• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2011年10月03日 イイね!

[Panasonic] 死んだHDDナビが生き返った、の巻(その2/3)

[Panasonic] 死んだHDDナビが生き返った、の巻(その2/3)YA5A型エクシーガGTに装着している、Panasonic製HDDナビ・CN-HW1000DFA(※)が一度死んだあと、なぜか 数日後に自己復活した・・・という話の紹介(その2)。

 (その1)・事前状況は → こちら

レガシィGTやエクシーガGTでは、リモコンでドアロックしたあとに(ボタン電池の電池切れにより)メカニカルキーで解錠すると、純正のセキュリティ・システムが作動してホーンが発報する。

純正のセキュリティ・システムでは、バッテリ端子から車輌ハーネスを強制的に取り外すと(電源が遮断されるため)ホーンの発報が収まるが、再度バッテリ端子を接続した場合、発報が再開して継続状態となるのか、あるいはリセットされて収まったままとなるのか分からなかった。

念のため その場で試してみたところ、バッテリー端子の再接続でホーンの吹聴も再発動した
再発動を確認した瞬間、すぐにバッテリ端子を再び取り外したのは言うまでも無い。・・・(☆)

・・・ということで、一時的とはいえ、不特定多数が出入りするファミレスの駐車場にクルマを置かざるを得ない状況となったため、リモコンのボタン電池を入手できるまで、バッテリ端子から車輌ハーネスを 丸一晩、取り外したままの状態 としておいたワケである。

       + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

翌日、ボタン電池(CR1632)を入手して、お昼過ぎに車輌を引き取りに駐車場に戻った。ボンネットを開けてバッテリ端子を接続し、無事にエンジンを始動(セキュリティもリセット)できたのは良いが、ナビ画面の様子がおかしくなっていることに気がついた。画面が暗いまま反応が無く、タッチパネルが効かない状態 なのだ。メイン操作ボタンが光っていることから、通電はしているようである。

エンジンを停止して再始動してみるが、ナビの様子は変わらない。
わずか半日、バッテリ端子を取り外ししていただけでナビが死んでしまうことなんて、あるのか?
今回の一連の作業の中で、ナビの動作に負担がかかるような工程が無かったかどうか、いま一度、思い起こしてみることにした。

・・・!! そういえば・・・。

私自身は、クルマのエンジンを切るときは、必ず電装品のスイッチを先にOFFにしてからエンジンを停止させる クセが付いている。たとえば、エアコンのスイッチがONならばOFFにしてから、ラジオのスイッチがONならばオーディオのスイッチをOFFにしてからエンジンを止める。

<↓CN-HW1000D系の場合のメインメニュー画面>   <↓この表示キーを順にクリックして電源OFFに>
CN-HW1000D系の場合のメインメニュー画面  この表示キーを順にクリックして電源OFFに

しかし家族がエクシーガに乗るときは、そんなことはお構いなし。電気負荷があろうが無かろうが、そのままエンジンを止めていたようだ。通常、オーディオを作動させたままエンジンを止めると、次回のエンジン始動時には(前回作動していた状態の続きから)作動が再開される。より厳密に言うと、ユーザーが画面上に現れる「確認ボタン」を押してからの動作再開となるのだが、エンジン始動とともにHDDナビも同時起動することは間違いない。

<↓前回電源OFFしなかった場合、次回のエンジン始動でナビも同時起動>
前回電源OFFしなかった場合、エンジン始動で確認画面に

今回、最後に駐車場でエンジンを止めたときにも、HDDナビで音楽を聴いている最中にエンジン停止したらしい。そんなことを知らず、私は救援に駆けつけた際に前述の(☆)を試していたので、車載ナビからしてみると、電源投入でHDDを立ち上げ最中に(ホーン発報するので)再び電源を遮断されるという過酷な状態にさらされていたことになる。

これと似たような状態として、「車輌発進直後にエンストしてしまう場合」が考えられるが、こちらは単にエンジンストールするだけで、エンストした瞬間は(アクセサリーONの状態のため)HDDナビへの電源供給がストップしてしまうワケではない。

その一方、プッシュスタートシステム車では、ユーザーが たて続けに始動ボタンを複数回プッシュ(連続クリック)することもあり得る(or できる) ので、HDDナビへの電源投入&遮断が短時間で繰り返されることは、必ずしも 特異なことではない とも思われる。当然、カーメーカーまたはOEM元のナビメーカーでも そのような使われ方を模擬した耐久試験を行っているハズ だ。

そこで、「ナビ」+「バッテリー上がり」+「故障」などという複数のキーワードでググってみたところ、なぜかパナソニック製のHDDナビに限って(?)、バッテリー上がりでの故障事例がHITすることが判明した。むむむ・・・!


