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調布市のKAZのブログ一覧

2021年07月26日 イイね!

[BPレガシィ] 7回目(15年経過)のユーザー車検・後編(本番当日&後日談)

[BPレガシィ] 7回目(15年経過)のユーザー車検・後編(本番当日&後日談)愛車・BP5D型レガシィ(2006年式、2.0Lターボ6速MT)の7回目(15年経過)の車検を、これまでと同様、ユーザー車検で通してきました。

ただ今回は、小学生の息子を「夏休みの自由研究」を兼ねて、一緒に車検場に連れて行きました。このブログは、その様子の「後編」です。


◎「前編」は こちら → 事前準備の巻

■多摩自動車検査登録事務所へ
7/21(水)。いよいよユーザー車検当日を迎えました。私は仕事の休暇を取りましたが、小学校はちょうどこの日から夏休み開始です。「夏休みの自由研究のテーマになる」という理由で、息子を助手席に乗せて朝9時過ぎに自宅を出発。現場には、受付開始時間の10時頃に到着しました。

息子は、クルマだけでなくバイクも来ていることや、ナンバープレートのない車両(や改造車)もあったことに、ちょっとした驚きがあったようです。早速、継続審査用の用紙3点セットを別棟で入手し、重量税を納付します。


<↓こちらの別棟で継続審査用の用紙3点セットを入手し、印紙を貼ってもらったあと本館に移動>
 

継続審査の用紙3点セットとは、以下の画像に示すものです。
黄色い枠内に必要事項を記入します(一部は鉛筆書き)。
こうした手続きの流れも、小学生の息子に説明します。


<↓「自動車検査票1」:自動車審査証紙1400円、自動車検査登録印紙400円>


<↓「自動車重量税納付書」:私のレガシィは15年超で45600円になります>


<↓「継続検査申請書」:記入後に押印を忘れないように>


<↓筆記用具(ボールペンと鉛筆)と当日のカレンダーは、記入台に備わっています>


記入チェックを終えたら、多摩の陸事では6番窓口がユーザー車検受付窓口になります。先ほどの用紙3点セットのほか、現状の車検証、現状と向こう2年間の自賠責保険証、記入済み点検整備記録簿のコピーを添えて6番窓口に提出します。

■検査の車列に並ぶ
受付が済んだら、いよいよ検査の車列に並びます。いつもの3番レーンの最後尾に並びます(4WD車は3番または4番レーンですが、4番は工事中のため必然的に3番に)。

<↓4番レーンが工事中のためか、いつもと較べてクルマの量が多く、なかなか進まない>
 

検査ライン(建屋)に入る前には、同一性の確認(車体番号のチェック)や灯火類の検査などがあります。検査員が先行車を1台1台、確認していく様子を助手席の息子に説明します。

息子は、この炎天下の暑い中、時には路面に這いつくばって下廻りをのぞき込む検査員さんの真摯な姿を見て、その苦労に思いやっているようでした。

そしていよいよ、私のレガシィの順番がやってきました。
 ・ボンネットフードを開けて車体番号の確認 → OK
 ・前後の灯火類の確認(リヤフォグ含む)→ OK
 ・ワイパー&ウォッシャの作動確認 → OK
 ・ホーンの作動確認 → OK

続いて私はクルマから降りて、検査員が運転席まわりを眺めながら
 ・インパネの警告灯のエラー表示無しの確認 → OK
 ・フロントウィンドウ上端20%を超える貼付物なしを確認 → OK
 ・運転席と助手席のサイドウィンドウにフィルムありを確認 → 審議(※)
だけで終わらず
 ・リヤドアを開けて後部座席とその周辺の様子を確認 → OK
さらに
 ・マフラーの音量計測(@4200rpm、空ぶかし) → OK

という流れでチェックしていきました。特に、運転席と助手席のサイドウィンドウのフィルム(※ディーラーで貼ってもらったUVカットフィルムで、非着色タイプ)は、ガラス端をよーく観察しないとフィルム自体の存在が分からないほどなのですが、しっかりと「貼ってありますね」と検知されました。

