今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、スズキのアルトです。
カロッツェリアのCD・DVDプレイヤーをベースにして、フロント2WAYのシステムを構築しました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせるベーシック防振の施工を行いました。
次に外した内張にセメントコーティングの施工を行って、乾燥させてからドアに戻します。
内張の乾燥を待つ間にドアのサービスホールを塞ぐ防振を行って、切り口をシリコンで塞いだ後に防水シートを元に戻します。
セメントコーティングが乾燥したら内張の表にアウター・スラントのバッフルを製作して、内張を組み付けた後にJBLのP560Cの13センチミッドを取り付けたら、ドアの作業は完了です。
ツイーターはダッシュの上にスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、シンプルな構成ですがかなりクオリティーの高いフロント2WAYシステムが構築されました。
グローブボックス下のピュアコンはオプションのSSFを加えた6ピース構成で、P560Cのミッドは13センチのために中音域の伸びが良く、そのためかなり大きめのコイルを入れてATXー25とのバランスを取っています。
それでも最初は6ピースのパーツの値の組み合わせが上手く行っていなかっからか、イコライザーの高音域の方を1クリックづつ上げていたのを・・
あれこれとパーツの組み合わせを換えてマッチングを取って行くと、全てフラットから2か所1クリック下げた所が最もバランスが取れたので調整を終了しました。
マッチングが取れる時はツイーターとミッドレンジが同じ周波数がほとんど重なっていなくて、体感音圧が最も高くなり、自分がこれまで聴いて来た生音・生声に最も近いと感じた組み合わせで、そこが見つかるまでは延々とパーツの組み合わせを換えて行きます。
以前はピュアディオでこれと同じシステムの代車兼デモカーが有った時期があるのですが、たまに宇部店と福岡店を移動して車を入れ替えていて、その途中で棒輸入車ディーラーの方から「輸入元から借りている車が今日の夕方返すので、是非乗りに来てください。」と言われたので、軽の代車に乗ってディーラーに行き、1600万円する車に試乗してまた軽に乗って福岡店に向かっていたら、低音の量こそシステムの物量で出ているものの、中高音のクオリティーは軽自動車の方が遥かに良くて、低音も量では劣っていても、スパッというキレの良さは軽の代車の方が上で、「オーディオの音がしっくり来ない高級車って何だろう?」と思いながら移動しました。
そんな事を思い出した、コンパクトな中にも優れた音質のシステムの完成でした。
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Posted at
2025/01/31 10:01:12