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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2024年06月24日 イイね!

日本の財政破綻状態が見えてきたか?

 
日本銀行が3月にマイナス金利政策を解除したこと、そして7月に国債買い入れ減額を始めることだ。

こうした日本銀行の政策転換によって、国債の金利上昇(価格下落)のリスクは高まる。特に超長期国債はそのリスクが大きくなる。今後国債買い入れ減額を進める日本銀行に代わって国債の購入を増やすことが期待される金融機関などが、金利上昇リスクから長期国債の購入に慎重になる可能性がある。その場合、長期金利が上昇し、国債の円滑な消化に支障が生じるなどの問題も生じ得る。そこで、日本銀行の政策転換に合わせて、財務省は国債発行の年限を短期化し、新規に発行する国債のリスク量を抑えることを検討しているのである。
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2024/fis/kiuchi/0620

 いよいよ日本の財政破綻状態が見えてきたのかも知れない。

 長期にわたる異常なマイナス金利と、それと一体になる莫大な国債発行。
 円安によって経団連の輸出企業には濡れ手に粟の莫大な利益を提供し、円安によるインフレは全て国民に押しつける。
 日本の製造業は国際競争力がなくても為替差益で利益が転がり込み、ますます競争力を失ってきた。

 一方で莫大な国債発行を続け、日銀に引き受けさせてきた。

 しかし、世界の金利は上昇し大きな金利差を生じる中、これ以上国債を抱えることが困難な日銀は黒田総裁の異常すぎるリフレ政策から転換し、金利正常化に向けて動き出した。

 わずかな利上げでは金利差への影響は軽微である。円安基調は変わらない。
 一方で、利上げすれば政府の利払いは莫大になり、歳出改革だけでは対応困難になってきた。
 更に利上げ局面では国債を買っても値下がりするので金融機関は購入を躊躇するようになる。
 そこで財務省は値下がり損リスクの低い短期国債によって資金調達する検討をしているというわけだ。

 
 ここに来ていよいよアベノミクスの呪いが明確に日本を苦しめだしたのだ。

 円安を止めないとインフレで経済がますます後退する。利上げが必要になる。

 利上げをすれば政府の利払いのために増税か国債発行しなければならなくなる。
 増税は景気を後退させる。国債発行は利上げ局面では資金調達が難しい。
 日銀に間接的に引き受けさせることはもう限界である。

→日本の信認低下で国債格付け低下、円の信認低下で円売り。

 利上げを思い切ってできない。

→金利差をネタに円売り。

 どっちに転んでも円売りになる。

 投機筋はこれを踏まえて円売りを仕掛け続けているのだろう。

 もはや金利差と関係なく円は売られ続けている。ハイパー円安、ハイパーインフレが見えてきている。

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Posted at 2024/06/24 07:37:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 金融 | 日記
2024年05月04日 イイね!

介入の効果は? 

 29日に介入と思われる激しい値動きをした頃から、ネット上では

「介入してもすぐ160円に戻る。無駄だ」
「焼け石に5兆円の血税」

等の、極めて否定的な大合唱が起こっていた。

 以前の介入でも結局介入水準を超えて円安が継続し、しかもマスコミでひたすら「金利差による円売り」と刷り込まれて、日米金利差がある限り円安は止まらないという前提に立っていた。

 しかし、既に指摘したとおり(アナリストの吉田恒氏が指摘したものの請け売りだが)、金利差は以前より縮小しており、投機ポジションは過去最大規模であるので、あきらかな投機の売りによるものだ。

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 であるから、投機筋の日銀の足下を見た円売りを止めるためには、いくつかの要因が必要になる。

・日銀の利上げ
・ドルの利下げ
・日本政府の徹底した対応 →完膚なきまでの介入。


・日銀の利上げ
 日銀の利上げは望めない。政府の利払いが増し国債の増発が必要になる。また、日銀は当座預金の付利と国債の時価下落で債務超過になり、中央銀行としての信用を毀損する。何が何でも利上げを渋ることになる。0.1%の利上げなど、アメリカが0.25%や0.5%の連続利上げしてきたことに比べればないも同じだ。

