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2017年11月20日

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その6・部品用品ブース編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その6・部品用品ブース編) 2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
今回は 「部品・用品ブース編」 です。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編
◎「その4」 は こちら → その他のカーメーカー編
◎「その5」 は こちら → イベント&VR編


■NSK ブースにて
NSKはベアリングなどを造っているメーカーで、BRZのエンジンにも同社のベアリング(補機ベルトプーリ)が採用されています。前回のTMSから、一般参加型のベアリング組立てコーナーを設けたところ、これが意外な(穴場的な)人気コーナーになったとのこと。そこで今回、私も訪ねてみたのですが、順番待ちで時間がかかるようでしたので断念・・・。

<↓ベアリング製作体験は時間がかかりそうだったのでパス。ホイールハブモーターフィットなどを展示>
 

■DENSO ブースにて
DENSO はサプライヤーですが一部のカーメーカーよりも規模が大きいのでは? そんな DENSO の、VR以外の展示には次のような特徴がありました。

<↓エンジンにおける熱、運動、電気などのマネージメントをトータルで行っていることを示す展示物>
 

DENSO は(DN社以外もですが)直接、エンジンAssyを造っているワケではありませんので、具体的に実物のエンジンそのものを用いた展示は行っておらず、しかし、エンジン各部のセンサー類や補機システムなど幅広く採用されていることを示す必要があるため、エンジンに見立てたモックアップを使って 「システムマネジメント(の範囲)」 を具体的に示す展示手法を採っているのが特徴です。

そのほか、純粋に 「展示対象物の発光のさせ方、光の当て方(見せ方)」 に工夫を凝らしているものもありました。下の画像では、あたかも(据え置きの)車両が走り出しているかのごとく見せるような、タイヤ部分と路面部分に波状光を当てる演出も見られました。


<↓タイヤトレッドに相当する部分と路面に相当する部分に、光束を波状で移動照射することで走行を模擬>
 

■マーレ ブースにて
マーレ(MAHLE)でも、サプライヤーとして自社が関与している部品を広範囲に展示するため、エンジン相当のモックアップを用いていたのですが、アクリルを使って可視化させることで、視覚的に認識しやすくなるような演出が図られていました。

<↓マーレの展示例。エンジンに相当する部分を可視化(シースルー)にすることで、認識容易性が高まる>


■豊田合成 ブースにて
豊田合成も、展示のさせ方に視覚的な工夫を凝らしていました。こちらは、エンジンではなく車体をフレームを用いて再現させています。

<↓車体はフレームで再現し、自社製品は現物をその中に埋め込んで採用箇所を例示している展示手法>


■東京濾器 ブースにて
豊田合成と同様な展示手法は、東京濾器ブースでも見受けられました。でも、こちらの方がよりシンプルですね。ちなみに、下の画像からも分かる通り、同社の樹脂インマニはスバルの水平対向エンジンに採用されていますね。

<↓車体全体のシルエットは、これくらいデフォルメされていた方が、かえって分かりやすいかな?>


■日本ピストンリング ブースにて
日本ピストンリング(NPR)のブースでは、ピストンリングにDLC加工されたものを展示していました。カムシャフトのシムにDLC加工するのは、もはや一般的ですが、ピストンリングにもDLC加工されているのですね。

試しに、そこにいた技術員に「DLCは、ライナーとの摺動面に加工しているのですか?」 と尋ねたところ、「はい、そうです。」 との回答でした。・・・とすると、上面と下面には加工しないで側面のみ加工しているのでしょうか・・・。


<↓(左)DLC加工が施されたピストンリング  (右)ブース横には、スバルの水平対向EGのカットモデル>
 

■マブチモーター ブースにて
「マブチモーター」 と聞くと、ついつい模型やプラモデルを思い浮かべてしまうのですが(∵小学生のころ、私は学校のクラブ活動でプラモデル部に所属していました)、1/1スケールの自動車そのものにも、各種のマブチモーターが採用されているようです。

<↓車両のいろいろな部位でマブチモーターが使われているぞ、ということをアピールしている展示>


<↓実際の製品例(スバル車にも採用されているかどうかは、残念ながら分かりませんでした)>
 

余談ですが、マブチモーターのブース(受付)でカタログをお願いしたところ、何と専用のクリアファイル&ロゴ入りのフリクションペンもいっしょにいただきました。
他のブースでは、アンケートに答えることと引き換えにクリアファイルをもらえる場合がほとんどですが、マブチモーターでは何もしていないのにファイル&ペンをいただけるとは、何とも太っ腹でした。


■KTC ブースにて
KTCでは、工具そのもの・・・というよりも、検査ラインでのトレーサビリティ管理システムのデモに力が入っているようでした。

<↓工具にも軽量化の波が訪れた? それともこれは単なる開発の方向性を示すだけのモックアップ?>
 

<↓対象部品における個別の締結トルク値を集中管理するシステムのようです(恐らくバラツキ加減も)>
 

今から思うと、時間がなくて急いでいたので、上記システムの説明を聞けなかったのが残念でした。

■IPF ブースにて
ここで IPFブースにも立ち寄りましたよ。高崎くす子ちゃんは、いませんでしたが。そして11月19日(日)に開催予定の 「IPFファン感謝祭」 にも行くつもりでしたが(なので、ここではザッとしか見ませんでした)。

<↓IPFでは、今後 新発売となるモデルを積極的に展示(告知)しているような設営でした>
 

※ちなみに、今年の 「IPFファン感謝祭」 の様子は別ブログにてアップする予定です。

■コイワイ ブースにて
ふと 「3Dプリンタ」 の文字に目が留まり、足を止めたブースがコイワイ。今や、樹脂製の試作品は3Dプリンタで短納期で造ってしまう時代。見ると、「流動解析」 を自前で実施されているようで、さらに足が止まる。展示物を見ると、確かに複雑な形状をしているものがありました。

<↓実際にモノを造る前に確かな流動解析ができているのなら、それは強みになるはず(>私見です)>


・・・こんな感じで、部品用品ブースをザッと見て回りました。各ブースでの滞在時間は、ものの数分程度(1~2分間)の駆け足でしたので、もしかすると、見落としや認識違いがあるかもしれません。その場合はご容赦願います。


最終話 「その7・その他、目についたもの編」 に続く予定。
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2017-11-21(Tue.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その7 最終話・会場で目に付いたもの編) をアップロードしました。
ブログ一覧 | 【クルマ関係(スバル以外)】 | クルマ
Posted at 2017/11/20 00:19:36

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