結果、検査の本ライン(3番レーン)が終わったあとに、窓フィルムの検査を受けるために「0番レーンに並んでください」との指示を受けました…。

多摩自動車検査登録事務所では、前回(2年前)のときもそうでしたが、運転席と助手席のサイドウィンドウのフィルムについては厳しくチェックされますので、要注意です。


<↓サイドウィンドウに非着色のUVカットフィルムを貼っただけなのですが、別ラインに並べ…との指示>


なお、APEXi(アペクセラ)のアクティブテールサイレンサーについては、(前回もですが)まったく何も言われませんでした。

■検査員さんの取り計らい
メインライン(3番レーンの検査ライン)にたどり着いた時には、11:30を回っていました。受付してから、かれこれ1時間以上、順番待ちをしていたことになります。

その間、息子には「サイドスリップ(斜行などしないか)」「スピードメーター(速度表示は範囲内か)」「ブレーキ(確実に効くか)」「排ガス(濃度は基準値以下か)」「ヘッドライト(明るさと向きは適切か)」「下廻り(異常はないか)」といった検査の内容を、口頭で説明してありますが、実際に見て(体験して)みないことには、なかなか理解できないことでしょう。

いよいよ私たちのレガシィの順番になりましたが、2年前とは検査項目の順番が変わっており、最初はガス検からでした。しかも、検出棒(センサー)をマフラーエンドに挿入したあと、ドライバーが所定の場所(荷重センサーあり)に立たないと排ガス測定が開始されない…というシステムに改修されていました。


<↓車両から離れて、この場所に立たないと排ガス測定が開始されない…のは、安全への配慮からか>


ここで、検査員さんから声がけいただきました。

本来は、3番レーンと4番レーンの間に「見学通路」があるのですが、いま4番レーンは工事中であること。また、小学生の子供を一人で「見学通路」を歩かせるよりも、「父のクルマに乗ってもらった方が安全」とのご判断をいただき、何と「助手席に同乗したまま検査ラインを通っても良い」許可をいただきました。

思いがけず、大変ありがたい温情です。
(息子も喜んでおります。)


■検査ラインの様子(ドラレコのデータより)
ここからは、ドラレコのデータから拾い読みします。
(※クリックで画像は拡大します。)


<↓ガス検の次は、サイドスリップ。右側の信号が赤から青に変わると、進むことができる>


<↓サイドスリップの検査結果は「○」。車両が進むうちにリアルタイムで結果が表示される>


以前は、天井からぶら下がった「電光掲示板」に「進め/止まれ」などの指示や検査結果が表示されていた記憶なのですが、今回は「大型のカラーディスプレィ」に置き換わっていました。検査ラインも、設備のアップデートがされているのですね。

<↓続いてスピードメーター。「4輪をテスタに乗せる」との指示表示あり>


4輪をローラー(四駆シャーシのようなもの)の上に載せます。係員から窓越しに、「まるで病院のナースコールのような」押しボタン式スイッチ(有線)を渡されます。ローラー(ダイナモ)上で2速ないし3速で加速し、車速が40km/hに達したタイミングで押釦します。

<↓スピードメーター検査は、特に問題もなくパス>
 

<↓次はヘッドライトの検査です。ロービームを点灯させて待機します>


自動検査機が自車の前を横切る形でスライド移動し、ヘッドライトのポジション(高さ)に合わせた位置でいったん止まります。

<↓ヘッドライトの検査中(右側、左側、それぞれで自動的に検査)>


<↓事前に樹脂の黄ばみを除去&UVコーティングし、光軸も調整しておいた甲斐あって問題無くパス>
 

<↓次はフットブレーキとパーキングブレーキの制動検査。モニター表示の指示に従って操作します>


ブレーキを含めて、ここまでは問題なし。
車両を進め、下廻りの検査の前に、いったん結果を用紙に印字(記録)させます。


<↓モニターは「前進して記録」の表示>


ここまで来たら、あと少し。3番レーンでは、最後の検査となる下廻りです。息子には「車体が大きく揺れるからね!」と伝えておきます。

<↓下廻りの検査中。車体を大きく揺すられたり、締結部を打診棒でカンカン叩かれたりします>


息子は助手席に乗ったまま、車体の下で脚周りや締結チェックを受ける様子を肌で直に感じて、大変驚くとともに感嘆していました。「これもクルマの健康診断のひとつなんだよ」と伝えると、納得した様子でした。