(その3)に続く
2011年09月22日 イイね!

[Panasonic] 死んだHDDナビが生き返った、の巻(その1/3)

[Panasonic] 死んだHDDナビが生き返った、の巻(その1/3)YA5A型エクシーガGTに装着している、Panasonic製HDDナビ・CN-HW1000DFA(※)が一度死んだあと、なぜか 数日後に自己復活した・・・という話の紹介(その1)。

(※)スバル純正のディーラーオプション品。
   なお型番末尾の「~FA」はカー・メーカーへの納入仕様を表す。

キッカケは、暑い夏の夜の出来事であった。エクシーガで外出していた家族から、私宛てにケータイ電話で連絡が入った。「キーレス・エントリー(リモコンキー)が作動せず、クルマの中に入れない。」と。

どうやら、ファミレスで夕食を取ったあと駐車場に戻ってみたがドアが開かない、という状況のようだ。「最近、リモコンキーの反応が鈍いことは無かったか?」の問いに対しては、「そういえば、2~3日前からそのような症状が出始めた」とのこと。真っ先に考えられるのは、リモコンの電池切れ である。新車購入から丸2年半が経過していたが、内蔵ボタン電池を交換した履歴はない。

キーレスエントリーが作動しない状態でドアを開けるためには、リモコンキーに内蔵のメカニカルキーでドアを解錠すればよい。ただし・・・そこで問題となるのは、セキュリティのサイレンが発報することだ。「リモコンでドアロックしたあと、リモコン以外の方法でアンロックする」と、警報が鳴る仕様 となっているからだ。

しかし、サイレンが鳴ってもすぐに純正リモコンキーでエンジンをプッシュスタートさせれば、発報はキャンセルされるハズだ。そこで私は、リモコンキーに内蔵のメカニカルキーでドアを解錠できること、解錠した瞬間にセキュリティが発報すること、しかしすぐにエンジン始動すれば発報がキャンセルされること、の3点を伝えて対処してもらうことにした。

       + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

しか~し!
世の中、そう うまくはいかないものだ。クルマに乗り込むことは出来たものの、ボタン電池が弱っていたためプッシュスタートシステムが反応せず、結局エンジンがさっぱりかからなかった・・・という。車輌側がリモコンキーの存在を認識できないため、その間、「侵入者あり」 としてサイレンは鳴りっぱなし。駐車場の管理人が出てくる騒ぎとなってしまったようだ(発報は何サイクルか繰り返し作動したあと、一時的に止まったらしい)。

家族によると、何度 試してもエンジンがかからないので、いったん外に出るために乗り込んだクルマの内側からドアロックを手動解錠してドアを開けたとたんに、セキュリティが再発報(※ただしドアを閉じていれば発報せず) → 今度はクルマから降りるに降りられなくなった・・・という。結局、「リモコンキー&メカニカルキーを持ってはいるが、車内に閉じ込められた状態なので助けてくれ、真夏の夜でエアコンどころかドアや窓も開けられずバテそうだ。」との続報。

時刻的に家電用品店はすでに閉店していたため、すぐに私は近くのコンビニ数店とホームセンターなど複数カ所を回ってみたが、エクシーガのリモコンキーに適合する型番のボタン電池(CR1632)は、どこにも在庫が無かった。

「仕方がない。こうなったらアレを試してみるしかないか・・・。」
私は工具セットを持ってレガシィで現場に向かった。到着後、エクシーガの正面にレガシィをピタリと着ける。エクシーガの車内には汗だくで憔悴し切った家族が乗っていたが、私が到着した今は、逆に車内に人が乗っていることが救援工程上で有利になる。

私がやったことは簡単だ。
  (1)エクシーガの室内から、ボンネットを手動で開けてもらうように指示。
  (2)ボンネットが開いた瞬間、私が ”速攻で” セキュリティ・システムの
   電源系統を本体から分離する 作業に入る。

