今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からマツダのデミオです。
クリーンディーゼル車で更にAWD車です。
デミオはマツダコネクトとケンウッドのスマートナビの2種類から選べますが、今のところほぼマツダコネクト車が入庫しています。
今回はマツダコネクトをベースにベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工を行いました。
まずはハンドル下を分解してマツダコネクトのアンプ部から音信号を取り出します。
ダッシュの上を向いた純正ツイーターのユニットを取り外して、グリルの横にスタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターをセットしました。
次にドアの内貼りを外してベーシック防振の施工にかかります。
デミオのベーシック防振は外板裏の他に内側のプラスチックの響きを抑えるメタル防振と・・
ドアポケットの中の響きも防振メタル2枚で抑えます。
使用している枚数は合計16枚で、通常の国産車はドアの外板裏だけで16枚使いますが、フォルクスワーゲンの車やマツダ車の一部は3カ所に分割して貼っていて、その車種に合わせて最も効果的な貼り方をしています。
そしてベーシックパッケージは通常ドアスピーカーはそのまま使用しますが、現行デミオのマツダコネクトの車のみドアスピーカーの交換が含まれていて、その分価格設定が88000円プラス税と高くなっています。
理由はデミオのマツダコネクトのパワーアンプが出力が弱く、その分ユニットの効率を高くするのとインピーダンスの整合性を上げてパワーを有効に使って音質を上げるという手法を使っているからです。
交換するスピーカーはJBLのGX602で、そのままで1Kヘルツのインピーダンスを測定すると4・688オームを示してやや高めです。
裏に付いているネットワーク回路をバイパスしてストレート化すると3・2オームに下がりこちらは4オーム基準だと低めです。
そこでグローブボックス下のピュアコンを通してダッシュのツイーターと組み合わせた状態でインピーダンス整合性を理想的な状態にして、少ないパワーを有効に生かしてなおかつ高音質になります。
またデミオのマツダコネクトではバス・トレブル・バランス・フェダーを全てセンターで使う時が一番音が自然で、パッケージ全体でフラットで最も音を良くしているので、驚くほどの高音質に変わっています。
組み立てが終った後に表でデモカーのデミオと2台並べて聴き比べを行ったのですが、うちの赤いデミオはマツダコネクトの地図データー書き換えのためにディーラーに出すために車外ナビからマツダコネクトに戻してあって、純正スピーカー+マツダコネクトの開発途中の状態になっていて、同じマツダコネクトの内蔵アンプでもインピーダンスの整合性を上げるとここまで音が良くなるのか!というのを再認識出来ました。
お客様も純正からの音の変わり様に驚かれていました。
赤いデモカーのデミオは聴き比べが終ったらマツダディーラーに持って行って、現在マツダコネクトのデーター書き換えを行っている最中です。
ディーラーから帰って来たらマツダコネクトを再びグローブボックスに移し、ディスプレイ部分に社外ナビを取り付けます。
Posted at 2015/09/07 10:54:23 |
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