わう子供たち。スバルに限らず、世の中の色々なクルマに触れてほしい>
 

結局、マツダブースでは 「長いボンネットがフロントバンパー代わり(?)」 の件(見た目のデザイン優先の確信犯ですな! 本来、デザインとは機能や役割の裏付けがあってのものですけどね)が強烈に印象付けされてしまいました。

独自の技術が、作り手サイドの変なこだわりと化してしまい、ユーザーオリエンテッドから離れてしまわないことを祈るばかりです。・・・以上、私見炸裂の雑感ですので悪しからず。



「その4」 に続く予定。
 ↓
 ↓
 ↓
2017-11-16(Thu.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その4・その他のカーメーカー編) をアップロードしました。
2017年11月11日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その2・スバル編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その2・スバル編)2017年の東京モーターショーを見てきての、個人的な視点に基づく雑感ブログです。
当初は 「その1・バイク編」 に続けて 「その2・クルマ編」 を、今回まとめて書くつもりでした。

ところが実際に書き始めると、マツダ車に対する雑感(記述ボリューム)が多くなってしまったため、「クルマ編」 は 「スバル編」「マツダ編」「その他 一般編」 の3つに分けた上でブログアップすることにします。


■スバルブースにて
今年の年末近くになって、日産自動車とスバルでは、製造ラインにおける新車の完成検査問題(資格を与えられた認定員が実施するという規則に対し、無資格者が実施していた・・・などの件)が発覚。日産とスバルでは、その中身や根深さがまったく異なるのですが、一般のお客様にとっては大同小異。

東京モーターショーでは、奇しくも日産とスバルが隣り合うブース設営となっており、会場にいた人々の間では 「おっ!やっちゃった連合だね」 などと揶揄されていました(※実際にそのような発言をする人を、私自身が間近で聞きました)。しかし、スバルブースに訪れる人々の数は大変多く、賑わっていました。


<↓スバルブースの受付(カタログ配布嬢の脇)。一見すると目立たないが、「お詫び」が展示されていた>
 

■XV FUN ADVENTURE CONCEPT
ブース内で、常に人々が入れ替わって見物していた車両がXV ファン アドベンチャー・コンセプトでした。でも車両を見る人々が半分、テントを眺める人々が半分、という感じでした。個人的には、車両そのものよりも、「(ショーの展示形態として)車両の屋根とテントの底が、どのように締結されているのか?」 が関心事でした。

<↓クルマとテントは、ルーフレール上のキャリアベースを介したアタッチメントによりテントフレームに固定>
 

このコンセプトカーのボディカラーは何て言うのでしょう。色そのものは異なりますが、光の反射加減などを見ると、以前のBHレガシィ(新世紀レガシィ、初期型)に設定されていたマスタードマイカ(通称:からし色)を連想しました。

■S208 NBR CHALLENGE PACKAGE
次に見たのは、市販が予定されている S208。ボディカラーは、すでに他機種で量産されている色(クールグレーカーキ)の横展開。

<↓実車にて現色を確認すると、見た目は悪くないと思います>


私は当初、「クールグレーカーキ」 なる色自体になじめず、「う~ん・・・」 と違和感を感じたものでしたが、現車を見続けていると次第に 「これもアリかな」 と思えるようになりました。コントラストとしては、組み合わせる外装部品(OPパーツやドレスアップ類)は黒系が映えると感じます。スポット的な部分加飾としては、(赤やオレンジではなく)薄いピンク系もアリかな、と思います。

次に、S208 に仕込まれた 「隠し文字(?)」 について。
まずは以下の画像をご覧下さい。


<↓フロントバンパーサイドの大型ベゼルの奥に、実は隠し文字(?)が・・・>


<↓ベゼルの奥に、新規に起こした樹脂型による 「STI」 の文字が確認できます>


スバルやSTIの公式ページ(ニュースリリースなど)の画像に何やら陰影が認められたため、モーターショーで現車を確認したところ、ようやく 「STI」 という型文字だと確認できました。現行のWRX(年改区分Dタイプ)には無いと思いますので、S208 専用に量産型を起こしたのでしょう。

果たしてこの 「隠し文字(?)」 に気がついた人は、何人いらっしゃるのか・・・。

次にNBRチャンレンジパッケージのアイコンの一つ、リヤウィングを見てみます。ドライカーボン製であることが 「売り(訴求点)」 となっていますが、両端の垂直翼には特徴あるカーボン柄が確認できません。ドライカーボンは水平翼にしか採用されていないのでしょうか?