・ドルの利下げ
 年初から米国の雇用は強く、経済は順調とみられ、利下げ懸念が和らぎ、むしろ利上げの可能性まで出ていた。円売りが加速した要因はここにもある。
 ところが、政府の雇用統計と他の雇用統計との乖離、雇用統計が毎回前回分を下方修正すること、バイデンの政策で大量の移民を入れていてそれが雇用統計を支えていること、調査の仕方に問題があり、副業している人が増えているが、それがダブルカウントされていることなど、政府の雇用統計に疑いの目が向けられてきたことがある。
 更に、時給は増えても労働時間が減っており、インフレと金利上昇に給与が追いついておらず苦しんでいること、ローン延滞の増加と金融機関の破綻が始まっていることなどがあった。

 そこにISM製造業景況指数などの指標の悪化があった。これは5/2のNY市場におけるドル安の原因になった。
 さらに5/3の米雇用統計とISM非製造業景況指数の悪化があり、ドルは遠のいていた利下げが近付きつつある。

・日本政府の徹底した対応 →完膚なきまでの介入。
 これはもう理想的と言えるぐらい徹底して買い意欲を削ぐ介入ができていた。
 そして米指標悪化・FRBハト派発言後にやった2回目の押し下げ介入がかなり効いている。

 指標悪化を事前に日本当局が知っていたかどうかは分からないが、介入と米指標悪化が相まって、介入は見事な効果をあげた。

***

 ただし、本来なら152円で介入をし、152円天井を守らねばならなかった。
 それを超えてしまっているので、抵抗線だった152円がサポートになって横ばいか上に向かう可能性がある。
 今後の指標や米国の状況次第で152円のサポートを割れ、上昇トレンドラインの148円を割れば下落トレンドに入る可能性があるだろう。

 米発のクラッシュの可能性が高まっているので、猛烈な円高が起こる可能性がある。莫大な日銀緩和マネーは日本経済ではなく米国をはじめとする海外投資に使われている。安い円を借りて外貨を買うキャリートレードがかなり行われているとみられている。これがリスク回避で逆流すれば恐ろしいほどの円高が起こる可能性もある。
 ただし、日本の基本環境が変わらない限り、円売り日本売り基調は変わらない。リスクを取れる環境が戻ればキャリートレードが再開し円安に向かう。日本人の購買力は更に落ち、国民は苦しみ続ける。ハイパー円安、ハイパーインフレの入り口に立っていることは変わらないと考えている。

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追記:
 ネットで介入は税金投入だと思い込んで批判している人が大勢いるのだが、原資は介入のための外為特会である。
 円高時に円売りドル買い介入した際のドル資金があり、それを今回売ったので、莫大な利益が出ている。
 
Posted at 2024/05/04 12:01:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 金融 | 日記
2024年05月04日 イイね!

介入の効果は? まずはおさらい

 4/29(月・祭日)、早朝からドル円がいきなり2円値上がりし、160円を超えた。

 祝日である上に早朝の取引が薄い時間帯を狙った仕掛けで、159.0円、159.5円にあった売り注文のストップロス買い注文を次々と引っ掛けて値が飛び、160円に並んだ輸出の売り注文がついてしまったのだろう。

***

 財務省は152円手前で日銀、財務省、金融庁で三者会合を行うほか強い口先介入を繰り返し、前の介入時の当局の動きを踏まえ、それまでの天井である152円を越えたら介入を行うことを決定しているものと考えられた。

 しかし、介入入らず。岸田米訪問中などの諸事情が考えられたが、それまでの防衛ラインを簡単に突破されてしまった。
 ここで勢いがつき、次の介入ラインと目される155円も簡単に突破。
 全く介入が入らない。

 26日の日銀金融政策決定会合発表で利上げがなく緩和継続でほぼ内容変わらずが確認された上に、植田総裁が「基調的な物価上昇率に大きな影響は与えていない」と記者会見で発言。これを円安容認ととられ、その後も介入が入らない安心もあって投機の円売りが加速したのだ。
 翌早朝には薄い時間帯を狙った買いで値が飛び、158円台に載せて週の取引が終了した。

 その翌営業日にいきなり160円を付けた訳だ。

***

 上にも書いたが、今年に入っての急激な円安加速は金利差によるものではない。

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 金利差は昨年初冬に付けたピークから下がり、その後もピークを越えていない(赤線)
 しかし、ドル円は金利差では説明がつかない異常な上昇を続けた(青線)。

