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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2011年05月21日 イイね!

大切なことなので二度言います

……と言うフレーズを久々に聴いたのでマネしてみた。

 福島あたりでの、校庭の放射線量ばかりに目をうばわれている人が多い。

 そして校庭=危険と思い込む

 しかし、その地域全体が同様に汚染されていて、子供たちは学校だけでなく、登下校中も、地域でも、公園でも被曝する。家の中でも勿論被曝する。特に木造家屋は鉄筋コンクリートの住宅より多く被曝する。家庭は安全地帯というのは思いこみ。


 学校の校庭が危険だというのなら、その地域全体が危険であるということ。
 校庭の土を入れ替えてもリスクが多少減るだけで、地域全体のリスクはあまり変わらない。

 にも関わらず、校庭への対処ばかりを求める。


 
 本当に危険なら、とどまる限りより多く被曝していく。
 実際はリスクがそれほど高くないかもしれないが。
 いずれにしても、放射線への恐怖からくる心理的ストレスで病んでいきかねない。
 大人が子供に放射線のことを言う度に、子供はそれだけストレスを感じていく。口にしなくてもそれを感じていく。


 被曝と心理的ストレスから開放されるには、避難するしか確実に有効な方法はない
 

 大切なことなので二度言った(もっと言ってきたかも)。


 
Posted at 2011/05/21 03:58:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記
2011年05月19日 イイね!

そうか、ガイガーカウンターが振れるだけで食材を捨てるのか

そうか、ガイガーカウンターが振れるだけで食材を捨てるのか 正直なところ、食品が基準を守られているのかどうかはその場で測定でもしない限り分からない。
 すでにヨウ素131は考える必要がないが、セシウム134、セシウム137が暫定規制値に引っかかっていることが話題になっている。

 その一方、ガイガーカウンターが「バックグランド」より振れると即座に食材を捨てている人がいるとか。

 そうすると、その人は全てのバナナを食べるのは今後難しくなる。カリウムを豊富に含む食物だからだ。
 いや、もしかすると必須元素のカリウムを取れずに体をこわすかも知れない。


 以前も取り上げたとおり、カリウムの同位体にはカリウム40という放射性同位体がある。半減期がなんと12.8億年と呆れるぐらい長い。このカリウム40は放射性ではなく安定なカリウム39やカリウム41とともに存在する。その比率は
カリウム39:カリウム40:カリウム41=93.26:0.012:6.83

だと言う。割合は少ないが、カリウムがあればほぼかならず放射性カリウムも含まれている。生物学的半減期は30日。

 バナナもカリウム40を含み、ベータ線やガンマ線の放射線を放っている。つまり、食べれば被曝する。
 バナナ1kgあたり130.24ベクレルであるという。


 暮らしの中の放射線(高エネルギー加速器研究機構放射線科学センター)では次のようなデータを載せている。

1kgあたりのカリウムによる放射線
白米  30ベクレル
ほうれん草  200ベクレル
干し椎茸  700ベクレル
食パン 30ベクレル
魚 100ベクレル
生わかめ  200ベクレル
ポテトチップス  400ベクレル
牛乳  50ベクレル
干し昆布  2000ベクレル

 また、CNICのHPでは
外洋海水 1L(リットル) 12.1ベクレル
というデータも載っている。

 鶏卵は1kgあたり1.3gのカリウムを含むので、39ベクレルになる。

 食物から取り入れるカリウム40という放射性物質は意外に多い。


 カリウムは我々の体に必須の元素であるから沢山含んでおり、成人(60kg)の日本人で4000ベクレルになるとか。

 ほうれん草の暫定規制値は1kgあたり セシウム137で500ベクレル。自然放射線以外に追加で摂取するし元素が違うこともあるが、このあたりの量ならそれほど神経質になる必要のない量だ。

 放射線は程度問題であって測ればバックグランドより多くなる食品などざらにある。それをいちいち捨てていたら大変なことになる。

 放射線ゼロなど不可能。細菌ゼロを目指す清潔症と同様の世界だ(などと書くと、問題をすり替え東電や政府の責任を訴えるものを精神病扱いしているなどと言われてしまうのかも知れないが)。

 被曝=アウトだとしたら、とっくの昔に地球の生命は絶えている。もう少し冷静になろう。


追記

 などと言ってみたところで、放射線に神経質になっている人の耳には届かない。そうした人には安全情報は否定され、デマであっても危険情報ばかりが採用される。とても不思議な心理だが、最も危険な情報を基準にしたいと言うことだろうか。しかしそうした情報は絶望的なことを言っていることがあり、もはや絶望するしかなくなる。
 ICRPの基準が日本で採用されているが、欧州のEURRはICRPを批判し(2010 年勧告の冊子を見ても、かなりの部分がICRP批判にあてられているのはこの団体の特徴をよく表す)それよりかなり厳しい基準を考えている。しかしそれが適切な基準かどうかはよくわからない。

 ICRPの基準とて厳しい。そのままあてはめれば千葉や東京すらも空間線量がその基準を超える。だが、想定されるリスクは低いため、退避は割に合わないと評価されるだろう。

 放射線に神経質になって政府に対して誤読を根拠に批判している人たちは、一体何を得たいのだろうか。放射線を取り除くことは不可能だ。退避をさせたいのだろうか。補償を得たいのだろうか。そんなことを言っている間に被曝が進む。
 健康が心配なら、今すぐ退避すべきだ。

 被曝の恐れがほとんど無い地域で批判をして、現地の不安を煽っている人たちは、ちょっと信じがたい。デマではないとか安心デマだとかといいながら、明らかに間違っているデマを流す。最低だ。

追記終わり
 

 
追記その2
 ガイガーカウンターでは正確に食物の測定をすることは困難。
 また、ガイガーカウンターでカウントする放射線の放射は

ぽつっ…………ぽつっ………ぽつっ_ぽつっぽつっぽつっぽつっぽつっ………ぽつっ…………ぽつっ

と言った具合にランダムに頻度が変わる。
 偶然頻度が高くなることも低くなることもある。
追記終わり

Posted at 2011/05/19 19:03:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記
2011年05月17日 イイね!

食品の暫定規制値の問題

(今回はざっと。そのうちちゃんとやります)

 最近になってようやく食品の暫定規制値について考えはじめた。

 規制値自体は1年間の被曝量を緊急時のため多少緩和しているものの比較的厳しめにできているので信用していいのだけれど、一つ前提がある。
 それは、

★一回の事故で汚染がおき、食品や水などが汚染された。その食品や水を継続して1年間口にし続けた場合を考えている。

と言うこと。

 たとえば、ほうれん草がヨウ素131で汚染され、規制値上限2000Bq/kgで出荷されたとする。
 このほうれん草を沢山買ってきて食べ続けた場合を前提にしているのだ。ヨウ素131だから、毎日少しずつベータ崩壊して少なくなっていく。8日後には半分になっているがそのほうれん草も食べるのだ。冷凍にでもして少しずつ食べ続けることを考えている。

 新しく買ってきたほうれん草ではない。これが規制値上限2000Bq/kgだったら、被曝量は想定より増えてしまう。

 つまり、規制値上限のものを食べ続けてはいけないと言うことだ。

 今後、セシウム137あたりが規制値上限ちかくでで出荷され続けることになるかも知れない。規制値自体は正しくても、暫定規制値の考え方からすると、規制値上限のものを食べ続けてはいけないのだ。規制値から少しずつ下がっていくことが前提なのだから。

 正しい運用は、徐々に暫定規制値自体を下げることだ。

(もっとも、セシウム137は今後少しずつしか減らないので、規制値も少しずつしか下げられないだろうが。)
Posted at 2011/05/17 21:37:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記
2011年05月17日 イイね!

