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調布市のKAZのブログ一覧

2013年10月30日 イイね!

[ユピテル] 最新ドライブレコーダー DRY-FH92WG を発注(その1・どら猫2 編)

[ユピテル] 最新ドライブレコーダー DRY-FH92WG を発注(その1・どら猫2 編)ついにユピテルの最新ドライブレコーダー 「DRY-FH92WG」 を注文しました!思い切って、レガシィ用とエクシーガ用の2台分です。
今回は、注文に至るまでの経緯(>多少のドタバタあり)を複数回に分けて紹介します。

<ご参考>
 ◎ユピテルの 「DRY-FH92WG」 とは?
   → メーカー公式サイト内の製品紹介ページ
 ◎現在、当方が使用中の 「どら猫2(ホリバアイテック製)」 とは?
   → 2007年05月10日付けブログ


「万一の事故の際にも、走行中の映像を記録する」 ドライブレコーダーに私が興味を持ったのは、2006年の春頃 です。以来、いろいろな情報を収集し、当時納得できるものとして初めてドライブレコーダーを買ったのが、2006年の8月。ホリバアイテック製の 「どら猫2(>製品名)」でした。

(※以下、画像はクリックですべて800×600に拡大します。)

<↓2006年(平成18年)当時のスペック>


まず始めに、BG型レガシィ(前・愛車)からBP型レガシィ(現・愛車)に乗り換えするタイミングに合わせて「どら猫2」を購入。その後、GDA-C型インプレッサWRX-AT(当時の家族用のセカンドカー)にも追加導入。BPレガシィの 「どら猫2」 はそのまま現在に至り、インプレッサに導入した 「どら猫2」 は車両買い換えに伴ってA型エクシーガGTに移設したあと、現在のE型エクシーガtSに引き継がれています。

<↓左:「どら猫2」の元箱、現在も保管中。 右:2006年当時の購入価格、2台分で10万円弱!>
  

このように、我が家のクルマは 2006年からドライブレコーダーを備えている のですが、今となっては丸7年前のモデルです。その間、メーカーのホリバアイテックは(株)堀場製作所と合併し、「どら猫」 シリーズも製造・販売が終了してしまいました → こちら(メーカーのWEBサイト)。後継機種の開発は無く、補用品がオンラインショップで販売されるのみ、という状況です。

<↓当時のカタログ(左)、取扱説明書(中央)、同梱のCFカード(上)>


<↓CFカードの容量は128MB(記録媒体としてSDカードを使うモデルはほとんど無かった)>


7年以上前の技術で作られた 「どら猫2」 の実力は・・・と言うと、画素数(30万画素)の割には夜間でも意外にハッキリと記録されますが、残念ながら前車のナンバープレートまでは識別できない、という状況です。

<↓PC上で専用ソフトを使って動画再生しているときの様子>



今となっては古くなってしまったとはいえ、「どら猫2」 の良いところは、Gセンサーを内蔵しているので車両の加速度(/減速度)が設定閾値を越えると自動で記録してくれる点です。ドライブレコーダーは現在、常時記録式が主流となっていますが、エンジン始動直後から常に記録され続ける方式は安心ではありますが、それだけの低価格モデルでは衝撃発生時のデータ管理(フォルダに自動振り分けされない)などの点で、個人的には不便さを感じてしまいます。

そこで私が、現在の私なりの視点でドライブレコーダーに求める機能 は、次の通りです。

(1)常時録画方式
(2)Gセンサー内蔵(衝撃検知で自動記録)
(3)マニュアル操作でも録画可能
(4)GPS内蔵(位置情報により走行軌跡を表示可能)
(5)音声も記録(ON/OFF設定可能)
(6)ディスプレイ内蔵(その場で再生も可能)

ところが、これらの機能を同時に満たすような気に入ったモデルが、なかなか見つかりません。どこかで妥協しなければならず、まずはユピテルの 「指定店モデル(基本的に、一般のカー用品店では取扱しないモデル)」 である 「DRY-FH500G」 に目を付け、わざわざ 代理店の 「ルノー三鷹」 まで出向いて 話を直接 聞きに伺いましたが、どうもしっくりこない → 購入保留に。

そうこうしているうちに、これらの機能を兼ね備えたモデルとして、今度はユピテルの 「DRY-FH52WG」 が新発売されました(※念のため・・・「-FH92WG」ではありません)。これはなかなか良さそう。今年の8月末のことでした。

