今日は、設楽森林鉄道鰻沢線跡を歩いてきました。歩きつないで6回目となります。
今回は、旧豊橋鉄道田口線田峯駅と接続していた地点から上流へと歩いていきます。
旧田峯駅付近に残るトンネル。区間唯一のトンネルです。
廃線跡を利用してわずかな区間が遊歩道にされたらしいですが、トンネルのすぐ先で柵が崩壊してます。
転がっていた宮内省帝室林野局の境界標。地中に埋まる基礎部分の大きさに驚かされます。
遊歩道は右上へと登っていきますが、廃線跡は直進します。
先を少し進むと、廃線跡は旧段嶺隧道の上で途絶えてしまいました。旧国道を拡幅した際に削られてしまったようです。
山の斜面を登り、途絶えた先へと移動します。廃線跡が途絶えているのは100mくらいでしょうか。
迂回した先には用途不明の大きなコンクリート柱?が横たわっていました。
ふたたび路盤の跡が明確になってきました。
森林鉄道に関係するものか不明ですが、多分、滑車のようです。
宮内省の境界標が頭を出しています。
沢が洗い越しのように流れています。
下の国道との高低差は20mくらいでしょうか。
路盤が大きく崩れています。
振り返って見ると高い石積みの擁壁。
ベンチが現れました。田峯城跡への遊歩道との交差点に出たようです。
すぐ近くの沢に石積みの橋台が残っています。
反対側には長い谷積みの擁壁。苔に覆われています。
次の大きな沢にも石積み橋台が残っていました。
来た方向を振り返って。
道中は相変わらず倒木が多くて歩きづらいです。
境界標に「七三」の刻印。意味は不明です。
森林鉄道が通っていた所だけあって、山深さを感じます。
また沢の流れが路盤を横切っています。ここは溝がまだ現存していたので、スムーズに流れています。
碍子に金具が付いた物が落ちてました。用途不明です。
堀割りを通過。
石垣がきれいに残っています。
南向きの斜面に入り、日が差し込みます。
急傾斜地を進みます。
法面工事のために伐採しているようです。
資材運搬用のためか、モノレールが設置されてます。
大きなカーブを描く石積みの築堤が現れました。破損もなく、今回一番の大物ですね。
また洗い越しを通過。
路肩が崩れて路盤の幅が狭くなってます。通過に支障はないので難無く通過。
二段になった石垣。普段から磨かれているみたいにきれいです。
廃線跡が道路に吸収されてしまいました。
この先は民家の前を通り(1)で歩いた廃線跡に続くので、今回の探索はこれにて終了とあいなりました。
合流地点の少し手前にある石積みの暗渠。本体である森林鉄道の築堤はほとんど欠落しています。増水時に沢の流れを阻害しないよう壊したのかもしれません。
ここまで3時間の行程。気分的には、「えっ?もう3時間経ってるの?」という感じでした(笑)。
当貝津川沿いを通る国道まで降りて、旧段嶺隧道前に停めた車まで戻ることにします。
戻る途中の交差点で撮った国道おにぎり3段。知っている人は知っているという程度のものですね。
引き返し地点から約40分で車に到着。膝がパンパン、腰も痛い…。タイトルの「ちょっと歩く」がだんだん合わなくなってきてしまったな…。
Posted at 2018/04/28 23:25:39 | |
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