全車異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、マークレビンソンのプレミアムオーディオ仕様のお車です。
まずはドアの内張を開けると、縦に楕円ウーファーが付いていて、車両アンプから低音のみが送られて来ています。
スピーカーのインピーダンスが特殊で、アンプにも帯域制限がかかっているために、スピーカーを交換すると逆にバランスが取れなくなる事もあるので、そのまま使用します。
工場装着の防振材を活かしながら、防振マットと防振メタルを貼り合わせて、その後にサービスホールを塞ぐ防振を行います。
外した内張は吸音フェルトを一度外して、下処理を行った後にセメントコーティングを行って、乾燥したところで吸音フェルトを元に戻して、方ドア3層のフル防振が完成します。
リアのドアには鉄板側にベーシック防振の施工を行い、その後に内張にセメントコーティングを行こなう、2層の防振を加えました。
ダッシュの上にはスコーカーにセンターにツイーターが付いたコアキシャルスピーカーが付いていて、ここに車輛アンプから中音と高音が送られて来ていました。
その信号をグローブボックス下に取り付けたピュアコンで分離して、高音と中音を独立させます。
グリルの横にスタンドを使って仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、ドアの低音と合わせて、フロント3WAYの解像度の良いスピーカーとなりました。
また左右のスピーカーのステレオ効果の薄さをセンタースピーカーで鳴らして補っていたのが、右のスピーカーと左のスピーカーの間に浮いて来る音像が濃くなったので、アッテネーター回路を取り付けて、レベルを下げて全体のバランスを取りました。
純正システムの音調整はバス・ミッド・トレブル・の3トーンを全てセンターでスタジオレベルの音質を得られて、バスを1クリック上げた所がライブ会場のPAっぽい鳴り方だったので、最終的にはその状態で出庫する事にしました。
今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、ホンダのフィットです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Wパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、指で軽くはじいて響きの中心を見つけて、この場所にどんな材質を貼るかマーキングします。
マーキングを外して、その場所にその場所の響きの周波数に合わせた材質を貼り付けます。
内張の裏には吸音フェルトが2枚貼ってあり、ドアから車内にロードノイズが入りやすいと分かります。
ベーシック防振の効果で、外板裏の鉄板の響きが減ってスピーカーの音が良くなる以外に、ロードノイズの進入も減るので、吸音フェルトで取り切れないノイズのレベルが下がります。
内張を組み付けたら見た目は同じですが、ドアの開閉時のボーン!という響きが減っています。
続いてダッシュにピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、ドアのフルレンジの16センチスピーカーと合わせて、フロント2WAYスピーカーとします。
フィット3のスピーカーグリルは音抜けが良くて、ベーシックパッケージでもかなり音が良いと評判です。
純正ナビから音信号を取り出して、グローブボックス下にMDF板を敷いて、標準パッケージが4ピース構成のピュアコンに、オプション1品を取り付けて6ピース構成として、低音域のキレを更に良くしています。
この純正ナビは純正のフルレンジスピーカーに合わせてかなり音に勢いが付けてあり、4カ所イコライザーのバンドをマイナスに振って、聴感上のフラットに合わせました。
何枚ものCDをとっかえひっかえして、全てのCDの音が均等に聴こえる様にイコライザーを合わせて、最後はDEENさんの最新アルバム『ポップ・イン・シティ』で、ボーカルの池森秀一さんの声で確認を行いました。
もう何十回もお目にかかっていて、最後にお会いした時の声に最も近いので、最後の最後はこのCDで確認します。
納車した時にお客様が音を聴かれて、音域が広くなったのはもちろんの事、遠くで聴こえていた音が目の前で聴こえる様になったと喜んでおられました。
今日2月4日は歌手の山下達郎さんの誕生日です。
手元に何かCDは無いかと探したら、シーズンズ・グリーティングスがありましたが、これは達郎さんの写真がありませんでした。
