2022年11月6日日曜日、愛知県新城市豊栄の本宮山「新城登山口」から始まる参拝道を本宮山山頂まで登ってきました。
本宮山「新城登山口」へとやって来ました。登山口の前にはバス停があります。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
この場所は以前から知っていましたが、神社の跡だとばかり思っていました。本宮山の参拝道の関係をネット検索した時に、ここが「新城登山口」だと知り、今回訪れた次第です。
ここには白けてしまった登山口の標識が立っています。この状態から見ても、「新城登山口」は本宮山の登山口としてはすっかりマイナーとなっていることがわかります。しかし、ここから山頂まで50分ですか。この時間設定は私的には厳しそうですね(笑)。
バス停名が「鳥居前」とあるのは、かつてこの場所に鳥居が建っていたからです。今は撤去されてしまい、穴だけが残っています。
それではさっそく登っていきます。
100mほど進むと右側から廃林道が寄ってきます。この廃林道についても本宮山登頂後に探索しているので、次回紹介します。
坂がきつい場所には、だいぶ埋もれてしまっていますが石段が設けられていたことがわかります。
丁石がありました。「十丁」とありますが、起点はどこだったのでしょうか?「一丁」は約109mなので、もし「新城登山口」が起点だとせいぜい「二丁」くらいのはずです。
だいぶ急坂になってきました。参拝道はこのまま真っ直ぐ登っていくのでしょうか。
道のように見えなくもないですが、これを参拝道というにはハードな気が(笑)。しかし、周りには細い踏み跡以外にこれといった道が見当たりません。仕方ないので、このままよじ登っていきます。
尾根までよじ登ると道がありました。「臼子道」と呼ばれる本宮山の参拝道です。戻ってきた時に「新城登山口」からこの道につながる道を探し直すことにして、まずは山頂を目指すことにします。
高圧線鉄塔の下からの眺め。晴天なので遠くの景色までよく見えます。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
ふたたび林へと入り込んでいきます。
以前に登った新城市作手白鳥からの参拝道に比べると急坂が続きます。
「十五丁」の丁石。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
小さな岩場を越えていきます。
日の当たる尾根道を進みます。
「十七丁」の丁石。
どんどん登っていきます。
「十九丁」の丁石。
浅い堀割り。
盛土道らしき場所。緩やかな尾根を通る古道は、このような造りの道が多い気がします。
また丁石が見えてきました。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
「二十五丁」の丁石です。
この場所では、別の道が合流してきます。各集落から本宮山を目指す参拝道が、このように幾筋も設けられていたのでしょう。
「二十六丁」の丁石。
本宮山スカイラインへと合流しました。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
ここからはしばらく本宮山スカイラインの路肩を歩いていきます。
参拝道がスカイラインから分岐していきます。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
しばらくはスカイラインに合流したり離れたりしながら進みます。付近の様子から、スカイライン開通時に並行するように登山道を付け替えてはあるようですが、もう全然保守されていないようで、歩くには少々厄介な状態になっています。
ダンロップのテープが残されています。本宮山スカイラインは、新城ラリー開催時にはSS(タイムアタックコース)として使用されるので、その時に登山道を封鎖した名残りでしょう。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
またスカイラインから離れていきます。
場所はこちら。
階段が設置されていますが、踏み板が全て抜け落ちています(笑)。
小さなピークへと一気に登っていきます。
頂上には石碑があります。読んでみましたが、詳細はよくわかりませんでした。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
小ピークを下りて、スカイラインを歩道橋で渡り、もう一度山を登っていくとようやく本宮山の頂上です。「新城登山口」から1時間半、2.8kmの行程でした。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
こちらは一等三角点「三本宮山」(「三」は三河のこと。「本宮山」と呼ばれる山が多いからでしょう。)。標高は789.3mです
三河湾まで眺めることができます。ここまで見晴らしが良いのは初めてな気がします(と言うか、前に本宮山の山頂に登ったのはいつだったか…。)。
登山したルートの全体図です。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
それでは下山することにします。こちらは石碑があった小ピークに立っている(正しくはもたれかけてある。)下山口の案内柱。こちらももはや立て直す気は無さそうです(笑)。
高圧線鉄塔まで戻ってきました。
高圧線鉄塔を通り過ぎ、さらにそのまま臼子道を進んでみます。
「九丁」の丁石。
道ははっきりしていますが、急坂の上、通る登山者がほとんどいないために路上が小石や枝葉などで荒れていて、非常に歩きにくいです。
「七丁」の丁石。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
ここの丁石から細道が分岐しているので、そちらへと進んでみます。
程なくして国道301号の法面の上に出てきました。法面に犬走りが付けられていますが、通る気にならなかったので、法面の上まで登って迂回します。
「新城登山口」へと戻ってきました。「七丁」からの細道は登山口からの参拝道に直交する形だったので、参拝道とは関係なかったようです。
最後にもう一度参拝道を石段が終わる場所まで登り直しました。
石段が終わる場所から左方向へ細い道があるので、尾根を通る臼子道まで登ってみました。参拝者が利用する道としては随分頼りない幅ですが、つづら折りの道で一応臼子道までは出ることができました。
長い間に崩落して道幅が狭くなったことも考えら、これが「新城登山口」からの参拝道なんでしょうかね。
さて、時刻はもう16時を回っていますが、次は「新城登山口」付近から始まる廃林道を探索しに向かいます。
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Posted at
2022/12/17 06:48:58