健康の維持については気になるお年頃。特に過度な精神的ストレスを食事で晴らして随分脂肪を身につけてしまった身としては、やはり中性脂肪などの血液検査値は気になる。
中性脂肪やコレステロールを減らすものとして知られているのがDHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸だ。青魚に豊富に含まれ、他にも記憶力を高めたり認知症の予防、アトピーの改善などいろいろなはたらきが知られている。
そんなDHAやDHAに近く生体内でDHAに変換されるEPAを含み、特定の保健目的機能を実証された食品は、消費者庁(以前は厚生労働省)のお墨付き、「特定保健用食品(特保)」認可で販売される。
その一つが魚肉ソーセージだ。自分が以前からほぼ毎日食べているのが、マルハニチロの「リサーラ」だ。
特保で3本入り、250円ほど。10個入りを箱で買っている。
魚肉ソーセージというと包みに肉がついたまま剥がれず食べづらいとか開けづらいとかが多いが、この製品はとても開けやすく肉が包みに張り付くこともなく食べやすい。
実際効果も実感している(食べ続けた年の血液検査は良好だった)。
一方、先日買い物をしていて見つけたのが、ニッスイのDHA+EPA入り魚肉ソーセージ「ニッスイ 1本で1日分のDHA+EPAソーセージ」。およそ150円ほど。
リサーラ同様に1本あたりDHA 850mg、EPA 200mg含まれているが特保はとっていない。……特保を連想させるイラストをつけているが。
リサーラが1本83円ほどなので、ニッスイのものは75円と若干安い。代わりになるかと思い試してみた。
開けてみると、最近よく見る魚肉ソーセージの包装。それほど開けやすくはないがリサーラ同様肉離れはよいので食べにくいことはない。
ただ、味は塩分を控えたせいか魚肉ソーセージとしてはあんまり美味しくない。味があまりなくてすかすかした印象がある。リサーラは結構美味しいので、ちょっとがっかり。
このあたりは好みではあるが、自分はリサーラの方をとる。
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マルハニチロのホームページに、面白いことが書いてある。
DHAに注目が集まるきっかけは、日本の子供の知能指数の高さだったというのだ。日本人は魚をよく食べるので、その魚に多く含まれる成分、DHAに目が向いたというのだ。
DHAの効果(マルハニチロ)
1989年と言えば日本が戦後の高度成長を経てバブルへといたる頃。画一的な教育ながら学力の平均を押し上げることに成功した頃だ。科学者カールセーガンもこの頃、アメリカも日本の教育を見習うべきだと提言していたと記憶している(当時のアメリカの初等教育は現場の教員任せ。その教員の社会的地位がかなり低いという状況)。最近ならインドの数学・理系教育に注目が集まるのと似たようなものだろう。
面白いことに、東アジア一帯では知能指数が高めに出ている。これが即食事に結びつくものでもないだろう。
この図は
wikipediaからの転載で、青が濃いほど知能指数が高いことを示す。知能指数の正確性などの議論はひとまず置いておく。
これらを考えるとDHAが即当時の日本の子供の知能指数に結びつくものではないのではないかもしれないと思うが、そんなことをきっかけにDHAがよい効果をもたらすことが発見されたのだ。
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そのDHAだが、イワシやサバなどの青魚に含まれることはよく知られている。
その一覧はマルハニチロのホームページにあるので参照してみるといいが、面白いことに、カンヅメのDHA量が意外に高い。
サバ水煮缶詰で100gあたり2370 mgも含まれている。サバを焼いたもので1379 mgだから、かなり多い。缶汁にも多く含まれているそうで、こんなものを余すことなく食事にとり入れてみるとよいのかも知れない。
ブリも多い(天然 焼き 2284 mg)し、青魚ではないがマグロのトロ(本マグロ 2880 mg)にも多い。
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Posted at
2013/05/05 13:37:19