早速、ユピテルの WEB会員に入会 して、会員向けコンテンツでタイムセール(特売)を狙います。→ が、ゴルフナビとかワンセグナビなどの製品ばかりで、狙いの DRY-FH52WG は、なかなかタイムセールの対象にはなりません。

前後して 「みんカラ」 内のエクシーガユーザーの中にも、このモデルを入手された方がいらっしゃり、使用感をアップされていました。ただしこの 「DRY-FH52WG」 は 「ディーラー・電装店」 扱いモデルとなっており、一般のカー用品店(量販店)では取り扱いがないようです。・・・とはいえ、ヤフオク!には少数ながらも連日出品されているので、何度か入札 しましたが → 毎回 競い負け(夢中になりすぎて高く買う気はないので。送料もかかるし)。

多少なりとも安く入手する方法はないものか・・・。
そこで ある方法に気がつきます。


(その2)に続く。
   ↓
   ↓
   ↓
2013-11-01(Fri.) : 追記
その2・マツダがやるならスバルだって(ドライブレコーダーDRY-FH92WG) をアップロードしました。
2007年05月10日 イイね!

[ドライブレコーダー] ”どら猫2” を実際に使ってみて

[ドライブレコーダー] ”どら猫2” を実際に使ってみて万が一の事故の際、衝突前後の画像を20秒間、自動記録するという車載用ドライブレコーダーについての話。

ホリバアイテック社製の個人向けドライブレコーダー 「どら猫2(製品名)」 を実際に使ってみて数ヶ月が経ったので、気が付いた点や実際の使用感などについて報告する。

「どら猫2」 を始めとするドライブレコーダーの存在については、以前、私のブログで何度か取り上げたことがある(※1)。
最近では、安全志向の高まりからオートバックスでも専用の展示促販コーナーが設けられたり、あるいは carview でも読者アンケートのモニター賞品として大々的にキャンペーンが展開されたこともあるので、その名前くらいは目にしたことのある方々も多いのではないかと思う。

(※1:ご参考)
◎2006年04月06日付けブログ → [ドライブレコーダ] 個人用途向けの普及型が新発売
◎2006年08月06日付けブログ → 車載ドライブレコーダー・どら猫2(ホリバアイテック製)

我が家には、BP5D型レガシィワゴン(GT specB) と GDA-C型インプレッサ(WRX) の2台があるが、その両方に 「どら猫2」 を装着している。どちらも近所のスーパーオートバックスで購入し、実売価格はともに約4万5千円(オートバックスの会員クーポン割引券の併用にて)であったが、その購入時期は多少異なる。
購入時期が異なることによって製品仕様に微妙な違いも見られたため、まずはそのへんから紹介してみよう。

(1)レガシィに装着した 「どら猫2」 について
購入時期は 2006年7月。型番は DR-3015 である。
パッケージを開けると同梱物はいたってシンプルで、どら猫2本体以外には、説明書、接続コード類と記録媒体があるのみである。電源は車載の 12[V] 駆動を前提としており、本体もフロントガラス固定設置方式 (=吸盤貼り付けではない) なので、たとえば乾電池などでのモバイル用途 (1個の 「どら猫2」 を 2台以上の車両で使い回す) などは事実上できない。

<↓「どら猫2」 のパッケージを開いたところ>
「どら猫2」 のパッケージを開いたところ

同梱の記録媒体は容量128[MB] のコンパクトフラッシュだ。このコンパクトフラッシュにはすでに Drecview.exe [409,600byte] なる画像ビューワが収録されており、車両設置前の時刻設定や初期設定(※2)、車両設置後に必要に応じて衝撃感度を微調整する作業なども、この 「どら猫Viewer」 を通じて行うようになっている。

<↓同梱のコンパクトフラッシュ>            <↓「どら猫Viewer」による初期設定画面>
同梱のコンパクトフラッシュ 「どら猫Viewer」による初期設定画面

(※2:初期設定)
    衝撃感度設定は 「乗用車」 と 「トラック」 の各モードを選択できる
    ことから、個人向けとはいえ商用ユースにも対応可能となっている。

さて、このコンパクトフラッシュだが、側面(反端子側)には 「THNCF 128MDGIH02AAB JAPAN 0550KK」 という刻印がある。パソコンにつないでプロパティを見てみると、「TOSHIBA128M」 と表示されるではないか。どこかの OEM だとは思っていたが、TOSHIBA 製であったか・・・。
まてよ?TOSHIBA 製 というと、以前どこかで見たことがあるな・・・。ということで、手持ちの ハギワラシスコム (←ジョーシン電機で格安で売られていることが多い) のコンパクトフラッシュ 512[MB] のプロパティを確かめてみると、こちらも同じく TOSHIBA 製であった。

