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調布市のKAZのブログ一覧

2005年05月28日 イイね!

「4ドアセダン」は本当にカッコ悪いのか?

「4ドアセダン」は本当にカッコ悪いのか?価値観の違いの話(その3・「4ドアセダン」編)。

(参考:その1・「ローダウン編」は → こちら 。)
(参考:その2・「ツライチ編」は → こちら 。)

一時期ほどの人気ではないが、「乗りたいクルマ」や「カッコいいクルマ」といったアンケートがあると、いつの時代もたいていは スポーツカーやスポーティカー が上位に来る。ボディ形状で言うと、2ドアクーペやそれに類するものだ。時には小型のホットハッチのような例外がランクインされることもあるが、なぜか4ドアセダンが上位を独占するということはない。こうした「カッコ良いクルマと言えば、2ドアクーペ」とする美的感覚は、ごく一般的なものなのだろうか? 4ドアセダンや5ドアワゴンをカッコ良いとする価値観は、日本には無いのだろうか?

私はかつて、レガシィ系のWEB掲示板でこんな発言を見たことがある。
  「今までは真っ赤なGTOに乗っていたのですが、子供が生まれ
   たので、仕方なくレガシィワゴンに乗り換えました・・・。」

レガシィワゴンが仕方なく乗るようなクルマか否かといった議論はここでは置いておくとして、その発言全体を読み進んでいくと、要するに2ドアクーペはカッコ良い。今までもずっと2ドアクーペばかりを乗り継いできた。だから今回ワゴンを選ぶことになって残念だ。・・・というものであった。さらに別のツッコミ:「残念だと言っているが、おいおい、そのレガシィを選んだのは自分自身なんだろ?!」という指摘も、ここでは置いておくとして。

さて、ここで私自身の「クルマ選び」の視点を少々述べさせていただくと、「機能的であるかどうか」といったことに集約されると思っている。先日のブログ でも述べた通り、1年の1/4以上が雪で覆われる北海道育ちであるから、経験則的に「FR車よりもFF車。FF車よりも4WD車」を好んで選ぶ。したがって、中学生だった当時、クラスの多数を占めたスカイライン派ではなく私はレオーネ4WD派だった。雪道でスタックする(いわゆる)カッコ良いクルマよりも、多少無骨であっても雪道を難なく走れるクルマの方が、私の価値観ではカッコ良いと写っていたのだ。

同様に「5人乗りの2ドアクーペ」に対しては、子供ながらに次のように考えていた。「リヤに人や荷物を乗せることができる構造になっているのに、どうして後部座席にはドアが無いのだろう? わざわざ乗員の乗り降りや荷物の出し入れするための機能を犠牲にするとは・・・。」もちろん、「2人乗りの2ドアクーペ」に対しては、そのようには考えなかっただろう。要するに、私は「機能に裏打ちされたデザインなら、そのデザインがカッコ良い」と思う中学生だったようである。その考え方は、基本的には今でも同様かもしれない。

だから私にとってみると、「カッコいいクルマは2ドアクーペに限る」だなんて、とうてい思えない。もちろん、流れるようなボディラインを持つ(工業的に)美しいデザインのクルマに対しては、すなおにカッコ良さを感じるし、実際にカッコ良いとも思う。だが、間違っても「4ドアセダンだから」とか「ワゴンだから」という短絡的な理由で、「4ドアセダンはカッコ良くない」とか「ワゴンにカッコ良いクルマは無い」などと言い放つことは無い(できない)。具体的に、どのクルマなら美しいとかカッコ良いとか例示するのは、ここでは(トラブル防止のため)避ける。ただ、クルマ(=工業製品)として
  ◎単に「機能に裏打ちされたデザインである」だけに留(とど)まらず、
  ◎さらに何かプラスアルファの遊び心が感じられるものが含まれている

ならば、そういったクルマを私は「カッコ良い」と感じるだろう。もちろん、それが4ドアセダンやワゴンであろうと無かろうと。本音を言うと、近い将来、こうした「クーペだから」とか「セダンだから」とか「ワゴンだから」などという狭い了見ではなく、もっとクルマ全体のコンセプトや出来映え、もっと端的に言うと、そのユーザーにどんな素敵なカーライフを提供できるのか?といった視点から、そのクルマの価値を認めるような価値観や評価方法が広まっても良いのでは・・・と思っている。
Posted at 2005/05/28 23:59:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ
2005年05月27日 イイね!

