• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

小林あにのブログ一覧

2018年02月09日 イイね!

旧国道362号 本坂隧道

本日は仕事の都合で飛ばした休暇の振り替えでお休み。

午後2時半頃に自宅を出て、国道362号本坂トンネルの旧道区間にある本坂隧道へと行ってきました。

現地に着いたのは午後4時。夕暮れ時です。


車を停めた脇には一等水準点がありました。




あらためまして「本坂隧道」三ケ日側の坑門です。大正4年(1915年)の竣工で、延長は212m(「日本の近代土木遺産」による。)。煉瓦造りのトンネルです。


東海道の脇街道である「姫街道(本坂通)」にあるためか、なかなか立派な造りです。トンネルを撮影した古い絵葉書が、函館市中央図書館デジタル資料館で閲覧できます。






扁額です。陽刻になってます。


坑門部の左側面、煉瓦をU字型に組んで排水口が設けられています。


トンネル坑門上部に乗って、内側から見たところ。


壁柱の上に乗っている飾り石(煉瓦トンネル用語的に何という名称なのかわからない…。)。きれいに仕上げられています。


では、トンネル内へと進入します。吹き抜けてくる風が冷やっこいです。


内部は側壁部分からアーチ部分まですべて煉瓦積みとなっています。


用途不明のファン?もう一か所同様のものが天井に設置されています。


煉瓦が剥落するのか漏水がひどいのか、カバーが設置されています。


古い道路トンネルらしく、所々に煤がこびりついています。




ここが静岡県と愛知県の県境になります。しかし、落書きが強烈です…。






ここから豊橋側の坑口まではすべてカバーで覆われています。


反対側へとやって来ました。


「本坂隧道」豊橋側坑門です。


傍らには電電公社のマークが残るカマボコ型のコンクリート建造物。内部は空っぽですが、昔々の長距離通信回線に関わる遺跡のようです。


トンネルに戻ります。




扁額です。三ケ日側よりは文字がくっきりしています。


トンネル右側の排水路を伝い、上へと登ります。

楕円形の排水口。


排水口をくぐり抜けて坑門上部へ。


道路を見下ろします。


反対側の斜面からの眺め。


坑門上部の裏側はコンクリートで補強されてます。まあ、コンクリートよりも砂利の方が明らかに多過ぎな気はしますが。


豊橋側は壁柱上部の飾り石がありません。落ちてしまったのか取り外したのかどうなのでしょう?


排水口をくぐって、道路へと降ります。


ふたたびトンネル内を歩いて、車へと戻ってきました。




さて、相変わらずの極悪な落書きっぷりでした。行政側はイタチごっこを越えてあきらめてしまった感もありますね…。

焼過煉瓦(かな?煉瓦に釉薬が掛かっているようにも感じましたが専門外なので。)で重厚に仕上げられた坑門も珍しいと思いますが、いつまで維持していけるのかといったところですね。
Posted at 2018/02/09 22:30:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・道路・廃道 | 日記
2018年02月04日 イイね!

羽布ダムに立ち寄りました

母と共に弟に連れられて午後3時頃から作手方面までドライブ。

途中で羽布ダム(三河湖)に立ち寄りました。夕方5時、風がすごく冷たいです…。


ダムの洪水吐が凍り付いておりました。
Posted at 2018/02/04 19:06:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2018年02月03日 イイね!

旧豊橋鉄道田口線跡を歩く(第二寒狭川橋梁跡~清崎第三隧道)