<↓ハギワラシスコムのCF(中央)>
同梱のコンパクトフラッシュ

<↓「どら猫2」 に標準添付の CF のプロパティ> <↓ハギワラシスコムのCFのプロパティ>
同梱のコンパクトフラッシュ 「どら猫Viewer」による初期設定画面

ということは、市販のハギワラシスコムの 大容量 コンパクトフラッシュ(白ROM)を格安で手に入れ、そこに 「どら猫2」 に同梱の純正コンパクトフラッシュの中身をフルコピー(移植)すれば、画像記録容量の増大が図れる かもしれない。しかし、果たして 「どら猫2」 本体が 128[MB] を超えるコンパクトフラッシュを 認識 するのかどうか、仮に認識したとしても正常に作動するのかどうか・・・までは定かではない。

まぁ、他社製のコンパクトフラッシュであっても、容量が純正同等の 128[MB] ならば作動する可能性もあるが(※3)、これも保証対象外の使用形態となるであろうから、今のところ私自身では試す気はないし、またそのような使用方法を推奨するワケでもない、と付け加えておこう。

(※3:可能性)
    万が一、標準添付のコンパクトフラッシュに収納されている 「どら猫Viewer」 を削除、
    あるいはCF自体を初期化してしまった場合であっても、ホリバアイテック社の WEBサイト
    から同ファイルをダウンロードしてCFにコピーすれば、また使用可能となることより。

(2)インプレッサに装着した 「どら猫2」 について
インプレッサ用の 「どら猫2」 の購入時期は、2006年11月。レガシィ用の購入時期から約4ヶ月後である。もちろん型番は DR-3015 で、同梱されるセットの内容も同じである。ただしよく見ると、ベースとなるコンパクトフラッシュが ノーブランド品に転注 されたようである。側面の刻印が 「MADE IN TAIWAN F4B221 T0680176-11」 となっており、パソコンに差してプロパティを見ても空欄表示になる。

<↓台湾製 となった同梱のコンパクトフラッシュ>
台湾製となったコンパクトフラッシュ

このことから、ますます 「同梱品以外でも、適当なコンパクトフラッシュを用意すれば、どら猫2は作動する」 可能性は高いと言えそうだ。まさかこの価格で、「どら猫2」 本体と添付のCFとの間で、ID認証している (=正規品の組み合わせ以外は認識しないように仕組まれている) とは思えないし・・・。
まぁ、レガシィ用の 「どら猫2」 の CF と、インプレッサ用の 「どら猫2」 の CF とをお互いに入れ替えて挿入してみれば分かることだが、あえてそれはしないでおこう。

それにしても、品質を確保しつつ、見えないところでコストダウンを図る(つまりは企業として利益を確保し、生き延びる)手法は、どこの工業製品メーカーでも一緒で王道なんだろうな。

    +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +

以上は、ほとんど余談(個人的な関心事)であった。
肝心の使用感について、以下に述べる。

(3)「どら猫2」 を実際に使ってみての感想など
■良いところ
◎設置が非常に楽。フロントガラスの所定の場所(法的に定められている)に貼り、
  DC12[V] を配線するだけのお手軽さ。

■使用前には懸念されたが、実際には何ら問題なかったこと
◎今どき128[MB] は容量不足では?
  → CFの容量の上限に達すると、自動で動画データが上書き保存されて古いデータから
    順に消えていくが、各動画データは6~9[MB] 程度。実用上は問題ないと思われる。
    (コンパクトフラッシュには自動で記録されていく領域のほか、ドライバーの意志による
     マニュアル操作(スイッチON操作)で画像を記録できる別領域も確保されている。)
◎夜間でも大丈夫なの?
  → 意外にもヘッドライト程度の明かりがあれば、記録された動画はちゃんと実用に足る
    だけの解像度を有する(ちゃんと周囲の様子が判別できる)ことが分かった。
◎動画の四隅がひずんでいないか?
  → カメラ(レンズ)の性能上、「どら猫2」で記録された画像の四隅がやや歪むのは
    避けられない。オーバーな表現をすれば、「丸い金魚鉢を通して向こう側の風景
    を見た」 ような感じと言えないこともないが、それでも周囲の様子は十分わかる。

■その他(本来用途以外の使用例)
◎衝撃感度をあえて 「敏感」 に設定しておくと、「ブレーキ操作の強弱」 や 「ステアリング
  さばきの緩急」 に応じて 「どら猫2」 が自動的に G(加速度の変化) を感知して作動
  することがある。
  したがって、感度を高めた 「どら猫2」 が自動で作動しないような運転を心がけることに
  よって、スムーズな運転操作の目安とすることができる。
  (もしも事故でもないのに 「どら猫2」 が作動したときは、自分の運転が荒いことになる。)

◎衝撃感度を 「鈍感」 に設定のうえ、ミニサーキットなどの 「特定のコーナー」 に焦点を
  当ててマニュアル操作で 「どら猫2」 を作動させると、車載ビデオカメラの代わりになる。
  (ライン取りを研究する際の補助アイテムになるかな?)

