今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタの20系アルファードです。
工場装着の大画面ナビオーディオ付きのお車で、帯域制限がかかっている多チャンネルの車両アンプ付きの18スピーカーのプレミアムサウンドのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ドアのフル防振の作業を行いました。
18個スピーカーが付いているという魅力的な仕様に思えますが、スピーカーの数が多い割に低音域も高音域も不満に思われている方が多いシステムです。
まずはドアの内張を外して、ドアの鉄板に響きを確かめて、マーキングを行った後にベーシック防振の施工を行って、その後にサービスホールを塞ぐ防振を行います。
外した内張はセメントコーティングを行うために、プラスチックのツルツルの面に粗目を付けます。
下地が出来たらコーティング剤を規則性を持たないランダムに厚い薄いを作って塗って、乾燥させてからドアに組み付けます。
ドアスピーカーは縦に楕円のウーファーで、車両アンプから低音のみが送られて来ています。
ダッシュの上にはコアキシャルスピーカーで中高音を鳴らしていて、その部分を中音のみの再生にしてから、ダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATX-30Jツイーターで上質な高音を鳴らして、フロント3WAYのスピーカーシステムとなりました。
この18スピーカー車へのATX-30Jのツイーターの取付は初めてで、ATXー25用のピュアコンを取り付けて音を鳴らした後に、あれこれと値を変えてマッチングを探りました。
結果的にこれだけの数のユニットを全て交換して聴いて、最も生音・生声に近い組み合わせにたどり着きました。
自分の調整用CD以外では、お客様がお持ちの『KEN YOKOYAMA』と書かれたCDがあったので、「横山剣さんなら実際にお会いして生声を聞いているから・・」と余裕を持って鳴らしたら、全く別な声がしてビックリしました。
そういえば以前に横山剣さんの番組収録を行う時に、専務から「どっちのヨコヤマケン?」と聞かれた事があって、「そういう事だったんだ。」と気付いて、お客様に「横山剣さんは本人に会って生声を知っていますから。」と自信満々に答えようと思っていた目論見が崩れました。
パンクロックと言ったらいいのでしょうか、普段自分が聴かないジャンルで、最初は中高音を1クリックづつ上げていたのですが、最終的には中高音センターで低音マイナス1がスタジオレベルで、ライブハウス風のサウンドが全てセンターにしてやや低音強めというセッティングで調整を終了しました。
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