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小林あにのブログ一覧

2018年10月28日 イイね!

北陸本線牛ノ谷隧道

今日は、福井県と石川県の県境、牛ノ谷峠にある北陸本線の廃トンネル「牛ノ谷隧道」へと出かけてきました。

現行線のトンネル名称は「熊坂トンネル」ですが、旧トンネルは牛ノ谷隧道とも熊坂隧道ともあり、どちらが正しいのかいまいちわかりません。記述としては「牛ノ谷」が多いので「牛ノ谷」としました。

まず、やって来たのは国道8号牛ノ谷峠の石川県側にある駐車帯。



現存しているのか不明な大聖寺駅側の坑門を探してみようと思ったからです。

雨が降りしきる中を2時間以上、国道沿いに道路の山側にある谷筋や地形の凹みを探し回ったわけですが、まあ、結果から言うと失敗でした。そもそも探し回った場所が間違っていたようでした。





もし探すのであれば、国道8号に沿って残っている旧線跡からアプローチすべきだったようです。車を停めていた駐車帯からほんの少し峠寄りの路肩一帯を当たるべきでした。

服をずぶ濡れにしてアタックしていた大聖寺駅側の探索は、全くの徒労に終わりました(一時迷子状態にもなってしまった…。)が、体を動かして日常の毒気が抜けたせいか、気分的には割とすっきりしてました(笑)。

大聖寺駅側は日を改めて再探索してみようと思います。

次は、場所が明確な牛ノ谷駅側の坑口へと移動します。

牛ノ谷駅から先、北陸自動車道の側道沿いにさらに奥。北陸本線熊坂トンネル横の斜面上に出ます。さすがに現行路線の線路沿いを歩くわけにはいきませんからね。

雨でぬかるんだ急斜面を木立ちを頼りに滑り降りて、ようやく廃トンネル前に着きました。

牛ノ谷隧道。牛ノ谷駅側坑口です。



まだ落葉していない木々に遮られてしまい、トンネルの全景は撮れませんでした。









トンネル前のぬた場を越えて、トンネル内へと入ってみます。

何かまあ奇妙なものが天井から垂れ下がってますね。





坑口に土砂と廃材が積まれているため、トンネル内部は水没しています。靄も濃いです。

ここはそんなに高い峠ではないのですが、鉄道にとっては難所だったのでしょう。SLからの煤で灰色に染まってます。





「目地劣化」のペイント。目地から土が浸み出しています。



天井にキラキラしたものが見えるのは、白華現象によるものでしょうか。



溜まっている水はきれいに澄んでいます。





ふたたび煉瓦の状態についてのペイント。煉瓦造トンネルの経年調査に使われているのかもしれません。





ようやく一つ目の退避坑にたどり着きました。



行けども行けども灰色です。



入ってきた坑口を振り返りました。ややカーブしているのがわかります。



まだまだ先は続きますが、そろそろ長靴では限界だったので、この地点で引き返しました。



帰りは坑門のすぐ横からトンネル近くを通る林道へと登りました。





雨天、急斜面に杉木立・雑木林と深い笹薮に阻まれながら、久しぶりに疲労感が強く残る廃線探索となりました。まあ、安全には留意しつつ、たまにはクタクタになるまで体を動かすのも良いものです。
Posted at 2018/10/28 22:15:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北陸本線 鉄道・廃線跡 | 日記
2018年10月25日 イイね!

TGRラリーチャレンジin高岡万葉に参戦しました

10月21日日曜日、富山県高岡市内で開催されたTGRラリーチャレンジin高岡万葉にドライバーやすい氏とともに参戦しました。今年5戦目のラリーとなります。

前日の20日土曜日に前泊のため高岡市内へ。



夜は参戦仲間の方々と富山ブラックラーメンなどを食しました。



日曜日は、朝5時過ぎにホテルを出発。この時期になると5時はやっと夜が明けてくる時刻。



ここは昨年参戦していてコースもほぼ同様なので、レキでは昨年作ったペースノートを下敷きにして修正を加えていきました。

今回のサービスパークは、豊田自動織機さんとスペースが一緒。参戦仲間の方で豊田自動織機にお勤めの方の依頼に協力して、織機さんへ設営場所を提供する代わりに、休憩スペースを使わせてもらうという感じでした。



スタッフの中に全日本ラリーJN3クラスチャンピオンの天野さんが来ておりました。ツナギを着てサービス隊のリーダー役といった様子。

チームには関係のない私たちにも出発の時には声をかけてくれて、私「全日本チャンプが初級者ラリーにツナギを着てスタッフしていて、私らにも声をかけてくれるとは。」、やすい氏「レースではこんなことはあり得ないわ。」。