何か写真は無いかと探したら、パフォーマンス2018の時のポスターの写真が残っていました。
コンサートのパンフレットも店に置いていて、自分はかなりの達郎ファンのつもりです。
そういえばコンサート会場でかった達郎君クッキーを店頭に置いている事もありました。
自分の密かな目標は、いつか山下達郎さんに自分の車の音を聴いてもらって、「車の中でこんな音で聴く事が出来るんですね!」と、これまでのミュージシャンの方やボーカリストの方みたいに、『これは普通のカーオーディオではない』というのを知って頂きたいという願望を持っています。
それよりも先に一度達郎さんのPA無しの生声を真近でで聴いてみたくて、コンサートでアカペラのPA無しの時が何回かあって、耳に手を当ててダンボの耳の様にして聴いた事もあります。
前の方の席の時は、「イェイ!」とか「カモン!」とか、マイクから少しずらして掛け声を出される事があって、一瞬PA無しの生声で聴けたのですが、いつの日か楽屋でお目にかかるか、番組の収録でお会いするかを夢見ています。
おそらくサンデーソングブックのスポンサーに半年ぐらいなれば会えるかも知れませんが、全国放送でいくらのスポンサー料になるやら・・
そんなサンデーソングブックに某オーディオメーカーがスポンサーに付いている時期があって、そのコマーシャルの中で、「こんなに音が変わるなんて。」と良くなるではなくて『変わる』と二回言われていて、「これは達郎さんが実際に音を聴かれて変わったと思われたからこういう台詞になったのですか?」と聞いてみたいです。
以前そのメーカーの技術者からデモカーを聴かされて説明を受けたという某ボーカリストの方から「今のカーオーディオの考え方は間違っている!」と厳しい言葉を頂いた事があります。
その方はタイムアライメントの説明をTさんという技術者から受けたと実名を出されていて、自分がこの業界でも数少ないタイムアライメントを使わない人間で、しかもメーカーの音の良い専門店リストに載ってメリットを受けるつもりも無い事をご存じなくて、自分の音楽の形を変えられた事に対して怒っておらて、デモカーを聴いて欲しいとお願いしても聴いてもらえませんでした。
おそらく同じメーカーなので、達郎さんが聴かれてどう思われたのか、一度お目にかかって感想を聞いてみたいです。
今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、FM福岡のラジオカーのVIVOTのトヨタのノアです。
JBLのP560ツイーターを使ったベーシックパッケージを先代のラジオカーから移設して取り付けていて、フロントドアにベーシック防振を施工していたところからのグレードアップです。
ナビオーディオは先代のラジオカーから移設していた富士通テンの物を、途中でカロッツェリアの楽ナビに交換していたので、その時点である程度音質は上がっていました。
ただピュアコンの4連ボックスが先代からのをそのまま使用していて、ケーブルも黒ずんで来ていたのでこれを新しい物に交換して、2桁の表記だったメインボックスを3桁表記の最新型に交換して、周辺のパーツも交換して音のマッチングを取り直しました。
ピュアコンも新しくなり、調整の精度も上がって、これまででも純正に比べれば十分に音が良かったのですが、かなり極めたセッティングへと進化しました。
音調整はCDでも行いますが、基本はFM福岡の放送で合わせていて、これから出演する番組を聞きながら移動して、それから現地に到着してからスタンバイして、コーナーが終わったら現場から局に帰るというのがラジオカーの役目なので、局のモニタースピーカーの音色に近いというのが基本になります。
そのためタイムアライメントなどの音色が変わる機能は一切使いません。
最後にイコライザーを数カ所1クリックづつ動かして、音を整えてから納車の準備に入りました。
それと今回の入庫はFM福岡の来社取材の後に作業を行なって、レポーターの方からノアが新車の時に比べたら、フロントの防振を行った後にセカンドシートに座っていてロードノイズが減ったというのが分かったというお話が出ていました。
平日は常に使用しているラジオカーですから、使わない僅かな時間でグレードグレードして、音質と静粛性をアップして、ドライバーの方もレポーターの方も、これまで以上に快適なVIVOTとなりました。
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