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2005年10月20日

人は人、自分は自分(ケーススタディ・その2)

人は人、自分は自分(ケーススタディ・その2) 2話連続のケーススタディ・その2。
(「その1」 は → こちら

■その2
家族とともに、とある会合にインプレッサに乗って出かけたときのこと。たまたま現場で出くわしたレガシィフリークに、思いっきりこう言われたことがある。

「KAZさん、どうしてレガシィに乗って来なかったんですか!!」
「インプレッサじゃ狭いでしょ?レガシィの方が良いですって!」

その問いかけに対し、私はその場では明確には答えなかった。いや、とっさに適当な答えで とり繕(つくろ)ってしまった。思っていることを正直に言うと 「レガシィ大好き」 な相手を傷つけてしまう恐れがあると思ったからだ。

BGレガシィではなくGDA-Cインプレッサで出かけた理由は簡単だ。まず第一に、インプレッサで用が足りる からだ。私のレガシィはワゴン。おまけにルーフBOXも積んでいる。ワゴンでないと運べない大きな荷物を積むワケでも ない し、車重だってセダンのインプレッサよりも 重い。余談だが、もしも家族といっしょではなく私一人で出かけるならば、インプレッサではなくバイク(CBR250Four)で出かけていたかもしれない。一人ならば、バイクで十分に こと足りる からだ。

次に第二の理由を付け加えるならば、インプレッサはまだ新車登録から3年も経っていない新しいクルマであるのに対し、レガシィはすでに車齢9年を過ぎている。十分にメンテナンスしている(つもり)とは言え、出先でクルマにトラブル が生じる可能性はインプレッサの方が 遙かに低い。レガシィにはアフターパーツメーカーのパーツが多く装着されているが、インプレッサはほぼ ドノーマル、ということもある。

つまり、単に 「レガシィを出さなくても、インプレッサで用が足りる」 という理由だけでなく、「家族を乗せているからこそ、トラブルの発生する可能性のより低いインプレッサで出かけた」 ということになる。

このように書くと、まるでレガシィがダメなクルマに聞こえてしまうが、決してそんなことはない。むしろレガシィでなければならないシーンも多くある。だがレガシィでなければならないような積極的な理由付けが無い限りは、私はインプレッサを選ぶ。そしてこのときは、インプレッサが 最良の選択 と判断した。それだけのことだ。

だが、こうした結論に至る背景や考え方についての十分な説明無しに、「レガシィ大好き」 な人に面と向かって、単に 「重いから」 とか 「古いから」 とか 「トラブルの恐れがあるかもしれないから」 とか 「インプレッサの方が速いから」 などといったレガシィの ネガティブな面 を吐き出す言葉をぶつけたとしたら・・・同じレガシィ乗りとして、相手は決して 良い気はしない だろう。自他共に認めるレガシィフリークだからだ。

もしもその場で相手といっしょにいられる時間が十分にあったならば、私はそのように説明していたかもしれない。しかし残念ながら、そのようにじっくりと話す時間は取れなかった。

あのとき、その場で素直に納得してくれそうな答え(決してウソではない)を選択的に取り繕うことで、相手に余計な時間を取らせなかったことは果たして正解だったのか? あるいは、相手をその場に引き留めて時間を余分に取らせることになってでも、私の考えを正確に伝えた方が良かったのか? 相手の気持ちを思っているつもりの行為は、実は独りよがり ではなかったのか?