さて、何回も参戦しているうちに写真を撮るのもあまり変わり映えしてこなくなったので、これといって撮っていないのですが、少々貼り付けておきます。









今回の最終結果は、E-4クラス完走9台中7位。総合は完走81台中22位。

ここ最近の結果からすると不完全燃焼といったところでした。何か目に見えて悪いところがあった訳ではないですが、クラストップ3(総合順位でもトップ3。)とは2km強のSSで10秒以上引き離されるという結果。

実力や車の違いはわかっていますが、丹後半島のクラス優勝からはモヤモヤ感がどんどん膨れ上がっているのが現状ですね…。突き詰めていかないといけないところはいっぱいあるわけですが、一朝一夕には解消しないですからね。


SS1 三千坊1:2.62km 2分35秒6(Ave:60.6km/h)




SS5 万葉ライン2:2.53km 2分17秒9(Ave:66.0km/h)



SS6 伏木2:0.60km 51秒2(Ave:42.1km/h)





Posted at 2018/10/26 00:01:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | TGRラリーチャレンジ | 日記
2018年10月24日 イイね!

北陸本線倶利伽羅駅付近の煉瓦アーチなど

2018年10月20日土曜日、翌日曜日に開催のTGRラリーチャレンジin高岡万葉に参戦のため、富山県高岡市へと向かいました。

途中の東海北陸道飛騨河合PAにて。


このパーキングエリアから覗くことができる飛騨トンネルの坑口。


すぐ隣にある管理用通路。


天井には7万7千ボルトの電力線と光ファイバーケーブルが通ってました。


さて、夕方までに宿泊先である高岡市内のホテルに着けばよかったので、ちょっと寄り道することにしました。

能越道福岡ICで下りて、国道8号を西進。県境の倶利伽羅トンネルを通り抜けてすぐの所にやって来ました。

国道8号の陸橋の真下。この陸橋から国道8号の倶利伽羅トンネルが、かつて北陸本線が通っていた跡地です。


橋脚の間を先へと進んでいくと坑口を埋め立てられたトンネルが現れます。旧九折隧道です。


ご覧のとおり、陸橋の真下に坑門だけが保存?されています。














次は倶利伽羅駅まで移動して、駅のすぐ東にある煉瓦アーチへ向かいます。

広畑橋梁。アーチ部分はコンクリートで改築されています。






ここは4種類の橋が並列していて、煉瓦アーチ、煉瓦橋台の桁橋、コンクリートアーチ、コンクリート函渠とあります。


連絡先のプレートがあり、橋梁名がわかりました。


続いて、もう少し東側へと歩いていくと、また煉瓦アーチがあります。

名称不明橋梁。


上部はコンクリートで補修されていますが、おおむね旧来の状態を保っているようです。




内部も煉瓦造のままです。






反対側はコンクリート製の函渠で延長されてます。


残念ながら銘板は見当たりませんでした。

再び車に乗り、さらに東側へと移動します。

大谷橋梁。雑草に埋もれています。


坑門上部に銘板があり、名称がわかりました。


ここは先ほどの煉瓦アーチと逆で、函渠の奥に煉瓦アーチがあります。








反対側の坑門。アーチの煉瓦は5重巻きです。




さらに進んで、旧国道と北陸本線が立体交差する地点へと来ました。

名称不明橋梁。今まで見てきた所は通路兼水路でしたが、ここは川に架かっていて、アーチ高もけっこうな高さがあります。












最後に国道8号の旧道の峠である天田峠に来ました。


この峠の下を通過している国道8号や北陸本線のトンネルの名称は「倶利伽羅」ですが、本来の旧北陸道倶利伽羅峠は、この天田峠のさらに南の山中を通っています。

峠に残る「天田峠改修碑」。


もう1か所、峠を下ったところにある廃線跡に煉瓦アーチがあるそうですが、通りすがりのぱっと見ではわからず、集合時間も近づいていたのでパスしました。
Posted at 2018/10/25 00:12:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北陸本線 鉄道・廃線跡 | 日記
2018年10月14日 イイね!