「ツライチ」は本当にカッコ良いのか?

「ツライチ」は本当にカッコ良いのか?価値観の違いの話(その2・「ツライチ」編)。
まず最初にお断りしておきますが、今回は私的な仮説が
含まれているので、”話半分” で読むことにして欲しい。
(参考:その1・「ローダウン編」は → こちら 。)

スバル車ユーザーに限らず、「タイヤ&ホイール」は、いつの時代もドレスアップの筆頭アイテムであると思う。例えばその昔、鉄ホイールが主流だったころには「アルミホイールにしたい」と 考える 人々が多かった。アルミホイールが標準装着されるようになると、「インチアップしたい」と 思う 人々が増えた。そして純正で17~18インチ(中には19インチ)といった大径アルミホイールが標準装着されることも珍しくなくなった現在、今度は「ツライチにしたい」と 言い出す 人々が増えた。

クルマにあまり興味が無さそうな人をして「ツライチにしたい」とまで言わしめる その背景は、一体何に由来するのだろうか? それを解くカギは、そのような人々の口から発せられる次の言葉に隠れているように思う。・・・曰く、「純正のままだとカッコ悪いから」・・・。

「純正のままだとカッコ悪い」とする価値観は、一体どのようにして生じたのであろうか? 多くのユーザーが最初から共通して持っているものなのだろうか? あるいは(言葉は少々悪いが)そのように外部から意識付けされてしまった結果なのだろうか? 私見だが、「ツライチ」に関してもまた、昨日のブログ で述べたのと同様、
  > こだわりを持って愛車をモディファイしている人々よりも、むしろ
  > 初めて新車を買ったというような新卒者や ごく一般的な人々・・・(★)
の方が、強い指向というかあこがれ?を持っているように感じられる。

このようなメカマニアでもない一般的な人々に対する影響力が強い存在としては、自動車雑誌 などの媒体と、インターネット上の WEBサイト が挙げられると私は考えている。つまり、一般的な人たちこそ、雑誌やネットの影響 を受けやすい存在だと言えるのではないか。

たとえば、自動車雑誌には「読者投稿」や「愛車拝見」といったページが少なからずあるのだが、そういった「読者が主役」のページにおいて、編集部でそのドレスアップに対するコメントを誌面に小さく入れる必要があったとする。なかなか適当な誉め言葉が見あたらず、たまたま装着していた社外品のホイールに注目し、「ボディと連続するようなツライチ感がイイですね~」などと場当たり的な評価をしたとする。すると上記(★)のような人々は、「そうか、純正からツライチに変えるとカッコ良く見えるのか!」と思うようになる。たとえそれが、適切な設定値が無く たまたま仕方なしに選んだようなオフセットのホイールを履いたことによる偶然の副産物だったとしても。このようなことが自動車雑誌で繰り返されると、結局、記事に影響される人々も多く現れることになる。

ネットにおいても、フェンダーの ツメ折り加工 をしたり、あるいはホイールに キャンバー角 を付けたりしないと収まらないような (本来は不適な) ホイールを、(さも何事も無かったかのような口調で)自慢げに公開するようなWEBサイトが台頭するにつけ、それを閲覧する人々の中にも、「ホイールはツライチで決めなくっちゃ!」などという、半ば 強迫観念 めいた価値観が芽生えてしまう者が現れかねない。

