VNHCレヴォーグ。年改区分C型の 2.4L STI Sport# が納車されてから、約3ヶ月が経過しました。
納車の翌月には「東京~札幌」を自走で往復しましたが(∵実家へのお墓参り帰省のため。これで一気に2200km以上の距離を走行)、今回は普段使いの際に感じている事柄を、雑感として順不同で述べてみます。
■はじめに
VNレヴォーグの前にはBPレガシィに約17年間乗っており、レガシィからの買い換え…ということになります(家族用のエクシーガtSは継続使用中)。そのため、雑感の多くは「BPレガシィと較べて…」という感じになります。
■第一印象は「乗り心地が良い!」
レヴォーグの 2.4STI Sport# に乗った際の第一印象は、「乗り心地が良い!」というものでした。どのように乗り心地が良いのか?…をもう少し分解すると、「車両の路面との接地感がすばらしく安定しており」、それは元を正すと「車体剛性がカチッとしている」ことに起因するのではないか…と思いました。
<↓2.4STI Sport# には電制ダンパーが備わっているが、それは基本性能があってのもの>
STI Sport# は電制ダンパー採用機種ですので、もちろんダンパーの減衰特性の強弱を可変できるのですが、それを抜きにしても「ロードホールディングがすばらしい」→「それは車体剛性が確保された上で、サスペンションが適切に作動している」 ために、乗り心地が良いのだろう。と考えています。
<↓直進安定性やコーナリングでの接地感には、リヤサスの果たす役割が大きいはず…>
このような走行特性から、当初は「レヴォーグに19インチタイヤなんて過剰装備だ!」と思っていましたが、「案外、履きこなせることができるな」と思い直しました。それくらい、引き締まった中に乗り心地の良さが同居している感じです(>個人の感想です)。
■がんばっている純正オーディオ
メーカー標準装備ナビ(11.6インチ・センターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメント・システム)装着車であり、当然ながらスピーカーはコスト最優先(と軽量化も重視)のハズです。ところがこのスピーカー、「標準装備品の割りには」良い音がしていると思いました。
<↓標準装備のフロントスピーカーはダブルコーン紙が奢られる(コスト重視のハズですが)>
もちろん、再生楽器の分解能とか奥行き(臨場感)には欠けるのですが、「そこそこバランスの取れた」、「ヘンに加工されたようなクセのない」再生音だと感じました。結局はフロントもリヤも社外品に交換してしまうのですが、取り外した標準装備スピーカーを見てびっくり。「こんなにコストを削っているのに、あんなにフツーに聞ける音を出していたのか…」という、数々の制約があろう中での発音に、こだわりというか頑張りを感じた次第です。
<↓マグネット(ボイスコイル)の小ささを見れば、よくぞここまで音を出した…と、むしろ感心するレベル>
■リクエストスイッチ
ドアノブに装備されているリクエストスイッチは、エクシーガの場合は「まさに物理スイッチ」であるのに対し、レヴォーグのそれは「タッチセンサー」に進化しており、このへんも驚かされました。
<↓左:エクシーガ(物理スイッチ)、 右:レヴォーグ(タッチセンサ)>
ただ、同じスバル車であっても車種によってドアノブに付くリクエストスイッチの位置が異なるので(例として、レヴォーグはドアノブの側面ですがアウトバックは上面)、同じメーカー(SUBARU車)ならばタッチセンサの実装位置は統一した方が良いと思いました。
■要らんお節介
走行終了後、IGスイッチをOFFにしてエンジンを切っても、デフォルトではオーディオがOFFになりません。「運転席のドアを開ける」か、「数分間のタイマー設定が切れるのを待つ」か、「ボリュームSWを長押しして手動で強制OFFとする」か…の動作を加えなければなりません。
<↓我が家の駐車スペース事情。レヴォーグの右隣にはエクシーガがあるので、運転席からは乗り降りしない>
我が家の駐車スペース事情は、上に示す画像の通り、レヴォーグはエクシーガと並んで留めています。その都合上、レヴォーグを使う際には助手席から乗り降りしています。車両の使用後に、運転席のドアを開けて降りられないのです。つまり、エンジンを切ってもオーディオが勝手に鳴りっぱなし…。