<↓下廻りの検査も無事にパス>


<↓メインライン(3番レーン)の検査はすべて一発でOK結果>
 

これで終わり…と言いたいところですが、実はまだ一つだけ検査が残っています。最初に指摘いただいた「窓フィルム」の透過率の検査です。

■ウィンドウフィルムの透過率の検査
運転席と助手席に、着色ではない単なるUVカットフィルムを貼っていても、フィルムはフィルム。経年劣化によって、所定の透過率を下回る可能性はあります。言い訳無用で0番レーンにレガシィを移動させます。

<↓フォルムの透過性検査を受けるため、0番レーンに並んで順番待ち>


0番レーンも順番待ちのクルマが多く、しばらく待つことになりました。ここで2年前の嫌(いや)~な記憶がよみがえります。

2年前の6回目(13年経過時点)のユーザー車検の際に、それまでただの一度も指摘をいただいたことの無かったフィルム検査を受けることになり、結果、フィルムを剥がして対応…ということがあったのです。(その後、新品のUVカットフィルムをディーラーさんで貼り直しして、現在に至る。)

ディーラーだと指摘されないのに陸事(@多摩)では指摘されるフィルムですが、もしも今回、微妙に透過率が下回ってしまうと、またフィルムを剥がして貼り直ししなければなりません。

そんなことを考えながら、ふと思い立ったことが…。そう言えば、今回は全然洗車しておらず、窓の外の汚れもそのままだ。窓の内側の(気づかない)曇りもそのままの状態だ。今から一生懸命、窓拭きをすれば「悔いが残らない」のでは…。


<↓運転席のドアポケットに、ちょうど「くもり止めクロス」がありました>


クロスを発見するや否や、速攻で車外に降りて、運転席&助手席の窓ガラスを拭きにかかります。ひたすら拭き続けます。そしてクロスを裏返して、今度は車内から窓ガラスの内側を、息を吹きかけながら拭き取ります。

思いっきり窓拭きを行っても、自車の順番はまだ来ません。汗だくになりましたが「…ふぅ、間に合った。」そして、いざ順番がやってきて透過率の検査です。用紙を検査員に手渡すと、専用の測定器を持ってレガシィの前にやってきました。

私  :「ガラスの”うろこ”も、透過率のデータに含まれてしまうのですか?」
検査員:「(少々待って)う~ん…。そこまで感度は高くないと思いますが。」

お茶を濁したようなコメントをいただきましたが、ガラスがフィルム要因以外で汚れていたなら、きっとその汚れの影響も含んだ透過率になるはず。

検査員:「このあたりの測定で良いですか?(後ろ寄りの上下中央あたり)」
私  :「はい、よろしくお願いします。」

検査員はいくぶん気を遣っていただいたのか、測定部位の同意を私に求めて(確認して)くれました。まぁこれでNO!と言うことはないですけれども。で、結果は次の通りでした。
・運転席側:透過率71%でOK(>基準70%以上、に対し)
・助手席側:透過率72%でOK(>基準70%以上、に対し)


<↓フィルムの透過率はギリギリでOKだったよ! 直前の窓拭き清掃が効いたっぽい!!>


これで高価なフィルムを剥がして貼り直す、という出費は避けられて非常にホッとしております。と同時に、すべての検査にパスしたことになるので、晴れてユーザー車検に合格です。向こう2年間、大手を振って公道を走れます。

<↓息子も貴重な体験をしつつ、納得の表情。「夏休みの自由研究」としてまとめられそう>


最後に3番レーンの検査小屋に戻り、書類に最終押印をいただき、本館の7番窓口にすべての書類を提出。晴れて、新しい車検証とステッカーを交付いただきました!

帰路はコンビニで息子にアイスクリームとドリンクを与えたのち、ファミレスで好きな料理を食べさせました。本人にとっても、社会勉強を兼ねた貴重な経験となったことでしょう。


■後日談・その1
ユーザー車検を通したその日は、レガシィを自宅前の駐車スペースに駐めるところまでで終わりとしました。新しく交付されたステッカー(フロントウィンドウの上端に貼るもの)は、疲れたので後日の貼り付け作業としました。

<↓疲れたのでステッカー貼りは後日の作業とした。当然、古いステッカーの表示期限は今月7月まで>


数日後、レガシィを見てみると…。

<↓ワイパーにめざとく「現金にて高価買い取り」のチラシが挟まっていた…>


となりに並べて駐めていたエクシーガのワイパーにはチラシが挟まっておらず、「車検切れ間近か」と踏んだ業者が選択的に置いていったようです。でも実際には「まだ乗り続けますからー!!残念!(波田陽区さん的に。ちょっと古いけど。)」

