今日は宇部店の作業からもう一台プリウスをご紹介します。
アルパインのプリウス専用のビッグXをディーラーで装着した状態で入庫となり、以前乗られていたお車からベーシックパッケージの移設を行いました。
30系プリウスのドアスピーカーは縦に楕円で表面積が大きくて、低音は出るのですが音のキレが悪いと不評です。
しかしピュアコンでインピーダンス特性と周波数特性をコントロールすればスピーカー交換をせずとも適切な音のキレにに出来ます。
ちなみに某メーカーのトレードインスピーカーはキレがありすぎて、本来無いといけない余韻まで無くしてしまっているので不適切なキレと言っていいでしょう。
今回移設したツイーターはP560の前のベーシック用ツイーターのピュアディオ製の青いドームの物で、もう6年ぐらい使っておられるのにいまだに健在です!
青いツイーターはダッシュ上の純正スピーカーのグリルでひかかってガラスに反射して損なわれる高音部を担当しています。
純正スピーカーは反射してもあまり損なわれない周波数の中音域を担当して、フロントで3WAYの構成にします。
トヨタ純正のダッシュ用スピーカーには低音域を入れない様に黒くて豆粒みたいなハイパスフィルターが付いていますが・・
ここはバッサリ撤去して違うフィルターに付け替えます。
これで中音域も大幅に音質アップします。
グローブボックス下にはピュアコンが仕込まれていますが、ブラックボックスは前のお車から移設して来た物で、その他の周辺パーツはプリウス用を新たに取り付けています。
カーオーディオは合わなくなった車種別のパーツのみを交換すれば次の車に移設出来るから便利ですね。
全ての結線が終わったら次は音調整です。
ビッグⅩはグラフィックイコライザーではなく、動かす周波数と動かす幅を決めて上下するタイプなのでちょっと調整に時間がかかります。
ビッグⅩにはタイムコレクションというスピーカーの時間調整が付いていて、運転席から近いスピーカーの時間を遅らせてバランスを取るのですが、助手席に乗った人は遠いスピーカーからより遅れて音が聞こえるので最悪です。
お二人で乗られる事が多い方なのでここは全てのタイムをゼロにして同じタイミングで音を発します。
追加したパーツは新品というのもありますが、6年ぐらい使ったベーシックパッケージとは思えない様なフレッシュな音を再生していました。
Posted at 2014/03/17 17:58:15 |
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