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調布市のKAZのブログ一覧

2010年07月06日 イイね!

[BPレガシィ] ”フューエルリッド開かず” の原因と対策(後編)

[BPレガシィ] ”フューエルリッド開かず” の原因と対策(後編)BP5D型・レガシィワゴンのフューエルリッドが開かなくなった事例について、原因と対策を紹介する(後編)。

前編は → こちら

セルフスタンドにて給油終了後、そのままスバルディーラーに直行した。ディーラーの敷地に入ると、係員が来て駐車スペースへと案内してくれた。・・・最近は、スバルディーラーでも係員が来て誘導してくれるようになったんだなぁ・・・(しみじみ)。トヨタディーラーでは当たり前の接客儀式かもしれないけど。

対応いただいた係員に「フューエルリッド開かず」の経緯を手短に話し、点検を依頼したい旨を伝える。すると係員はインターコムの類(無線)でサービスフロントとやりとりをしたのち、手の空くメカニックに駐車場まで来るよう指示してくれた。

実は、先ほど給油したガソリンスタンドからディーラーまでは約5~6分程度(!)の近距離であったため、事前に点検依頼の電話連絡を入れていなかった(電話連絡を入れるうちに到着してしまうので)。もしもあらかじめ点検予約を入れていた場合は、係員にキーを渡し、車輌は整備室へと搬入されたであろうが、今回のように予約のない飛び込みでの訪問に対しても、駐車場にて(お客様を待たせずに)対応してもらえるとはありがたい。

再度、メカニックに「フューエルリッド開かず」の経緯を説明する。
そこでメカニックが取った対応は;

 (1)症状が再現するか? → Yes.
 (2)異常部位は無いか? → リッド内を手動で開け(>前編で紹介した手法と同じ)、
                    ストリング(給油キャップの脱落防止の樹脂ひも)の圧痕を認知。
                  → 引き続き、リッド内側の「ツメ」が正規位置からズレているのを発見。

<↓ストリング(給油キャップの脱落防止ひも)が、「ツメ(突起)」に対して車体内側(画像左側)に位置している>
ストリング(給油キャップの脱落防止ひも)の位置に注目  「ツメ(突起)」に対して車体内側に位置している

その結果、リッドが閉まる際にストリング(樹脂ひも)の反力を受けて、「ツメ(突起)」が正規位置からズレる方向(下に示す画像の矢印方向)にスライドし、脱落しかけた状態となっていたことが判明。前編 にて既報の「圧痕」は、ストリング(樹脂ひも)がツメ(突起)に巻き込まれたため、エッジ当たりを起こした際に転写されたものだったのだ。

<↓ストリング(給油キャップの樹脂ひも)がツメ(突起)の奥で巻き込まれたため、反力でツメが脱落する
   方向(画像右下)に押し出され、フューエルオープナーのワイヤー操作に反応しなくなったことが原因>
ストリング(給油キャップの樹脂ひも)がツメ(突起)の奥で巻き込まれる位置  ストリングの反力でツメが脱落方向に押し出されると、フューエルオープナーの操作に反応しなくなる

なお開いているフューエルリッドを閉める際、ストリング(給油キャップの樹脂ひも)が本来あるべき位置を示すと、以下のようになる。ツメ(突起)に対して、車輌外側(画像の右側)に来るのが正解。つまり、ツメ(突起)に巻き込まれない位置にあることが必要。2段上の画像と比較されたし。

<↓ストリング(樹脂ひも)が本来あるべき位置。ツメ(突起)に対して車輌外側(画像右側)にあることに要注意>
ストリング(樹脂ひも)が本来あるべき位置  ツメ(突起)に対して車輌外側(画像右側)にあることに要注意

メカニックは、正規位置から外側にズレてしまっていたリッド内側の「ツメ」を、パチンと穴位置にハマるまで押し戻したのち、運転席のオープナー操作を繰り返し試した。結果は良好。オープナー操作(ワイヤーの動き)に連動して、小気味よくリッドが開くようになり、めでたく機能が回復した。結局、今回の点検修理では部品代は何もかからず、工賃も(軽微な作業ということで)請求されることはなかった。

対応していただいたメカニックによると、私の体験したような「ストリング(給油キャップの脱落防止用の樹脂ひも)」が挟み込まれることで「ツメ(突起)」の位置がズレて節度が失われ、「フューエルリッド開かず」に至る症状は、まれに見かけるという。「こうした事例が起こりうる」こと、ワイヤーが切れていなければ「手動でリッドを開ける対処法がある」こと、そして何より「リッドのクローズ・ロックを防ぐための注意点がある」ことについて、本ブログが有人スタンドを利用される方々だけでなく、セルフ給油をされる方々にとっても参考になれば幸いです。

              *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

以下、おまけ。
給油時に、フューエルキャップがボディに当たって傷がついてしまうことを防ぐには、次のようにすると良いでしょう。
・・・まぁ、すでに知っている人は知っている豆知識?ですよね。

<↓ストリングをフックに引っかけると、給油キャップがボディに干渉しない>
ストリングをフックに引っかけると、給油キャップがボディにぶつかりません
Posted at 2010/07/06 04:05:46 | コメント(4) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2010年06月28日 イイね!