言葉で書くと簡単だが・・・要するに時間勝負で ”発報を殺す” ためのDIY作業を行うのだ。それも、ファミレスの駐車場で・・・(汗)。
(注:セキュリティ・システムが自動車メーカ純正の場合の作業は比較的単純だが、市販品の場合は単にバッテリーカットしても(バックアップ電源がある限り)発報が続くことになる。そのため、万一の場合に備え、オーナーは自分の愛車のセキュリティシステムをよく理解しておく必要がある。)

       + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

こうして無事に車上作業を終えて、エクシーガの車内に閉じ込められて(?)いた家族を救出した。この時点で交換用のボタン電池は入手できていないため、その日はエクシーガの バッテリーケーブルを外したまま、各ドアをメカニカルに施錠した状態で駐車場に置いておき、翌日に改めて引き取りに来ることにした。もちろん、ファミレス(駐車場)の責任者に事情を話して、ちゃんと 許可を得た 上でのことである。


・・・え?
これがどうして「死んだHDDナビ復活の話」につながるのかって?
それは 次回以降の一連のブログ のお楽しみってことで。


以下、(その2) に続く。
2009年06月19日 イイね!

純正HDDナビ不調の巻・その5(CN-HW1000DFA復活…そして別のバグ?)

純正HDDナビ不調の巻・その5(CN-HW1000DFA復活…そして別のバグ?)YA5A型エクシーガGTに装着した、スバル純正オプション設定のHDDナビ(パナソニックFクラス・CN-HW1000DFA)が不調だ、という件について述べるシリーズの最終話。

(その1・ナビ不調の経緯と症状)は     → こちら
(その2・驚きのメーカー回答編)は      → こちら
(その3・20年物カロッツェリア仮置 前編)は  → こちら
(その4・20年物カロッツェリア仮置 後編)は   → こちら

20年落ちのカロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネントを中核として、DOCOMO の ケータイF905i、KENWOOD のサテライトスピーカ+純正SP、の マルチコンビネーションによるカーオーディオ環境でしばらく過ごしていたところ、6月上旬にスバルディーラーから連絡が入った。曰く、「ナビの修理が完了しました」。

我が家のエクシーガは、ちょうど購入から半年が経過したところだったため、今回の修理済みHDDナビの復元作業と同時に 「新車無料6ヶ月点検も実施可能かどうか?」 を確認したところ、対応可との返答をいただいた。

その際、本来ならばDIYで暫定装着した代替機:カロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネントをあらかじめ取り外し、コンソールスペースを空(から)にしてからディーラーに向かうべきである。が、取り外すだけなら10分少々で可能だ。そこでさらに打診してみた。「ピットにて新車6ヶ月点検を実施していただく間、車内で暫定コンポを私自身が(同時進行で)取り外しさせていただいても、よろしいでしょうか?」と。

結果は了承OK。
ということで、早速そのままディーラに出向くことにした。

さて 「同型新品への交換(リンク対応)」 ではなく 「現品修理」 となったパナソニックHDDナビ・Fクラス(CN-HW1000DFA)であるが、ディーラーに返送された本体には、不調が認められた旧・HDD は同梱されていなかった。
・・・かつてBGレガシィで使用していた同社製HDDナビ・CN-HD9000WD(Yahoo!オークションで入手したオンダッシュ型)が不調になった際、私が修理センターに直接持ち込んで修理依頼したときには、修理済み本体とともに交換されたHDDが同梱されていたものだが・・・。時代は変わったのか? まぁ気を取り直し、カロッツェリアを取り外す。

<↓新車6ヶ月点検の間、カロッツェリアを取り外す>  <↓取り外したエクストラカーコンポを荷室に仮置き>
新車6ヶ月点検の間、カロッツェリアを取り外す  取り外したエクストラカーコンポは荷室に仮置き

HDDナビの車輌への取付作業は、例によってディーラーのメカニックにお願いする。スバル純正指定部品を保証により修理したのだから、こうした作業はユーザーが手を出すべき範疇ではない、と考えるからだ。なお担当メカニックによると、「メーカーによる調査 の過程で、当方が指摘した症状 以外 にも いくつかの不具合現象が確認された」 件については、(その2・驚きのメーカー回答編) でも述べた通り、やはり何ら情報を引き出すことが出来なかったとのこと。ユーザーに直接触れられると困るであろう(?)情報の管理 はしっかりしているようだ。・・・まぁ仕方がないと言えばそれまでだが。。。