 これは投機筋の円売りである。

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 これはアメリカの投機ポジションを示し、最近ではドル円の売りポジションが、過去の円売りバブル時のピークに並ぶ枚数に積み上がっている。
 現在の行きすぎた円売りが投機によるものであることが分かる。

 日銀がマイナス金利を解除したといっても利上げはほぼないに等しく、緩和を続けるとしていることから結局円の環境にほぼ変化はない。
 これまでもインフレに対応すべき場面で利上げをせず、むしろ日銀は利上げができないと見られ、投機筋に足下を見られてしまった。
 それで、日銀会合のたびに円売りが爆発。更に、介入警戒はあったが財務省が介入を指示しないまま155円を突破し、皆が安心して円安を仕掛ける状況になってしまった。こうなると放置すればどんどん円安が進む。なにしろドルの利下げは遠のき、一方の円の環境には買いを肯定するものが何一つないのだ。その上政府が容認しているのであれば円を売らない理由がない。

 止まらない円安に、日本は総悲観に包まれた。

***

 次の介入ラインと考えられたのが160円。しかし、つけても介入がない。
 早朝の薄い時間帯だったので、瞬間的にすぐ159円付近まで落ちた。その値動きを見て、当局も様子見に入ったと思われた。

 結局午後1時頃に円売りが再開。そこに介入!  きた!!

 ドカンと叩き落とし、買い注文にヒットして上がってきたところでさらに叩き落とし、以降ひたすら買いが出れば即座に擦り潰すの繰り返しで155円まで。上がったところを潰して155円買いのストップロスを潰し、154.5円まで。さらに戻ったところに大きな売りで155円付近まで落とした。

 徹底的に投機の買い意欲を削ぐための本気の介入だ。

 薄い取引の中5円値幅で介入が一通り終わった後は自律反発。157円にあった売りが突破され、158円あたりまで戻ったのが翌々日。

 介入1日目の値動きから157円で抑え込むものと思っていたがそれを突破し、財務省の姿勢を疑った。

 しかし、158円にも売りが並んでおり(ステルス介入?)、突破しないまま。米指標の悪化と日本時間5/3 3時のFOMCを受けて売られたがその後買いが入ったところで5/3早朝の薄い時間に追撃介入!

 1日目と同様に執拗な買い潰しで5円近い値幅の153円付近まで。前回の下値を下回った。
 売りが止むとすぐ154円超えの反発をし、その後156円を超えられず。欧州勢参入後はずるずると円売りポジションの解消で円が買われ、NY時間には他通貨でもドル売りが鮮明に。153円割れまで沈む。

 更に雇用統計が予想外の悪化。152円ちょうど付近まで。その後反発し、ISM非製造業景況指数の悪化を受けて売られるもドル金利の上昇でドル買いに。
 153円を割った水準で今週の取引を終えた。

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 これが今週1週間の流れである。
 


Posted at 2024/05/04 10:15:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 金融 | 日記
2024年04月28日 イイね!

ただし

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 これはこの一年での各通貨の強弱を表したグラフだ。

 ドル円の上昇基調の要因の一つはドル高だが、インフレが一段落したかと思えばまだ根強いと言った具合で利下げ観測が後退し、ドルはいったん弱含んだが再度強くなっている。
 しかし、円売りは根強く、多くの通貨に対して圧倒的に弱い。海外勢はある頃までは世界の中銀同様インフレに対抗するために利上げすると常識的な予想し、日本国債を売る動きがあったが、日銀の頑なな緩和姿勢に何度も敗北を期してきた。しかし、買い込んだ国債でアップアップの日銀は利上げができないことを学習し、円売りを加速させてきたようのだ。もはや投機筋にいいようにされている。

 利上げが事実上できない日銀の足下を見た売り浴びせは、日銀が大きく方針を変えるまで続く可能性が高いが、それは起こりそうにない。利上げは日本政府の利払いに直結し、財政が極めて苦しくなる。さらなる国債を発行し続け、借金を膨らませ続けるしかなく、ますます日本売りの要因になる。日銀も国債価格下落で時価で債務超過になれば中銀の信認に関わる。

 アベノミクスの行き着く先は、日本の破綻状態だと警告されてきたが、その通りになろうとしているように見える。

 アメリカの経済が強いように見えているが、その裏ではローン滞納が増加し、銀行破綻も起き始めている。

 いずれ金融ショックが起きることになるだろう。
 その時には資金の猛烈な逆流が起きる。金利が安い円を借りて他通貨を買う取引の逆転で、莫大な円買いが発生する可能性がある。