私はこれまで多くのお茶会やオフ会に参加させていただいたが、ふとした弾(はず)みで、深く考えさせられる出来事に出くわすことがある。今回は、そんな中からの1例を紹介した。数年後にこのブログを読み返した私は、一体どんなコメントをするであろうか。それは将来の私のみが知っている。
ブログ一覧 | 毒吐き・主張 | クルマ
Posted at 2005/10/20 04:25:04

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この記事へのコメント

2005年10月20日 5:13
こんばんは~、たぶん2度目のコメントです。

詳細はわかりませんが、
ワタシがKAZさんの立場で考えたら、
同じことしてると思います。
(2台あることがうらまやしぃのですが・・・)

>とある会合に
の、とあるが、レガシィ関係だとまた考えてしまいますけど・・・
いいじゃないですかね。

下の話は、ノーコメントですね(汗)
コメントへの返答
2005年10月20日 22:54
素早いコメント、ありがとうございます。
実のところ、今回は相手のパワーに圧倒されかけた・・・というのもあります。(^^;) もちろんその相手は、インプレッサに乗っていた私の家族のことを配慮してくれての(=善意の)問いかけだったワケですが。

まぁ短時間の立ち話という状況下では、ムリに自説を言い返す必要はないと思うのですが、せっかく善意で問いかけして下さった相手に対しては、その気持ちを汲(く)んで、もう少し気の利いた受け答えが出来れば良かったなぁ、と少々思い直しました。私ももっと精進しなければ・・・。

>2台ある
レガシィはいじり倒してしまった(私でないと運転できない)ので、家族用に普通に乗れるクルマが必要になった・・・という説もあります。(^^;)
2005年10月20日 6:06
こめんとしてもいいのかな(^^;
おそらく私の発言がきっかけでしょう(滝アセ)

っっっと、ではこちら側のことも書きますね。
私が「どうして・・・」以下のことをいったのは、単に乗員の快適性のことが頭に浮かんだからです。
私は子育て中からレガシィを使っていますし、十分だと思っていますが、世間のお母さま方の意見は違います。
子どもの乗せ降ろしや、面倒を見るのにも、ワゴンタイプの車ですら狭いといい、ミニバンへ走る傾向が顕著です。
まして、遠くへ(遠くというのは乗車時間が1時間以上のことを暗に指しています)いくのに世のお母さん方からでる「乗員の快適性」については、お父さん側の「車種の決定権」を脅かすような勢いがあります。

・・・いくら小学生以下でも、インプレッサの後の席にお子さん3人、は「世話をするお母さん」+「お子さん方」にとって快適性を損なわないかと考えたからです。
(イヤ、それをいってしまえば、レガシィですら狭いとは思いますが。(^^;))

ただ、これも、もちろん「人は人」ですから、全くそうは思いません、という家族をお持ちの場合、全然問題がないわけです。
(ちなみに、幸せなことと思います。私は逆に、インプレッサはご自分の趣味のための持ち物かと思っておりました。レガシィは家族用かと。コレも、人は人、私ならそういうくくりでインプが欲しいです。いえ、もっとちいさい、スイフトとかでもいいかな。)

レガシィのことは大好きですが、例えば「普通の車じゃ乗せ降ろしが大変で」というお母さんに対してまでレガシィを主張するような、シチュエーションを無視した行動はさすがに取らないですよ。私も、何度子供&自分の頭をレガシィ後部座席の上の部分にぶつけたことか(滝アセ、懺悔~~~~~!!!!)
それこそ、人は人、自分は自分だと思ってますから。

こういう意見を聞くのも、結構参考になるかな、と思って書いてみました。気になさったらごめんなさいね。私ですか?いえいえ、お気遣いいただいたみたいで申し訳なかったです。理由さえわかればもーまんたい。です(^^)
コメントへの返答
2005年10月20日 23:32
お忙しい中、コメントありがとうございます。ケーススタディにようこそお出で下さいました。お察しの通り、みなままさんとのやりとりの一端から、私が思っていたことを素直に綴らせていただきました。<(_ _)>

我が家では、インプレッサは軽自動車(プレオ)からの乗り換えであるため、それだけで十分に実用的な広さがあると感じています。また実際にレガシィとインプレッサの後席にそれぞれ家族を乗せて印象を尋ねたところ、「広さは大して変わらない」との答えが返ってきています。運転する私ではなく、後席に乗る家族がそう言うのだったらそうなんだろうな、と思うことにしています(感覚とカタログスペックとは別か)。

また、レガシィが社外パーツを装着したMT車であるのに対し、インプレッサはノーマルAT車なので、「レガシィは私の遊びクルマ(いじったりとかミニサーキットなどの用途を含む。車検もユーザー車検)」、「インプレッサは家族向けノーマル保持車(整備はすべてディーラーで、いじらず、買い物やレジャー用)」と明確に区別されています。まずこうした背景がありますことをご理解下さい。

家族持ちがミニバンを愛用するというトレンドに至る必然性(あるいは心情)は理解できます。でも私はレガシィ(あるいはインプレッサ)で用が足りるうちはミニバンは買わないことでしょう。逆に確固たる必然性が生じた場合はレガシィを買い換えるかもしれません。
同じ理由で、ビデオやデジカメやレーザーディスクやマイクロコンポやオーディオタイマーなどの家電製品も、基本的には使えなくなるまで使い倒します(これは雑ネタブログでも書いてある通りです)。

ですから、結局今回の一件は「お気遣いは大変ありがたいのですが、心配無用ですヨ!」となるでしょうか。余談ですが、その根底にあるのは「貧乏性(もったいないの精神)」ですね。
最後になりますが、いろいろとお気遣いやお手数をかけさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。次回以降はユーモアで返せるように努力しますので、今後もよろしくお願いいたします。<(_ _)>
2005年10月20日 13:22
最初にこのBlog見たときは、「KAZさんて神経細かくて、考えすぎだな~」と思ったのですが、自分にあてはめて見ると、実は自分に気がつかないことで、人を傷つけている部分はあるんだろうな。と考えさせられました。
人から聞いたことは覚えていますが、「誰に何を自分の口から発したのか」は意外と覚えていないものなんですよね。
 自分だったら「なんとなく、気分で」と当たり障りの無い回答をしてしまうと思うのですが、たまにどうでもいい事を丁寧に説明してもらったりすると「この人は丁寧だな~」と感心することもあるんです。
コメントへの返答
2005年10月21日 0:19
こんにちは、コメントありがとうございます。
確かに「神経が細かくて、些細なことまで気がついてしまう」人はいるかと思います。私自身がそういった人々の中に含まれるかどうかは自分では判断できませんが、「些細なことまで気がつくことができる」ことは、実はひとつの能力ではないかと思っています。

誤解を恐れずに書きますと、「無神経な人」は、「相手を傷つけることはあっても自分は傷つきません(無神経だから)」。ところが「神経の細かな人」は、「自分が傷つくことはあっても他人を傷つけることは無い」と思うのです。もしも究極の二択があるとすれば、私は相手を傷つけるよりも自分が傷つく方を選びたい。

さらに考えていくと、「無神経な人」に「気がつけよ!」と要求してもムリがありますが(もともと気がつく能力に欠けているから)、「神経の細かな人」に対して「些細なことまで気がつき過ぎることは断ち切れ(=普通並みになれ)!」と要求することは、思考を止めさえすれば可能だと思うのです。

本家サイトでは、私はなるべく「相手の立場になって考える」ことを忘れないように心がけているつもりですが、現実の世界でも「相手の気持ち」を考えられるようになりたいです。かなり難しいですけどね(もしも至らない点がありましたら、ご指摘いただけると幸いです)。
2005年10月20日 19:24
これも似たようなことがたくさんあるなぁ(汗)
KAZさんもご存知の通り、我が家には3台のスバルがあります。自分は気分で選んでるだけなのですがレガシィ乗りの集まりにインプレッサで言ったときに顰蹙を買ったことがありました。
「全部レガシィで決めたかったのに~」とか「全体写真が締まらない~~」とか散々言われましたよ。
そういう発言は結局相手のことを考えないから出てくるんですよね。自分も気をつけようと考えさせられました。
ありがとうございます。
コメントへの返答
2005年10月21日 0:35
そうですね、「相手のことを思いやる広い心」を持ちたいものです。

