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調布市のKAZのブログ一覧

2005年11月15日 イイね!

[比較広告] 東のスバル、西のワーゲン

[比較広告] 東のスバル、西のワーゲン広告手法の話。

自社の製品をより効果的に広めるためには、広報活動が重要だ。とりわけ宣伝広告が果たす役割は、年々大きくなっていると感じる。

自動車の世界では、古くから用いられてきた宣伝手法に 「ティザー広告」 と 「比較広告」 がある。前者は製品情報を小出しにすることで消費者の関心を引きつける手法で、文字通り 「じらし戦法」 とも言える。最近の例では、日産自動車の一連の新型車広告がそれに当たり、トヨタのレクサスも同様な手法を採っている。

後者は具体的なライバル製品を取り上げつつ、自社の製品がどれだけ優れているかを消費者に訴える手法で、比較商法がごく一般的な米国では多く見られた。商慣習の異なる日本ではあまり見かけられなかったが、全く無かったワケではない。

例えば、かつて写真用フィルムで 20枚撮りが一般的だったころ、とあるフィルム会社が TV-CM に萩本欽一氏を起用。「4枚増えて値段は同じ。じゃ、どっちが得かよ~く考えてみよう~。こっちがポロッと落ちる・・・。」 とのセリフを言わせ、ライバル会社のパッケージを連想させるフィルム箱を萩本氏の手のひらから落とす(手のひらに残ったのは、自社パッケージを連想させるフィルム箱)、という演出が功を奏したフィルム会社の例もある。その CM オンエア以降、他会社もフィルム枚数を 24枚撮りにアップして追従した。これは、比較広告が消費者の実益を呼び込んだ例である。

自動車業界においては、日産・サニーとトヨタ・カローラの比較広告が有名である。1966年春に登場のサニーに遅れること約半年、カローラは 「プラス100ccの余裕」 というキャッチコピーで登場し、当時1000ccだったサニーの追撃に入った。その後、サニーもモデルチェンジの際に 「となりの車が小さく見えま~す」 などと応戦した。これは、比較広告が両製品の品質向上を加速させた例である。

実は富士重工業でも、かつて比較広告的な試みを行ったことがある。ただし 「比較広告」 とは言っても、単にライバル社の製品の欠点を突くようなものではない。むしろ、「先人の技術を立てつつ、自社の技術もアピールする」 ような比較広告になっている。具体的には、左上の画像に示したものである。その見出しは 「東のスバル、西のワーゲン」・・・今 見ると、何ともほほえましい感じがする。

比較広告が盛んだったころ(1980年代後半)は、やれ 「世界初の装備!」 とか 「日本初の技術!」 などといったキャッチコピーが競い合うように広告中に並んだものだが、それらの装備で現在に残っているものは少ないと思う。それらの消えた装備の中でも、真に技術革新が進んだために 他の姿に昇華 したものもあれば、単に ギミックとみなされて消滅 したものもあるだろう。
(例:ドアミラーワイパー → ヒーテッドドアミラー、機械式振り子型フォグランプ → カーブの進行方向内側を先読み照射する自律式ヘッドランプ、など。消滅したアイテムについては、ここではあえて例示しないことにする。)

最近では、企業の公式 WEBサイト 以外にも、開発責任者や女性社員による ざっくばらんな企業ブログも登場している(例:日産自動車のティーダ、キューブなど。日産の場合、ブログの構築・運営を受託しているのは、マーケティング支援会社の 「カレン」)。広告の手法も媒体も、時代とともに変化すると思うが、いずれにせよ、健全な広告によってその業界全体における企業努力や技術革新が継続され、また消費者にとって良い方向へと進むなら、そうした動きは大いに歓迎したい。スバル360の広告を見ながら、ふとそのように感じた次第である。
Posted at 2005/11/16 19:50:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ
2005年07月30日 イイね!