<↓HDDナビの取付作業はメカニックにお任せする>  <↓無事に復元されたCN-HW1000DFA>
HDDナビの取付作業はメカニックにお任せする  無事に復元されたCN-HW1000DFA

<↓現在地(CAR DO SUBARU 三鷹)は正確に表示>  <↓地デジを表示させるには、初期設定が必要>
現在地(CAR DO SUBARU 三鷹)は正確に表示  地デジを表示させるには、初期設定が必要

「単に同じ部品に交換しただけなら、使用中にまた 症状が再発する恐れ があるのでは? あるいは ”対策部品” が存在するのか?」 という件については、ディーラーのメカニックにとっても確認不能。よって(末端ユーザーである私に対しては)歯切れの悪いコメントしかできず、申し訳なさそうにしていた。まぁそれはディーラーのせいではありませんから。えぇ。

ということで、様子見を兼ねて車輌を自宅に引き上げた。
当面は、故障前と同じ車輌環境で使用してみることになる。
HDD交換後の情報は次の通り。
  ・地図データ        V 08.00.35
  ・Gracenoteデータベース   Ver.00000991
  ・Gracenoteデータベース更新 Ver.00000000

まだHDDナビ復元から日が浅く、当方の車輌環境下における様々なシチュエーションでの動作確認をするには至っていないが、今のところは特に暴走することもなく現在に至っている。今後も引き続き、注視していく。

       + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

ところで、ナビ以外の点で気になることがあるので、この場を借りて確認していきたいと思う。それは市販の音楽CD(セルCD)を再生、またはリッピング(HDDに録音)するときの表示画面についてで、ズバリ 「実際のCDとは異なる情報が表示される」 という現象だ。

例えば今月6月17日(2日前)にリリースされた SCANDAL (スキャンダル;日本のガールズバンド名)の NEWシングル「少女S」(初回生産限定盤/B-type:ESCL3215)。1曲目がタイトル曲の 「少女S」 なのだが、HDDナビの表示画面には 全く異なる歌手名と曲名が表示されてしまう。以下にその現象を例示する。

<↓「少女S」(初回限定盤)のアルバムジャケット> <↓このCDを再生すべくCN-HW1000DFAに挿入すると…>
「少女S」(初回生産限定盤)のアルバムジャケット  このCDを再生すべくCN-HW1000DFAに挿入すると…

<↓4曲入りの1曲目は 「少女S」 のハズだが・・・>  <↓実際のCDとはまったく異なる情報が表示されてしまう>
  

以上の現象は、例えばCDが 新譜 の場合、HDDナビに内蔵されている CDDB のデータベースが追いつかないことによって生じる症状の可能性があるかもしれない。仮にそうだとすると、どうして参照されない(かもしれない) TOC(Table Of Contents) が 「-」(←空欄、ブランク表示)とはならずに、まったく無関係な情報として表示されてしまうのだろうか?

同様な現象はリリース年月の異なる他の複数のCDでも確認されており、例えば少々前に発売された 辻 詩音 の 「Sky chord~大人になる君へ~(DFCL-1536/シングル)」 を挿入すると 「スキマスイッチ」 などと表示され、昨年末(=今回のHDDナビの修理よりも半年以上前のタイミング)にリリースされた ポルノグラフィティ の 「今宵、月が見えずとも(SECL-743/シングル)」 を挿入すると、やはり全く異なるCD情報が表示されてしまうのだ。

単にCDの新/旧で(CDDBの対応具合により)表示の適/不適が決まってしまうものなのだろうか?
皆さんのパナソニック製HDDナビでは、同様な症状は発生するでしょうか?