■その他(要改善点など)
◎動画データを再生中は、時間軸(-15.000[秒]~+4.966[秒])もデジタル表示されるが、
  初期設定で ”時刻” を記憶させているのだから、どうせならビューワにも絶対時刻
  (リアルのタイムスタンプ)が表示された方が使い勝手が良いと思う。
  (→ ○月○日/○時○○分○○.○○秒、という具合に)。
◎衝突を感知した15.000[秒] 前から動画の記録が始まるが、なぜか衝突を感知した
  5.000[秒] 後までではなく、4.966[秒] 後という中途半端な時間で記録が終了する。
  (→ まぁ、約5秒だから差し支え無いが・・・。)
◎マイクをオプション設定し、希望者には音声も記録できるタイプも提供した方が良い。
  (→ 衝突の際、思わず相手に対して暴言を吐いてしまうドライバーには向かないが。)

<結論>
夜でも思いのほかクリアに動画が記録され、十分に実用性があると判断する。
(※あくまで当方の使用環境での私見である。万人に対して有用性を保証するものではない ← 念のため。)
2006年08月06日 イイね!

車載ドライブレコーダー・どら猫2(ホリバアイテック製)

車載ドライブレコーダー・どら猫2(ホリバアイテック製)今度こそ近況報告・・・になるかな。

BGレガシィの次のクルマ用に、実はいろいろと部品(といっても汎用品で)を買い始めている(次期車はまだ納車されていないのだが、それは置いておいて)。いくつかあるうち、その少しを紹介していこうと思う。

今回は、ホリバアイテック製の車載ドライブレコーダー・「どら猫2」である。

以前のブログ(2006年4月6日付け:「[ドライブレコーダ] 個人用途向けの普及型が新発売」)にも書いたように、私はこの手の製品に大変興味を持っている。

ナビや地デジなどの製品も、クルマでの生活を大変便利にする道具であるが、個人的には、万が一にでも発生してしまった事故の前後の様子を 動画で捉えて記憶(PCで再生可能) できる装置・・・いわゆるドライブレコーダーは、イザというときには大変重要な役割を果たす証拠にもなりうるし、また今後は個人向けにも普及が進むアイテムだと思っている。

  + + + + + +

今回「どら猫2」をタイミングよく入手することができたのだが、今朝も忙しいので、詳細については、このブログに後から追記するという形で補足します。
ご了承下さいませ。

  + + + + + +

↓(2007-05-10)追記
実際に使用してみてのインプレッションを別記しました。
こちらもご覧いただけると幸いです。

◎2007年05月10日付けブログ → [ドライブレコーダー] ”どら猫2” を実際に使ってみて
2006年04月06日 イイね!

[ドライブレコーダ] 個人用途向けの普及型が新発売

[ドライブレコーダ] 個人用途向けの普及型が新発売事故の前後の車両状況を記録可能な
個人向けドライブレコーダに関する話。

JAF Mate (2006年3月号) によると、近年、(世の中では) ドライブレコーダについての話題が上がることが多いという。

ドライブレコーダとは、いわゆる飛行機に搭載されるフライトレコーダ (通称:ブラックボックス) の自動車版で、事故などの際に車両に強い衝撃が加わったときに、その前後の映像をはじめ、車速などの情報を記録できる装置・・・のことである (>狭義では)。

同誌によると、タクシー業界ではすでに 3~4万台の車両に搭載されているという。また、トラックなどの輸送業界でも引き合いがあり、最近では国土交通省が 「ドライブレコーダを車両に搭載した場合の効果」 について調査結果を発表したり、あるいは各社から個人向けの製品がリリースされるなど、各方面で動きが活発化しているそうだ。

ただ、タクシーへの搭載台数が [3万台] と [4万台] とでは その差が大きいから、あくまで 3~4万台程度と推定されているだけであって、実体はまだ正確には把握されていないのかもしれない。

さて、長距離を走る大型トラックに搭載されるドライブレコーダの場合、どちらかというと万が一の事故に備えるというよりも、日常の運行記録と管理用途で用いられることが多いのではないか、と想像する。例えば、「○時○分○秒に△△を出発してから□時□分□秒に▽▽に到着」 するまでの間の 車速[km/h] や エンジン回転速度[rpm] など、運行時の車両情報に関する記録だ。従来はトラックの荷台に 「タコグラフ装着車」 などの表示があったが、今後はタコグラフもこうしたタイプに取って変わられていくかもしれない。

一方、個人向けのドライブレコーダは、スキャン速度 (サンプリング周期) を上げる代わりに記録時間の短いものが多いようだ。個人管理の車両の場合、もともと日常的にドライブレコーダが必要になる場面はほとんどなく、万が一の事故に備えるための意味合いが強いだろう。実際にも、事故の被害者と加害者とで意見が食い違うどころか、まったく正反対のことを主張し合ってトラブルに至る事例が多いだろうことは、想像に難くない。

私自身、そのようなイメージでドライブレコーダを見ていたため、業務用は車両情報を、個人用は周辺画像を記録するものばかりだと想像していたのだが、実際には個人向けのものであっても、様々な車輌情報を記録できるようである。まぁ、「大きな衝撃が加わったときに 自動で 記録する」 機能があることを考えると、レコーダ本体には Gセンサ が内蔵されていることになるだろうし、記録画像には車速も併記されないと実際には使い物にならない恐れがあるだろう。

上に示した画像は (C)日本交通事故鑑識研究所 が公表したドライブレコーダの再生データの一例で、タイムスタンプごとの映像と車速と車両Gが記録されていること、意外に画像が鮮明に映っていることが読み取れる。ただ、これは専用のビューワで表示させたものであって、ドライブレコーダのメーカーが異なればビューワ (再生ソフト) も専用品が必要になると思っておいた方が良いだろう。

・・・と言うのも、現状では製品に対する基準や規格が無いそうで、データの記録方式 (メディアやフォーマット) はもちろん、データ改ざん防止方法などは各社まかせで統一されていないようなのだ。う~ん。もしも次世代 DVD のように業界の統一が取れず、モノによって再生ソフトどころか専用の解析機器まで必要となる (自宅パソコンで再生できなかったりする) ようなことになったら大変だ。いやいや、規格が統一されないだけでなく、容易にデータを編集 (要するに改ざん) 可能だったりすると、もっと深刻な問題に発展してしまう。それに、一般に普及させるためには、更なる低価格化が必要だ。う~ん・・・案外課題は山積みかも。

そう思っていたところ、2006年4月5日付け 日経産業新聞に、「堀場製作所子会社、取り付け・再生容易なドライブレコーダー発売」 なる記事が載っていた。
  ・装着は、フロントガラスに張り付けるだけのシンプルさ
  ・電源はシガーライターソケッから取る
  ・全国の自動車用品店を通じて販売
  ・価格はオープン(実勢価格は5万円弱になる見通し)
  ・初年度は2万台の出荷を見込む

現時点でメーカーサイト (ホリバアイテック) はまだ更新されておらず、この新製品情報は載っていなかったが、「実勢価格で 5万円程度」 という点、そして 「全国の自動車用品店 を通じて販売」 される点、「初年度は 2万台の出荷 を見込む」 点が進歩だと思う。同社の従来の製品 (”どら猫” シリーズ・・・失礼ながら、なんちゅうネーミングやねん。買う気が失せるでホンマに。) の入手先は、「カーコンビニ倶楽部」 などごく限られた店舗であったし、実売価格で5万円弱・・・というのは、私見だが個人ユーザーも購入ターゲットとして狙える価格設定だと思う。

こうしたドライブレコーダは、私だったら欲しいな。マニュアルトリガー (手動で記録開始する機能) を備えているなら、例えばミニサーキットの特定のコーナーでの車速や減速G、加速Gを記録して、数値ベースで 「一人反省会」 も実施可能だろう。つまりは、簡易データロガー的な使い方だ。メディアはコンパクトフラッシュを使うようであるから、容量を 添付品から 数 [GB] モデルに交換すれば、1回あたりの記録時間は短いものの、周回ごとの車輌情報を 数十ラップぶん連続しての記録も可能かもしれない (標準添付の 128MB コンパクトフラッシュに内蔵のビューワが移植できれば)。

このように、事故に限らず、使い手によって用途や可能性はいろいろ考えられると思う。今後の発展性と、更なる低価格化に期待したい。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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