時は1990年代の話で、山口市小郡がまだ吉敷郡小郡町だった頃、山口市朝田から小郡インターに向う途中の道路の左側に『ラーメンの味に結論が出ました!』という看板が上がっているラーメン屋さんがありました。
「ラーメンの味に結論が出たと書いてあるのだから、味には自身があるのかな?」と思ったら、別な看板に『ゆでたまご食べ放題!』と書いてありました。
えっ?ラーメンの味に結論が出たという自信の表れの一方で、ゆでたまご食べ放題とはお客さんに媚びていて、「実はここは美味しくないかも?」と思って結局何度前を通っても一度も入る事はありませんでした。
あの店は今はどうなっているのでしょうか?
さて本題に入って、今日は自分の結論が出た話で、以前50系のプリウスを開発車両として購入して、僅か10ヶ月で手放して、その後にスバルのインプレッサを購入すると散々ブログで書いていながら全く買っておらず、そのうちにレヴォーグを購入すると話が変わって、それも途中で話が止まった様ですが、実は今もスバル車購入計画は進んでいて、ディーラーであーでもない、こーでもない、と散々試乗して結論が出ました。
あっ、厳密に言えばディラーの試乗では結論が出なかったのが、お客様からの「乗ってみませんか?」のご好意によってディーラーの試乗車に無いグレードが乗れたのが要因というのが正しい言い方です。
先月札幌店に行った時に山口県のディーラーには絶対に試乗車が無かったカヤバの足回りのレヴィーグを乗って折られるお客様がわざわざ自分のために調整の予約の前日に乗って来て頂いて、「乗ってみませんか?」と言われたので、札幌店の近くをぐるっと回って試乗しました。
レヴォーグが欲しいのは仕事の足として使いたいので、役所関係や銀行などを短時間の乗り降りや、スロープを上がって下りてや、たまに不動産物件を見て回るのに少し道路が荒れた所も走らないといけなくて、GTSの足回りではちょっと困るというのがありました。
カヤバ製の足回りの柔らかさに「これだ!」と直感的に思いました。
ただその一方で福岡県と山口県の往復も多くて、出来れば2000CCのエンジンがいいという希望もありました。
ディーラーで「カヤバの足回りも欲しいけど、2リッターのエンジンも欲しいけど、そんな車はありませんよね?」と言ったら、「どうしてもワゴンボディーじゃないといけませんか?」と聞かれて、「以前乗っていたのがベンツのEクラスのセダンだったので別にかまいません。」と言ったら、「WRX・S4だとカヤバの足回りで2リッターエンジンがありますけど。」と言われて、「その手があったか!」と思ったものの、WRX・S4って走りのイメージがレヴォーグよりもあって、「本当に仕事の足で使えるのかな?」と半信半疑でした。
それに自分が買おうと思っているディーラーにはWRX・S4の試乗車が無いし・・
と思っていたところに宇部店のお客様でレガシィからWRX・S4に買い換えられたお客様がおられて、「レヴォーグハは買われないんですか?」という話になって、「それが2リッターのカヤバ足のレヴォーグが無くて、WRX・S4のGTにしたいんですけど、その試乗車もないし。」と話したら、「私のGTSに乗ってみませんか?それよりも硬い事は無いので少しは参考になるのでは。」とありがたい言葉を頂いて、さっそく宇部店の回りを試乗しました。
セダンとワゴンで足回りの取り付け方法や剛性が違って、見た目のイメージと違って同じGTSでもWRX・S4の方が滑らかな感じがしました。
これで何ヶ月も迷っていた迷いは吹っ切れて、WRX・S4のGTが自分の用途にピッタリ合うと確信しました。
車種選定が決まったものの、簡単に車庫証明が取れる山口ナンバーだと福岡県で「嘘つきの県の車が!」と言われた事もあったので、今回は絶対に福岡ナンバーを付けたいので、車庫証明をどうするかと、自分は複数の会社を持っているので、どの会社の名義にするかなどを考えないといけません。
新型フィレスターも出たばかりで一瞬はそちらにも興味が沸きましたが、ターボ車が無くなったのと、新型のインプレッサみたいにドアにエアバックのセンサーが付いていそうなので、WRXの従来のドアの車で好き勝手にオーディオをいじりたいと思っています。
まあここから気が変わる事は無いと思いますが・・
先週のJR博多シティ前のデモカーの展示試聴の時のお話で、自分がブースを離れて7階のタワーレコードへCDを買いに行っていた時に、Nボックスのベーシックパッケージを聴かれた方から、「これはドアスピーカーを交換しているからインチキではないか。」とうちの息子が言われたそうです。
システムはごく普通のクラリオン製の車を買ったら付いて来る様なレベルの品で・・
