三菱UFJ銀行が国債ばなれの反乱

三菱ＵＦＪ銀、国債離れ　入札の特別資格返上へ マイナス金利で損失懸念 2016/6/8 2:00日本経済新聞　電子版 　三菱東京ＵＦＪ銀行は国債の入札に特別な条件で参加できる資格を国に返す方向で調整に入った。日銀のマイナス金利政策のもとで国債を持ち続ければ、損失が発生しかねないためだ。国債の安定消化を支えてきたメガバンクの「国債離れ」は、市場から大量の国債を買い上げてお金の量を増やしてきた日銀の異次元緩和に影を落とす。

　政府にとっては、国債の消化に不安定を生じる。国債の買い上げで異次元緩和を実行してきた日銀にとっても影響がある。

　更に、他のメガバンクが追従する可能性がある。

　消費税増税見送りで国債の発行は増えそうだが、金融機関にとって、マイナス金利と起こるかも知れない金利上昇による損失拡大が国債を購入する理由を大幅に減退させている。

　安倍政権にとっては、痛い穴になるだろう。