先日カシメが緩み引っこ抜けたラジエターホースを交換した。
ホースの交換は簡単ではあったが、とんでもない事態が発生。
ラジエターホースのジョイント部(今回の交換部分)とリザーバータンクをつなぐホースが接続されている部分の樹脂が折れ、このホースがつながるラジエターの上部を通るパイプが崩壊。
樹脂がボロボロなのは想定内だが、アルミパイプは腐蝕と言うより熱でアルミニウムがイオン化してパイプの肉厚が薄くなっていたように見える。まるで口に入れた砂糖菓子のように簡単にボロボロと折れてしまう。
アルミニウムは熱水と反応するマグネシウムに次いでイオン化しやすいことを考えると熱水には向かないように思われるが。
部品はAmazonで頼んで明日届くので影響は軽微だが、ラジエター廻りがこんなに脆弱とは恐れ入った。
ついでに、今回換えていないロアホースもAliexpressで発注しておいた。
BMWが悪いのか、ドイツ車が悪いのか、アルミや樹脂を多用する現代の車が悪いのか。
どうせコンピューター関係も長く使えるものではないので、現代の車の寿命はとても短く、環境に悪いことおびただしい。
追記:
発注した部品の写真だが、これを見ると、パイプにつながる部分をかしめてあり、アッパーホースにつながる部分はホースクリップで留めるようになっている。
純正品はパイプにはホースクリップで留めてあり、アッパーホース側がかしめてあった。つまり、ここは一体部品として製造されているように見える。あるいはカシメ用のSSTで取り付けているのかもしれないが、ならなぜ反対側はクリップなのか?
問題の部品は10で、こちらもアッパーホース側でホースクリップを使って止めるようになっているように見える。少なくともかしめた一体部品ではない。
謎だ。
追記:
車が動かせるのであればホームセンターで適当な真鍮パイプでも買ってきて直してしまうのだが、冷却系が死んでいるので仕方が無い。明日配送予定の部品待ちだ。
追記:
イオン化傾向の小さい異種金属のイオンがある状況はアルミニウムが溶け出す原因になりよくないので、真鍮パイプは使えないのか。
結局正規の部品をつけるしかない。
追記:
この車、サーモスタットもハウジングが樹脂でエンジンに直結しているから劣化しやすいだろう。
BMWやベンツって目先の性能ばかり重視して耐久性を考えないのかね。ゴムの品質とかも低いままだし。ポルシェはゴムの品質が悪くないとかと聞いた。
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BMW 320i(E90) | 日記
Posted at
2023/02/05 13:43:12