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2015年05月23日

[エクシーガtS] その3・作業工程の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作)

[エクシーガtS] その3・作業工程の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作) エクシーガに標準装備されている純正のピッチングストッパーをそのまま活用する形で、DIYで強化タイプに仕様変更しました。他のスバル車(小型系、NA&ターボとも)にも適用可能な手法です。

今回は、実際の車両での作業手順について簡単に紹介します。その後、ピッチングストッパーのゴム硬度(弾性係数)の変更前後の定量化手法について、軽く触れます。


<関連パーツレビュー>
◎スバル(純正)改 自作・強化ピッチングストッパー → こちら
<関連ブログ>
◎「その1」 → 計画立案の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作)
◎「その2」 → 材料調達の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作)

(※「その2」 からの続き)

■インタークーラーの脱着について
DIYブログを上げた際、「KAZさん、どんな工具を使っているのですか?」 との問い合わせをいただくことがあります。そこで今後は、作業イメージをつかんでいただくため、当方がDIY作業で使った工具についても、ごく簡単に載せていこうと思います。

<↓エクシーガ・ターボ車のインタークーラー、ピッチングストッパーを取り外す工具は、これだけでOK>
  

今回使用した工具は、14mmのメガネレンチ×2本、14mmのBOX、エクステンション&ラチェットレンチ、マイナスドライバ、プライヤ、そしてトルクレンチ程度です。インタークーラーダクトのバンドクランプを締め付ける際は、マイナスドライバだけでなくクランプサイズに見合ったBOXまたはスパナ類があった方が良いでしょう。その他、工具ではありませんが、ガムテープや養生テープの類もあった方が無難です(後述します)。

さて、今回、私は初めてエクシーガのインタークーラー(以降、I/Cと表記)の脱着を体験したのですが、取り外しで約2分間、取り付けで約4分間 かかりました。慣れた人でしたら、もう少し速く作業できるかもしれません。
・・・と、これだけで終わると中身が薄くなってしまいますので、もう少し詳しく書いてみます。

<↓左:I/C入口側のボルトを緩める、 中:I/C出口側のクランプ、 右:I/Cステーのボルトとホース類>
  

I/Cを吸気入口側フランジや出口側ダクト類と分離したあとは、通路の目張りをします。ホコリや異物の混入を防ぐため です。今回の作業ではリスクは低いですが、万が一、吸入経路の中にボルトを落としてしまった場合は回収が大変です。

<↓エンジン側の開口部にはテープなどを巻いて、異物混入を防ぐ措置を取ることは作業の基本>


  

ガムテープ(場所によってはアルミテープ)や養生テープの類は、こうした措置のためにもあった方が無難ですね。

■ピッチングストッパーの脱着について
当初私は、エクシーガの場合は(レガシィとは異なり)I/Cを取り外さなくても、ピッチングストッパーに直接アクセスして脱着できるだろう・・・と考えていました。I/Cの下には、ピッチングストッパーを取り出すに足るだけの十分な空間があると思ったからです。

<↓ピッチンッグストッパー周辺には十分な空間があり、工具も十分に届くのだが・・・>




しかし試してみると、ピッチングストッパーを直接取り外すのは現実的には難しいことが分かりました。なぜか? それは、締め付けトルクが大きめな部品だったからです。

<ピッチングストッパーの締付トルク>
◎バルクヘッド(トーボード)側・・・58±10Nm
◎トランスミッション側      ・・・50±5Nm

トランスミッション側は、角度的にユニバーサル(自由継手)を介して緩めることになるのですが、50Nmとはいえ意外に固い。ヘタにボルト頭部をナメてもマズく、復元時の作業も考慮すれば先にI/Cを脱着した方がトータルとしての作業効率が良い、と考えた次第です。

■ゴム硬度の変更前後の定量比較について
さて、純正のピッチングストッパーにおいて、ブッシュの小孔部分に金属カラーを挿入し、ゴム硬度(弾性係数)を実質的にアップさせるというDIY手法を考案したのですが、考案者本人(私)としては、果たして変更前後でどれほどの効果が得られるのか・・・を 定量化 したい、と強く思っていました。

<↓DIYで手を加える前のゴム特性を抑えてから、金属スペーサー(リジッドカラー代わり)を入れたい>


もちろん、個人の自宅庭先DIYですから、設備や計測器がそろっているワケでもありません。それでも、「経験的な感覚」 ではなく なるべく 「定量的な指標」 により、クルマに復元する前にDIY施工前後での効果を単体状態で比較したい

その結果、極めて原始的ではありますが、家庭にあるような手持ちの素材を流用して 「DIY施工前後でのゴム硬度(弾性係数)」 を簡易比較するための手法も考えました。以下は、その流用素材です。

<↓今回、変化度合いを定量比較するための秘密兵器がコレ。サイズ的にちょうど良い、と判断>


<↓わずか税込み108円で実現可能な強化策に対し、改善効果の比較用器具にコストは掛けられない>
  

・・・え?
何のコトか分からない?

それではヒントの追加画像を載せましょう。

<↓「DIY施工前後でのピッチングストッパーのゴム硬度(弾性係数)」 を簡易比較するための流用素材>


これで私が何を意図したのか、分かる人もいらっしゃることでしょう。原始的な手法ではありますが、定量的な比較につなげられる手法だと考えました。


長くなってしまいましたので、「その4」 に続く。
 ↓
 ↓
 ↓
2015-05-24(Sun.) : 更新
その4・定量比較の巻(純正改・強化ピッチングストッパーの自作) をアップロードしました。

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