[BPレガシィ] ”フューエルリッド開かず” の原因と対策(前編)

[BPレガシィ] ”フューエルリッド開かず” の原因と対策(前編)BP5D型・レガシィワゴンのフューエルリッドが開かなくなった事例について、原因と対策を紹介する。

先日、セルフスタンドにてハイオクを給油しようとしたときのこと。運転席の脇のフロア下にあるフューエルオープナーを操作したところ、「スコーン」という引き抜き感(空振り感、というべきか?)ばかりが目立ち、「カツン」というスプリング反力が感じられないことに気がついた。

車外に出てフューエルリッドの状態を確認してみると、案の定、リッドが開いていない。もう一度運転席側に戻り、今度は運転席ドアを開けたまま、フューエルオープナーを何度か引き上げる操作を加えてワイヤーの作動音を確認してみたところ、かすかに「コン」という音が聞こえている。つまり、ワイヤーはリッドを開こうとしているのだが、リッドがその動きに同期していないようである。

<↓フューエルオープナーを操作するも、操作感が希薄で手応えなし。
                         ちなみは赤色はレカロST-JC、フロアマットはWRリミテッド用を転用。>
赤色はレカロST-JC、フロアマットはWRリミテッド用を転用  フューエルオープナーを操作するも、操作感が希薄で手応えなし

<↓リッドが開かないときは、焦らずにオープナーを引き上げ状態に
                         保ったまま、リッド右端(支点に対する力点側として)を押すと良い>
リッドが開かないときは、焦らずに、まずオープナーを引き上げ状態に保つ  その上で、リッド右端(支点に対する力点側として)を押すと良い

当方のBP5D型・レガシィワゴンは、初年度登録から4年弱が経過するところ。以前のBG5B型レガシィワゴンでは、約10年間乗り続けて同様なトラブルも無かったことから、原因としてワイヤーそのものの経年劣化(錆などによる破断)の可能性は考えられず、単にリッドまたはスプリング系のトラブルのように感じられた。なお、リッドが開かないときの対処法は、上記の通りである。

さて、手動で開いたあとのストリング(燃料キャップをぶら下げている、紛失防止ひも?)をよく観察してみると、その途中に強い圧迫痕があることが判る。

<↓燃料キャップのストリングを良く観察すると、途中に強い圧迫痕があることが判明。これが後の原因究明に。>
燃料キャップのストリングを良く観察すると・・・  燃料キャップのストリングの途中に、強い圧迫痕がある

セルフスタンドにて給油終了後、その足でそのままスバルディーラーに直行した。恐らく「フューエルリッド開かず」の原因は、単純なメカニカル的なものであろうと思われたが、あえて自力での究明はしないことにしたのだ。なぜかって? あえてディーラーで点検を受けることで、車輌のトラブル履歴(や修復歴)を顧客管理表(的なもの)にインプットしてもらおうと思ったためだ。

要するに、もしも将来、同じ現象が再発してしまった場合、自己修復したあとの再発ならば再度自分で直す必要が生じる恐れがある(責任は自分にあるので)。その一方、ディーラーで修復してもらったあとの再発(日常的な使用範囲において)ならば、保証責任はディーラー側となるので、クレーム処理も可能となる可能性がある(※あくまで可能性である)。だから今回は、あえてディーラーに修理を依頼するのだ(たぶん、有償になったとしても微々たる部品代または工賃程度で済むはず・・・との読みもある)。


・・・(後編) に続く。
Posted at 2010/06/29 00:16:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2009年01月01日 イイね!