家族に確認したところ、実は上記症状は 「HDDナビを修理する以前にも発生していた」 とのこと。う~ん・・・とすると、今回のHDD修理交換では、HDD自体の Ver.-UP は (もしも存在したとしても) 適用されていない可能性がありそう。というよりも、あえて新車購入時点までHDDバージョンを意図的にさかのぼってHDD交換されている可能性さえもあるのかな?という気がしてきました(保証修理=仕様上の初期状態に戻す、と考えた場合)。

上記症状は CN-HW1000DFA (注:部番の末尾の ~FA はカーメーカー向け仕様と思われる) の個体仕様というよりも、HDDナビ である限りは (≒自分でネットに接続してCDDBのアップデート作業を行わない限りは) 避けることのできない仕様上の特性(弱点)なのかな? ・・・とすると、当初の 「他にもいくつかの不具合現象が確認された」 というメーカーからのコメントは、AV関係とはまったく別の、当方が気がついていないだけの潜在的バグ(が まだまだナビ側にある?)のことなのだろうか。

       + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

以上をもちまして、本シリーズ(HDDナビ故障関連ブログ)をいったん締めさせていただきますが、本件、何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメントをお願い申し上げます。
2009年06月10日 イイね!

純正HDDナビ不調の巻・その4(20年物カロッツェリアを仮置き・後編)

純正HDDナビ不調の巻・その4(20年物カロッツェリアを仮置き・後編)YA5A型エクシーガGTに装着した、スバル純正オプション設定のHDDナビ(パナソニックFクラス・CN-HW1000DFA)が不調だ、という件について述べるシリーズ。

(その1・ナビ不調の経緯と症状)は     → こちら
(その2・驚きのメーカー回答編)は      → こちら
(その3・20年物カロッツェリア仮置 前編)は  → こちら

「ナビ修理中、せめてオーディオだけでも何とかしよう」ってことで、暫定で載せることにした 「20年落ちのカロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネント(>死語?)」 にまつわるエピソードについて紹介する。

ナビ無し・ETC連動無し・地デジチューナー無し・リヤモニタ無し・リバース連動CCDカメラ無しのカーコンポ(つまりはオーディオ機能のみ)は、車輌側ハーネスとの配線接続がとてもシンプルだ。前後左右のスピーカー出力信号以外は、常時電源(DC12V)、アクセサリ電源(ACC)、イルミ電源、アースを取ればOK。エクシーガのサービスマニュアル(電気配線図集)があれば難なく作業完了する。

このカロッツェリアは20年物だが、レガシィセダンRSに装着していた当時、(H8年までの)約7年間使用していたので、システムを いま復活させると 約14年ぶりの現役復活 となる計算だ。

<↓ナビ修理中、配線露出したままだった寂しい状態> <↓ナビ用の純正ブラケットはそのまま使用可能だ>
純正パナソニックナビが取り外された寂しい状態  ナビ用の純正ブラケットはそのまま使用可能だ

<↓外部ミニアンプ2機を余裕で飲み込む空間がある> <↓20年落ちカロッツェリア、いよいよ復活間近!>
外部ミニアンプ2機を余裕で飲み込む空間がある  20年落ちカロッツェリア、いよいよ復活間近!

このカロッツェリア・・・取り付け作業はここまでトラブルなく、無事に終了。だが実は 不安要素 が一つだけあった。

それは・・・今を去ること14年前・・・当時愛用していたレガシィセダンRSを個人売買で売却することが決まったときのこと。あまりに改造し倒していたので 車輌をノーマル化する復元作業に時間がかかってしまい、このカロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネントは 車輌売却当日(平日)に 取り外さなければならない状況となってしまっていた。しかも仕事が終わって帰宅した直後の短い時間内に。
当時急いで作業したものだから、デッキ内部にカセットテープが入ったまま配線を取り外してしまい、以来14年間、テープが内部でローディングされたままの状態となっていたはずなのだ。あぁ恐ろしや!オレとしたことが。。。_| ̄|○

<↓カーコンポ設置作業はトラブル無く進んだが…> <↓フロントパネルを開けると、そこには放置テープが>
カーコンポ設置作業はトラブル無く進んだが…  フロントパネルを開けると、そこには放置テープが

結局、カセットデッキの機能は死んでいた。う~ん非常に残念!というより当たり前か。反省。
(※バスラインによるチューナコントロール機能などは無事である。)

ちなみに 14年ぶりに救済された カセットテープに録音されていた曲名は何だったか?というと、
  ・華原朋美の 「I BELIEVE」(2ndシングル)など当時の大ヒット曲や、
  ・MAX としてはちょっと異端な 「恋するヴェルファーレダンス ~Saturday Night~」
   (安室奈美恵が脱退した後のスーパーモンキーズのデビューシングル)
などのほか、
  ・KOJI 1200 の 「ナウ・ロマンティック」(テイ・トウワ プロデュース作品)
  ・まりちゃんズ の 「尾崎家の祖母 PART II & III」(おざきんちのばばあ)
といったマニアック系の作品が収められていた。