[参加報告] 納涼祭 in 富士重工業(株)東京事業所

[参加報告] 納涼祭 in 富士重工業(株)東京事業所2005年7月29日付けブログ (納涼祭 in 富士重工業(株)東京事業所) で紹介した 「納涼祭」 なるものに参加してきましたので、ごく簡単にその報告をします。

PM6:00少々前に東京事業所の正門前に到着したのだが、すでにステージではバンド演奏が開始されているようだ。と言うのも、納涼祭の会場は正門からまだ数十m先にあるのだが、ここ正門(JR武蔵境駅へのバス通り)に立っていても、その演奏の音楽が聞こえてきたからである。

演奏の聞こえる方を目指して、納涼祭の会場に向かう。ほどなくして到着。広い駐車場を利用して設営された会場を見渡すと、東側の一角には出店が立ち並び、その反対側にはメインステージがあった。その間にテーブルとイスが整然と並べられ、仕事を終えた富士重工業(株)の社員さんとその家族とおぼしき人々が和(なご)んでいた。一部来賓席らしきものも設けられていたので、多分、そこには富士重工業(株)の取引先などから招待客様が来訪されるのだろう。また、遊園地で見かけるような子供向けのエアートランポリンも設置され、こちらは子供たちの人気をさらっていた。

受付で「大抽選会」用のクジ(抽選券)をもらう。出店の商品(焼き鳥、ポテト、焼きそば、ビール、スペアリブなど)は、あらかじめ食券(1枚50円相当)を購入し、その券と引き替えに受け取る方式だったが、一部は現金でも購入可能だった。私も早速、食べ物と飲み物を少々購入。ほとんどの飲食物は 200~300円 程度で、高額なものはない。ソフトドリンクに至っては、500[ml] のペットボトルが各種 100円なので、ヘタなディスカウントストアよりも安いくらいであった。

ちなみに出店の店員さんは、ほとんどが富士重工業(株)の社員さんであった(一部業者さんもいたが)。
えっ?なぜ社員さんと分かったかって?それは・・・店員さんは胸に身分証明写真付きの胸章(社員IDカード)を付けていたからです。仕事を済ませた社員さんの一部は、そのまま納涼祭の係員になり、他の社員のご家族や我々地域住民たちを楽しませてくれているのでしょう。みんな親切な方々ばかりでした。

軽く腹ごしらえしたあと、ヨーヨー釣りをしてみると、釣ったヨーヨーが実はクジになっていて「当たり」と出た。賞品は何と、あの「瓦せんべい・SUBARUバージョン」であった。何ともラッキー!ちなみに、この「瓦せんべい・SUBARUバージョン」については、すでに 2005年4月8日付けのブログ で述べているので、そちらもご覧下さい。

そうこうして納涼祭の雰囲気を楽しんでいるうちに、メインイベント(?)と思われる大抽選会の時刻が到来。ステージ上で賞品とその当選番号が読み上げられていく。最初の賞品は「花火セット」。私は見事にハズレ。その後、賞品は「国内旅行券」や「東京ディズニーランドペアチケット(パスポート)」などと、どんどん豪華になっていく。が、私はやっぱりハズレ。そして最後の賞品紹介となった。今年の目玉は、何と「液晶TV」であったが、私はやっぱりハズレ。・・・先ほどの「瓦せんべい・SUBARUバージョン」で運を使い果たしたか?いやいや、「瓦せんべい・SUBARUバージョン」が当たっただけでも、相当に幸運だったと言うべきだろう。

こうして、雨天に悩まされることもなく、富士重工業(株)東京事業所の「2005年度・納涼祭」は閉幕した。もしかすると、敷地内の奥の実験棟では、納涼祭に参加せずに黙々と仕事を続けている社員さんもいたかもしれない。ただ、納涼祭の会場で見かけた社員さんは、出店の売り子さん係も含めて、みんな楽しそうに動き回っていたのが印象的だった。きっと社員さんのご家族や近隣住民も楽しんだことだろう。そして私にとっても、もちろん良い想い出となった。来年の「納涼祭」も、機会があればぜひ参加したいと思っている。
Posted at 2005/07/30 23:19:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ
2005年07月29日 イイね!

納涼祭 in 富士重工業(株)東京事業所

納涼祭 in 富士重工業(株)東京事業所富士重工業(株)が毎年群馬の大泉工場で感謝祭(左画像参照)を開催していたり(※1)、あるいは矢島工場(それ以前は本工場)で大感謝祭を開催していたり(※2)・・・というのは有名な話だが、実は宇都宮事業所(航空機部門)とか東京事業所(エンジン、ミッション、デザイン部門)などの事業所単位でも、毎年夏に納涼祭なるイベントが開催されている。
<関連ブログ>
(※1) → 2005年5月2日付け ブログ(ドミンゴ・改 編)
       2005年5月29日付け ブログ(エコロジー編)
       2005年5月30日付け ブログ(私的感想編)
(※2) → 2005年5月8日付け ブログ(正義のヒーロー編)
                                   (注:ハイパーリンクと表示内容の不一致は訂正しました。)
私が知人などから入手した情報を総合すると、富士重工業(株)東京事業所の納涼祭は本日7/29(金)に開催されるという。以下、その概要である。

<2005年度 東京事業所 納涼祭>
◎場所 : 富士重工業(株)東京事業所内 駐車場
       東京都三鷹市大沢3-9-6
◎時間 : 18:00~ オープニング
       18:35~ 職場対抗イベント
       19:50~ 大抽選会
       20:50~ エンディング
◎出店 : お面、かき氷、ダーツ、ポップコーン、おつまみ、焼き鳥、ビール、その他ゲームなど
       
う~ん。18:00から開始か。定時で仕事を終えて帰宅すれば、ギリギリ間に合うかな?元々は社員対象(近くのディーラー販社の社員や取引先業者さんを含む)の納涼祭だったようですが、近年では地域住民の方々も広く参加するイベントとなっているようですので、私も良い機会なので行ってみることにします。会場の受付で名前を記入すると、大抽選会用の番号が記載された半券が渡されるようです。大抽選会って、一体どんな景品があるのでしょうか。それも見てこようと思います。ただし、イベント開始時間前は(機密職場でしょうから)一般の人々は入門できないと思いますし、また駐車場が「まったく無い」そうですから、公共交通機関などを利用してオンタイムで現場入りするのが良いでしょうね。

以上、ミニ情報でした。
(注:冒頭にも記載していますが、画像は群馬・大泉工場感謝祭でのもので、
   東京事業所納涼祭のものではありません。念のため。)
Posted at 2005/07/29 07:05:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ
2005年07月09日 イイね!

群馬県太田市「スバル通り」 vs 札幌市「狸小路」

群馬県太田市「スバル通り」 vs 札幌市「狸小路」商店街や街道の愛称やテーマソングの話。

群馬県太田市といえば、富士重工業(株)の お膝元 である。太田市に行ったことのある人なら分かると思うが、交差点で赤信号待ちしているとき、「となりの車線に並んだクルマがインプレッサ、対向車線にはレガシィ、交差する道路の右からはレックス、左からはブリッツェン」・・・などという風景にごく 自然に 出くわすことに驚かされる。大阪府の池田市ダイハツ町に行ったときにも、「となりがシャレード、対向車はデルタワイド、右からミラ、左からアトレー」・・・などという風景に出くわしたが、体感上、太田市のスバル比率は池田市のダイハツ比率よりも高そうに感じる。

さて、そんな太田市の中心部を通る県道・「前橋~館林」線の 愛称 が広く 一般募集 されていたが、先日、ついに決定された。2005年6月30日付けの上毛新聞によると、その概要は以下の通り。

<「スバル通り」決定までのいきさつ>
太田商工会議所が「前橋~館林」線の愛称を募集する。
  ◎中心商店街の活性化対策の一環として募集
  ◎対象は、太田市の西本町・本町・東本町にまたがる約2kmの区間
  ◎従来は「本町通り」と呼ばれていた
  ◎2005年1月~3月まで、市内の中学校・高校に募集をかけた
  ◎最終的に、16校・515件の提案が寄せられた
審査の結果、
  ◎最優秀案 ・・・ 「スバル通り」(10名の応募あり)
  ◎優秀案   ・・・ 「太田ふれあい通り」(同3名)
  ◎佳作案   ・・・ 「スバル街道」(同2名)
と決定された。

さて、この「スバル通り」。そのものズバリのストレートなネーミングです。「スバル通り」の対象エリアには、確かに富士重工業(株)の群馬製作所が位置しているが、昔ながらの商店も多く軒を連ねているという。太田商工会議所は、採用案の発案者には表彰状などを贈るとともに、今後は地元の商店街はもとより、群馬県や太田市に働きかけて愛称をPRしていくという(2005年6月30日付け 上毛新聞より)。

このように、市民から「愛称」を募集して街の活性化を図る・・・という試みは広く行われているようだが、必ずしも成功するとは 限らない ようだ。例えば、かつて首都圏・東京都心部を走る JR山手線の愛称 が募集され、「E電」 と命名されたことがある。ところがこの「E電」なる愛称は、地域に浸透するどころか十分な告知活動もされない(?)まま、結局人々の記憶から早々に消えていったと思う。こうした例を出すまでもなく、せっかくの「スバル通り」も、しっかりとしたビジョンを持ってPRしていかないと、「E電」の二の舞、三の舞・・・となってしまうことだろう。

さて、商店街のPRには テーマソング が効果的な場合があると思う。例えば私の出身地・札幌の 「狸小路(たぬきこうじ)」 が、その成功例として挙げられるだろう。「狸小路」を知らない方々のために、ごく簡単に概要を説明しよう。

<札幌・狸小路>
  ◎南2~3条、西1~7丁目の範囲で、約200店舗が集まった大規模商店街
  ◎発祥は明治6年頃(明治政府が「北海道開拓使」を札幌に置いた頃→130年超の歴史)
  ◎通りのほとんどがアーケードで覆われており、雨風を気にせずに買い物ができる
  ◎最近は振興商店街(「ファクトリー」など)に押され気味?
  ◎テーマソング として 「ぽんぽこサンバ」 がある(ラジオのCMでよく放送される)
(※狸小路に関する詳しい由来や沿革については → こちら。)

さて、ここで注目していただきたいことは、狸小路が130年超の歴史を持つということもさることながら、テーマソング として 「ぽんぽこサンバ」 を持っているということだ。このテーマソング、道民ならほとんどの人が知っていると思われるほど(北海道内では)有名だ。平日ならほぼ毎日、AMラジオでテーマソングが放送されていた(今でもそうかな?)。その歌詞は、著作権法などの絡みですべてを書くことはできないと思うが、その”さわり”の部分だけ書くと、「♪月がポン!と出りゃ星がポコ! ♪花がポン!と咲きゃ鳥がポコ!・・・」ってな具合で、不思議と耳に残るメロディーに乗って流れてくるのだ。

私など、今でも毎年札幌に帰省する度(たび)に、ラジオでこのテーマソングを聞くことを楽しみにしているくらいである(他にも、天気予報の前後で流れる東日本フェリーだったか太平洋フェリー(旧・太平洋沿海フェリー)だったかの壮大なスポンサーテーマ曲を聞くのも楽しみである)。つまり、それくらい「狸小路」とそのテーマソング「ぽんぽこサンバ」は、道民に親しまれているということだ。

そこで、ふとキーワード「狸小路」で試しに検索してみたところ、何と 「さっぽろ狸小路商店街WEB」 なるサイトがあるではないか! さらに読み進んでみると、何と! あの 「ぽんぽこサンバ」 が WEB上から聞ける ようになっているではないか!うぉおぉぉ~。

そのサイトによると、「ぽんぽこサンバ」 には新・旧2つのバージョンがあり、前者は「ぽんぽこサンバ(「ぽんぽこ」がひらがな)」、後者は「ポンポコサンバ '75(ポンポコはカタカナ)」であった。もちろん私が子供の頃から慣れ親しんでいたのは旧バージョンの方であり、さっそく フルコーラス最高音質(WAVステレオ、2min39sec、26.7MB) で繰り返し聞いたのは言うまでもない。他にも「狸小路のうた」とか「狸小路音頭」があり、けっこう力が入っていることが伺える。

話が少々脱線気味になってしまったが、要するに「スバル通り」が市民に定着するのもしないのも、そのPR如何にかかっていると思うのだ。テーマソングを作ったからといって、必ずしもその商店街や街道名が定着するワケではないが、せっかく市民(それも、明日を担うであろう中高生)から募集したのなら、できる限りのPR活動が展開されるべきだと思っている。

街道名の発案者が、大人になったときに「あのネーミング、オレが付けたんだぜ」と自慢できるか、あるいは人々の記憶から消えてしまい「え~っと、そんなネーミング、あったっけ?」などと問い返されることになるのか。富士重工業(株)にも、この「スバル通り」に恥じないような 売り上げが達成 できるよう、密かに期待している。
Posted at 2005/07/10 17:25:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ
2005年06月02日 イイね!

ペーパークラフト(フォレスター編)

ペーパークラフト(フォレスター編)ペーパークラフトの話・その5。
(フォレスター編)

手持ちのペーパークラフトについて、これまでそのいくつかをブログ内で紹介してきたが、ふと 「インプレッサレガシィ があるのにフォレスターは無いのか? フォレスターもスバルの 三枚看板 のひとつのハズだが・・・」と考えてみたところ、実はごく最近の カートピア誌 に掲載されていたことを思い出した。「カートピア誌」とは富士重工業(株)が発行しているユーザー向けの機関誌のことで、掲載号は2005年5月号(通巻No.398)になる。

左上の画像はその展開図で、プロのペーパークラフト師・大熊光男氏の手によるものだ。モデルとなったフォレスターは STI(※1)バージョン で、ボディサイドにはSWRTの大きなデカール(※2)が設けられており、完成させるとWRCのサービスサポートカーのようになる。カートピア誌によると、「初心者向けのペーパークラフト」であるが「細部の表現にはこだわって」「制作所要時間は約3時間」とある。3時間とは少々大げさにも思えるが(>失礼)、エッジ部の処理や折り返し部分のチリ合わせを慎重に行っていくと、案外それくらいの時間はあっという間に過ぎていくのかもしれない。

(※1)従来の商品表記「STi( i が小文字)」は、2005年4月25日より「STI( I が大文字)」に統一された。
    → http://www.subaru-sti.co.jp/news/news050004.html
(※2)デカールについては、次のスバル公式サイトも参照されたし。
    → http://www.subaru-msm.com/feature/letterSWRT/60.html
  
ところでペーパークラフトの楽しみ方は、いろいろあると思う。手順通り の標準的な組み立て方を踏襲しても、そこそこ楽しめると思うが、どうせなら自分なりの 創意や工夫 を加えた方が、より楽しめそうだ。たとえばオリジナルは型紙としてとっておき、そのコピー版を複数個用意する。それぞれで意匠を少しずつ変えながら 姉妹車 として作り分けても良いと思う。また、窓ガラス部分をそっくりと切り抜いた上で内装を別途再現し、窓の外から室内が見える ように改修を加えても良いだろう。あるいは、静的なものにとどまらず 動的 なものに作り替えるという手もある。具体的には、左右のタイヤを竹ひご(焼き鳥用の串でも可)などで連結させて車軸を構成し、その竹ひご(車軸)をストローの中に通す。車軸をストローごとシャシに固定させると、立派にホイールが前後に回転(可動)するようになるだろう。

要するに、ペーパークラフトは「○○でなければならない」という作り方にとらわれず、自分なりの アイディア をあれこれ加えながら(試行錯誤 しながら)作った方が、遙かに 楽しい のだ。そう考えながら自分の過去を振り返ってみると、幼いころから結構な工作好きだったことが思い起こされる。幼児のころは、紙とハサミとセロハンテープでいろいろなトラックやバン(当時の実家のクルマはサンバーやハイエース)を作っていた。学童のころは、マブチモーターとバルサでリモコンカーを作ったり、紙と竹ひごで橋(ブリッジ、斜張橋)の模型を自作したり、市販のペーパークラフト(世界の有名なお城シリーズ)を組み立てていたこともあった。大人になっても工作好きは変わらず、私のレガシィは ご覧の通り である。

与えられたベースを 忠実に再現 する基礎工作力も重要だが、そこに何か 自分なりの特徴 を加えることができたなら、楽しさ ももっと 広がる はずだ。こうした考えは、ペーパークラフトに限らず、愛車の内外装ドレスアップ、写真アルバムの整理、部屋のインテリアの改修、デッドスペースを収納スペースとして再活用、園芸花壇(家庭菜園)の配置、防犯アラームの自作など、日常生活のいろいろな場面 で応用できるはずだ。
・・・何だか話が少々飛躍してしまったが、大げさに言うと、ちょっとした 創意工夫 で人生(というよりも、気持ちの持ち方か)が 豊か になるのでは?と思っている。

(P.S.)
知人からの情報によると、スバル車のペーパークラフトとしてはサンバーもあるという。これは組み立て後に貯金箱となるタイプで、外観はトランスケア(福祉車両)をイメージしたものらしい。富士重工業(株)の関係者のみに配布されたようなので、残念ながら一般の人には手に入らないという。もしも画像を入手する機会が得られたら、別途紹介してみたい。
Posted at 2005/06/03 00:45:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | └ マニアックなスバル話 | クルマ

プロフィール

「[整備] #モンキーR [モンキーR改] 路上復帰への道40_遮熱カバーその1(固着ボルト外し・サビ落とし・採寸)の巻 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8268709/note.aspx
何シテル?   06/18 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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