【ZELLA V12マルチチャージャー モニターレポート】 前編・製品の開梱＆事前確認の巻

先日、「みんカラ冬のカーグッズ＆モニター企画」 の V12バッテリーチャージャー に応募したところ、運良くモニターに当選することができました。
実際に手に取って使用してみた感想を、前編・後編の2回に分けてレポートします。

＜ご参考＞
◎モニター応募ブログは → こちら（過去ブログ）
◎製品説明ページは → こちら（みんカラ企画ページ内）

■応募の動機について
「ZELLA V12 マルチチャージャー（（株）インターナル）」 に応募した理由は、コンパクトで携帯性に優れ、ジャンプスタートが可能である点です。

正直に言いますと、私はモニター応募ページを見るまで、この製品を知りませんでした。製品説明ページを見ると、バッテリ上がり時のジャンプスタートが可能であること、400Aの出力回路が備わっていること、連続20台分の持続力があること（ただし条件により左右される）、が謳われていました。

「出力400A（！）って・・・。」 そのスリムな筐体からは想像がつかず、半信半疑でしたが、「冬場の冷間時、バッテリ起動力が低下する環境条件下での始動補助に、ぜひ活用したい（含：二輪車）」 と強く感じたため、応募するに至りました。結果、縁あってモニターに当選となった次第です。（株）インターナル殿、carview（みんカラ担当）殿、ありがとうございます。

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■無事に到着、開梱へ
11/26（木）に当選通知メッセージをいただき、指示されたURLの所定欄に必要事項をインプット。12/4（金）の夕方に製品が無事に到着しました（※モニター期間12/8（火）～20（日）以前のレポート投稿も可能）。早速、開梱してみます。

＜↓製品のほか、当選通知を知らせる封書が同梱＞


＜↓開梱し、まずは取扱説明書にじっくり目を通す。試しにデフォルトでの充電状況を確認すると3/4目盛り＞
　

工場出荷状態では、恐らくは完成検査ラインで動作確認ができる必要最低限の充電のみ、されているはずです。そこで内蔵インジケーターでデフォルト状態のバッテリ残量を確認してみたところ、右上の画像に示す通り、3/4目盛り（4つのうち3つが点灯、残量75％の意味）にも及んでおり、少々驚きました。

ただし その直後、フル充電すべくAC電源につないだところ、なぜか2点灯（残量50％）表示からスタートしました。充電時と給電時で、バッテリ残量の推定ロジック（判定閾値）が異なる のでしょうか。いずれにせよ、この一件で 「充電時と使用時で、バッテリ残量インジケータの表示値が微妙に異なる場合があるので、念のため注意する」 ことにしました。

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■それぞれの部品を見てみよう
ここで、開梱した製品を並べてみます。

＜↓まずは、同梱の製品それぞれを並べた全体像から。ユーザーマニュアルや注意書きも含まれます＞


取説には特に記載はありませんでしたが、外箱にはガジェットやカメラにも使えることを連想させるアイコンが載っています。

＜↓外箱（製品パッケージ）はカッチリとしており、見た目にも高級感あり（今回、当選した色はミントグリーン）＞


次に電源系の確認です。
電源系は、充電系と給電系があり、前者は 「100Vコンセント用のACアダプタ」、「車載12V用のシガーケーブル」 の2種、後者は 「ジャンプスタート用のブースターケーブル」、「マルチUSBケーブル」 の2種から成っています（いずれも専用品）。

＜↓左側がACアダプタ、右側がシガーケーブル。家庭だけでなく車内でも充電できる点で親切なパッケージ＞


＜↓こちらはシガーケーブル。長さは ややあるが、太った形状ではないので使い勝手に劣ることはないでしょう＞


＜↓ACアダプタの表示ラベルと外形。コンセントから引き抜く際のグリップ付き。通電を示すランプも内蔵する＞


＜↓左：マルチUSBケーブル（5V/2A仕様）　　右：ブースターケーブル（黒色のコネクションBOXに注目）＞
　

ジャンピングスタート用のブースターケーブルは、当初は単なる（本体の筐体サイズにコネクタのサイズを合わせただけの）ケーブルかと思っていたのですが、実物を見てビックリ。この小さな黒いコネクションjBOX部分に、間違い接続時にエラーを示す点滅灯とビープ音を発する機能を備えているようなのです。

＜↓応急車（援護される側）のバッテリに接続した際、プラスとマイナスを間違えると警告で知らせる機能あり＞
　

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■いよいよ本体の確認
説明書（注意書含む）、付属品の類を確認したあとは、いよいよ本体の確認へと進みます。モニター用として送っていただいたボディカラーの 「ミントグリーン」 は、今回の改良に伴って追加された新色のようです。

＜↓各接続端子は、本体上部の側面に並んでいます。左からブースターソケット、LEDライト、USBポート＞


V12マルチチャージャーの本体に接続するブースターケーブルは、端子の形状がプラスとマイナスで異なっているため、本体側は物理的に挿せるようにしか挿せない構造になっています。

＜↓左：ブースターソケットのカバーを外してケーブルをつなぐところ　　右：本体に貼られているラベル＞
　

本体に内蔵のLEDライトは単眼ですが、点灯モードを
　(1)常時点灯
　(2)フラッシュ
　(3)SOSモード
　(4)消灯
に切り替えることができます。「SOSモードって何だ？」 と思って点けてみたのですが、（言葉で表現するのが難しいですが）あたかもモールス信号のように、点灯・消灯が一定のリズムで繰り返されるような作動状態です。一部のスバリスト向けに別の表現をすれば、故障診断でダイアグを確認する際、2ケタの信号の長短の組み合わせで故障部位をトラブルシュートするときのような点滅具合です。

＜↓V12本体側面のボタンを3秒以上の長押しでLEDライトが起動。あとは押釦の繰り返しで作動モード変更＞
　

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■備考
以下、取説から主要部分を抜粋します。

＜↓V12マルチチャージャー本体のバッテリ残量と、内蔵インジケーターの表示状態との関係＞


取説で、V12本体が満充電されるまでに要する時間を見て、またビックリ。AC100Vの場合もDC12Vの場合も、どちらもともに2～3時間で済む とのことです。当方の勝手なイメージですが、出力200A（あるいは連続20回の救援）機能を発揮させるためには、少なくとも8時間くらいの充電時間が必要では？などと想像していました。ですから、満充電が2～3時間で済むのは、本当に驚きです。

＜↓良く見ると、充電回数は約500回と明記されていますので、無限ではなく有限寿命である点は要注意です＞


本体は、一体どんな構造（セルと電極と電解液と基板）なのでしょう。
すごく興味が湧いてきますが、分解はNGですので こらえます。

ところで、現実的な充電回数は約500回（＞あくまで目安）ですか。
500回の長寿命とはいえ、さすがに有限回数ですね。

無限 と聞けば、HONDAではなく SNカーブ（疲労限度線図）を連想 したり、
有限 と聞けば、有言実行シスターズ（シュシュトリアン）を思い出したり する私ですが、
ここでは置いといて。

＜↓FAQより。「満充電後、約3ヶ月で放電します」 と明記。このへんが、今後の製品改良への余地でしょうか＞


このように、携帯性に優れるコンパクトなボディに、独自で個性的な多機能を集約したV12マルチチャージャーが、実際の場面で 一体どのような機能・性能を発揮してくれるのか、非常に興味が湧くところです。


「後編」 に続く。
（後編では、スバル・レガシィ、エクシーガ、ホンダCBR250Four の始動補助に活用した際の効果などについて、レポートする予定です。）
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2015-12-09（Wed.） ： 更新
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