なお KOJI 1200 は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いタレント・今田耕司のスマッシュヒット(なのか?)、「まりちゃんズ」 は、昨年2008年にアニメ映画 『崖の上のポニョ』 (宮崎駿監督)の同名主題歌を歌って NHK 紅白歌合戦に出場した 「藤岡藤巻」 が主要メンバーを務めるコミック系バンド (その筋では有名) である。調布市のKAZさんの音楽的嗜好の一端が垣間見られよう。(^^;)

  「尾崎家の祖母 PART II & III」
   ・試聴は → こちら(Amazon内のページ、中ほど)
   ・歌詞は → こちら

さて TV/FM/AM の音声は聞けるのだが、密かに期待していたカセットテープが聴けない。ということで、音楽を聴くためにカロッツェリアと手持ちの DOCOMO の ケータイ電話を連携 させることにした。F905i の出番である。F905i は、ダウンロード済みの音楽を FM 送信する機能が備わっているので、ケータイに保存してある音楽をワイヤレスで飛ばしてカロッツェリアで拾い、エクシーガのスピーカ (KENWOOD のサテライトスピーカ増設済み ← いずれブログで紹介予定) で再生させれば良いのだ。

<↓ケータイのミュージックプレーヤーを起動中>


<↓知る人の少ない古典的アイドルソングの一例>  <↓'80年代~'00年代の洋楽HITも再生リストに登録>
古典的なマニア系アイドルソングの例  

こうして、DOCOMO の ケータイF905i、カロッツェリアのエクストラ・カーコンポーネント、KENWOOD のサテライトスピーカ+純正SP、の マルチコンビネーション・コラボ が完成した(>何じゃ、そりゃ!)。20年落ちのカーコンポでも、立派に現代でも使用可能であることが立証された。・・・ってか?!

       + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

このようなカーオーディオ環境でしばらく過ごしていたところ、6月上旬にスバルディーラーから連絡が入った。曰く、「ナビの修理が完了しました」。


その5・最終話)に続く。
2009年06月08日 イイね!

純正HDDナビ不調の巻・その3(20年物カロッツェリアを仮置き・前編)

純正HDDナビ不調の巻・その3(20年物カロッツェリアを仮置き・前編)YA5A型エクシーガGTに装着した、スバル純正オプション設定のHDDナビ(パナソニックFクラス・CN-HW1000DFA)が不調だ、という件について述べるシリーズ。

今回は 「ナビ修理中、せめてオーディオだけでも何とかしよう」ってことで、暫定で載せることにした 「20年落ちのカロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネント(>死語?)」 について紹介する。

(その1・ナビ不調の経緯と症状)は → こちら
(その2・驚きのメーカー回答編)は → こちら

当方からのクレーム申請後、スバル純正指定ナビ・ストラーダFクラス(CN-HW1000D)はパナソニックのメーカー判断により、「現品交換」 ではなく 「現品修理」 されることとなった。

個人的な思いは多々あるが、
  (1)最終的に当方のナビが復調すること
  (2)そして同じ症状が再発しないこと
  (3)当方の事例がパナソニック社としての開発に役立ってほしいこと
の実現がかなえば良いので、気を取り直し、今回の措置には素直に応じることとした。・・・とは言っても、上記(2)(3)はかなり ぁゃιぃ 感じなのだが。。。

さて、遠出をしない限りはナビ無しでも特に不便はない。が、音楽どころかAMラジオも聞けない状態は何とか打破したい。それにダッシュパネルの下のセンターコンソール部分が 「ガラ空き」 のままでは、まるで車上荒らしにあったかのようではないか。

ということで、部屋に保管してある手持ちのカーオーディオから、カロッツェリアのカーコンポーネントステレオ(>死語だな)を引っ張り出してきて、暫定措置でエクシーガに載せることにした。これは、私が 初代BC5A型レガシィセダンRSターボ に乗っていた頃に大枚をはたいて購入した想い出深いものだ。モデルイヤーで言うと、平成1年式になる。実はレガシィを買う前にパイオニアのカーコンポを先に買いそろえていた、というのは若気の至りだが。(^^;)