■後日談・その2
小学生の息子の「夏休みの自由研究」として、取り上げたテーマが「ユーザー車検について」。父親からの伝聞だけではなく、何といっても自分自身が助手席に同乗して体験した…ことが強みです。

早速、息子が自分で撮影したショットを含む画像を数枚、(全体の中から)セレクトして写真用紙に印刷。それをA3用紙に切り貼りして、説明文を載せる…という作業に、翌日から取り組んでいます。


<↓画像の選択や並び順、レイアウトなどは本人が決定。大人が見ても「渋い自由研究」になるかも>


それと前後して、クラスの担任の先生と保護者面談を行ったのですが、その際に「夏休みの家庭での過ごし方」の例として「父親といっしょに車両点検を行ったり、陸事にユーザー車検に行ってきた」ことを報告したところ、先生からも「良い社会勉強になりましたね」とのコメントをいただきました。

息子は普段はパソコンでゲームをするなどインドア派ですが、機会をとらえて積極的に外に出ることもしてくれています。こうした経験は、大人になっても記憶に残ってくれたらいいな…と思っています。

長女のときはレガシィでMT車の運転の練習を行い、長男(今回の息子)のときはレガシィが点検整備の題材となり、我が家では長きに渡ってレガシィがいろいろな面で活躍してくれております。

以上、長文になってしまいましたが、2021年・7回目のユーザー車検の記録でした。
Posted at 2021/07/26 00:01:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | └ユーザー車検 | クルマ
2021年07月23日 イイね!

[BPレガシィ] 7回目(15年経過)のユーザー車検・前編(事前準備の巻)

[BPレガシィ] 7回目(15年経過)のユーザー車検・前編(事前準備の巻)今年は愛車のBP5D型レガシィ(2006年式、2.0Lターボ6速MT)の車検の年です。新車で購入してから、あっという間の15年が経過しました。今までで一番長く乗ってきたクルマです。

今回も例によってユーザー車検で通してきました。トピックは、小学生の息子を「夏休みの自由研究」を兼ねて、一緒に車検場に連れていったことです。以下、その様子を前編と後編に分けて記します。


■ユーザー車検の事前予約
これまでも何度か「ユーザー車検」のブログカテゴリーで記してきたと思いますが、受検日は事前にネットで予約します。受検枠は1日あたり4コマ(午前2コマ、午後2コマ)あるうち、今回も午前の2コマ目(10:00~から受付)で予約しました。

<↓確認メールをケータイに自動転送しておくと便利>
 

■経年15年での懸念点
ユーザー本人としての懸念点は、ズバリ「樹脂製ヘッドライトの黄ばみによる光量不足」です。そこで、あらかじめ今年(2021年)の新年初売りセールで購入しておいた、ヘッドライトクリーナーを使ってメンテしておきます。

<↓イエローハットの初売りセールで購入しておいたクリーナーが、いよいよ出番になりました>


◎参考ブログ
[2021年・初売り] イエローハットにて(私的な備忘録)→ こちら


<↓中身は、洗浄シートが2パック、コーティングシートが1パックの構成(アルミパックで成分の揮発も無し)>
 

◎参考パーツレビュー
スマートビジョン(株)
ヘッドライトキレイ.com(洗浄・下地処理・コーティング剤) → こちら


<↓施工前の状態。よく見ると、樹脂カバーの表面に若干のくすみがあります(割れは無し)>


<↓洗浄シートで樹脂ヘッドライトカバーを擦ると、汚れがみるみるうちに取れてきました>
 

<↓最終的にUVカットのコーティングシートで処理したあとの状態。透明度が十分に復活しました>


■下廻りの点検
次なる点検部位は、下廻り全般です。もしもドライブシャフトブーツが切れていたりすると、もう大変です(今回は無いとは思いますが)。その他、オイル滲みや締結部の緩みなどの異常が無いかどうかを、自宅の地下ピットで点検しておきます。

