2017年07月31日
入力技術の変化
コンピューターというのは、なんらかのプログラムを与えてやらないと動かない。
データ処理をさせるにはデータ入力も必要だ。
で、そういった方法の初期は紙に穴を開けて読み取らせるとか、非常に手間のかかることが行われていたが、やがてキーボード入力が発達し、かなり人はコンピューターにさまざまな指示やデータを与えることが自由に出来るようになった。
やがて人とコンピューターをつなぐもうひとつ、ディスプレイに直接触って操作する方法が現れたが、いわゆるライトペンのようなものは入力を分析する技術や速度が未発達だったこともあり、かなり利用方法が限られた。単に位置を指示するだけならマウスの方が遙かに操作性が高かった。
それを変えたのが、画面のフリック操作だ。タッチインターフェースは、掌に載るモバイル端末に実に相性がよく、高度な入力を必要としないライトなユーザーに強く支持され、大きく広まった。
しかし一つの方法がずっと支配的であるとは考えにくい。文字情報入力が得意ではないタッチインターフェースの次に来るものは何なんかと思っていた。
それが実用化してきているのが、音声入力なのだろう。
有り余るCPU能力を生かし、以前とは比べものにならない精度で言葉を認識できるようになった。音声であらゆることを指示し、タッチインターフェースすら持たないつぎの世代のデバイスがそろそろやって来ているようだ。
もちろん高度な入力ではキーボードが圧倒的なのでこれがなくなることはないが、現在タッチ操作主流の分野では、一部ではタッチインターフェースがなくなり、一部では併用されて音声による入力が普遍的になるようになるのだろう。
しかしまあ、遙か昔に夢見られていたことが普遍的になりつつあるのは、すごいことだがそれほど面白くはない。
なにか度肝を抜くような画期的なマンマシンインターフェースは出てこないのだろうか。
そういうものを期待したくなる。
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Posted at
2017/07/31 22:30:15
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