わざわざタイヤがフェンダーに擦(こす)ってしまうホイールを履いたり、あるはツメ折り加工やキャンバー角の変更をしないと入らないホイールを履くことは、一体どこがカッコ良いと言えるのだろうか? しかもそういったホイールを 安易に他人に勧める 人々が多いのは、一体どういうことなのか? そしてまた、他人が安易に勧めるホイールを自分でよく検討せずに購入しておきながら、「ホイールがフェンダーに干渉するのは、クルマの 個体差 のせいだ!スバルは個体差が激しいなw」などと思いこむ人々が多いのは、一体どういうことなのか? すべてはユーザー自身に責任があるのではないか。

もちろん私は、むやみやたらとツライチ化を否定する気はない。有効トレッドの拡大により、「コーナーで安定する」といった動的なメリットがもたらされる可能性があるのは事実だと思う。そしてまた、かつてクラウンやセドリックのタクシーで良く見られたような、ボディは新型になって 拡幅 しているのにリヤデフは キャリーオーバー(仕様変更無しの部品踏襲) のために後輪のトレッドは従来型そのまま・・・つまり、後輪がタイヤハウスの中に 埋没 しているかのように見えるクルマ・・・に対しては、その見た目の アンバランス感を解消 するという効果もあるだろう。

だがひとくちに「ツライチ」とは言っても、その形態は様々だ。ザッと考えてみるだけでも、次のようなパターンがある。
  (1)ホイールをそのまま使い、スペーサの追加のみでツライチとする場合。
  (2)ホイールのリム幅を変えずに、オフセットを変更してツライチとする場合。
  (3)ホイールのオフセットは変えないが、リム幅拡大によりツライチとする場合。
  (4)リム幅もオフセットも変更して、とにかくツライチとする場合。

上記ではホイールやタイヤの外径について触れていないが、(2)~(4)それぞれについて、インチサイズを変更しないこともインチアップすることも(可能性としてはインチダウンすることも)選択肢として考えられる。さらには、同サイズであってもホイールメーカーによりビッグブレーキキャリパへの対応可否があったりするから、単に「ツライチにしたい」とは言ってもその実現方法は千差万別で、車種やユーザーによって大きくその内容が異なることが分かる。・・・(※)

ところがそうした事実には目をくれないで(いや、正確には「気づくことができず」)、ひたすら「純正のままだとカッコ悪いから」という理由のみでツライチ化を図ろうとする人々は、後を絶たない。スバル系のQ&A掲示板においても、ホイールのツライチ化に関する質問は もはや定番化した項目(FAQ)になりつつある。ホイールに関する 質問数は多い のに、それに対する 回答が少ない のは、上記(※)で示した背景が大きいと思う。まぁ、質問者が「回答に必要な情報」をまったく書かず、身勝手に尋ねる「教えて君」であることも多いのだろうけど・・・。

仮にそういった「教えて君」が現れなくても、現実的には、純正品・社外品を含めたすべての部品同士の組合せでマッチングを試したホイールメーカーはまず無い。ましてや、そういった可否判断を実際に個人レベルで確認した者は、もっといないだろう。だから、たかが「ツライチ」(>失礼!)においても、どこまでだったら機能性や快適性が損なわれない許容範囲で、どこから先になると条件付きで実現可能で、どこから先はやめたほうが良いのか・・・といった主体的な判断が要求される「チューニング」の一つととらえるべきものではないか、と考える。

「社外品のポン付け」が「チューニング」と称される世の中(媒体を含む)なので、そういった価値観にとらわれた人々は案外、自己満足しているようでありながら、実はうわべの情報に踊らされているだけなのかもしれない。


「価値観の違い」 について考えるシリーズの最後(その3)として
次は 「4ドアセダン」は本当にカッコ悪いのか? に続きます。
Posted at 2005/05/27 23:59:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ
2005年05月26日 イイね!