# デフォルト設定は、要らんお節介じゃ。
# エンジン切ったらオーディオも切れてくれ!
<↓デフォルトでは、エンジンを切ってもオーディオはOFFにはならない初期設定>
ボリュームSWの長押しでオーディオをOFFにできますが、そうした場合、次回のエンジン始動時に「オーディオをOFFにしますか、ONにしますか(>意訳)」という選択表示が現れるので、オーディオを起動させるためにはそこでまたタッチパネル操作が必要になってしまいます。いちいち面倒です。
仕方無しに、(ボリュームSWを長押ししないですぐにオーディオをOFFしたい場合に)隣接するエクシーガとの約20cmの隙間内で、ぶつけないように注意しながら運転席ドアを微小に開けてすぐに締める…ことをすると、今度はオーディオのグッバイ表示と顔認証のウェルカム表示が互いに矛盾する表示を出してきます。
<↓本来は、運転席に乗り込んだ際にウェルカム表示、降りるときに中央モニターにグッバイ表示となる>
<↓オーディオをOFFするため、運転席ドアを微小に開閉すると、両者の表示が互いに矛盾する>
# インパネは「Hello」の文字。
# 中央モニターは「See you.」の文字。
# 互いに矛盾しています。
■アイドリングストップとブレーキの作動
アイドリングストップが発動するためには、ブレーキがON状態となっていることが必要です。
<↓アイドリングストップが発動するためには、ブレーキが作動状態であることが条件となっている>
私の場合、ブレーキを掛けていても、車両停止寸前になったらブレーキを微妙に緩め、いわゆるカックンブレーキ的にならないようにしています。車体停止時のショックを発生させないようにブレーキペダルを操作しているのですが、ブレーキングの終末過程で「ブレーキ圧を抜く(車体停止ショックを抑制する)」と、アイドリングストップ機構が「フットブレーキを掛けていない」と誤判断してしまいます。
したがって、アイドリングストップをアクティベートしたいとき(ガソリンを節約したいとき)には、いったん車両停止直前でブレーキ圧を弱めたあとに、再びブレーキペダルを「これでもか!」というくらいに強く踏み直すしかありません。これが何気に面倒です…。
また通常、私はAVH(オート・ヴィークル・ホールド)をON状態としているのですが、その状態でブレーキが利いているにも関わらず、車両停止時にアイドリングストップが効かない場合があります。
アイドリングストップを発動させたいがためにAVHをONにしているのに、アイドリングストップとならない場合は、ブレーキランプが点きっぱなしとなって電力を喰ってしまいます。
赤信号待ちでブレーキランプをずっと点灯させっぱなしにすると、消費電力(ひいては、車載バッテリーの耐力や持久力)に影響が出ますので、手動で電動パーキングスイッチを操作して車両停止状態を保持させたままで、ブレーキランプを消灯させて電力消費を抑えています。その操作も面倒です。
<↓AVH作動時はブレーキランプ点灯で消費電力が高まるので、パーキングブレーキで代用し、消費電力を抑制>
■ADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)
VNレヴォーグには、LEDヘッドライトの特徴を活かした「ADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)」という機能があります。
<↓ADBの解説(取説より)>
夜間走行中、ロービーム(すれ違いビーム)からハイビームに切り替えたいとき、ライティングスイッチのレバーを前方に押します。押すとハイビームに切り替わることを期待して押すのですが、実際には即座にハイビームとなってくれないことが多いです。
理由は、「ロービーム」→(一度レバーを押す)→「ADBモードが発動した状態でロービーム保持」→(さらにもう一度レバーを押す)→「ようやくハイビーム」という具合になるからです。
BPレガシィのように、シンプルにレバーを押す操作によってハイビームとロービームの切り替えが交互にできる旧式の方が素早く、また最小限の操作回数で済むのですが、VNレヴォーグの場合は二度押ししないとハイビームに切り替わってくれないので、これも何気に不便です。
しかも、強制ハイビームではなくADBモードでのハイビームの場合、自動ですれ違いビーム(ロービーム)に切り替わる前に、対向車から「眩しいぞ」のパッシングをいただく(喰らう)ことがあった(反応が遅い)ので、毎回手動で切り替えすることとなってしまい、このADB機能はまったく使っていません。
■パーキングブレーキ中のアクセルON
一番驚いたのが、電動パーキングブレーキ作動中にアクセルをONにする(踏み込む)と、自動でパーキングブレーキが解除となって、車両が前に進むことができてしまうことに驚きました。
前車は6速MTのレガシィでしたので、パーキングブレーキをしっかりと掛けていれば、物理的にブレーキは掛かりっぱなしになるので、勝手に解除されることはありません。
しかるに、VNレヴォーグではアクセルを踏むと勝手にパーキングブレーキが解除されるだなんて…。パーキングとはいえ、ブレーキの方が優先されるべきでは?(車両を前進させるのなら、まず先に手動操作でパーキングブレーキを解除してから踏む込み発進だろう。…と思ってしまいます。)
運転席に免許取り立ての子供を乗せて、私が助手席に乗って指導するようなシーンを想像した場合、BPレガシィでは助手席側からパーキングブレーキレバーを引くことによって物理的にブレーキを掛ける操作ができるため、イザという場合の危険回避行動が助手席側からも可能です。…が、VNレヴォーグではそれができません。パーキングブレーキは電動ではない方が性に合っているなぁ…。
■その他(その1)
IG-OFFしても、スターリンクの電源はしばらく通じているのですね…。まぁ、不慮のトラブルでエンジンが掛からなくなった場合であっても通信可能としておきたいでしょうからね。こちらは納得。
<↓エンジンを停止させても、しばらくはインジケーターが点灯しています>
■その他(その2)
雨が降ったあと、リヤゲートを開けると足元がずぶ濡れになる可能性がある。という話。
<↓当方の車両は、KeePerさんのボディコートを実施。雨水は転がりやすい状態>
<↓雨天時に不意にリヤゲートを開けると、下図の経路で雨水が一斉に流れて来て、足元を濡らす恐れが大>
納車直後に2~3回、上記の洪水的な流れによる被水を経験・学習し、今は雨天時にリヤゲートを開ける必要があるときには、ゲートから離れるように注意しています。
以上、納車から約3ヶ月が経過した時点での雑記でした。
(また何か新しい発見があれば、書き込みを検討します。)
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2023-12-07(Thu.): 更新
[VNレヴォーグ] 近況・その2 と 雑感(2.4STI Sport#)をアップしました。
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Posted at
2023/10/31 02:22:51