壊れて修理業者からコンプレッサー不良と診断され、15年以上放置していたエアコンについて、書斎として部屋を使用したい為、試しにほとんど使っていない他の部屋のエアコンの基板と交換したら、全力運転するようになった話を書いた。
【修理】日立エアコン修理 RAS-2210LX
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/44176263/
その後、動かないエアコンの場所が変わっただけの状態の為、壊れている基板を再生してやろうと思っていたが、忙しさの中で充分時間をかけることができずにいた。
仕事が一段落ついたので、さきほどやおら基板を取りだし眺めてみた。
裏面には日立のマイクロコンピューターH8が使われている。汎用組込制御マイクロコンピューターの少し前の代表格のようなチップだ。まだ生産こそされているが、会社統合整理後ルネサスになっていて、RL78が主力になっている。
センサー系統の入力がとらえられなくなっているようで、振動場所で使われており、症状からして半田クラックの可能性が高い。
くまなく拡大して調べてみたが、一部プリントパターンに表面的な腐蝕があるものの導通には問題なく、外見上には不良を発見できなかった。
仕方なく、すべての半田箇所をハンダごてで溶融させ、再ハンダする方法をとってみた。
一通り終わりチェックすると、チップ抵抗が浮いてしまった(いわゆる
チップ立ち)部分も出たが、元の通りに納めておいた。
これを室外機にセットし、電源を入れてみると…
見事全開運転を始めた。
原因は半田クラックだったらしい。
結局何処であるかは特定できなかったが、もしかするとチップ立ちが起きた部分は半田クラックが生じていたのかもしれない。
何はともあれ、エアコンがすべて動くようになりよかったよかった。
ブログ一覧 |
修理・レストア | 日記
Posted at
2020/08/01 15:39:04