「ローダウン」は本当にカッコ良いのか?

「ローダウン」は本当にカッコ良いのか?価値観の違いの話。
(その1・ローダウン編)

「みんカラ」に限らず、個人開設のWEBサイトを見ていると、「車高を下げたい」と考えているオーナーたちが多いことに気がつく。その理由のほとんどは、「タイヤとフェンダーのスキマが空いているとカッコ悪いから」だそうだ。中には、「車高が低いと洗車時にルーフを洗いやすい」といった実用面での理由を挙げる人もいるかもしれないが、そういった人はごく少数派だろう。こだわりを持って愛車をモディファイしている人々よりも、むしろ初めて新車を買ったというような新卒者や ごく一般的な人々・・・(★)の方が、「ローダウン」や「車高短」に対するあこがれ?を強く持っているように見受けられる。

私は北海道出身なので、生まれた時から毎年毎年、雪のある生活を経験してきた。スノーダクト(建築用の天井融雪装置) が普及していないころは、子供ながらに屋根に登って雪下ろし作業を手伝ったこともあるし、明け方に家の前の道路に除雪車が入ったときは、バケット(除雪車の先端に装着するアタッチメント) が取りこぼしていった氷雪塊の垣根を ママさんダンプ(スコップのでかいヤツ) ですくい取ることもしばしばであった。

北海道に限らず、降雪地域では車高短のクルマは、まずまともに雪道を走れない。ワダチで 亀の子(車体フロアがつかえてスタックすること) になるのがオチだ。仮にスタックを免れたとしても、ローダウン車はタイヤとフェンダーのスキマが狭くなったぶん、タイヤが跳ね上げた雪でフェンダー内がいとも簡単に 氷着 しやすくなるという危険性もある。だから実家のクルマがRWDのハイエースから4WDのハイエースに買い換えられたときは、四駆になったうえに車高も高く(=タイヤハウスのスキマが広く)なり、非常に頼もしさを感じたものである。

そういった生い立ちがあるので、私は「車高が低い」ことを短絡的に「カッコ良い」とは、まったく思わない(思えない)。もちろん適度に車高を下げることは「あり」だと思うし、私自身もレガシィに全長調整式の車高調を装着しているので、ミニサーキットを走行する際には車高を下げることもある。だがそれは、あくまで特定の目的に向けたセッティングの一つであり、日常用途においては、車高を下げたままにしておきたいとはまったく思わない(※)。むしろリヤについては、左上の画像に示すように、純正と同等以上のホイールアーチハイトを確保させたいと思うほどである。

もしも車高を下げることで 実用性がスポイル されるとしたら、その方がよっぽどカッコ悪いと思う。わざわざ お金をかけて不便さを手に入れて 、一体何のメリットがあるのだろう? 車高を下げることは、実用性を犠牲にしてまで優先されるべきことなのか? ビクビクしながらクルマを運転して、ストレスにならないのだろうか?

  (※注):これは余談だが、初代レガシィに乗っていたころ、私は「レガシィのハイリフト仕様が
       あったら面白いのになぁ・・・」と思っていた時期がある。当時はそんな変なことを考え
       るのは私くらいのものか? などと胸にしまっていたのだが、それは後に、メーカーの
       富士重工業(株)自らが2代目レガシィの年改でグランドワゴン(今で言うアウトバック)
       なる派生モデルをラインナップに加えたことで、本当に実現されるに至ったのだが・・・。

世の中には、車高を極限まで下げることを競う人々もいるようだが、ここではそういったことに価値観を見いだす思考様式をとやかく言うつもりは無い。オーナー自身の育った環境や考え方がひとりひとり違うのだから。

ただ、コンビニやファミレスの駐車場で、車輪止めにマフラーがぶつかるのを避けるため、「指定された駐車スペースから はみ出ていたり」、「2台分のスペースを使って駐めていたり」、あるいは踏切(の段差)を直進できず、「歩道や対向車線側に はみ出ながら斜行(ナナメ進入)していたり」 するようなクルマを見るにつけ、「オイオイ、そんなことをするんだったら、最初からそんな仕様にするなよ・・・」と思ってしまう。