純正タイヤ(BSポテンザ)に異物混入?・・・その後

純正タイヤ(BSポテンザ)に異物混入?・・・その後前回のブログ の、その後の経緯報告です。

現時点(2008年12月末まで)での対応は、
 「異物が認められたタイヤ(のみ)について、
  新品の純正タイヤに交換する」
というものであった。

やはり4本セットでの交換とはならなかった。

以下、上記に至る過程を簡単に述べる。

------------------------------------------------------------------------
(1)調査の基本ルートは、
  ユーザー(私)→ディーラー(営業所)→東京スバル(本社)→富士重工業→ブリジストン。
  つまり、ユーザーと製造者との間には2社が介在することになる。

(2)まずディーラーでは、私の申し出の通り、異物を認識。
  ただしユーザー(私)への措置については、ディーラー単独では決定できず、
  東京スバル本社での調査・意向を ふまえて決定される(この時点では措置保留)。

(3)ディーラーより連絡あり。
  「東京スバル本社へは、4本セットではなく、異物タイヤのみ調査に出すことになりました。」
  (この時点では、残り3本のタイヤは、念のためディーラーに預けたままである。)

(4)ディーラーより再度連絡あり。
  「異物の認められるタイヤのみ、新品(ライン純正タイヤ)と交換になります。」
  (すなわち、東京スバル本社でも異物を認識したということ。)

(5)東京スバル本社での検討の結果、市場回収現品として富士重工業に返送されるそうだ。
  この時点で、異物混入タイヤ1本のみが新品に交換されることが正式決定されたという。

  なお、東京スバル本社でのお客様対応=補償請求ルートには2段階あるようで、
    ◎クレームまたは不具合案件として富士重工業への返送手続きが認められ、
     富士重工業扱いで新品に交換する場合(費用FHI持ち)。
    ◎富士重工業への返送手続きは認められないが、東京スバル本社(単独)として
     ユーザーへの対応を図る場合(費用販社持ち)。
  今回のケースは前者とのこと。
  (つまり東京スバル本社にとって、富士重工業側からの補償は
   異物タイヤ1本ぶんしか認められなかった、ということだと推定される。)

(6)私からは、異物タイヤの原因調査・究明結果について、引き続き 「ユーザーへも情報展開
  していただくこと」 を強くお願いして、残り3本のタイヤとともに新品タイヤを引き取った。

(7)富士重工業からブリジストン行き(製造元調査案件)となったか否かについては不明。
  (このへんについては、富士重工業側から あえて東京スバル本社側に情報展開が
   されない限り、東京スバル本社としてもディーラーに情報展開することができず、
   したがって末端ユーザーの私宛てに結果がフィードバックされるかどうかは不透明。)
------------------------------------------------------------------------

今回は命に関わるような重大案件ではないと考えるが、ユーザーにとっては、ユーザー向けに品質情報が展開される/されないの判断基準が不明であるため、いまいち釈然としない。
もちろん富士重工業側としては、市場での混乱や不安を避けるため、あえて情報を抑えることもあるだろう。

ただ・・・「タイヤ1本新品になってラッキー!」 くらいにしか思わないユーザーなら いざ知らず、真の原因(技術的見解)を知りたいユーザーにとっては、なんだかクレーム申請の際の 「(目に見えない)カベ」、あるいは 「敷居の高さ」 のようなものを感じざるを得ない。もちろん私も、クレームをつけることが目的ではなかったのだが。。。

ということで、もしもその後の情報展開があったなら、またこちらで紹介する予定です。
(残念ながら もう紹介できないかもしれませんが。)

   +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +

さて、以下、話を 「タイヤを引き取ったあと」 について述べる。
まずタイヤ4本セットでの交換ではなく、1本のみ新品との交換になったことに対する私自身の見解としては、まぁ当初の予想通りであった。

実際の使用に際しては、もともとタイヤとしての走行距離が少なかったため、他の3本の摩耗具合も少なく(ミゾも十分に残っている)、車輌に 「新品1本+現存3本」 の組み合わせを適用しても、特に不安のないレベルだと判断している。
ただし、新品タイヤの適用は右前(運転席側)に限ることとする。理由は明白。後軸荷重よりも前軸荷重の方が大きく、かつ、人が乗らないかもしれない助手席側よりもドライバーが必ず乗る運転席側の方が、左右の荷重負担が大きめだと考えられるからだ。

4輪独立のコーナーウェイトを測定したことはないが、BP型レガシィ(ターボ)やYA型エクシーガ(ターボ)の国内仕様の場合、車輌右側にターボチャージャーやらブレーキシステムやらが集中していることもあり、運転手なしの状態であっても、前輪右側の荷重が一番重いのではないかと推定している。

ということで、無事に?ディーラーから引き取った BP5D型レガシィGTスペックB の純正18インチタイヤ&ホイールは、そのままYA型エクシーガに装着した。理由はいくつかあるが、
  ・個人的にはBP型レガシィに18インチ以上は不要だと思っている(17インチで十分)。
  ・18インチは、むしろボディサイズや車重、乗車定員のより大きなエクシーガにこそ必要。
   (エクシーガの標準タイヤはターボモデルでも17インチ。)
  ・ファーストカーのBP型レガシィには、社外ホイールを履かせたい。
  ・エクシーガの純正ホイールとレガシィの純正ホイールは、デザインがまるでそっくり、
   「うり二つ」で、レガシィ用に履き替えても何ら 「純正然」 とした雰囲気が崩れない。

