20数年前に買ったマンションのユニットバスの床が旧式でどうにもいやだった。色もあまり好きではないが。
と言うのも4辺に水を排水するための溝がついていて、そこが汚れるし、スリットが入って入り組んだ蓋もヘドロのような物がついて掃除が本当に大変だった。
そこで、溝を埋めてフラット化を試みた。
こんな具合にバスタブの所にはスリットの入った蓋が5枚。スリットはかなり入り組んでいて、掃除が困難。このメーカーは掃除のことを何も考えていなかったのだろう。
蓋を取るとこんな具合。
角度を変えるとこんな感じ。この溝は最初からマンション内装施工時に落ちた微細な鉄の錆がついていて、それだけで嫌になったし。
蓋のスリットにコーキングで溝を埋めるのに使われるバックアップ材を半分に切ったものをはめる。全てコーキング剤を塗り、その上にクッションフロアを貼る。
すると、こんな具合。
忌々しい溝がなくなり、床がソフトになってすごくいい。無味乾燥なグレイからアイボリーのランダムストーン柄。色味がついていい感じ。
床の勾配にはかなり気を使ったので、水たまりはできていない様子。
ドアの敷居をクッションフロアと排水のための嵩増しに合わせるために、アルミ複合板3mm×3枚で9mm上げている。これに伴ってドアも樹脂のシムをはさんで2mmあげている。
それでもドアのしきりあたりに水が溜まらないように少し下げて両端の旧溝のあたりに流れるようにしている。要するに、旧溝のあたりを少し凹ませて排水させている。
バリアフリーで低めの敷居を作り直さないと完全フラットにできないので仕方がない。
実はまだ排水口の蓋部分の加工が途中だし、コーキングも少し手直しをするかもしれない。
追記:
シリコンシーラントは熱硬化性なので、温度を上げると速く固まる。
バスには浴室暖房がついているので、暖房運転させて早めに硬化させた。おかげで作業がはかどった。
追記:
排水口周りもアイボリーに塗装。
いつまで保つか?!
追記:
一般的なバスルームは排水口が1つだ。実家もそれで間に合っている。
うちのユニットバスはTOTO製だが、排水口は一つしかないのに4辺溝、バスタブ側にはやたらに広い水路を作って蓋にもスリットを入れるほどに排水にこだわっている。バスタブからこぼれ落ちるお湯を素早くスリットから排水溝に収めようとしている。
よほど洗い場の水を素早く排水したかったのだろうが、そこまでのこだわりの理由は何だろうか。
一つは樹脂床が水となじんで排水に時間がかかる可能性だろうか。汚れがついてくると水はじきが悪くなることはあるだろう。それはバス床用の撥水性のコーティング剤を床に塗ると随分改善した。
今どきは撥水性の床になっているので、効果的に排水できる。
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2024/03/29 10:33:25