本人は自分のクルマを労(いたわ)っているつもりでも、それはそっくりそのまま、他人にとっての迷惑行為となっていることに気がつくべきではないか。

私見だが、そういった観点では、車高が極端に落ちるようなパーツを製作・販売しているアフターパーツメーカーにも、何らかの 社会的責任(迷惑行為の「幇助」の恐れ) があるようにも感じる。推奨車高が「ノーマル比で -50mm」などという驚くべき車高調もあるが、こうした車高調は調整可能な範囲で最大限に車高を上げてもなお、ノーマル車高に遙かに達しないものがほとんどのようだ。そしてまた、さしたる目的や意図が無いにもかかわらず、「何となく」とか「人がやっているから」とか「雑誌に載っていたから」などというあいまいで受動的な理由からローダウンすることの弊害を、冒頭の(★)の人々には考えてみて欲しいと思う。

特別な目的や理由が無い限りは、ごく一般的な用途でごく普通にクルマを使うユーザーにとっては、自動車メーカーが何億もの開発費・何年もの開発期間・何人もの開発者を投入して結論づけた純正のサスペンションセッティング(車高を含む)で十分というか、それがベストなのではないだろうか?

ただ、「スタイリング命」とばかりに、明確なポリシーを持って車高短をつらぬいている人たちについては、その人の生きざまや主張がローダウンという行為によって具現化されている(だけの)ことであろうから、それを直ちには否定できない側面もありそうな気もする。「ローダウン車は必ずしも運転マナーが悪い」ということにはならないので、こうした価値観の違いは、案外、取り扱いが難しい問題かもしれない。

明日のブログは、 「ツライチ」は本当にカッコ良いのか?・・・となる見込みです。
Posted at 2005/05/26 23:59:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ
2005年05月10日 イイね!

「痛いパーツ」と「痛い行為」は違う・・・の巻

「痛いパーツ」と「痛い行為」は違う・・・の巻「痛さ」の中身について
考えてみる・・・という話。

2005年5月5日付けのブログ: 「痛いパーツ?(その1)」 や、2005年5月6日付けのブログ: 「痛いパーツ?(その2)」 では、市販の(痛めな)パーツについて自嘲気味に紹介してきた。

今だからこそ書くのだが、上記「その1」や「その2」のページで紹介したパーツは、本当に心底から「痛い」とは思っていないので、それらのブログタイトルには「痛いパーツ?」・・・というように、念のため「?」印を入れるという配慮をしておいたのだ。裏を返すと、実は「痛さ」がより大きい(>と私自身は思っている)パーツを一時期 装着していたことがあるのを、私はその時点ではあえて書き控えていたのだ。

すでに数年前に取り外してしまったその痛いパーツ (^_^;) とは、市販のものではなくDIYで自作したものだ。「エアロウィッカー」 と名付けたそのパーツは、左上の画像で示す通り、フロントバンパー下部の両サイドにブラケットを介して固定装着する整流板(のようなもの)である。パーツの構想を固め、ホームセンターで素材を選び、形状を決め、曲げ加工を行い、塗装を行うまでの様子は → こちら ですでに公開してしている。ちなみにこれは余談であるが、世の中、同じようなことを考える人がいると見えて、私が「エアロウィッカー」を装着したのと前後して、巷では「DTM風カップスポイラー」なる類似商品が当時市販され始めたことを付け加えておこう。

さて、すでに別サイトで公開しているものを何で今さら・・・とお考えの方々もいるかもしれないが、ここ最近の「みんカラ」全般を見ていると、どうも「みんカラ」にメンバー登録している人たちの多くは「みんカラ」内での情報にしか目を向けない・・・という閉鎖的な傾向がある(※)ように感じられてならないので、本日のタイトルの絡みもあり、今回思い切ってこちらでも書いてみることにしたワケである。
(※)→「みんカラ(CarViewのサイト)」 は数あるWEBサイトの中のほんの一つでしかなく、他のサイトで
     より詳しい情報が得られる可能性があるにもかかわらず、そういった情報を探し出すとかリンク
     先に進むなどして積極的に訪問してみようとはせず、あくまでも「みんカラ」内にとどまった情報
     交換をする傾向があるように私には思えるのだ。もちろん、これはあくまで私的印象なのだが。

話が少々脱線してしまったが、この「エアロウィッカー」は車検対応品だ。車体の全幅・全長に変化はなく、万が一歩行者に触れた際にも、歩行者を傷つける危険度の高いものでもない。実際にこれを装着した状態でユーザー車検にも臨んだが、多摩自動車登録事務所(車検場)の検査ラインではまったく安全性(>いや、歩行者の立場で見ると危険性だ)についての指摘を受けることは皆無であった。ちなみにこの車検場は、社外品のフロントパイプやセンターパイプの類に関しては、たとえ純正と同じ位置に同じ数のメタル触媒が装着されていても、社外品という時点でガス検の証明書が添付されなければ車検には通さない・・・と厳しい判断をするような車検場である。

このように心血注いでワンオフ製作し、また車検対応でもあることも実証された「エアロウィッカー」を、結局取り外してしまった経緯についても、すでに → こちら で公開している。私にとっては色々な意味で思い出深いパーツなのだが、今思い起こしてみると、恥ずかしながら確かに「若気の至り」的な「痛い」パーツであったと思っている。ただし・・・「若気の至り」的なパーツであったことは認めるが、このパーツを装着すること自体によって他人に迷惑をかけたことは「無い」と思っている。

ところでここからが本題になるのだが、「みんカラ」を初めとする巷のブログサイトや掲示板を巡回していると、時折とんでもないサイトに出くわすことがある。例えば、速度表記に関してまったく配慮の無いサイトだ。具体的には、「本日の最高速」・・・などというタイトルで、街中で時速160[km/h]とか180[km]などといった尋常ではない速度を出したことを平気でブチまけるようなサイトがあるのだ。しかもご丁寧に、そのような速度を出したときの証拠画像(ピークホールド値)までアップロードしていることも多々あって驚かされる。

速度違反をしていることを、サイト管理人が自らのサイトで自慢げに公表するというその神経は、一体いかがなものか。しかも、そのような速度を出したことに対して他の読者から「速度出過ぎでマズイッスよ」などと、やんわりと指摘されているにもかかわらず、「深夜だったから」とか「ほんの一瞬だったから」とか「まだいけそうだった」などと平気で言い逃れ・・・(いや、彼らにとっては言い逃れではなく、単に補足説明しているといった程度の認識しか無いのであろう)・・・をしているようでは、その神経を疑う。おんどれが事故を起こして無関係な他人を巻き込んだら、どないするつもりやねん!おんどれのような「痛い」ヤツがおるせいで、他のクルマ好きまでもが世間から同類扱いされる恐れもあんねんで!

インターネットのブログや掲示板では、管理人と他の発言者とがあたかも1対1のみでやりとりをしているように見えても、実はその会話は「常に不特定多数に見られている」ことを認識しておかなければならない。前述で例示したようなサイト管理人は、私に言わせると、そのような基本的な認識が欠如していると言わざるを得ない。もちろん、サイトにさえ書かなければリアルな世界で速度違反をしても良いなどということにもならない。さらに言えば、今回は速度表記を例に挙げたが、こうした非常識な行為はそれに限ったことでもない。

「痛いパーツ」を装着した者は、単に他人から笑われるだけで済むのがオチであることがほとんどだが、上記の速度表記に関する無配慮な例を示すまでもなく、常識に欠ける「痛い行為」をする人たちこそが、真の意味での「痛い」ものだと私は思っている。
Posted at 2005/05/10 23:59:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ
2005年04月22日 イイね!