<↓インチ違いでデザインはそっくり。             <↓引き取ったレガシィ用純正18インチは、
   左:レガシィ用、右:エクシーガ用>                そのままエクシーガに装着した>
左上がレガシィ用、右下がエクシーガ用 エクシーガにレガシィ用18インチを装着する

なおエクシーガ(ターボ)にレガシィ(ターボ)の18インチを履かせた際のインプレッションは、後日ブログで別途紹介する予定です。
Posted at 2009/01/04 09:46:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2008年12月03日 イイね!

純正タイヤ(BSポテンザ)に異物混入・・・製造不良?

純正タイヤ(BSポテンザ)に異物混入・・・製造不良?BP5D型レガシィ(ワゴンGTspecB)の純正タイヤ内に異物を見つけた、という話。

先日、タイヤのローテーションをするため、BP5D型レガシィのライン装着タイヤ(ブリジストンのBSポテンザ050ADZ、サイズは215/45R18)を取り外したときのこと。

いつものように、ミゾに挟まった小石を取り除きながらトレッド面をチェックしていくと、何やら緑色のものが目に入ってきた。
当初はその色合いから「ガムでも付着したかな?」と思ったのだが、どうやらその異物はガムではないようだ。

車輌から取り外したライン装着純正タイヤ タイヤのトレッド面に現れた異物の全景

よ~く見ると、異物はタイヤのトレッド面に張り付いているのではなく、ゴムの内部に埋まっている状態であることが確認できた。
とすると、何か鋲(びょう)のような堅くて尖ったものを踏みつぶした結果、トレッド面に食い込んだのだろうか?

異物は2カ所で確認された 大きさは約10×12mmにも及ぶ

ところがその異物に触ってみると、これが意外にも柔らかい。まるで消しゴムのような感じで、あくまでも触感による感覚的なものに過ぎないのだが、少なくともタイヤのゴムよりも柔らかく感じられた。
しかも、そのギザギザした異物の外形と合致するかのように、タイヤ側の内形の輪郭(異物との接合面の凹凸具合)がピタリ一致している。もちろん、新車で納車された際にはそのような異物は確認されていない。

納車から現在までで約2年が経過し、その間の走行距離は約1万9千km。うち、スタッドレスタイヤや他のリプレイスタイヤを履いていた期間が約1年・1万kmであるから、純正タイヤの使用期間と走行距離は、おおよそ1年・9千kmほどになる。

これらの状況証拠をまとめると、次のようになる。
  ・当初、トレッド面には異物は認められなかった
  ・異物はゴムのように柔らかい(手でつまんで変形する)
  ・異物とタイヤの接合面の形状はピタリと一致している
  ・異物がトレッド面に食い込んだとは考えにくい

したがって、次の仮説を考えた。
「走行距離が進み、ある程度摩耗した段階で、トレッド内部から埋没していた異物が顔を出した。
 つまり、タイヤの製造過程で何らかの異物が混入していた可能性(製造不良)も考えられる。」

技術力のあるブリジストンで、コンタミ(異物)の管理体制もしっかりしているであろう製造工程で、このような大きさの異物が混入するとは、私自身、にわかには信じがたい。もしかすると私自身が大ボケで、単に運悪く何か異物を踏みつぶしただけのことなのだろうか?
いずれにしても、現時点では上記仮説を覆すだけの合理的な物証も無いのも事実である。

次の日、早速ディーラーにタイヤを持参して、フロントスタッフに状況を説明。工場長に対応いただいた。もちろんこの時点ではクレームなど一切を口に出さず、「これまで多くの点検整備をされてきた知見から、この異物が一体何であるのか、もしもお分かりでしたらコメントをいただけないでしょうか?」 との打診である。あくまでも原因・真実を追究したいのが第一であるという姿勢に徹した。

その上で上記私見を述べ、可能ならば調査(富士重工業経由でブリジストン行き)とともに、その結果のフィードバックをお願いした。

今回異物が発見されたのは1本だけだったが、他の3本も同じ時期に製造されたロットの可能性も高いため、念のため4本セットでディーラーに置いてきた。
果たしてどうなるのか。進展があったら、また続報を書きます。
Posted at 2008/12/03 03:10:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
2008年10月28日 イイね!