<↓久々に地下ピットの稼働です。この機会にピットの床面や壁面の清掃も実施します>


<↓今回は小学生の息子も地下に潜り、下廻りの点検をいっしょに手伝ってくれました>
 

<↓画像では工具を持っていませんが、アルミアンダーガードの締結部の緩みチェックを担当>


<↓こちらは麓技研さん製 スバル純正OPパーツ(OEM)のワンタッチドレンボルトもオイル滲み発生無し>
 

# ワンタッチON-OFF切り替え式ドレンボルトは
# ボール部からの滲みもなく、耐久性は優秀ですね!

その他、ネット上では「マフラーのサイレンサーは溶接してないとダメ」とかいう噂がありましたが、私のレガシィではAPEXi(アペクセラ)のアクティブテールサイレンサー(※)をそのまま装着した状態でユーザー車検に臨むことにします。
(※ボルトによる締結+割ピン止めの構造。)


<↓純正で左右2本出しマフラーのうち、左側(=歩行者側)のみにアクティブテールサイレンサーを装着>


車載バッテリーは全自動充電器でFULL充電済み。灯火類もハイマウントストップランプやナンバー灯を含めて球切れ無し。そのほか、点検整備記録簿に記載の項目に沿って点検を実施。

仕上げとしては、後日ディーラーさんに車両を預けてヘッドライトの光度を実際に測定(光軸も調整)していただき、下廻りもスチーム洗浄を依頼することにします。


■息抜きタイム
ユーザー自身が実施できる点検を終えたあとは、小さなアシスタント(小学生の息子)の労をねぎらうため、調布市の深大寺に連れて行き「深大寺そば」を食べてきました。

<↓深大寺(@東京都調布市)の近くにあるお店の例>


<↓左:深大寺そば(ざる蕎麦)  右:鬼太郎茶屋の前にて>
 

■ディーラーにて
事前点検の総仕上げとして、「ヘッドライトの光度測定(光軸調整)」、「下廻りのスチーム洗浄」のほか、「自賠責保険の更新手続き」をディーラーさんにお願いします。

<↓癒やしの「のれん」、再び>
 

<↓ヘッドライトの光度はOKでしたが光軸調整が必要でした。下廻りは問題無くOK>


メカニックさんに話を聞くと、光軸は下向きだったので上方を照らすように調整した…とのこと。「経年で光軸が下向きになる変化を起こしていた」という事実から考えると、リヤの車高が上がる方向の変化は考えにくいので、フロントの車高が相対的に下がった…ということになるのだろうか。

しかし、フロントの脚周り(車高調)はCUSCOのピロアッパマウント(ゴムマウントではない)なので、マウントのへたりということはないだろう。車高に関与する因子は直巻バネですが、swiftのバネがヘタるのも考えにくい。このへん(原因について)は深掘りが必要です。

ところで、ディーラーさんの伝票を見ると、スチーム洗浄の欄に「車検適合状態か」との記述があり、「オイル、グリス漏れ、ブーツ損傷等はございませんでした」との点検結果が記載されています。

作業依頼時に「ユーザー車検を受けるので」と伝えてはいましたが、単に洗浄をするだけに留まらず、各部の点検まで実施いただいて非常に有り難かったです。ディーラーさんからすると「ディーラーではなく陸事で車検を受ける」こと自体が「儲からない客」のはずですが、親身になって対応いただいて感謝です。


# クルマを長年、買い替えずに乗り続けること
# 自体も、「儲からない客」のはずなんですが、
# 良好な関係を維持させていただいております。

<↓自賠責も更新>


かつて車検の際には、(4月1日時点の所有者に課せられる)自動車税を納めた証となる半券が必要でしたが、今はオンラインでデータ更新されているので、陸事(車検場)に半券の持参は不要です。

あとは、サービスノートの「24ヶ月点検記録簿」のコピー(※ユーザー車検なので自分で点検結果を記入します)を取って、本番に備えます。



「後編」に続く。
 ↓
 ↓
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2021-07-26(Mon.) : 更新
[BPレガシィ] 7回目(15年経過)のユーザー車検・後編(本番当日&後日談) をアップロードしました。
Posted at 2021/07/23 19:57:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ユーザー車検 | クルマ
2021年07月13日 イイね!