<↓当時、一世を風靡したカロッツェリア・カーコンポ> <↓イコライザデッキ+CDコントロール3バンドチューナ>
当時、一世を風靡したカロッツェリア・カーコンポ  イコライザデッキ+CDコントロールチューナ

レガシィRSを下取りに出すときに取り外したこのコンポ、単に 「想い出深いから」 という理由で取り置きしていたのではない。当時はYahoo!オークションもまだない時代、現代のように簡単に個人売買できるシステムは限られていたこと、そして当方の貧乏性な性格も手伝って 「その後いつか使う時が来るかもしれない」、と大切に保管していたというワケだ。・・・そして 約20年の時を経て、今まさに復活ののろしを挙げようとしている。いや、まさか本当に約20年後に使うことになるとは。。。先見の目があったのか>オレ(いや違うって)。

<↓フロントパネルオープン式、メディアはカセットだ> <↓TV/FM/AM のPLLシンセサイザチューナ>
フロントパネルオープン式、メディアはカセットだ  TV/FM/AM のPLLシンセサイザチューナ

<↓別体式アンプ(30W+30W)を前後ダブルで使用> <↓配線には色ごとにタグがついており、親切設計だ>
アンプは別体式(30W+30W)を前後ダブルで使用  配線には色ごとにタグがついており、親切設計だ

システムの構成はおおよそ以下の通り。
  ・KPX-990     マルチバンドイコライザ&スペアナ付きカセットデッキ
  ・GEX-M990TV  CDチェンジャーコントロール機能付きTV/FM/AMチューナ
  ・GM-41A      30W+30W 外部アンプ(を前後で2機使用)
  ・CDX-M50     マガジン式6連奏CDチェンジャ
  ・CD-M12      バスライン拡張コネクタ
  ・その他       フロントイルミネーションパネル(carrozzeria の文字が浮出発光)
オプション品を含めて、(アンプ以外は)当時のほぼフルスペックモデルの組み合わせだ。なおチェンジャーは現代の目線でみると異様にでかい。BC5AレガシィRS では、手元で操作(6連奏マガジン交換)したいため、助手席前のグローブボックスを丸ごと取り外し、空いたスペースに吊り下げ設置していた(筐体が大きいので、単にグローブボックスの中には収まりきらず、グローブボックスそのものを撤去していたのだ)。

<↓マガジン式6連奏CDチェンジャ CDX-M50>    <↓マガジン自体の交換で8cmシングルCDにも対応>
マガジン式6連奏CDチェンジャ CDX-M50  マガジン自体の交換で8cmシングルCDにも対応

<↓チェンジャ使用時に必要となる拡張コネクタ>   <↓背面の様子。バスライン×2系統が接続可能に>
チェンジャ使用時に必要となる拡張コネクタ  バスライン×2系統が接続可能に

13ピンのバスライン拡張コネクタってのが、何だか時代を感じさせるのだが、当時は6連奏CDチェンジャを2機がけ(ツインチェンジャ)仕様で合計12連奏CDに、ってこともセールストークになり得た時代だ。前後して、カロッツェリアからは単体で100枚演奏用CDサーバってのもリリースされていたような気が。CDを100枚、トランクに積むってのもスゴイものだが。

<↓carrozzeria の文字が浮き出るイルミパネル>   <↓リモコンが付属。ほとんど使わないけど・・・。>
carrozzeria の文字が浮き出るイルミパネル  リモコンが付属。ほとんど使わないけど・・・。

「carrozzeria のブランド名が浮き出るイルミパネル」で思い出したのだが、同じ頃、パイオニアのライバルメーカーの KENWOOD ブランドから、セダンのリヤトレイに設置するリヤスピーカーに内蔵された 「KENWOOD」 の文字が、ウィンカーと連動して流動点灯したりブレーキランプと連動して赤く光ったりするモデルがリリースされていたな・・・。確か改正道路交通法により法規不適合となって市場から消えたと思うが。・・・あぁ 諸行無常、諸法無我(いや違うって)。

さてこれらのシステム・カー・コンポを前にして、久々に(当時の)carrozzeriaサウンドが聴けるぞ、ってことで半分楽しみながらエクシーガに暫定装着してみたのだが・・・。


続きは(純正HDDナビ不調の巻・その4(20年物カロッツェリアを仮置き・後編) )にて。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation