PIAZZAとSVXのプーリーを比較してみた。SVXのは、最初に乗っていた個体を中古保証で修理したときに交換されたものだ。
ピアッツァのはプレスもので、完全に圧入だけで固定するタイプ。NSK製。
SVXのは鋳物で、圧入とスナップリングを併用固定するタイプ。メーカー不明。
どちらも油圧プレスで抜いてみたが、ピアッツァのものはかなり力を要し、外れたときに衝撃がある。一方SVXのものはするするとあまり抵抗なく抜けてくる。
ピアッツァのものはかなり硬く圧入されており、人力では脱着は困難と思われる。
SVXのものはスナップリングを外しても手だけでは簡単には外れないが、叩けば外れるだろう。ただし鋳物のため、下手に叩くとプーリー本体が欠ける恐れがある。
油圧プレスを使うのが最も簡単で確実、事故の可能性の低い方法と思う。
なお、ベアリングデータを記しておく。
ピアッツァ アイドラプーリー
NSK 6203DDU(両面接触ゴムシール)
SVX アイドラプーリー
NSK 6202DU2(両面接触ゴムシール)
不思議なことに、
6202DU2でググってもほとんどヒットしない。日本精工(NSK)では両面接触ゴムシールはDDUだが、なぜかこの製品はDU2になっていて、他社の表示と同様になっている。SUBARU純正装着品なのだが、不思議……。
手元に6203DDU相当のベアリングがあるので、ついでに打ち替えておいた。
自分は当面必要でないけれど。
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油圧プレスがあると、今までどうしても手が出なかったことが簡単にできる。世界が確実に広がる。でかくて邪魔だが、機械メンテや金属加工などには必需品と感じる。
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シフトレバーがふらふらになった件。
シフトカラーという樹脂パーツが砕けたためと思われる。が、このパーツは製廃になっており入手不可能。

(写真では白い球状の樹脂パーツ。純正は黒。ISUZU SPORTSさんのサイトの写真を引用)
そのパーツを自作されたMikamiさんに連絡を取ったところ、なんと製作済みシフトカラーを譲っていただけることになった。ありがたいことだ。
Mikamiさんのエネルギーと懐の深さには脱帽する。
Posted at 2011/12/10 12:59:01 | |
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