ドアスピーカーは外からシルバーに見える見える純正16センチで、カー用品店でスピーカーを交換したよりもはるかに優れた音を出していますから、皆さん驚かれていました。
しかし「ホンダの純正スピーカーは黒だから、これは交換していてインチキだ。」と言われて、息子が内張りを手で外そうとしたらしく、自分がタワーレコードでJUJUと布袋寅夜奏とボン・ジョビを買ってデモカーに戻った時には、内張りを割らない様にジワジワ引っ張っていました。
そのシルバーに見えた中身は上にネジ1本で止まっている紛れもないホンダ純正の16センチスピーカーです。
来場者の方が言われていたのはうちの年式のNボックスではな新型の方の話で・・
こちらは全く同じサイズの16センチのネジ1点止めでも黒いコの物です。
他にデモカーでよく疑われたのが、「この車はバッ直を引いている!」とボンネットを開けろと言われた事があって、ボンネットを開けて純正配線だけで何もしていないというのを見られて唖然とされました。
カーオーディオは「○○をしているから音がいい!」という条件付けで単価を上げる店が多く、本質的に良くなるのと、何かを交換したり付け足したりして音が良くなるといいながらも、ほぼ変わらないとか、変な方向に音が派手になっただけというのがほとんどです。
パッシブネットワークのコイルを巻き換えるという作業が最もお金をかけずに音を良くする方法なのですが、自分自身も1980年代はこの手法を避けて通っていました。
80年代のカーオーディオイベントで当時コイル巻の達人と言われていた方がおられて、その方の作った車の音を聴かれたお客様が、「井川さんもコイルを巻き変えたら?」と言われたのが、自分はその店が業界的にはねにされていて、メーカーからは『変わり者で販売奨励金が貰えない悪い店の見本』みたいな扱いをされていたので、「自分はコイルの巻き替えはやりません。」とお客様に答えていました。
しかしあまりにそのお客様がしつこく、「あの店の音が忘れられないから、コイルを巻き変えてよ。」と言われるので、自分は「いくら音が良くなってもメーカーから販売奨励金が貰えなくなるからやりたくない。」と答えました。
するとお客様は「井川さんは音が良くなる方法が分かっていてもそれをやらずに簡単に儲かる方がいいんだ。へー、雑誌に音造りの達人って書いてあるけど、あれは嘘なんだ。」と言われて、仕方なくいやいや腰を上げてコイルの巻き替えを行いました。
するとどうでしょう?これまでに聴いた事の無い音の世界があり、それでいて「ここもいいけど、ここもいい。」とどこが良い巻き数か分からない『コイル地獄』への入り口でもありました。
そのお客様が聴かれたコイル巻き名人の方は90年代に現役を引退されていますが、1台の車を仕上げるのに5日ぐらいはかかっていて、「確かに音が良くなるかも知れないが、これでは仕事にはならない。」とも思っていました。
そこをあらかじめ数百種類の巻き数の違うコイルをストックして、簡単に交換出来る様にするというピュアコン方式を考案して、多くの車種に対応して、多くの方に購入して頂ければ2台目以降は大幅な時間短縮になるという事に気が付きました。
2006年以降はアーティストさんとの交流が始まって、生の声や生の楽器の音を基準と方針を決めて、更に年間数台の車を実際に購入して研究するという2つの新たな方針で開発時間の短縮化と、適応車種のスピーディーに増やすという効率化を図り、今のピュアディオのスタイルを確立しました。
そこから数年後には防振メタルと防振マットを組み合わせて、『材質の共振点の違いを利用した効率的な防振』を開発しました。
これはあるボーカリストの方が当時乗っていたエスティマの助手席に乗られて、CDで自身の楽曲を聴いておられる時についつい歌われて、その時に「ドアの中に本人の声以外の同じ周波数の響きがある!」と気が付いて、その後にどんなに防振材を増やしてもその音が取れず、それで「ゴムやアスファルトでは共振点が低いので取れないのでは?」と思って防振メタルの開発に着手しました。
イベント会場ではベーシック防振の共振点の違いを利用した効率的な防振を分やすく説明出来る2枚の鉄板を用意して、裏をひっくり返して見れる様にして、「これだけの量でこんなに効くの!」と皆さん驚いておられました。
本当はあまり見せたくない部分ですが、かなり写真撮影もされて、「まあインチキを疑われるよりはいいか。」と何も規制はしませんでしたが、ピュアディオのベーシックパッケージとベーシック防振は、一般的なお金がかかる割りに生の音には近くならない物に比べたら、まるで魔法の様な製品です。
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