スバル純正エアロブレード(BOSCH製)について・その1

スバル純正エアロブレード(BOSCH製)について・その1ワイパーの話。

先日、BP5Dレガシィ用に 「スバル純正エアロブレード」 を購入した。「エアロブレード」とは要するに、従来のワイパーブレードに存在していたエレメント接合部が無く、かつブレードそのものがスポイラー形状をしているタイプのワイパーブレードのことだ。

巷(ちまた)では一時期、レガシィなどに他車種用のスポイラー付きブレードまたはユニブレードワイパー(※1)を流用する手法が流行ったこともあるようだが、富士重工業(株)がレガシィなど主力車種用に純正のエアロブレードをリリースしているのだから、今の時期にわざわざ他車種用を買うことはないだろう。ちなみに、運転席用・助手席用とも、先月9月からすでに各ディーラーにて発売中である(専用の替えゴムも同時発売されている)。

(※1)ユニブレードワイパー:
現行フォレスターやエクシーガなどに標準装備されているユニブレードワイパーは、
確かにエアロタイプではあるものの、ゴム部分を支えているのは従来同様の骨組み
構造によるものであるから、ここで述べているエアロブレード(ブレード全体でゴムを
ガラス面に接地させる構造)とは基本的に異なる。

スバル純正エアロブレードのリーフレット

さてリーフレットにも記載されている通り、製造元はボッシュ(株)である。ボッシュ製の エアロツインマルチ はオートバックスなどで発売されているから、スバル純正品も基本的にはこれと同等品であろう。しかし純正部番が設定されている以上、メーカによって品質保証や車両とのマッチングなど各種確認作業を経てから発売に至っているはずだ。

そして何よりディーラーで購入できるというメリットもある。具体的には、スバルお客様感謝デイや各販社のキャンペーンなどで割引購入できるチャンスがあるのだ(私はスバルユーアイ:ScLaBo愛川で運転席&助手席セットの割引価格で購入した)。

私の場合、高速道路を走る機会が多いので、ブレード形状がエアロタイプであることに超したことはないが、どちらかというと、独特なスマートな形状・・・ガラス面への均一な接地圧が得られるという構造・・・に興味が湧いて、試してみようと思った次第。

しかし、どうせなら・・・と別の考えが頭をよぎってしまう。
「エアロワイパーに、撥水ゴムを組み合わせて使えないだろうか」と。
「エアロタイプのブレード+エレメント無しのモノブレード+撥水ゴム」の組み合わせなら、最強ではなかろうか、と。ちなみに撥水ゴムの効果はGDA-CインプレッサWRXで体験済みである。

このエアロワイパーは、ゴム部分にグラファイトコーティングが施されているが、いわゆる撥水ゴムではない。一方撥水ゴムは、PIAA のシリコートワイパー&替えゴムが これまたスバル純正部品扱い でスバル用品(株)から発売されている(当然ディーラーで購入可能)。

ただし 替えゴムの適用表 を良く見ると、「同じ長さであっても、純正ワイパーがユニブレードタイプの場合は、適用部番が異なる」 旨の注意書きがある。逆に言うと、ユニブレードタイプ用の替えゴムを入手すれば、支持構造は互いに異なるがスポイラー構造という共通点を持つ今回のエアロブレードに流用できる可能性があるのではないか?と考えた。

そこでディーラーに尋ねてみた。「エアロブレードにスバル用品(SAA)のユニブレード用の替えゴム(撥水タイプ)は適用できますか?」と。案の定、どちらも純正部品であるとはいえ、そのような組み合わせでの互換性情報をディーラーが現時点で把握しているワケでもなく(>失礼!)・・・結局、日を改めて富士重工業(株)に打診していただくことに。

公式コメントの結果は「ブレードはボッシュ製、替えゴムはPIAA製であり、当社(FHI)ではそのような組み合わせでの確認試験はしておりません。また今後も確認する予定はございません。」・・・とのこと。もっともな話ではあるが、今後はエアロブレードに撥水替えゴムを装着したいユーザーだって増えるだろうに。。。と思うのは、私だけ?

スバル純正エアロブレードに撥水替えゴムは適用可能か?

とりあえずエクシーガの純正ワイパー(ユニブレードタイプ)のゴム形状やら、レガシィ純正の従来形状ワイパーのゴム形状やら、PIAAの撥水ゴムの形状やらを自前で確認してみることにしたのだが、それらの結果についてはまた後日。
Posted at 2008/10/28 04:56:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ

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「[整備] #CBR250FOURフォア [CBR250Four] ボディカバーのほつれ・破れを養生テープで簡易的に補修(延命措置) https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8346659/note.aspx
何シテル?   08/28 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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