今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、マツダ3のご紹介です。
話題の新型車が遂に入庫して、ベーシックパッケージの開発を行いました。
先代のアクセラから変わってドア下の16センチからドアの上の方の8センチサイズになりました。
スピーカー裏は完全に空気が抜けている訳ではなくて、BMWやベンツの同じ方式ですが、サイズがヨーロッパ車よりも小さくて、ISP-90や91に交換出来ない状態です。
ドアで出ない低音域はキックパネルの上の方にエンクロージャーに入った13センチウーファーで再生して、余分な残響が無い代わりにローエンドがドアスピーカーよりも伸びていません。
ツイーターはミラー裏に内ドームと外ドームが混じった構造の物が付いていて、効率の悪いツイーターを車両のアンプで無理に押している感じがします。
車輛アンプは運転席の下に付いていて、前後のドアの8センチを鳴らすのに4CHを使って、ツイーター専用チャンネルと13センチウーファー専用チャンネルの合計8CHで、ノーマル仕様でもまるでプレミアムサウンドの様なフロント3WAYのマルチアンプです。
マツダ3にはBOSE仕様もありますが、そちらはディーラーで音を聴いた事があり、強い音域と弱い音域が混在していたのに対して、標準仕様は比較的フラットな音作りで、可もなく不可もなくという感じで、ATX-30を使ったベーシックパッケージを取り付けて、周波数レンジを広くして、音に立体感を出しました。
マツダ3の純正オーディオが輸入車の標準か国産のプレミアムサウンドに匹敵するマルチアンプ構成なので、開発にはかなりの時間がっかって、コイルはストックにある値で対応出来たものの、ブラックボックスはマツダ3用に新たに値を作りました。
マツダ3のイコライザーは切り替えでバス・トレブルと13バンドが選択出来て、入庫時にはとんでもなく派手なイコライジングだったのが、ベーシックパッケージを取り付ける事によって音に余裕が出来て、最終的に1カ所1クリック動かしただけで聴感上のフラットになりました。
いつもの事ですが音調整には自分が実際に会って生の声を聞いた事のあるアーティストさんの楽曲を使用して、エンクロージャーのピークがある1バンドだけ1クリック下げた所で調整を終了しました。
他には内張を外して外板裏の響きのポイントを探ってベーシック防振のデーター取りも行って、外からのロードノイズの進入は防げたのですが、ドアの8センチが中音域しか出ていないので、いつもの低音域の残響は元々出ていませんでした。
逆に内張はかなり薄くて、吸音フェルトも全く貼ってない状態だったので、セメントコーティングはかなり効果が出そうでした。
音はまとまっていて聴きやすいが、スケール感と立体感の無いマツダ3の純正オーディオが、輪郭がはっきりしてスピーカーとスピーカーの間に音が浮いてくるステレオ効果が得られる、長距離ドライブをしても飽きないサウンドに変身しました!
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