[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・後編

[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・後編BP5D型レガシィ(2006年式、2.0Lターボ6速MT)で発生した「アイドル時のエンジン振動が大きい」「走行中に加速不良になることがある」という症状への処置について、前編と後編に分けて記しています。
このブログは、その後編です。


◎前編は → こちら
(※DIYでの時間が取れなかったため、
  今回の修理はディーラーに依頼。)

■電話連絡あり
意見陳述書という「ユーザー(当方)からメカニックさん宛ての申し送り書」とともに、車両をディーラーさんに預けてから数日後のこと。ケータイ電話に途中経過を報告する連絡をいただきました。要旨をまとめると、次の通り。

<途中経緯のご報告>
・車両を預かってすぐに症状は再現した(訴えを確認できた)。
・当初はエアフロ(吸気、燃料、点火、排気…など基本工程の
 上流に位置するセンサ)の故障を推定したが、異なっていた。
・原因を探るうちにセレクトモニタで#4の失火を検出。
 Roughness(ラフネス):回転変動を示すパラメータの一つ
 でも症状を確認できた。
・そこで#4(4番気筒)を点検すると、点火コイル割れを確認。

当初私はA/FセンサやO2センサの不調を、ディーラーさんではエアフロセンサの不調を視野に入れていたのですが、実際には「点火コイル割れ」とのこと。

旧レガシィや初期のインプレッサでは、まぁまぁ見受けられた症状…という印象だったため、報告を受けた際の私の第一印象は「BPレガシィ(の年式)でも起こるんだ…!」というものでした(with 多少の驚き)。


■対処の判断
修理費用を最低限に抑える…という「割り切り」をするならば、「#4の点火コイルのみを交換」ということになりますが、他の#1~#3も同じ運転履歴をたどっているため、いつまた同様の症状に見舞われるか分からない状態です。

ついでに言うと、点火コイルだけではなく点火プラグも(走行距離10万kmに未達ですが)一緒に交換しておきたいところ。

試しに、「#4と同じ左バンクの#2の点火コイル・点火プラグの交換を同時にお願い(右バンクの交換は無し)した場合、脱着工賃は(#4だけの場合に対して)同等ですか?」…と打診してみたところ、「それは(割安になることは)ありません。」とのご回答でした。まぁ、そりゃそうか。

ということで、今年はこのあとユーザー車検を控えていることもあり、#1~#4すべての気筒について、点火コイルと点火プラグをセットで新品交換を依頼しました。交換作業自体はDIYでも可能ですが、トラブルシューティングまで実施いただいたので、ここは最後までディーラーさんに作業をお願いします。


<↓部品代と工賃(@2021年6月時点)>


■車両と交換部品の引き取り
修理完了後、ディーラーに車両と交換部品を引き取りに行きました。交換した(=古い)部品は捨てたりせずに、何番気筒に装着されていたのか分かるように取り置きしていただくよう、事前にお願いしてあります。

<↓いざ、ディーラーへ。またまた癒やしの「のれん」か…>
 

<↓受け取った(回収した)点火コイル>


<↓点火プラグも#1~#4の区別をして回収>


一通りの説明を受けて、車両に乗り込みます。自宅への帰路では、パワー感が復活していることを実感。そうそう、こんな感じ。エンジンの調子が復調していることを確認できました。もちろん、アイドリング時の不快な車体振動も感じられません。

■経年劣化した点火コイルの確認
さて、時間が取れた段階で 回収した点火コイルの様子を確認してみます。

<↓これが問題の#4点火コイル>


<↓外観はこんな感じ。経年劣化は恐るべし>


<↓別アングルから(海岸沿いのユーザーではないのですが、これくらいの錆が発生)>


部番を詳細に追って調べたわけではないのですが、レガシィはBC/BF→BD/BG→BE/BH→BL/BPと代を重ねていくたびに耐久信頼性が向上している認識でしたが、BP用の点火コイルでも、走行7万kmちょっとでこんな感じになりました。

ちなみにコネクタ内部にも目をやって、端子摩耗の有無も確認しましたが、こちらは配列ピンの摩耗粉も見受けられず、キレイな状態でした。電気接点的な瞬断の可能性は低く、やはりコイル内部での不調だったのでしょう。