<↓ステーと水平翼との固定方法は、L字型ブラケットを介してこのように締結(上:4箇所、下:2箇所)>


特にアナウンスされていないようですが、水平翼の角度は2段階調整式のようでした(ブラケットの後ろ側にボルト通し穴が縦方向に2箇所、空いていたため)。次にフロント周りを眺めてみます。

<↓現行D型WRX-STI と基本を共用するデザイン制約がありながら、部分的な専用部品で造形を演出>


真横から見ると、バンパーサイドの専用大型ベゼル(マイナーチェンジで廃止されてしまったフォグランプの跡地の部品)は、バンパーフェース面に対して前方に張り出しているのですね。こういった部分は、カタログ画像だけでは分からないものです。

<↓リヤ周り。クールグレーカーキには、赤やオレンジよりもピンク系の加飾の方が似合いそう(>私見)>


せっかく追加したリヤバンパーストライプは、既存の牽引フックカバーによって3分割に分断されていますね。遠目からは目立たないですけど。

ところでこのショーモデル(シリアルNo.000/450)には、「サイドアンダースポイラー(前後の車輪間)」「リヤサイドアンダースポイラー(後輪の後ろ側)」 が装着されていましたが、これらは実は標準装備ではなくオプション部品。さらに言うと、「リヤアンダースポイラー(リヤバンパーの下)」 もオプション扱い

高額特装車だからSTI パーツが標準装備か、と思っていたら、ディーラー装着オプションです。なぜ最初から付けない?? 部品用品販売によるディーラー収益確保のためなのでしょうか?

次はシートや内装。


<↓室内、特に後部座席を確認してみる。ネットで出回っている画像は、フロントシートばかりですのでね>
 

S208 も、後部座席用のシートベルトは(前席と同様に)赤色が採用されていました。画像では分かりにくいのですが、シートそのものの配色も、前席に習っていました(左右席の両肩部分が白とかシルバーっぽい)。

巷では、「S208 は最後のEJ20ターボを積むWRX」 と言われているようで、高額(626万円超~710万円超)であるにも関わらず、完売になりそうですね。スバル車で710万円強。日本で人気の主な輸入車よりも高額です。

こうして、スバルブースには極短時間しか いませんでしたが、そのほとんどの時間を、 S208 の細部観察に使ってしまいました。・・・ということで、他の車両はほとんど見ていません(あしからず)。



「その3・マツダ編」 に続く予定。
 ↓
 ↓
 ↓
2017-11-12(Sun.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その3・マツダ編、私見 炸裂ご容赦!) をアップロードしました。
Posted at 2017/11/11 15:59:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ
2017年11月05日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その1・バイク編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その1・バイク編)去る11月3日、家族と一緒に東京モーターショーを見に行きました。限られた時間の中での見学でしたが、思ったこと・感じたことなどを、数回に分けてブログアップしたいと思います。

まず初回(その1)はバイク編からです。


「その2」 以降は、クルマ編、部品用品編、会場で目についたもの編、を記すつもりです。

■会場入りまでの状況(立て看板に注意)
クルマ(エクシーガtS)で自宅を8時20分ころ出発し、10時開場の約30分前に無事ビッグサイトに到着。会場周辺に近づいた際、交差点の至るところで 「駐車場 満車」 の看板が立っていたため、当初は係員の誘導に従って臨時駐車場へと向かいました。

・・・が、臨時駐車場に向かうと、そこは隣接したビル内のフツーの有料駐車場。聞くと、一日駐車で料金上限無しの時間貸し駐車場とのこと。ふと考えてみると、ビッグサイト周辺の交差点に立っていた 「駐車場 満車」 の看板はペイント文字の固定看板で、駐車場の状態を時々刻々とリアルタイムで表示している電光掲示板ではありません。

恐らく、最初から終わりまで、朝から晩まで、いつまでも 「満車」 と表示しているだけの看板ではなかろうか・・・開場30分前に来て、すでに満車はないだろう、と判断。ビッグサイトの東側駐車場に向かう列の最後尾に並ぶと、ほどなくして無事に駐車場に入場できました。しかも会場の東出入口の間際に駐めることができました。


# 意味のない 「駐車場 満車」 の立て看板はやめてほしい。

■ホンダブースにて
前売り券を持っていましたが、周辺の人々もみんな前売り券を持っている人々ばかりだった(むしろ当日券を買い求める人々の列の方が少なかった)ため、10時15分頃にようやく東出入口から入場できました。

会場入りすると、最初のブースはホンダでした。


<↓バイク単体だけでなく、それを操るライダーを模したモデルも併設することで、臨場感が出ますね>


ふと見ると、「Let's touch(触ってみよう)」 と題された展示物があります。そこには競技用のカウルやマフラーが置いてあり、自由に手で持って 「レーシングパーツの軽さ」 を実感することができるようになっていました。私も(恐らくチタン製の)マフラーを持ってみましたが、とにかく軽い!超軽量! 数百[g] 程度・・・恐らく800~900[g] にも満たないのでは?と思われるような軽さでした。

<↓(左)驚異的な軽さのレーシングマフラー(片手で楽々) (右)>MotoGP(マルケス選手)のFダンパー>
 

MotoGP(マルク・マルケス選手)では、ホンダは最終戦(バレンシアGP)を待たずして2017年のコンストラクター・チャンピオンに決定しましたが、そのマシンのレプリカを見ると、フロントダンパーは別体タンク構造を持ったオーリンズ製でした。果たしてダンパーオイルの粘度は、レース(季節、外気温)ごとに変えているのでしょうか?