ただし物事には常にバランスが大切で、あまり相手のことを考えすぎると、今度は自分が引っ込み思案になったり何もできなくなってしまうので、注意が必要ですよね。

なお今回のケーススタディ(2話)を含め、私がこういった内容のブログを上げるときは、(見かけ上は読者に対する喚起になっていても)実際には自分自身に対する自戒の念を込めている場合がほとんどですので、悪しからず。
2005年10月21日 16:43
実は独りよがり ではなかったのかシリーズ面白いです。
そんなつもりはないかもしれませんが・・・面白いんです。
同じオチにするのがミソですか?(笑)
真似してみたいです。

ヤフオクで、美品というのを売り言葉にして高値だったライト(A型用ヘッドライト)より、普通に売ってた安いライトのが綺麗だったことがあります。
他人の価値観が分からないというか、どういうことを重要視して言っているのか真意を読めないというか、何もかもが生涯学習ですね。
コメントへの返答
2005年10月21日 23:53
>~シリーズ面白いです
感想&コメントありがとうございます。このところニュース紹介系のブログばかりを続けていたので、ここらでいっちょ、流れを変えようと思って「心の中の問いかけ」を2話、吐き出してみました。

それぞれの文末表現(決めセリフ?)が共通になったのは最初から意図したものではなく、文章を書いているうちに思いついたものです。結果的に相乗効果も得られ、ブログアップ当日のアクセス数(PV値)はいつもの2~3倍に達しました。やはり「自分が体験したこと」「自分が思っていること」を素直に述べたブログは反響も早くて大きいです。

>何もかもが生涯学習
まったくその通りです。古い常識や固定概念にとらわれず、常に新しいこと(≒想定の範囲外のコト)も想定できるようにしなければ・・・。
2005年10月21日 17:46
連続失礼します(汗)。

今回のケース、製造が同じ会社。
尚且つ、絶対的に車種構成が少ない会社。

それでありながら、そのような区分けが起こる。
私的には非常に悲しいと感じます。

お互いを尊重することが必要だとは思いますが、
やはり同じ車種で集まるという行為
(私も過去にありましたがw)には連帯感が生まれますよね。

逆にそれがとても怖くなったのも事実です。
現状は昔の仲間として、
車種(会社は変化なしw)が変わっても
良い付き合いをしていると思います。

私としてはまぜこぜな車種のオフ会でも十分楽しめるんですね。
うーん、ごめんなさい、まとまりが無い文章になっちゃいました。。
コメントへの返答
2005年10月22日 0:19
いえいえ、連続コメントありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします。

>逆にそれがとても怖くなったのも事実
同じようなコトは私にも経験があります。例えばコンビニやファミレスの駐車場にクルマを止めて戻ってきたとき、自車の前後左右ともスペースが空いているのに、わざわざ私のクルマの横にスバル車が並んで止まっていることがあります。

かつては、同じスバル車乗りとしてほほえましく(あるいは連帯感も?)感じたものですが、今ではストーカーよろしく後をつけられて(狙われて)いるような気さえするようになりました。まぁ相手にはそんな気は毛頭無いのでしょうけど。

私はフォレスター乗りのお茶会にも参加させていただいたことがあるのですが、フォレスターはスバルの筆頭車種ではないぶん(>失礼)、逆にレガシィユーザーにもインプレッサユーザーにも門戸が広くなっているように感じました。ところがレガシィ乗りのお茶会では、レガシィユーザーだけで独立して固まってしまうような傾向が強いように感じます。

余談ですが、私は自身の独自性を保ちたいので、どこのユーザー会にもオーナークラブにも所属するつもりはありません(その代わり、機会をつくってなるべくいろいろな会合に顔を出す=情報交換できるようにはしたいです)。人と人のつながりは財産ですので、車種やメーカーにこだわらず今後も大切にしたいですね。

プロフィール

「[整備] #CBR250FOURフォア [CBR250Four] 失火発生で3気筒(←4気筒)になる(その4・プラグ清掃でデポジ ... https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8320686/note.aspx
何シテル?   08/04 00:01
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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