<↓コネクタ内の配列ピンの摩耗粉の有無も目視確認しましたが、こちらはキレイな状態>
 

回収した他の気筒の点火コイルも目視確認したところ、#3も同様に怪しかったです。全気筒とも、新品に同時交換して正解でしたね。

<↓こちらは#3。放っておいたら危なかったかも>


<↓#3の点火コイル。こちらも経年劣化が進行中でした>
 

■経時変化した点火プラグの確認
今度は回収した点火プラグの確認です。10万kmまでは無交換で済むと謳われています(今回は約7万kmで交換)。

<↓とりあえず水平対向的に並べてみた>
 

クランク軸をイメージして水平対向的に点火プラグを並べてみましたが、「何のこっちゃ?」状態でしたので、分かりやすく方向を合わせて気筒順に並べ直します。

<↓7万km超を走りましたが、ガイシ部分にいわゆるコロナ汚れは見受けられませんでした>


<↓それぞれの電極部分の全景(左側から右側へ、#1→#4の並び順)>


<↓#1~#4それぞれの電極部分の拡大図。よく見ると摩耗形態に特徴が見受けられる>


接地電極をよく観察すると、ある方向に向かって斜めに摩耗しているように見えます(均一に摩耗しているように見える気筒もある)。その拡大図は以下。

<↓#1~#4それぞれの接地電極の様子>





恐らくこれは、点火プラグが燃焼室に装填された際に、(ねじ山の始まりと接地電極との相対位置関係が一定ではないため)接地電極が気筒によってバラバラの位置に向かうことから、混合気の流速方向に対向するのか、背を向けるのか、あるいはスルーする方向に位置するのか…といった差が原因で、摩耗の様相が変わってきたのだと思っています。

# 以前は、点火プラグの「方向合わせ」に
# こだわりを持つマニアな方もいらっしゃいました。

接地電極が特定の方向に摩耗したからと言って、出力・トルクに目立った差が出るとか、ドライバーがその差を体感できるほどになる…などとは(個人的には)思わないのですが、「摩耗状態に気筒差が生じることはある」ということは事実として認識しておきたいと思います。


■これから
BPレガシィで発生した「アイドル時のエンジン振動が大きい」「走行中に加速不良になることがある」という症状は、点火コイルの経年劣化による失火が原因でした。

たとえ走行距離が高々7万km程度であっても、BP5D型(年改区分D型)ですでに発売から15年になろうとしており、経年劣化による機能維持には注意が必要…という場面が増えてきたように思います。が、レガシィでは貴重なターボの6速MT(サンルーフ付き)ですので、6気筒車ほどレアではないにせよ(>失礼!)、今後も大切に乗り続けていきたいと思います。


<↓DIYメンテとディーラーメンテを使い分け中のレガシィ。ワゴンのターボでMTモデルはもう出ないかな?>
 
Posted at 2021/07/13 01:21:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2021年07月08日 イイね!

[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・前編

[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・前編愛車のBP5D型レガシィ(2006年式、2.0Lターボ6速MT)も、今夏で丸15年が経過します。走行距離はまだ少ないため、距離による劣化は少ないのですが、経年による劣化は避けられないようです。

今回は「アイドル時のエンジン振動が大きい」「走行中に加速不良になることがある」という症状に対する処置について、前編と後編に分けて記します。


■異常を認知
2021年06月16日(水)。仕事を終え、通院するためにレガシィのエンジンを始動させたときのこと。

これまでの諸々の経緯(故障経験)により、私はレガシィのエンジンを掛ける際には「いったんイグニッションキーをON位置で止めて、燃圧が上昇したころを見計らってからスターターを回す」…という儀式を励行しています。

そんな儀式の甲斐あってか、しばらく乗らずに過ごしたあとの始動もセル一発で始動するのですが、その日はいつもと状況が異なりました。エンジン始動後のアイドリング状態で、車体振動が大きいのです。

「アイドル振動:大」。それは、私の基準では明らかに異常なレベルです。例えて言うなら、1気筒が失火して3気筒で運転しているかのような振動です。…しかし、インパネにはチェックEGランプ(警告灯)の点灯/点滅はありません。


■状況把握
初始動時の暖機途上のため、低水温時のアイドル[rpm]アップした状態であるにも関わらず、ID振動大の状態が続きます。すぐに運転席から降りて状況確認です。

 ・運転席から降りてマフラー出口に手をかざすと、パルス感が強い。
 ・排気音が、昔の(いわゆる)スバルサウンド的。

これまでの私的な経験上、あたかも「ガソリンに水が混ざったときのような」とか「車載バッテリーからの供給電圧が低すぎるときのような」とか「プラグに点火せず失火したときのような」感じの振動です。ただし、タコメーター上では指針の指示値は一定しています(上下にハンチングしていない、の意)。

その日はどうしても通院する必要があったことから、様子見も兼ねて走行してみると、流れに乗って走ることはできますが次の症状あり…です。

 ・パワー感が薄い(いつもと較べて)。
 ・一定車速からのスロットル踏み増しで、加速が鈍ってからついてくる。
  (いわゆる”ヘジテイト”あり。昔の”どっかんターボ”のようなイメージ。)