■CBR250RR
ホンダブースで次に見たのは、CBR250RRのカスタマイズモデルです。CBR250RRのご先祖様に相当する、CBR250Fourユーザーである私にとって、RRは気になるモデルではあります。でも4気筒の250Fourに対し、現代のRRは2気筒。末裔とは言っても、系譜は異なると認識した方が良いかもしれません。

<↓いかにも現代的な構造(特に異形断面マフラーやRブレーキディスク)が分かるショット>


<↓個人的に機能美を感じるのは、このあたり>


しかしながら、ただでさえ高価なCBR250RR(参考:標準車で75.6万円から。ABS装着車だと約80.7万円から)。それをカスタマイズすると、かなり高価になってしまいます。「どこで手を打つ(カスタマイズに見切りを付ける)か」 が、ユーザーの関心事となるような気がします。

# いや~、250ccで80万円超(ABSモデル、カスタマイズ無し)って・・・。
# 昔のナナハンよりも高価だ。

■モンキー125
次はモンキー125。実は、私はモンキーRも所有しています。中古のモンキーRを買って、エンジン全バラシ。武川80ccボアアップキットと上野のバイク街で買ったツインクラッチキットを組み合わせてカスタマイズした仕様にしています(現在は保管中)。

ですので、モンキー125(のほか、グロム125)にも興味はあります。


<↓歴代のエッセンスを保ちながら現代的なアレンジが施されており、いつ市販されても不思議ではない>


ふとエンジンを見ると、「あれ?コレは何だろう?」 という部品に目が留まります。エンジンの左右両側に、排気系のセンサーとおぼしきパーツが追加されていることが分かります。

<↓まずは右サイド。黒い板金製のガードで囲まれている奥の部品は何だ?・・・ということで覗き込む>
 

<↓左サイドにも目をやると、やはりセンサーが装着されている(こちらはシリンダー筒内に付いている)>
 

形状から判断すると、A/Fセンサ(LAFセンサ)やO2センサのように思えます。が、触媒の前後に付いておらず、右側のセンサはシリンダヘッドの燃焼室側に、左側のセンサはシリンダ筒内に付いているように見えます。排気温度センサにしては太いので、恐らくは 排ガスマネジメント(燃焼制御や浄化性能)に関わるセンサ ではないか、と思います。

このあたりからも、従来のモンキーの50ccカテゴリーでは(コスト的に)成立させることが難しい環境性能を、125ccクラスにシフトさせることでトータル性能での解決(バランス)を図ったように思えます。


■PCX HYBRID
二輪のハイブリッド、という意欲作。恐らく、ホンダ社内でも 「メリット(売り)は何か?」 を議論した上での開発展示になったのだろう、と思われます。ホンダ用語で置き換えると、「PCX HYBRID の A00は何か?」 になるかと思います。

<↓(個人的には)色々な意味でチャレンジングに思える PCX HYBRID>


ここで 「A00(エー・ゼロ・ゼロ)」 とは、ホンダ社内で用いられる用語で 「本質的な目的」 を意味します。元々は、アメリカ軍隊の指令書の中で 「任務の目的」 を表す言葉だったとのこと。

話をPCXに戻すと、eSPエンジンを積んだPCXは燃費が良い。それをハイブリッドにすると、重量がかさむ。そもそもバイクをハイブリッド化するメリットは何なのか。ユーザーメリットは果たして何になるのか。市場で理解されるのか・・・そんな 「A00」 のワイガヤ(社内議論)を経て、TMS2017 での展示になったのだと(個人的には)想像しています。


# ちなみに家族は現PCXユーザーですので、今後の動向を見守りたいと思います。

■スズキ・GSX-R125 & GSX250R
ホンダブースの次に立ち寄ったブースは、スズキです。個人的には、125ccクラスが面白いと思っています。

<↓ブランニューのGSX-R125>


スズキの場合もバイクの車名には命名法があるのですが、最近はGSXのあとにハイフン(-)が付いたり付かなかったり、排気量を表す数字の前にRが付いたり、Rのあとに排気量を表す数字が来たり、RじゃなくてSが付いたりなど、なんだか混沌としている気がします。

