先週の【北野誠のFXやったるで】を聴いていたら、急にポールシフトの話題になってビックリ。
出演者たちはデマレベルの説明をしていたけれど、ポールシフト自体は地球の歴史の中で頻繁に繰り返されてきた普通の現象だ。
決して地球の地殻がずるっと反転するわけではなく、なんらかの変化によって地磁気軸のみが反転する。
この図はWikipediaからの引用だが、525万年間に19回地磁気の反転があったことを示している。
この現象は冷えて固まった溶岩の帯磁として固定し、この反転の模様が海嶺を挟んで対象であることから、海嶺でプレートが生まれて両方向に広がっていることの証明に使われた。
また、太平洋上の海山に残された地磁気の向きの記録は、ホットスポットが動くことの証明にも使われている。この研究からマントル自体が動いて極移動が起こるしくみ:真の極移動の研究が進むことも期待されている。
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2012/20121127.html
**
地球の歴史の中では繰り返されてきたポールシフトだが、その影響ははっきりしない。
地磁気が弱まれば、地球を包むバンアレン帯も弱まり、宇宙からの放射線が飛び込みやすくなる。
これによって生物のDNAの変異が起こりやすくなるし(がんも発生しやすくなる)、電子機器も強い影響を受けるだろう。、
この図はバン・アレン帯を表していて、Wikipediaから引用している。
その影響はどの程度起こるのかはわからない。ただ、研究によれば地球規模の大i絶滅が起こった形跡はないらしい。
とりあえず言えることは、磁北が動くスピードが上がっていること、地磁気が急速に弱まっていることで、ポールシフトが近づいていると言われることが多くなった。
ではいつ起きるのか。当分起こらないのかはわからない。
すっと移動して早々に地磁気が安定するのか、当分その影響を受け続けるのか。
こればかりは起きてみないとわからない。
Posted at 2016/01/11 00:36:33 | |
トラックバック(0) |
サイエンス | 日記