今日は旧豊橋鉄道田口線跡のうち、第二寒狭川橋梁跡付近から清崎第三隧道までを歩いてきました。すでに何度か歩いているコースです。

まずは車を元国道257号の段嶺隧道前に停めます。田口線跡とは関係ありませんが、ついでなのでトンネル内を往復します。


このトンネル、開通はけっこう古くて昭和7年(1932年)とのこと。


寒狭川沿いに現在の国道257号となる道路が開削された時のものということでしょうか。

トンネル内もすべてコンクリート覆工されてます。


反対側の坑口です。




今は町道となっていますが、すっかり廃道と化してます。


段嶺隧道はここまでにして、トンネル前の交差点付近にある赤い橋で寒狭川を渡り、旧田口線跡へとやって来ました。


最初にお目にかかれる遺構がこちらの小さな橋梁。




「三遠南信産業遺産」という本によれば、名称はおそらく大木和田橋梁。

橋梁を迂回して、廃線跡へと入り込んでいきます。


しばらく歩くと廃止の一因になったらしい路盤崩壊箇所に至ります。


高巻きするように一本道が付いているので、そちらへと迂回して反対側へと渡ります。




ふたたび廃線跡を進みます。


2つ目の橋梁が現れました。名称はおそらく西山橋梁。












側面に銘板が付いています。「大阪鉄工所 昭和五年」とあります。


この橋梁のすぐ先にあるのが清崎第一隧道です(延長:332.51m)。




当然のごとく、通行止めの標識が出ています(実はこの廃線跡、一応「町道」なので。しかし、車両の類いは最初の橋梁跡の時点で進入不能ですけどね。)。


旧田口線跡のトンネルらしく、ここもコンクリート覆工と素掘り区間が混在しています。




天井が一番ひどく崩壊している箇所。ここは足早に通過します。


なぜか数本だけ枕木が残されています。


岩盤に線が一筋通ってます。一体何なんでしょう?


路盤にはバラスト(砂利)が残されたままです。


枕木にレールを固定する犬釘が転がっていました。


コンクリート覆工の間にわずかだけ岩盤剥き出しの区間が。どうして隙間を開けたのか理解不能…。


コンクリート打設時の型枠が残ったままです。


反対側へと出てきました。こちらは土砂もなく、鉄道トンネルの特徴である馬蹄形が見て取れます。






3つ目の橋梁です。名称不明。






続いて、4つ目の橋梁。名称不明。






しばらく歩くと清崎第二隧道が現れます(延長:118.26m)。




坑口付近の天井には大きな亀裂が走っています。




トンネル内へと進入します。けっこうぬかるんでいます。


覆工が剥落して、穴から岩石が覗いています。


退避坑。


岩盤に碍子が突き刺してあります。


整形したかのように天井の岩盤が平らになっています。


地質のことは全くわかりませんが、素掘りトンネルは色々な特徴の岩盤が見られるので、そういう意味では素人ながら面白みがあります(落盤の恐怖はありますが…。)。

反対側の坑口もトンネル内へと大量の土砂が流れ込んできています。




反対側の坑口です。清崎第一隧道と見比べると、半分くらい埋もれているのがわかるかと思います。




ここからは比較的まともな道路へと戻ります。




最後に清崎第三隧道です(延長:190.80m)。ここも土砂崩れで半分埋もれています。




トンネル内は坑口を塞ぐ土砂のため水没してしまっています。


誰も足を踏み入れないためか、水は透き通っています。


この奥は国道257号清嶺トンネルによって塞がれてしまっています(鉄道トンネルを転用して国道トンネルを建設したため。)。


今回の田口線跡の探索はこれにて終了。


最近、膝の調子が悪いので、不整地を長い時間歩くのはなかなかこたえます…。それでも懲りずに出かけるんですけどね(笑)。


この後立ち寄った今日の伊世賀美隧道。


Posted at 2018/02/04 00:49:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧豊橋鉄道田口線跡 | 日記

プロフィール

「【新城市】槇原川沿いの伐木作業軌道跡を探索する(2) http://cvw.jp/b/1796277/48659559/
何シテル?   09/17 00:08
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/2 >>

    12 3
45678 910
1112131415 1617
181920212223 24
25262728   

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

富士桜自然墓地公園へ出かけてきました 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/06 10:01:13
万古隧道から万古集落跡の周辺を探索しました(2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/04 14:47:53

愛車一覧

スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
所有4台目(4代目)となるインプレッサ。 ガチガチのマニアというわけではないですが、4 ...
スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
平成16年夏に購入。 自身3台目のインプレッサとなります。 購入理由は、2台目インプレ ...
スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
平成9年夏購入。 インプレッサ2台目。 行きつけの車屋さんへタイヤ交換の依頼をしに行っ ...
スバル インプレッサWRX スバル インプレッサWRX
平成7年夏購入。 インプレッサ1台目。 購入動機は、WRCのビデオを見たのが一番。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation