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調布市のKAZのブログ一覧

2017年11月21日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その7 最終話・会場で目に付いたもの編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その7 最終話・会場で目に付いたもの編)2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
最終話は 「会場で目に付いたもの編」 です。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編
◎「その4」 は こちら → その他のカーメーカー編
◎「その5」 は こちら → イベント&VR編
◎「その6」 は こちら → 部品用品ブース編

以下、「その1」~「その6」 までの間で、載せられなかったものを、順不同で紹介します。

■車両編
二輪界では技術的なチャレンジを進める企業姿勢について、積極的に対外アピールをしているヤマハ。四輪への進出はないのでしょうか? サプライヤーとしての関与か、技術貸与としての関与か、自社開発なのか、その兆候はあるのか。ナゾです。

<今後のヤマハの四輪への関わり方や、如何に? >


ブースが変わって、次の(↓)展示車両は、どんなシーンでの活用が期待されているのでしょうか。

<↓コンセプトモデルなのか、実際の完成車なのか、情報不足で分かりませんでした>


日野ブースでは、DUTRO の Hybrid モデルの展示方法に特徴が。荷台のパネルを見て、思わずニヤッとしてしまいました。このようなデフォルメも、案外、人目を引きますね。でも床下のスペアタイヤの吊り下げ方は、最適なのでしょうか。日野に限らず他メーカーのトラックにも当てはまるのですが、高速道路で落ちたりする恐れはないのかな?

<↓(左):これくらいの遊び心のあるパネルは歓迎  (右):スペアタイヤ落下に対する2重3重の措置は?>
 

次は実車の展示ではありませんが、国土交通省のブース。ここでは、レヴォーグを始めとする衝突安全性能(危険回避機能)の検証ビデオが何度もリピートで放映されていました。来場者の多くはスルーでしたが、一部の熱心な方々は食い入るように衝突回避動画を見入っており、両極端な来場者反応でした。

<↓各メーカーの代表車種について、色々なシーン(歩行者の飛び出しとか)での回避性能をビデオ上映>
 

■部品編
会場では、ブレーキキャリパやパッドを展示していたメーカーもありました。その中で印象的だったものを2社。

<↓コンチネンタルのブースにて。よく読むと、日本語の表現が直訳的すぎて、ぎこちない感じがします>


<↓剛性に優れているように見えるキャリパー。ブレンボなどとは違った製造ノウハウがありそうな気が>
 

次は曙(あけぼの)。マクラーレンP1(TM)用ブレーキシステムとして、6potアルミモノブロックキャリパーおよびブレーキディスクが展示されていました。

<↓マクラーレンP1(TM)用のブレーキシステム。迫力がありますね!でもキャリパはアルミ製なんですね>


<↓ディスクローターの厚みと、穴の開け方に目が留まる(ディスク表面に見える微細なクラック?も)>


そのとなりに、新幹線用のブレーキパッドが展示されていました。こちらもかなり印象的。・・・ただし、「等面圧」 とは、どのエリアを指して言っているのでしょうか? 各パッド(ローカル接触面:イボイボごと)の話なのか、あるいはパッドの投影面積部分全体において、相手ディスクへの押しつけ圧力が平均化されていること(回転車輪のリーディング側、トレーリング側のそれぞれで偏圧なし)を言っているのでしょうか?

<↓説明文に 「等面圧」 とありますが、各接触面が本当に等面圧なのか? そもそも等面圧の定義とは?>


そんな中、他のブースでサイン入りのモデルカーを発見。

<↓カタカナ部分は 「クニミツ」 と読めます>


次は、「ちょっとしたアート?」 なのか。あるいは 「ウチはこんなコトもできまっせ!」 という技術プレゼン用に仕立てた(だけの)ものなのか? ・・・そのような表面処理が施されたステアリングホイールです。

<↓(株)浄法寺漆産業のブースにて。シロートが、あまりとやかく言う類のものではないような気が・・・>


メーカーや関係者様には大変失礼ながら、私の個人的な感想としては、仏具 を思い出しました(※今どきの仏具は、漆を始めとする様々なバリエーションのアート処理が施されているのです)。・・・すみません、シロートですが素直な感想を書かせていただきました。

# 乗用車系ではなく、デコトラ系の方が活路があるのでは(>またまたシロートコメント失礼します)。

■キャラクター&モデル編
次は会場内で目に付いた(or 活躍していた)キャラクターなどです。まずは2次元(というか看板)から。

<↓「君野イマ」 と 「君野ミライ」 なるキャラクター。環境省の萌えキャラだけどCOOL CHOICEだそうで>


# COOL な 萌え って何?
# (Goog-looking でそそるモノってこと?)

次はかぶり物・・・ではなく、そういった姿が本当の姿であろう本人像。

<↓首都高の 「ETC2.0と出かけよう。」 のブースにて。カメラを向けると、すぐに決めポーズを採ってくれた>


<↓でも撮影し終わると、疲れていらっしゃるのか、すぐ素の状態?に・・・>


最後は、TMSブログの 「その1」~「その6」(既報) の本文中で挿入しようと思っていたものの、トータル枚数が多くなるので掲載を控えていた画像を2枚ほど。

<↓「その3・マツダ編」 で、水上バイクにだってフロントバンパーがあるぞ!と言おうとしてやめた画像>


# (↑)いま改めて見ると、癒されそうな感じがします。

<↓群がるカメ子さんたちを一歩引いて写そうと思って撮ったショット(結局トリミングで部分カットしています)>


# (↑)いま改めて見ると、職業意識バリバリの感じがします。

こうして、「その1」 から今回の 「その7」 までを振り返ると、会場にはそれほど長い時間いたわけではありませんが、案外、多くの画像を撮っていたことが分かります(掲載画像がまったく無いメーカーは、個人的なコメントが特に無いか、あるいは時間の都合によりブースそのものに訪れていない場合です)。

以上、私自身も 「その7」 まで文章量が広がるとは思っていませんでしたが、これにて2017年の東京モーターショーを見ての雑感記述を終わります。ありがとうございました。
2017年11月20日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その6・部品用品ブース編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その6・部品用品ブース編)2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
今回は 「部品・用品ブース編」 です。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編
◎「その4」 は こちら → その他のカーメーカー編
◎「その5」 は こちら → イベント&VR編


■NSK ブースにて
NSKはベアリングなどを造っているメーカーで、BRZのエンジンにも同社のベアリング(補機ベルトプーリ)が採用されています。前回のTMSから、一般参加型のベアリング組立てコーナーを設けたところ、これが意外な(穴場的な)人気コーナーになったとのこと。そこで今回、私も訪ねてみたのですが、順番待ちで時間がかかるようでしたので断念・・・。

<↓ベアリング製作体験は時間がかかりそうだったのでパス。ホイールハブモーターフィットなどを展示>
 

■DENSO ブースにて
DENSO はサプライヤーですが一部のカーメーカーよりも規模が大きいのでは? そんな DENSO の、VR以外の展示には次のような特徴がありました。

<↓エンジンにおける熱、運動、電気などのマネージメントをトータルで行っていることを示す展示物>
 

DENSO は(DN社以外もですが)直接、エンジンAssyを造っているワケではありませんので、具体的に実物のエンジンそのものを用いた展示は行っておらず、しかし、エンジン各部のセンサー類や補機システムなど幅広く採用されていることを示す必要があるため、エンジンに見立てたモックアップを使って 「システムマネジメント(の範囲)」 を具体的に示す展示手法を採っているのが特徴です。

そのほか、純粋に 「展示対象物の発光のさせ方、光の当て方(見せ方)」 に工夫を凝らしているものもありました。下の画像では、あたかも(据え置きの)車両が走り出しているかのごとく見せるような、タイヤ部分と路面部分に波状光を当てる演出も見られました。


<↓タイヤトレッドに相当する部分と路面に相当する部分に、光束を波状で移動照射することで走行を模擬>
 

■マーレ ブースにて
マーレ(MAHLE)でも、サプライヤーとして自社が関与している部品を広範囲に展示するため、エンジン相当のモックアップを用いていたのですが、アクリルを使って可視化させることで、視覚的に認識しやすくなるような演出が図られていました。

<↓マーレの展示例。エンジンに相当する部分を可視化(シースルー)にすることで、認識容易性が高まる>


■豊田合成 ブースにて
豊田合成も、展示のさせ方に視覚的な工夫を凝らしていました。こちらは、エンジンではなく車体をフレームを用いて再現させています。

<↓車体はフレームで再現し、自社製品は現物をその中に埋め込んで採用箇所を例示している展示手法>


■東京濾器 ブースにて
豊田合成と同様な展示手法は、東京濾器ブースでも見受けられました。でも、こちらの方がよりシンプルですね。ちなみに、下の画像からも分かる通り、同社の樹脂インマニはスバルの水平対向エンジンに採用されていますね。

<↓車体全体のシルエットは、これくらいデフォルメされていた方が、かえって分かりやすいかな?>


■日本ピストンリング ブースにて
日本ピストンリング(NPR)のブースでは、ピストンリングにDLC加工されたものを展示していました。カムシャフトのシムにDLC加工するのは、もはや一般的ですが、ピストンリングにもDLC加工されているのですね。

試しに、そこにいた技術員に「DLCは、ライナーとの摺動面に加工しているのですか?」 と尋ねたところ、「はい、そうです。」 との回答でした。・・・とすると、上面と下面には加工しないで側面のみ加工しているのでしょうか・・・。


<↓(左)DLC加工が施されたピストンリング  (右)ブース横には、スバルの水平対向EGのカットモデル>
 

■マブチモーター ブースにて
「マブチモーター」 と聞くと、ついつい模型やプラモデルを思い浮かべてしまうのですが(∵小学生のころ、私は学校のクラブ活動でプラモデル部に所属していました)、1/1スケールの自動車そのものにも、各種のマブチモーターが採用されているようです。

<↓車両のいろいろな部位でマブチモーターが使われているぞ、ということをアピールしている展示>


<↓実際の製品例(スバル車にも採用されているかどうかは、残念ながら分かりませんでした)>
 

余談ですが、マブチモーターのブース(受付)でカタログをお願いしたところ、何と専用のクリアファイル&ロゴ入りのフリクションペンもいっしょにいただきました。
他のブースでは、アンケートに答えることと引き換えにクリアファイルをもらえる場合がほとんどですが、マブチモーターでは何もしていないのにファイル&ペンをいただけるとは、何とも太っ腹でした。


■KTC ブースにて
KTCでは、工具そのもの・・・というよりも、検査ラインでのトレーサビリティ管理システムのデモに力が入っているようでした。

<↓工具にも軽量化の波が訪れた? それともこれは単なる開発の方向性を示すだけのモックアップ?>
 

<↓対象部品における個別の締結トルク値を集中管理するシステムのようです(恐らくバラツキ加減も)>
 

今から思うと、時間がなくて急いでいたので、上記システムの説明を聞けなかったのが残念でした。

■IPF ブースにて
ここで IPFブースにも立ち寄りましたよ。高崎くす子ちゃんは、いませんでしたが。そして11月19日(日)に開催予定の 「IPFファン感謝祭」 にも行くつもりでしたが(なので、ここではザッとしか見ませんでした)。

<↓IPFでは、今後 新発売となるモデルを積極的に展示(告知)しているような設営でした>
 

※ちなみに、今年の 「IPFファン感謝祭」 の様子は別ブログにてアップする予定です。

■コイワイ ブースにて
ふと 「3Dプリンタ」 の文字に目が留まり、足を止めたブースがコイワイ。今や、樹脂製の試作品は3Dプリンタで短納期で造ってしまう時代。見ると、「流動解析」 を自前で実施されているようで、さらに足が止まる。展示物を見ると、確かに複雑な形状をしているものがありました。

<↓実際にモノを造る前に確かな流動解析ができているのなら、それは強みになるはず(>私見です)>


・・・こんな感じで、部品用品ブースをザッと見て回りました。各ブースでの滞在時間は、ものの数分程度(1~2分間)の駆け足でしたので、もしかすると、見落としや認識違いがあるかもしれません。その場合はご容赦願います。


最終話 「その7・その他、目についたもの編」 に続く予定。
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2017-11-21(Tue.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その7 最終話・会場で目に付いたもの編) をアップロードしました。
2017年11月18日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その5・イベント&VR編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その5・イベント&VR編)2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
今回は 「参加したイベント&体験したVR編」 です。



◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編
◎「その4」 は こちら → その他のカーメーカー編


■ホンダ ブースにて
スーパーカブとモンキー125が展示されている横で、動画製作体験イベントが開催されていました。体験者は、スーパーカブを模した木製のバイク(椅子)に座りながら、眼前のモニター画面の指示通りに前掲姿勢を取ったり手を振ったりします。

すると、その様子がまるでスーパーカブを運転しているかのような動画として合成されて、頭上の大スクリーンに映し出される・・・というものです。朝一番に参加したので、順番の待ち時間は10分間ほどでした。


<↓モニターの指示通りのアクションを取ると、それがカブに乗った動画として頭上の大スクリーンに放映>


私自身は大学生の頃、新聞配達(朝刊)のアルバイトでスーパーカブを使っていたことがあります。スーパーカブは人々の生活を縁の下で支えている、小さいけれど本当に偉大なバイクだと思います。

■DENSO ブースにて
DENSO のVR体験ブースは大変な人だかり。整理券を手に入れた上で、時間が来るまで待つことになります。最大で6人まで同時に参加可能で、参加者同士がお互いに協力しあいながらエリア内を歩き回り、与えられたミッション(課題)をクリアしていく・・・という、約10分間のゲーム型VR体験ブースになっています。

<↓参加者はヘッドセットや武器?アイテムを身に付けて、互いにエリア内を歩きながらゲームを進める>
 

<↓VR体験用のヘッドセットと、会場にセットされたスピーカー。公称インピーダンスが16Ωとなっていた>
 

サテライトスピーカーは瞬間最大で500W(常時最大125W)のようで、重量が見かけによらず3.2kg、インピーダンスは16Ω仕様となっていることが印象的でした(>私にとっては)。VRヘッドセットの4本の角(ツノ)は、本当に必要なのか単なるデザイン上の造形なのか、私には不明でした。

ところで、この DENSO のVRは「空間共有型 次世代VR」 と銘打っており、センサー装着で五感に訴える、というもののようです。


<↓「Future Tech Lab」 と書かれたパネルには、CGが初めて登場した頃の画風で博士が描かれていた>


この博士、最初は私が勝手に 「Dr.ラボ」 とか呼んでいたのですが、会場のナレーションをよくよく聞いてみると、どうやら 「フラットマン博士」 というようです。

<↓フラットマン博士の顔と後ろ姿のアップ>
 

この画風を見ると、真っ先に思い起こすのが、Dire Straits(ダイアーストレイツ)の Money for Nothing(マネー・フォー・ナッシング) という曲のPV。

♪ You play the guitar on the MTV
  That ain't workin' that's the way you do it
  Money for nothin' and chicks for free…

<↓1985年にリリースされたアルバム 「Brothers in Arms」 (全世界で3千万枚の売り上げ)に収録>


<↓DENSO のVR体験ブースのフラットマン博士を見て、ダイアーストレイツのこのPVが思い起こされる>
 

DENSO の、このフラットマン博士の 画風の意図 は何なのか。
気になるところです。


■TS Tech ブースにて
部品メーカー系ブースで、力が入っていたのが TS Teck。ここでは様々な体験イベントが展示されていました。

<↓まずは、「まるで浮遊している」 ような 「やすらぎ体験」 ができるシート>
 

次に体験したのは、走行シーンに応じて姿勢を制御するバイク用のシート。最初は、単に自動で上下するだけのシートかと思ったら違っていて、例えばコーナリング時は、シートに内蔵されたアクチュエータが、コーナーに合わせてライダーの腰周りをサポートするように動かす、というコンセプト製品でした。

<↓単に乗車時に 「アンコ抜きシート」 の機能を電動で行うだけではなかった>


<↓走行状態に応じて、シートそのものがライダーをアシストするというコンセプト>


<↓VRライドは私も体験。攻峠のときは別として、ロングツーリングでは疲労軽減効果が得られそう>
 

ニッチな感じのする製品ではありますが、製品自体の完成度は高いと思いました。
ただ、製品ではない別の部分で残念なところが・・・。

「TS Tech」 のロゴ、読めねーですよ(※右上画像を参照)。 「T」と「S」と「T」ech がつながっているんですね。「S」 だけ抜き文字扱いで白色、しかも背景色の白と混ざっている。最初に見たときに、先頭の文字は漢字の「下(した)」で、2番目はアルファベットの「F」の崩し文字かと思ったよ。


■トヨタ紡織 ブースにて
トヨタ紡織=TB(略語。通称:トヨボー)のブースでもVR体験コーナーがありました。ラリーカーの運転の模擬体験です。TBはトヨタ系のスポーツシートも造っていますので、GRシートに座ってのVR体験になります。

<↓VR画像は恐らく国内のローカルラリーステージ。TB製のスポーツシートに座って体験する>
 

<↓VRヘッドセットの装着前に、恐らくTBのブースのみが、使い捨ての保護シートを用意していた>
 

ここでトヨボー(TB)の細かな配慮に気がつきます。

他のメーカーのVR体験ブースでは、VRヘッドセットは前体験者が頭に装着したものを、そのまま使い回しで次の体験者が装着します。他人の肌に触れた緩衝パッドが、そのまま自分の肌に当たります。ところがTBでは、一人一人に使い捨ての保護シートを配っており、あらかじめこの保護シートで顔を覆ってから、VRヘッドセットが自分の肌に直接、触れないように装填するのです。

たった一回の装着のために、保護シートを捨てることになるのは惜しい気もしますが、来場者の肌ケアまで配慮する企業姿勢は評価されても良いのでは、と思いました。


■コンチネンタル ブースにて
コンチネンタル(通称:コンチ)のブースでも、何だかよく分かりませんがVR体験ができたようです。「~ようです」 というのは、たまたま子供が休憩用の座椅子に座って体験できたからであって、順番待ちで並ぶ場所が不明、体験する場所(エリア)が不明、終わったあと次に誰に渡せば良いのか不明・・・という、何だか混沌とした状態での体験だったからです。

<↓たまたま前体験者からヘッドセットを手渡しされて体験できただけ>


ちゃんと係員が説明しつつ現場を統率すれば、希望する人々にもっと効率よくVR体験する機会を与えることができたでしょうから、その点が残念ですね。企業として積極的なアピールをしないのか、あるは現場任せになってしまっているのか。来場者は混乱します。


「その6」 に続く予定。
(あともう少しで TMS2017 シリーズブログは終了予定。)
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2017-11-20(Mon.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その6・部品用品ブース編) をアップロードしました。
2017年11月16日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その4・その他のカーメーカー編)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その4・その他のカーメーカー編)2017年の東京モーターショーを見ての、個人的な視点による雑感ブログです。
これまでの 「バイク編」、「スバル編」、「マツダ編」 に続き、今回は 「(スバル、マツダ以外の)カーメーカー編」 です。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編
◎「その3」 は こちら → マツダ編

■プジョー ブースにて
プジョーは私が好きなメーカーの一つです。「205ターボ16」 や 「405」 などが好きでした。BGレガシィに10年間乗ったあとの買い換え候補に、プジョーも挙げていたほどです(当時は結局、縁が薄くて購入までには至りませんでしたが)。

<↓プジョーブースも、なかなか見物人が多かったです>


車名が3ケタの数字から4ケタに増えたあとのモデルは、あまり観察する機会がありませんでしたが、今回のモーターショーでは 5008 と 3008 に触れてみました。

<↓欧州車のブレーク(ワゴン)のリヤシートは、中央席も独立していることが多いように思います>


3人掛けの後席(セカンドシート)が、それぞれ独立してリクライニングやスライドする形式は好ましいですね。サードシートも、左右独立して床下に完全格納&フラット化できるデザインが主流になっているようですが、乗り心地(座面の厚み:クッション性の確保)との両立が難しそうに見えます。

その他、フロントシートの背面に可倒式テーブルが備わっているなど、使い勝手にも配慮されています(この手の装備は、日本車では軽自動車やコンパクトカーに多いですね)。プジョー車全体として、日本でのシェアがもっと伸びてほしいところです。


■三菱 ブースにて
あやうく三菱ブースは素通りするところでしたが、「はっ!義兄が三菱車ユーザーだった!(つい先日、パジェロを購入したばかりだった。)」 と思い起こし、立ち寄ることにしました。会社としての勢いは(かつてほど)感じられませんが、それでも見物人はそこそこいました。

<↓カタログ配布嬢を後ろから写してみるの図。(ステージモデルさん以外の)立ち仕事も、案外きつそう>


<↓オレンジを部分的な加飾として配色した例>


特別仕様車が展示されていましたが、サイドデカールなどはディーラーオプションで、オレンジの加飾パーツすべてが標準装備というわけではありませんでした。

上の画像に示す通り、リヤスポイラー下部をオレンジ色に色分けする手法には目新しさを感じませんが、ホイールのスポークの一部分のみに 「オレンジ色を挿す」 というチューニング(ワンポイントでコントラストを与える色彩設計手法)は参考になりそうです。


■VW ブースにて
VW の実車展示では up! GTI が目立っていました。個人的には、軽量コンパクトなスポーツ(スポーティ)モデルは歓迎です。国産車ではスイフトスポーツくらいしかなくなってしまいましたが・・・。

<↓フロントグリルのデザインなど、他の GTI モデルに倣った手法でまとめられているエクステリア>


<↓こちらはプラグインハイブリッド(1.4 L)のエンジンAssy説明パネル>


<↓そのエンジンAssyのモックアップ。良く見ると、何か意図を以てデザインされたとおぼしき部位もある>


電制アクチュエータ(>恐らく)から伸びているロッドの先端が、スイングバルブのリンクアームと接続する部分で 「丸棒から平板」 に形状がいったん変換されていました。なぜだろう?

リンクアームとバルブボディの間にはクリアランスが残されているので、薄板による省スペース化が目的ではなさそう。ということは、ロッドとアームの摺動による摩耗(→ 経年によるガタつき拡大)を嫌っているのだろうか? いやいや、アームとの接続部が円柱ピンである時点であまり影響は無さそう。とすると、単に製造性の向上が目的か。表面処理はしていないのか?

・・・といった具合に、構成部品のひとつひとつを観察しながら 「なぜなに」 を繰り返し、その形状に至った目的・意図・相反するであろうデメリットなどを(あくまで個人的な視点からですが)想像していくことにより、展示物も違った形で楽しめると思います。


■その他のブースにて
上記以外のブースで目に留まったものを、簡単に紹介してみます。まずはイケヤフォーミュラから。

<↓日本の登録申請(保安基準)をクリアして、ナンバープレートが付けられていた点はすばらしい>


良く見ると、エンジンカウルとサイドパネルの 「チリ(パネル間のスキマ)」 が均一ではないように見える・・・などというのは置いておいて。まずはナンバー取得しているという事実が、その重みを証明していることでしょう。

次はDS3。フロントドアパネルの造形が、日本車にはないデザインで試みされている点で目を引きました。キズが付いたり凹んだ場合の修理はどうするのだろう? ・・・と思うのは野暮か。


<↓帯状にボスが浮き出たようなデザインが与えられたフロントドアパネル>


最後にいすゞ。いすゞの展示場では 「6×6」 の車体展示手法(床下に、岩場や瓦礫などのラフロード的なイメージを持つ造形を集めたスタイル)が飛び込んできましたので、その 「一体感」 をカメラに納めようとして、私は何度かデジカメで撮影していました。

<↓このような演出手法を捉えるべく、最初はクルマ(と床下)だけを撮影していたのですが・・・>


そのうち、クルマだけを撮影している私を見つけたコンパニオンさんが、恐らくはサービス精神からなのでしょう、クルマの横にピッタリと立ってポーズを取ったまま離れずに、ジッとこちらの様子を伺っています。

その眼力に 「ハイ、分かりました。クルマといっしょに写すことにしますよ・・・。」 私は心の中で、そのようにつぶやきながらカメラを構えて撮った画像が、すぐ下の1枚(だけ)です。撮影後に、軽くお礼のお辞儀をしたところ、そのコンパニオンさんは満足そうな笑顔を浮かべます。まぁいいか。


<↓せっかくクルマの前でポーズを取っていただいたので、写したショット。これはこれで記念撮影ですね>


今回はコンパニオンさんよりもクルマ(6×6)の方が遙かに大きい(カブらない)ので、個人的にはまったく問題ありませんが、オートサロンでは 「オレはクルマを写したいんだ、頼むからクルマの前からどけてくれ!」 と思うようなモデルさんの場合もあり、「良かれと思うサービス精神」 と 「要らんからジャマだという要望」 の折り合いは、実は難しいこともありますな。


「その5」 に続く。
(以降のモーターショー雑感ブログは、「イベント&VR編」「部品用品ブース編」「会場で目についたもの編」 の3話分で終了する見込みです。)
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2017-11-18(Sat.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その5・イベント&VR編) をアップロードしました。
2017年11月12日 イイね!

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その3・マツダ編、私見 炸裂ご容赦!)

[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その3・マツダ編、私見 炸裂ご容赦!)2017年の東京モーターショーを見てきての雑感ブログです。「その3」 はマツダ編です。

思ったことを素直に文書に起こしますが、あくまで個人的な視点に基づく雑感であり、他意はございません。お気を悪くされませんよう、お願いいたします。


◎「その1」 は こちら → バイク編
◎「その2」 は こちら → スバル編

■独自路線のマツダ
巷では、マツダはスバルと並んで個性的なクルマ造りをするメーカーだと認知されています。私もそのように思っています。最近の例では、SKYACTIV-X。何より、量産を見据えて技術的な見通し立てをした上で、技術発表や試作車でのマスコミ試乗イベントにこぎつけた企業努力に対し、(素人の個人が偉そうに言うものではありませんが)敬意を表したいと思います。

個人的には、SPCCI(火花点火制御による圧縮着火)はハード構成よりもソフト構築・・・ロジックと定数設定がキモだと思っています。テストベンチでの定常運転とは異なり、実際の市場では 「過渡運転状態」 が支配的 ですので、狙いの燃焼設計が成立する範囲を広げつつ、それ以外の運転領域との 「つながり」 をいかになめらかにセッティングするか。どこまで実世界を網羅した制御を尽くせるか。

そこに技術的なチャレンジがあると思っています。


# (個名を出してすみませんが)鳴り物入りで三菱のGDI が
# 登場したときの二の舞にならなければ良いな、と思います。

■KAI CONCEPT
マツダブースに着いたら まず SKYACTIV-X の展示を見よう!と思っていた のですが、コンセプトカーのデザインを目の当たりにして、そんな思いをすっかり忘れてしまうインパクト に出くわしました。最初に見たそのコンセプトモデルが、ターンテーブル上で回っている 魁(KAI) でしたので、以下、その ”インパクト” について順を追って説明します。

<↓魁のリヤビュー。コンセプトモデルながら、リヤの造形は十分に量産(現実性)を考慮したデザイン>


ターンテーブル上の魁(KAI)は、最初にリヤを私の方に向けていました。リヤは、現実味のある造形です。量産反映モデルもこれに近いのでしょう。そして、時計回りに回転しながら リヤ→右側面→フロント→左側面・・・と順番にその姿を私に見せていきました。

<↓回転が進むにつれてその全景を見せていく魁。リヤと較べるとフロントはショーモデル的要素が残る>


ターンテーブルの回転が270°に達したところで、魁の左側面が現れます。今まで真正面から見ていたフロントが、真横から観察可能なアングルに変わるのですが、その瞬間に違和感が! ボンネットフードの先端が長すぎる のです。

<↓私にとって、魁のデザインで一番の違和感のある部分


ここで瞬時に、私の頭の中でシミュレーションが始まります。

現実世界においては、道路を走っているときの両脇だけでなく、駐車スペース周辺にも、電信柱(電柱)が立っていることが多いです。下の画像は、その実例です。


<↓リアルワールドでは、クルマを走らせたり止まらせたりする場面で、近くに必ず電柱が立っています>
 

この広い世の中では、万一の事故の際に、不注意でクルマを電柱にぶつけてしまう事例もある ことでしょう。そんなとき、このコンセプトモデル:魁(KAI)は、いったいどんな状況となるのか、予測してみましょう。

<↓人間、誰でも不注意というものはある。以下は電柱にフロントから突っこんでしまう場合のイメージ図>


<↓魁が電柱に突っこむ場合の直前の状態(※ボンネットの長さに注目)>


<↓魁が電柱にぶつかってしまった場合の予想図(最初に凹む部分は明らか)>


このクルマは、ボンネットがバンパーなのですか?

私がボンネットフードの長さに 「違和感がある」 と述べたのは、上記の理由からです。ここで、ふと更なる疑問が浮かびます。「そう言えば、もう1台、サメ(鮫)みたいなモデルがあったな~。」 と。サメブース(>失礼!他意はございません)に移動することにします。

■VISION COUPE
サメ(鮫)ブースに到着。正式名称は VISION COUPE とのこと(すみません、魁 も VISION COUPE も、まったく 予備知識なし に見に来ています)。予備知識がないので、逆に言うと、先入観も無く、その場でありのままに感じたことを、この雑感ブログで備忘録として再現しています。

<↓VISION COUPE にたどり着く。実車を見ると前後に長い!果たしてフロントはどんなデザインなのか>


<↓このテーブルも、時計回りにゆっくりと回転している(・・・フロントが現れるのはまだか?!)>


<↓ようやくフロントビューが来た~! 個人的には、やはり○印の部分に違和感あり>


この広い世の中では、万一の事故の際に、不注意でクルマを電柱にぶつけてしまう事例もある ことでしょう。そんなとき、このコンセプトモデル:VISION COUPE でも、どんな状況となるのか予測してみます。

<↓比較的 低車速ながらも止まりきれずに VISION COUPE が電柱にぶつかってしまう場合のイメージ図>


<↓VISION COUPE が電柱に突っこむ場合の直前の状態(※ボンネットの長さに注目)>


<↓魁が電柱にぶつかってしまった場合の予想図(最初に凹む部分は明らか)>


このクルマも、ボンネットがバンパーなのですか?

いわゆるバンパーは、どこにあるのでしょう。一般的にバンパーとは、それ以外のボディの凹みを守るために存在する(だから、その名=bumper の通り緩衝器の役割)のではないでしょうか。

<ご参考:バンパーに対する当方の考えを示した過去ブログ>
◎2005年08月24日 → ダンプvs軽、二輪vs四輪・・・衝突コンパチビリティについて(前編)
◎2005年08月25日 → ダンプvs軽、二輪vs四輪・・・衝突コンパチビリティについて(中編)

■CX-5
ここで、ひるがえって考えてみた。「ショーモデルは、あくまでショーモデル。今後のデザイン方向性を世に示すためのコンセプトモデルであるから、量産時にはデザインがリファインされることも多い。」 ・・・ということで、「ならば、量産車を見てみよう。」 と。

<↓コンセプトモデルではない、量産車の CX-5 のボンネット先端を観察してみた結果・・・>


変わらんやんけ~。

ボンネット先端が、ノーズコーン(フロントグリル上端の ”ひさし”)になってるだけで、ボディの中でここが一番、前方に突き出たデザインやん。バンパーはどこにあんねん?

上記一件があってから、私の中では 「マツダ→独自技術でかんばっている」 というイメージから、「デザインアイデンティに、逆に縛られていないのか? デザインする前に、機能との紐(ひも)付けを忘れていないか?」 との疑問が湧くことになったのでした(ので、SKYACTIV-X を見ることをすっかり忘れてしまった次第です)。

■ロードスター
マツダブースでは、実車に自由に触れてシートに座れる展示車として、ロードスターがありました。個人的には、「ロードスター」 と聞くと、未だに 「マツダ」 というよりも 「ユーノス」 のイメージが強いです(就職したての頃、知人がいっぱい働いてNAロードスターを買ったので、「労働スター」 というイメージもあります)。

我が家では以前、「ヴィヴィオGX-T」 というスバルの4人乗りオープンカー(タルガトップ、スーパーチャージャーの軽自動車)に乗っていましたので、オープンカーの爽快感は身を以て体験しています。そこでせっかくですので、子供たちをロードスターに乗せて、屋根を収納したオープン状態を体感させます。


<↓オープンエアの雰囲気を味わう子供たち。スバルに限らず、世の中の色々なクルマに触れてほしい>
 

結局、マツダブースでは 「長いボンネットがフロントバンパー代わり(?)」 の件(見た目のデザイン優先の確信犯ですな! 本来、デザインとは機能や役割の裏付けがあってのものですけどね)が強烈に印象付けされてしまいました。

独自の技術が、作り手サイドの変なこだわりと化してしまい、ユーザーオリエンテッドから離れてしまわないことを祈るばかりです。・・・以上、私見炸裂の雑感ですので悪しからず。



「その4」 に続く予定。
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2017-11-16(Thu.) : 更新
[TMS] 2017東京モーターショー雑感(その4・その他のカーメーカー編) をアップロードしました。

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「[整備] #モンキーR [モンキーR改] 路上復帰への道38_パーツリストを参照し、マフラーの分解に成功! の巻 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8267104/note.aspx
何シテル?   06/16 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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