羽根谷砂防堰堤群・船頭平閘門・立田輪中悪水樋門

13日土曜日、母を連れて(本当は一人で出かけるつもりが、母に見つかった(笑)。)木曽三川周辺をドライブしてきました。

最初にやって来たのは、岐阜県海津市南濃町にある羽根谷の砂防堰堤群。明治時代に建設された巨石積み砂防堰堤が残り、「羽根谷だんだん公園」として整備されています。



こちらは、国登録有形文化財指定の「羽根谷砂防堰堤」。明治時代の建設で幅85m、高さ10mあります。









いくつかの砂防堰堤を横目にしながら川に沿って上流を目指します。









公園の最奥部にある国登録有形文化財指定「羽根谷砂防堰堤第一堰堤」に来ました。



こちらは、幅52m、高さ12mの巨石空積み堰堤です。







散策路まで戻るのが面倒だったので、そのまま堰堤の越流部をよじ登って堤頂部にたどり着きました(笑)。





堤頂部。



堤頂部の右岸側には着工・竣工の日にちを刻んだ石碑が建っています。



ここから先の上流部は草ぼうぼう。



散策路側には案内板があります。



車までの帰りは散策路で。







2か所目は、愛知県愛西市立田町にある国重要文化財「船頭平閘門」。



木曽三川の分流工事で船の行き来ができなくなった長良川と木曽川をつなぐために造られ、明治35年に完成したそうです。

長良川と木曽川では水位差があるそうで、単に運河でつなぐだけでなく、「閘門」という形式を取っているそうです。



こちらは、長良川へとつながる運河。釣り人がたくさんいます。



長良川側の閘門。







通過する船舶が係員を呼ぶためのベル。現在も現役の施設なので、そのような案内も設置されています。





通過船舶向けの注意の横断幕も。



「閘門通航規程」なるものも掲示されています。



木曽川側の閘門を眺めます。















木曽川側にもベルがあります。



長良川側の全景。



さて、最後にやって来たのは、愛知県弥富市にある「立田輪中悪水樋門」。



立田輪中の悪水を排出するために、明治35年に完成したそうです。現在は設置されていた川も廃川となり、公園として残されています。



















謎の突起物。板でも渡していたのでしょうか?



それにしても、この池には亀が沢山いました(笑)。
Posted at 2018/10/14 10:56:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2018年10月07日 イイね!

牛伏川フランス式階段工を見てきました

今日は、弟の誘いで長野県にある松本城へ行くことになりました。中津川までは中央道、その先は国道19号でのんびりと向かうことに。

塩尻市まで来たところで、私が「塩尻から松本まで国道で行くと混みそうだから嫌だな。」と話をしたところ、弟が「山沿いに県道63号というのが通っているから、それで行こう。」ということで、のんびりドライブなので迂回ルートを取ることにしました。

県道63号に入ると道路の案内標識に「牛伏寺」という文字が。「牛伏寺というと近くに牛伏川フランス式階段工があったはず。」と私、そわそわした気分になりました。

牛伏寺の入口近くまで来たところで、「牛伏川という所にフランス式階段工という珍しい砂防施設があるので、ちょっと立ち寄ってもいい?」と弟に行ったところ、「別にいいけど。」いった反応だったので、さっそく立ち寄ることに。

川沿いに道路を登り詰めて、お寺の横を通り抜けやって来ました。

牛伏川フランス式階段工。明治時代から砂防事業が続く牛伏川に設置された砂防施設群の一つ。大正7年(1918年)完成で、国の重要文化財に指定されています。


弟には「普通の人はこんなものがここにあることなんて知らん。周りの車、地元の松本ナンバーや諏訪ナンバーしかいないじゃん。」みたいなことを言われてしまいました(笑)。

施設を見学できるよう散策路などが整備されていたので、川沿いにたっぷりと堪能してきました。












階段工の一番上にあるのが「第一号石堰堤」。牛伏川の砂防工事は国直轄工事だったので、当時の内務省が担当して明治19年(1886年)に設置されたものだそうです。




さらに上流にも多種多様な砂防施設群があるそうなのですが、今回はメインの目的地ではないので、ここで引き返すことにしました。


今度、一人で来る時にはさらに奥まで行ってみようと思います。いつになるかはわかりませんが(笑)。

帰りは対岸に渡って、やはり写真を撮りながら戻りました。














さて、このあと松本城へと向かったのですが、昼過ぎということで周辺は渋滞、駐車場は満車ということで、お城へ行くことはあっさりと放棄(笑)。

弟が「行ったことがないので野麦峠に行きたい。」とのことで、一路、野麦峠を目指すことにします。

途中、梓川にある奈川渡ダムで小休止。










ここからさらに紅葉が始まった険しい山道を登り詰めて、ようやく長野県・岐阜県の県境にある野麦峠に到着しました。映画「あゝ野麦峠」で知られている峠ですね(私は断片的なイメージしか残っていませんが。)。








峠付近には旧来の野麦街道の道跡も残っているようです。




峠や街道沿いに付きものの水準点。


峠から望む乗鞍岳。


山深い野麦峠は冬期通行止め。その前にもう少しすれば紅葉真っ盛りになりそうですが、ここまで紅葉を見に来るのはちょっと大変そうです。
Posted at 2018/10/07 22:59:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

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「草津志賀高原ルート「雪の回廊」を見に行ってきました http://cvw.jp/b/1796277/48482706/
何シテル?   06/12 23:30
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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