今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からスバルのレヴォーグです。
スバル純正のパナソニック製の専用ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工を行いました。
このレヴォーグ専用ナビはCNーLR700Dという型番で・・
縦10センチの横20センチの部分は全て画面として使われていて、専用サイドパネルにスイッチがセパレートで付いています。
ベーシックパッケージはドアスピーカーをそのまま使用するために通常はドアの内張りは開けませんが・・
今回はフロインとリアのドア4枚のベーシック防振を行うので4枚内張りを外しました。
インプレッサ・XV・レヴォーグの3車種のドアは共通ですが、純正の防振材の量などが微妙に違うので防振は専用でチューンしています。
純正の防振材を併用しながら各部の響きを確かめてどこにどんな材質を貼るかを探ります。
ベーシック防振は余分な残響を消して音質アップにつながりますが、最近の傾向として車が静かになるという部分を重視して施工される方が増えています。
ベーシック防振のいい所はメタルを併用しているので、一般的な防振材で取れない高い周波数の騒音が取れるという事です。
ドアの作業が終わったらダッシュ上に専用スタンドを使ってJBLツイーターを取り付けます。
一般的な純正位置にツイーターを取り付ける方法と比べて音の新鮮さが全く違います。
しかも純正の中高音スピーカーはそのまま活かして高音部分をカットして中音のみにして3WAY化しているので、トレードインスピーカーとは比べ物にならない高音質を実現しています。
その3WAY化して3つの帯域に音を分けているのはグローブボックス下に仕込んだ専用ピュアコンです。
こちらは既にデーターが取れている車種なので今回はコイルをあれこれ換える必要はありません。
ただしレヴォーグ専用のナビの音調整は今までのスバル純正のパナソニックとは音のクセが違うので一から探りました。
イコライザー調整の前にDSP機能やコンプレッションはオフにします。
先週のXVの調整の時もコンプレッションは使うかどうか迷ったのですが、入れたら簡単に音がまとまる反面、クラッシックなどの小さい音と大きい音の差がある音源では明らかにおかしな鳴りになります。
それはコンプレッションで大きい音をある程度抑えて、小さい音はやや大きくして聴きやすくしているからで、その音の差で感情を表現している楽曲ではあきらかに盛り上がりにかける音楽になってしまいます。
そこで今回もコンプレッションをオフにしてあーでもない、こーでもないと時間をかけてイコライジングを行いました。
しかし最後の最後に一番いいパターンをメモリーしたら音が抑圧されてイメージが変わってしまい、メモリー前にはやや派手でもメモリー後にちょうどいい音を探して再びイコライジングをやり直しました。
今回は音調整にとんでもない時間がかかりましたが、2台目以降ではクセが完全に分かっているのでスイスイと進むはずです。
Posted at 2014/10/05 12:26:21 |
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