<↓フロントディスクは大径シングルプレート。コントロール性と制動力の両方に優れると思われる>


フロントディスクはかなり大径ですね。個人的な経験上、小径のダブルディスクよりも大径のシングルディスクの方が、はるかに扱い易いですね。具体的には、前者はCBR250F、後者はVTR250などです。

ところで上記画像で、フロントディスクの内側にさらに小さな円盤があるので、「これはABSの回転センサ用のプレートですか?」 と 技術説明員に尋ねた ところ、「はい、その通りです。」 との回答でした。さらに 「最近では、このクラスでもABSを標準装備させないと、ワールドマーケットでは商売にならないのです。」 と教えていただきました。バイクでもスポーツABSが(小排気量車にも)積極採用される時代なのですね。


<↓GSX250Rにまたがってみた子供。子供も免許を取れば、母娘2代でライダーになるのですが・・・>
 

次はGSX250R。GSX-250R(ハイフン入り)でもなく、GSX-R250(いわゆるジスペケの250)でもなく、「GSX250R」。よく分かりませんが、新環境対応のオールラウンダーという扱いなのでしょうか。

ちなみに妻はかつて「GSX-R250」に乗っていました。もちろん4気筒のね。確か、3000rpm未満はタコメータの目盛りが無かったですね。アイドリング調整が面倒になると思うのですが、当時はそれすら 「レーシー」 ということで売りになる時代でした。クオーターマルチと2スト250は、もう出ないでしょうねぇ・・・。


■ヤマハ、八千代工業、MSソリューションズ
ヤマハは、時としてエポックメーキングな製品をリリースするメーカーという印象があります(例:RZ250、FZ250フェーザー、トリシティなど)。楽器メーカーのYAMAHAと発動機のヤマハがコラボして共同研究を発表したことも、記憶に新しいです。

<↓LMW(Leaning Multi Wheel)で独自の境地を切り開いたヤマハの、現時点での集大成モデルの一つ>


上記モデルは、実際の市販化を視野に入れた場合はまだまだ色々なゲートウェイが残っていると思いますが、技術的にはすでに耐久信頼性を確保できているのではないか、と思っています。今後に期待です。

さて、会場を歩き回っていると、二輪メーカ以外でも二輪車の展示がありました。その中で、目についたものを紹介します。


<↓ホンダS660で知られる八千代工業は、バイク関係の展示もしていた(ただし市販予定なし、とのこと)>


<↓こちらはMSソリューションズの「notte」。ガソリンエンジンを搭載せず電動モーターを搭載するバイク>


電動バイクの notte。その名の通り、「乗って!」 なのですが、開発費同様に宣伝費もかけて、知名度を向上させないと苦しいでしょう。世間に知らしめないと選択肢にも上らない。でも宣伝費を掛け過ぎて、量産が受注に間に合わなくなっても、また課題。この手のものは、インフラだけでなく販売網の確保も。商業ベースに乗せるためには、(素人が考えただけでも)色々と難しそうなことが分かります。ガンバレ!>関係者殿。

■カワサキ
最後はカワサキのバイクです。カワサキのバイクは、特撮番組(例:人造人間キカイダー)や漫画(例:あいつとララバイ)などにも多く登場してきました。人生の中で、(マツダのロータリーエンジン搭載車とともに)一度は乗ってみたいバイクメーカーです。

<↓全面刷新した新型 Ninja250 (39ps/12,500rpm)で CBR250RR(38ps) に追い込みをかけるカワサキ>


<↓個々の要素はコンベンショナルに見えるけど、車両全体としては新しくかつカッコ良く見えるカワサキ>
 

カワサキブースでは、モーターショーのカタログをいただこうとしたのですが、「申し訳ございません。紙で印刷したカタログはございません。QRコード(2次元バーコード)をお渡ししますので、そちらにアクセスしてダウンロードしてください。」 とのことでした。

札幌の義兄がカワサキユーザー(@1200cc)ですが、おいそれと上京できないことから、私が記念にモーターショーのカタログを送付して喜んでもらおうと思っていたのですが、その意図はもろくも崩れ去りました。残念ですが、これも時代の流れですね。



以上、TMS2017 の中で、個人的に目が向いたモデル(バイク編)に個人的な雑感を添えて紹介させていただきました。雑感ですので、他意はございません。思った通りに述べさせていただきましたので、悪しからず。

「その2」 に続く。
 ↓
 ↓
 ↓
2017-11-11(Sat.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その2・スバル編) をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2017/11 >>

   1 234
5678910 11
12131415 1617 18
19 20 2122 23 24 25
26 27 28 29 30  

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation