9月8日日曜日、栃木県日光市にある日光東照宮を見物しました。
前日の9月7日土曜日は、群馬県内の林道での走行会。実は走行会へ出かける前から、終わったらそのまま日光か碓氷峠か、どちらかへ移動して、日曜日の朝から見物しようかと考えていました。
碓氷峠は毎年1回くらいは訪れていますが、日光東照宮は何年も訪れていなかったですし、陽明門の大修理が終わったということもあったので、日光へ行くことに決めました。
土曜日のうちに群馬・栃木県境の金精峠を越えて、日光宇都宮道路の日光口PAまで移動。そのまま車中泊としました。
さて、台風が接近しつつあった日曜日ですが見事な快晴。
東照宮の拝観時間は8時からだったので、1か所寄り道します。
JR日光線日光駅。
現在の駅舎は、1912年(大正元年)の完成。経済産業省の近代化産業遺産に指定されています。
現在もシックな雰囲気にまとめられています。
かつて賑わっていた頃の団体用出入口でしょうか。ホームと直結する広い間口が残されています。
そのまま線路沿いを東武日光駅まで歩いて、駐車場へと戻りました。
7時を過ぎたので、東照宮へと向かいます。東照宮最寄りの駐車場もこの時間はまだガラガラで、日陰になる場所へ駐車することができました。
8時になるまで少し散歩。参道にはまだ人気がありません。
東照宮の入口まで来ました。
こちらは黒田長政が奉納した石鳥居。
「黒田筑前守藤原長政」と彫られています。
五重塔。
表門を眺めます。
間もなく8時。「ここも手売りではなくなったのか…。」と思いつつ、自動券売機で拝観券を購入。ようやく境内へと入ります。
下神庫。
中神庫。
上神庫。象の彫刻の目が笑っている(そういう表現というだけですが。)。
神厩。
神厩と言えば、「見ざる言わざる聞かざる」。
それ以外にも多くの猿の像が施されています。猿は馬を守るものとされていますからね。
鳥居の先に陽明門が見えています。
その前に水屋で手をすすぎます。これは佐賀藩鍋島家の奉納。
屋根材にも綺麗に塗色・装飾が施されています。
南蛮鉄燈籠。伊達政宗の奉納品で、ポルトガルから取り寄せた鉄で製作されたそうです。表面はすっかり錆色ですが、指で叩くとしっかり金属音がします。
輪蔵。ちょうど中では、お坊さん(多分、隣接する輪王寺から来たものと思われます。)が読経していました。
鐘楼の屋根飾り。象ですかね?
廻廊(東側)。立体的な細密彫刻が素晴らしいです。
ようやく陽明門に来ました。大修理を終えたばかりで、艶やかな極彩色に彩られて輝いています。
龍の頭でいっぱい。
故事にちなんだ彫刻や仙人の彫刻。
陽明門の逆柱。
どのアングルから見上げても飽きませんねぇ。
とはいえ、陽明門ばかり見ていても先に進めませんので、これくらいにします。
唐門。
神楽殿。
この後は拝殿へと上がり、建物内を見物(中は撮影禁止なので写真は無し。)。
さらに境内を奥へと進みます。
これまた有名な「眠り猫」。本当に小さい彫刻です。
「眠り猫」の奥にある坂下門。徳川家康の墓所への入口の門です。
小さな門ですが、格子天井に花の彫刻が施されています。
石畳の通路と階段を進んでいくと奥社があります。
階段脇の獅子と狛犬。
奥社拝殿。華美を誇る下の境内の建物群と比べると、建物全体が黒一色に塗られていて、落ち着いた趣きです。
唐門(鋳抜門)。金・銀・銅の合金で造られた門だそうです。
奥社宝塔。ここが徳川家康の墓所です。
一番奥までたどり着きましたので、引き返すことにします。
奥社の鳥居から階段、通路を戻っていきます。
坂下門をくぐった先の廻廊に腰を下ろして一休み。奉納されている酒樽の数がすごいですね。
神與舎と神輿。
陽明門から外に出ます。朝日を浴びて輝いていますよ。
西側の廻廊の彫刻群。
階段下から一枚。
後水尾天皇宸筆の「東照大権現」の勅額。
銅燈籠(回転燈籠)。江戸時代、数少ない交易国の一つであったオランダからの奉納品。
今回はこれで見納めとなりました。
続いては、この参道を進んで二荒山神社へと向かいます。
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Posted at
2019/09/10 21:10:23