 当然日本も経済的混乱に置かれるが、その頃には最強通貨円が復活するかもしれない。

 どれほどの規模でマイナス金利の日本円で海外投資に使われたか分からないが、日銀が供給した円の莫大さを考えると、そのインパクトはこれまでにない規模であるかもしれない。金融機関や年金、生損保もアベノミクス以降国債に頼れなくなり海外投資を増やしているので、円の逆流とダメージの大きさは考えたくもないほどになるかもしれない。


 世界の好況の中でアベノミクスのためにスタグフレーションであり続けた日本は、世界不況の中でいよいよどうにもならなくなるのかも知れない。


Posted at 2024/04/28 15:42:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 金融 | 日記
2024年04月14日 イイね!

ファンドラップ

 父の遺産は母がガッチリへそくりしていたものが主で、母は自分の判断では運用ができないので大和証券のファンドラップでの運用になっている。

 国内株も持っていたが、米国ローン滞納状況の悪化などの米金融機関(投資商品を通じて世界に影響する)のあやうさ、選挙対策でかろうじてリセッションを免れている状況、中東情勢などを考えると、取りあえず利確するべきだと思い、大半は先週処分した。

 本日はいよいよ大使館を破壊されたイランがイスラエルにドローン、巡航ミサイル、段々などでの報復攻撃を始め、イスラエルは防空迎撃システムでしのいでいる状態。
 イスラエルは白系ユダヤ(白人ユダヤ教徒)の影響が強い欧米が後ろ盾となって、人種的には元々この地に関係のない白系ユダヤ人が中心にパレスチナに強引に入植して建国されており、長く戦争の主体であり続けている。
 宗教上の問題という形になっているが、ドライに事実だけ見ればシオニズムによる純然たる侵略だ。かつてこの地を追い出された中東のユダヤ人とは人種的に関係がない、信教上でのみ関係する欧州起源の白系ユダヤ人が起こしている問題だ。
 ハマスのテロを言い訳にイスラエルによるガザ虐殺が起こり、アラブに戦火が拡大しつつある。

 中東は石油の産地であり、世界的な影響がある。戦争で益を受けるものもいるが、一気にリスク回避に向かおうとしている。

 長引く戦争の常では株価は意外に持ち直したりもするのだが、既に中国が不況となり、欧州も後退、アメリカも後退目前(莫大な補助金等で見えていないだけ?)であるので、大きなリスク回避に向かう可能性もある。
 株バブルな日本の株価は、投機資金の逃避で大きく下落するかもしれないし、金利が極めて安い円を借りた投資の逆流が起きるので、急激な円高になる可能性も充分ある(そこはありがたい)。

***

 ファンドラップは分散投資であるが、中リスクのものでも株式での運用が高め。
 現状は株と米債券で利益が乗っているのでリバランスでここが利確されて割合が減り、基準配分に近づけられることになる。
 大和証券の運用はかなりよい方ではある。

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 ただ、これから株価急落が起きていくと、いかに運用が成功してきた大和証券といえどもこれまでの利益が圧迫され、場合によってはマイナスになりかねない。そこに非常に高い手数料が効いてくるので、分散投資だから安心などとは言えなくなってくる。

 解約の検討も必要だ。
 運用がマイナスでも収入が確実な手数料は証券会社の重要な収入源だ。
 証券会社はかなり渋るだろうが、こちらはなけなしの資産を守らねばならない。





追記:
 岸田が先頃アメリカで「日本はアメリカの軍事的パートナーになる」などと発言している。
 一方、アメリカはイランの無人機を迎撃しはじめた。この戦争には代理戦争としてだけでなく自らも参戦するらしい。
 日本国民は否応なくアメリカの戦争に巻き込まれていく。
 いや、むしろ米軍の命令によって鉄砲玉として使われることになる。
 それが憲法違反な集団自衛権を閣議決定し、その政権を引きずり下ろさなかった日本国民が辿る道。


Posted at 2024/04/14 09:49:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 金融 | 日記

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「@こるり 日本の薬品供給体制、結構ヤバイです。薬価引き下げすぎ、ジェネリック推奨しすぎで、ちょっと需要が増えるとまともに供給できなくなってきています。」
何シテル?   01/10 18:44
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