先日本屋さんでこんな本を見つけて買いました。
『自動運転で伸びる業界・消える業界』というタイトルで、自動車の分類ではなくてビジネス書籍のコーナーに置いてありました。
『自動車産業に携わるビジネスパーソン必読の一冊!』と書いてあったので、さっそく買って読む事にしました。
カーオーディオ業界で影響があるとすればナビオーディオの表示部分に自動運転関連の表示が出ると、デッキやナビの交換が出来ないという事でしょうか。
サウンドピュアディオは2000年にブランドを立ち上げた時の目標が、「デッキやナビが一台も売れなくても経営に全く問題が無い会社の体質。」というのがありました。
万が一全ての車のデッキやナビが交換出来なくなってもスピーカー関連の売上だけで経営が成り立つ仕組みという、『ベーシック計画』を立案したのが2000年で、2001年に自社ブランドのベーシックツイーターを使った『ベーシックコース』を発売して、当時は数百種類のコイルの中から各店のピット担当者が合う物選ぶというスタイルを取っていました。
ただ『ベーシックコース』は思いのほか売れずに、2006年には方針を一転させて、音楽を作る人に会って生の声や楽器の音を聴き、売れ筋の車両は実車を買ってデーターを取り、指定された数値の物をあらかじめ用意してそれを取付ける、というマイナーチェンジというよりはモデルチェンジに近い状態で、ツイーターはJBL製の外ドーム25ミリサイズを使用するという大幅な変更を行いました。
その変更と時期を同じにして、高級車はどんどんデッキやナビが交換出来なくなって、ベーシックパッケージという考えと自動車業界の流れが合って来ました。
ただし2年前にJBL社が25ミリ外ドームツイーターの製造を止めてしまうという予想外の事態が起きて、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを生産するという方式に切り替えました。
メジャーブランドのツイーターからマイナーブランドに変更になったので、そのマイナスイメージを払拭するために、これまでのピュアコンのブラックボックスを4種類から選ぶをのを15種類から選ぶ様に変更して、事細かく調整出来る様にしました。
更に1回の生産で100メートルロールを20巻製造しないといけなかったPSTのスピーカーケーブルを、これまでのフルレンジタイプ20ロールにプラスして、ツイーター音域に優れた構造の物を更に20ロール生産して、トータルで伸ばせば4キロメートルになるぐらいの量の生産を行って、同じ価格で販売してもマイナーブランドを買って損をしたとは絶対に思えない様な努力を行いました。
自動運転の普及でナビオーディオの交換が出来きない車種が増えて、業界がしぼむ方向に向いていますが、サウンドピュアディオはかなり前からこの動きを察知して、ベーシックパッケージという未来に困らないビジネススタイルを作っています。
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ドライブ | 日記
Posted at
2017/11/16 14:54:17