車高を調整しない車高調ユーザー

車高を調整しない車高調ユーザー可変パーツを可変させないユーザーの話。

私が初めて車高調を手に入れたのは、Yahoo!オークションでの落札によるものだった。脚周りに関してはまったくの素人であったが、とりあえず格安の中古品を手に入れ、いろいろと試行錯誤しながら経験を積んでいこうと考えたのである。

実はいろいろと試行錯誤する以前の段階で、車高調選びの第一回目は失敗に終わったのだが、結果として確かに貴重な経験を得た。当時の失敗談の詳細については → こちらのページ に譲るとして、今回はその時にしみじみ感じたことを述べたいと思う。

まず中古で落札した車高調であるが、出品画像からある程度は覚悟していたとはいえ、その状態は決して良い物ではなかった。具体的には、前オーナーが乱暴に扱っていた(であろう)ことが伺い知れたのである。ただ、私を驚かせたのは、そういった乱暴な取り扱いがされてきた(であろう)ことよりも、むしろ「前オーナーは、明らかに 車高やキャンバーなどの調整作業をせずに 長期間使ってきた」痕跡が色濃く残っていたことであった。

例えば、スプリングロアシートを上下に動かせば、必然的にダンパーシェル(外筒)に切ってあるネジ部の噛み合い痕も、それに呼応して付いてしまうものである。ところが落札品は、ネジ部の泥汚れが広範囲に渡って頑固に固着したままの状態となっており、車高が調整された痕跡がまったく認められない。同様にフロントのピロアッパーも、キャンバー調整用のボルト位置が一ヶ所に留まったまま座屈した状態となっており、スライドさせた痕跡がまったく認められない。もちろん、これは長期間使用された中古品であって、決して新品や新古品の車高調ではない。

とすると、前ユーザーは、たった一度の調整ですべての走行シーンをカバーできるような万能なセッティングポイントを、いきなり見つけることが出来た(ので調整する必要が無かった)のだろうか?・・・否!そんなことはまず無いと思って良いだろう。

元々車高調は、走行シーンに応じたバネレートの直巻スプリングを選択(つまり、レートの変更を)した場合であっても、交換前と同様に車高を保つことができるシステムだと私は思っている。あるいは、バネレートの変更をしない場合であっても、走行シーンに応じて車高を調整できることが最大の特徴であると思っている。つまり、いわゆる車高調整式サスペンションは「車高を調整できる」から車高調であって、車高をまったく調整しないままで終わらせてしまうことは、機能上非常にもったいないというか、せっかくの美点を活用しないというか、逆にまったくのムダを生じさせているとも考えられるのだ。

世の中の行為は「人それぞれ」で、価値観も「人それぞれ」であることを、私は否定しない。だが、いわゆる車高調のユーザーで、車高やキャンバーを恐らくは一度も調整することなく使用し続けた(であろう)人がいた・・・という事実は、当時の私には新鮮な出来事として記憶に焼き付いたのである。一体、何のための車高調なのだろうか?

恐らくそういった人々は、「何か目的を達成させるために車高調を手に入れた」のではなく、「車高調を手に入れて装着すること自体が目的(そこから先は無い)」なのかもしれない。車高調ユーザーではなく車高調オーナー と表現した方が言い得ているかもしれない。・・・可変パーツを可変させることなく使うといったスタイルを、もちろん否定はしない。だが、貧乏環境で育った私には、何だか非常にもったいない話なのである。
Posted at 2005/04/22 02:06:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ

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「[整備] #モンキーR [モンキーR改] 路上復帰への道42_マフラーカバーその1(ペーパーやすりによるサビ落とし)の巻 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8270096/note.aspx
何シテル?   06/20 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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