【柏周辺ホットスポット】台東区~流山往復(個人計測)でも都内と差

【柏周辺ホットスポット】台東区~流山往復(個人計測)でも都内と差 例によってツイッターで流れていたが、流山〜台東の自転車通勤で線量を計測したマップが上がっていたのでご紹介。

2011/5/16 流山〜台東自転車通勤線量(テスト計測)


 1.2mで測定だが値はあてにならないので、参考程度
 都内がおおむね0.15μSvに対し、江戸川を超えて葛飾区に入ると上昇し0.20μSvを超え始め、金町あたりでは0.30μSvを超える。松戸~流山で0.30-0.40μSv程度。

 専門機関なり公的な広域調査が必要と思うが。



Google mapに付されていた説明より


2011/5/16 流山〜台東自転車通勤線量(テスト計測)
[計測日時]
2011/5/16 08:50-09:50 22:30-23:30往復

[計測装置]
自作GPS搭載ガイガーカウンタ
使用GM管 LND712 電圧600V

[算出方法]
計測アルゴリズム1分計数 count[CPM]
(count - selfBG) * 8.33 [(nGy/h)/CPM]
selfBG = 5
にて線量を算出。

プロット各点はその地点に到達するまでの1分間で計数したcount[CPM]より算出した。

[計測環境]
観測者は観測装置をバックパックのメッシュ部に収納し、観測者腰部分に外向きに固定。自転車に乗車し時速20km/h程度で走行。
観測装置は走行中地表から約1.2mの高さに位置。

[注意事項]
・装置と計測誤差
計測装置はトレーサビリティの担保された標準線源を使用して校正された装置ではない。
あくまで装置内部に内蔵されているGM計数管の特性データシートから読み取ったレートで線量に換算しているのみである。
誤差として装置そのものが発する放射線SelfBGの設定値誤差。計数管単体での線量/CPMの計数を用いるためケースに収容することでマスクされてしまう低エネルギー放射線の計測漏れ等が測定誤差となる可能性がある。
・観測方法
移動計測でかつ1分間1サンプルのみのためサンプル数が少ない。使用しているGM計数管が小規模なためCPM数も少なく低線量では見た目上の誤差が大きい可能性がある。
また、観測装置を支持棒等で観測者から十分離していないため、観測者が放射線を発していたり、観測者によってマスクされる放射線がある可能性がある。
さらに、移動計測であるため外界の状況変化や移動に使用した自転車の汚染が計測値に影響することがある。

※このプロットは上記方法で計測されており、計測値に誤差を含む可能性が非常に大きい。正確な値を知るためには本計測をもとに有意な観測点を選出し、その場所で校正された機材によって長期間観測を行うべきである。
本計測値を用いて起こした行動・判断について計測者情報開示者はいっさいの責任を負わない。
算出線量は計算のアルゴリズム変更により変更削除することがある。
Posted at 2011/05/17 07:26:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記
2011年05月16日 イイね!

こう言うのはよくないよ

こう言うのはよくないよ 放射性物質の降下が、1950~60年の大気圏核実験の頃に多かったことやチェルノブイリ原発事故の時にも増えていて、これは当ブログでも以前紹介している

 ところが、今回の事故での降下量が多いことを示そうとしてとんでもないグラフを作っているのを見かけたので紹介しておく。

 2つのグラフを合体させて作っているのだが、今回の事故より前のデータは『対数表示』の縦軸、今回のデータは対数表示ではなく普通の等間隔の縦軸。こんなものを合体させてはいけない。

 オレンジで書き足したのが対数で書き足した1000,10000,100000Bq/m^2の目盛り。赤で書いたのが茨城県でのセシウム137の降下量。

 勿論多いのだが、全く印象が違う。


 こんなグラフで恐怖を煽るのは論外だ。

 まあ、作った人間は対数グラフの意味が分からないだけなのだろうけれど。

 レポートなら0点だな。

出典:http://map.tools-etc.info/index2.html
Posted at 2011/05/16 21:26:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
愛車 黄色いピアッツァのHP http://piazza.ciao.jp/piazza_web/index.html ↑プロバイダーを変更して再開! ...
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