今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、トヨタのハイエースです。
三菱のNR-MZ077という2DINナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の作業を行いました。
ナビは一度取り外して、裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプでグローブボックス下に送ります。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にハイエース専用のピュアコンを貼り付けて、アンダーカーペットの下に取り付けます。
ピュアコンからの出力の高音側は高音域重視のPSTケーブルでピラーの根元に送り、中低音用の出力はフルレンジタイプのPSTケーブルでドアに向うケーブルの途中にインプットします。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25をスタンドを使って取り付けて、ベーシックパッケージの取り付けは完了です。
続いてドアの内張りを外して、インナーパネルとスピーカーを取り外して、外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
防振マットは場所によって丸と正方形と長方形を組み合わせて、その響きの周波数に合った材質で、響きの中心を抑えるので、ドアが重たくならない割りに効果が大きくて、ゴムの使う量が少ない分、スピーカー以外の鈍い響きを起こさない様にしています。
外した内張りの裏は元はツルツルのプラスチック部分を機械で粗目を付けて・・
手作業で厚い薄いをランダムに作って、セメントコーティングを行ないました。
現行のハイエースはサービスホールが塞がっているので、外板裏のベーシック防振と、内張り裏のセメントコーティングで他の国産車のフル防振の状態になり、音質も静粛性もアップしました。
ベーシックパッケージなのでドアスピーカーは純正の黄色いスポンジが付いた16センチスピーカーをそのまま使用します。
このスピーカーは見た目の割りにかなり低音が出て、ローエンドをフィルターでーで絞ってバランスを取るぐらいの量が出ます。
最後に三菱のナビの音調整を行いましたが、NR-MZ077は中身がカロッツェリアの楽ナビと同じで・・
いつもの様にスイスイと調整を行い、1ヶ所1クリック動かしたところでメモリーして、これまでの楽ナビと同じセッティングで音がまとまりました。
昨年来店されたある会社経営者のお客様とお話する機会があって、その方はスポンサー料金の相場が分かっておられる方で、店頭に飾ってあるアーティストさんの写真群を見て、「これぐらいの数の方とお付き合いするとこのぐらいスポンサー料がかかっていますね。」と言われました。
「そうですね。」と自分が答えたら、「それが音造りに役立っているとして、1台あたり数千円のコストが上乗せされている計算になりますね。」と言われた後に、「これって高い・・」という言葉が聞えてきて、「これは買って頂けないない。」と思ったら・・
「これって高い安いの問題じゃないですよね。」と言われました。
そして、「これだけの人に会って生の声を確認するのにかなりお金がかかって、それが音に繋がってこの音になっているのなら、高い安いではなくて、他にこの努力をしている人がいないなら、他では買えないですよね。」と言われて、ベーシックパッケージのトリプルパッケージを購入して頂きました。
そもそもサウンドピュアディオは大手メーカーの音の良い店のリストに載っていないし、世の中の流れと真反対の事をしていて、他では「純正スピーカーは音が悪いから使い物にならない!」と言われている物で良い音が出せると言っているので、普通は「あそこは変わり者の店だ。」と思われて敬遠されているので、そこを選んで来店される方は、『本当の様な嘘と、嘘の様な本当を見抜く目』を持った方でしょう。
更にその方は、「井川さんのブログを読んでいると他の店よりも明らかに時間感覚が違って、ベーシックパッケージが売れるのに10年とか15年かけたのは、その感覚の元になるのは先祖が何か事業をされていたのですか?」と質問をされました。
「自分の先祖は林業をしていて、木の苗を植えて利益が出るまで20年・30年とかかっていたみたいで、それと比べたら半分の期間です。」と答えると、「やっぱり!どこか違うと感じていたんですよ。」と言われました。
自分が子供の頃に祖父に山に連れて行かれて、「この木がお前が嫁さんをもらう頃にはお金になる。」と言っていたのが、いつの日か安い輸入木が大量に入って来る様になってあまり儲からなくなり、孫の自分は林業に全く興味を持たず、祖父や先祖には悪い事をしたと思いながらも、目先の利益ではなく最初にお金を投じて後から利益が出て来るという考えは先祖から受け継がれたものだと、その方とのお話の中で気付きました。
次にその方から、「井川さんはオーディオ以外に何か資産運用とかしていますよね?」と聞かれて、カーオーディオ以外では不動産を使った資産運用があって、自分は直ぐに売り物にならない土地改良が必要な物件などの大手が嫌う物件を年数をかけて儲かる様にしているので、これも先にお金ばかり出て、後から利益が出る様な運用をしていて、「訳あり物件を時間をかけて利益が出る様にしていて、目先の売り買いはしていません。」と答えました。
そんなあまりにツボを得た質問に、「この方は本当に物事の本質を見抜く目を持っておられるな。」と驚きました。
このお客様以外にも当社のホームページや自分のブログを読まれて他所に行かずに来店された方は仕事が出来る方が多く、今では自分が持っている不動産物件のリノベーションをお願いした会社の社長さんはネットを見て来られたお客様で、最近の不動産取引の仲介をお願いした会社の社長さんもネットを見て来られたお客様で、べーシックパッケージを買いに来られた方の人脈で全く違う事業の取引を行なっていて、そこから生まれて来る経済効果が・・ とここから先は想像にお任せしますが、常識にとらわれず本物の音を追求していたら、何故か仕事が出来る方が集まって来る様になったというお話でした。
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から日産のデイズ・ルークスです。
カロッツエリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取り付けを行ないました。
デイズ・ルークスのドアスピーカーはドアの中央付近に付いていて、中音域は耳に入って来やすいものの、中音域が目立つ事によって低音が薄く聴こえてしまいます。
そこでドアの下の方にアウターバッフルを製作して、JBLのP660の16・5センチミッドバスを取り付けました。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、JU60ツイーターを取り付けています。
先日うちのデイズで型取りしてワイドスタンドを前もって作っていたのですが、デイズとデイズ・ルークスの差があって修正しないといけないかと思っていたら、意外と修正無しでピッタリと合いました。
全ての結線が終わって音が出る様になって、これから音調整に入るという前に・・
バッテリーがかなり使い込んで交換時期になっていたので、バックアップを取りながら交換を行なう事になりました。
交換したバッテリーはボッシュのハイテックシルバーⅡです。
イコライザーは一度フラットにして・・
グローブボックス下に取り付けたパッシブクロスオーバー部分のピュアコンのパーツをあれこれと交換して音を整えます。
ピュアコン部分であらかじめ音が調整してあるので、楽ナビのイコライザーは最終的に1ヶ所1クリック動かした所が一番生音に近いセッティングとなりました。
デイズ・ルークスのお客様は連休を利用して泊りがけで広島県からお越し頂いていて、そのために時間短縮のために当社のデイズで前もって型取りを行なっていたのでした。
遠方よりのご来店ありがとうございました。
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