■バッテリーをFULL充電
この頃は忙しい時期だったため、DIYでトラブルシューティングしながら修理するに足るだけの十分な時間が取れないため、ディーラーに診断&修理依頼することにしました。

ただし余計な指摘を喰らわないよう、最低限の措置(DIY確認)をしてから車両を出すことにします。その措置とは「車載バッテリーのFULL充電」です。

前述したように、バッテリーが劣化して出力電圧が極端に低下した場合は失火するので、車体振動につながる恐れがあります。まずはその可能性を潰しておくのです(ディーラーさんで勧められるバッテリーは高価だから…ということもあります)。


<↓バッテリーの劣化による供給電圧低下の可能性を潰すため、FULL充電して症状再現有無を確認します>


結果は「症状は解消せず。」「アイドル振動:大」の状態が続きますので、ひとまずはバッテリー原因説は潰せそう(ディーラーさんで高価なバッテリーに交換修理される可能性も低減)です。

■入庫の前にやっておくこと
車載バッテリーのFULL充電以外にやっておきたいことの筆頭は、「意見陳述書」の作成です。「陳述書」というと堅苦しい感じがしますが、要は「申し送り書」です。

ディーラーのメカニックさんが故障修理を診る際に必要な情報は、
 ・いつ症状が発生(または認知)したか
 ・どんな状況で発生したか
 ・再現性はあるか/ないか
 ・ユーザーが確認できた事実は何か
 ・その他、トラブルシューティングの手がかりになるもの
でしょうから、あらかじめそういった情報を「紙に印刷して」準備しておくのです。

そうすれば、例えば「担当のセールスマンさんに伝達したのに、メカニックさんには伝わっていなかった」というリスクを減らすことができます。「意見陳述書を確実に渡してください」とお願いさえしておけば、伝言ゲームよろしく誤解される心配もありませんから。


<↓今回、当方が簡単に記した「意見陳述書」。ユーザーとしてのお願い事も明記してあります>


失火の可能性も記述しつつ、A/FセンサやO2センサなどフィードバック系デバイスの不調も合わせて診てください、との希望も記してあります。

<↓その後、カーゴルームから必要な荷物(主にメンテ用具など)を降ろしておきます>


■いざ、ディーラーへ
「ID振動:大」&「加速:ヘジテイト」の状態ではありますが、十分に自走は可能(=公道を走る際に危険というほどではない、の意)ですので、家族にエクシーガで伴走してもらいながらディーラーに出向きます。

<↓行きつけのディーラーさん。エクシーガを伴走車に付けています>


<↓癒やしの「のれん」…かな>


サービスフロントにて
 ・この日の来店目的は、点検修理を依頼しに来たこと
 ・さしあたって「いつ入庫可能か」をあらかじめ尋ね、
  今回は事前予約をすること

という話を始めたのですが、結論として「この日にそのまま車両をお預かりできますよ」ということになりました。そこで「意見陳述書」に沿って当方から症状を含めた付随事項の詳細説明をさせていただき、大まかな見積もりも出していただけることになりました。



「後編」に続く。
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2021-07-13(Tue.) : 更新
[BPレガシィ] アイドル振動大&加速不良…への対処・後編 をアップロードしました。
Posted at 2021/07/08 00:26:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2021年07月03日 イイね!

みんカラ:モニターキャンペーン【エクストリーム・コンタクト DWS06 プラス】

みんカラ:モニターキャンペーン【エクストリーム・コンタクト DWS06 プラス】コンチネンタルタイヤ
「エクストリーム・コンタクト DWS06 プラス」
モニター応募ブログ

Q1. 装着する車種と、現在使用中のタイヤメーカー・ブランドをご記入ください
回答: スバル・エクシーガtS(2012年式)
    ハンコック・VENTUS V12 evo2(パターン:K120)

Q2. 特別価格での購入情報を希望しますか?
回答: 希望しません。

モニターさせていただくことになった場合の予定サイズは、「215/45ZR18 93Y XL」です(メーカー純正指定サイズ)。
以上、よろしくお願いいたします。

この記事は みんカラ:モニターキャンペーン【エクストリーム・コンタクト DWS06 プラス】 について書いています。

※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2021/07/03 12:11:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | タイアップ企画用

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
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